インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆   作:ジーク・フリューゲル

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長らく待たせてすみませんでした。なかなか書こうという意欲がわかず気づけば大晦日。
ではどうぞ。




Episode.52 決闘ⅡーデュエルⅡー

ガシャン!

 

アジトでオータムが花瓶を床にたたきつけて割った。

 

「クソッ!」

「そんなに怒ってどうしたのよ?」

 

怒っているオータムにスコールが聞いてきた。

 

「あそこまで追い詰めて結局負けるのが納得いかねえんだよ!」

「それは私たちが彼の潜在能力を甘く見たからよ」

「それでも納得がいかねえんだよ!」

 

オータムはマドカに近づいた。

 

「おいM!ビースト二体も使っておきながら何で仕留められねーんだ!」

「・・・・」

 

オータムが怒鳴るように言ってもマドカは答えない。

 

「おい!」

 

遂にオータムはマドカの胸倉を掴んだ。

 

「私にもわからねーよ」

 

するとマドカが口を開いた。

 

「アイツを追い詰める策は幾つもやっていた、だがアイツは何度でも這い上がってくる。それがわからない」

 

マドカは胸倉を掴んでるオータムの腕を握った。

 

「お前にわかるか?」

 

マドカは握った腕に力を入れた。

 

「・・・ちっ」

 

オータムはマドカを離した。

 

「スコール」

「何かしら?」

「次も私にやらせてくれ」

「いいわよ。ビーストはどうする?」

「必要ない」

 

マドカは扉に向かいドアノブに手をかけた。

 

「私がやる」

 

マドカはそう言うと部屋を出て行った。

 

「いいのかよ好きにさせて」

「いいのよ。それに」

 

スコールは笑みを浮かべた。

 

「次は大きなことが起こりそうだわ」

 

 

「織斑、一夏」

 

廊下を歩いていたマドカは足を止めた。

 

「次こそ倒す。ビーストもフィールドも必要ない、私自らの手で」

 

そう言うとマドカは再び歩き出した。

 

 

 

一方IS学園は平和であった。ゴルゴレム以降ビーストの襲撃もなく一夏も無事復帰して平穏な日々が続いた。そして夏休み二日前となった。

 

「さてもうすぐ夏休みだが知っての通り期末テストで赤点を取った者は夏休み補習だからな。サボったりしたら更に課題が増えると思え。赤点取っていない奴も夏休みの課題をしっかりやっるよう。休み明けに確認テストするからな。以上」

 

千冬がそう言い終えHRが終わった。

 

 

放課後になり一夏たちは集まっていた。

 

「皆は夏休みどうするんだ?」

「私はおばさんのところに顔を出そうと思う」

「私は帰郷しますわ」

「私は学園に残るわ。帰ってもやることないし」

「僕も学園に残るよ。ラウラは?」

「私は国に帰る。部隊のことがあるからな。そう言う嫁はどうなんだ?」

 

ラウラが一夏に聞いてきた。

 

「嫁って言うな。俺は家に帰るよ。入学してからたまにしか帰ってないから掃除もしなきゃいけないし、後はバイトかな」

「どんなバイトしてたの?」

 

シャルロットが聞いてきた。

 

「新聞配達とかしてたな。千冬姉がドイツに行ってからは遊園地でバイトしてたかな」

「遊園地ですか?」

「ああそう言えばそうだったわね」

 

鈴は知ったような口ぶりだった。

 

「中学生が遊園地バイトして大丈夫なのか?」

「バイト先の上司が結構いい人でさ、事情話したらOKしてくれた。何でも前に訳ありの人がいたらしいから」

 

 

箒達と別れた一夏は部屋に戻るとパソコンを起動させベッドに座ると腕に測定機を巻いた。起動させ数値を測り表示された。

 

「-0.74」

 

前回測った時と同じ数値でった。

 

「・・・・」

 

一夏は無言で数値を見つめた。

 

『メール♪メール♪』

 

するとパソコンからメール受信の連絡が入った。一夏は測定器をは外すとパソコンの方へ向かいメールを開いた。すると突然ノイズが走った。

 

「なっ・・・」

 

突然の事に一夏は驚いたがノイズがやむと映像が流れた。

 

「お前は・・・!」

 

映し出された映像を見て一夏は顔色を変えた。

 

『久しぶりだな、織斑一夏』

 

映し出されたのは織斑マドカだった。

 

「一体何の用だ?」

 

一夏はマドカから要件を聞いた。

 

『単刀直入い言う、私と1対1の決闘をしろ』

 

「!?」

 

マドカの要件を聞いて一夏は驚きを隠せなかった。これまで卑劣は手段を使って自分を苦しめてきた相手がいきなり決闘を申し込んできたのだ。

 

「どういう風の吹き回しだ?今まで俺を苦しめたお前がいきなり決闘なんて」

『簡単な話だ。今までの戦いでお前をどんなに追い詰めてもお前の闘志がお前を突き動かし何度でも這い上がってくる。現にガルベロスやゴルゴレムや私が追い詰めても最後は負けた』

 

マドカは理由を述べていた。

 

『そして私は一つの結論にたどり着いた』

「それが決闘てわけか?」

『そうだ。私自身貴様を突き動かすものに興味があってな』

「もし俺が断ったら?」

『IS学園に無差別攻撃を行う』

「俺に選択権はないってことか」

『その通りだ。決闘の場所と日時はともに送ったメールにある。確認したから削除しろ。なおこの事を他人に話したら学園の命はないと思え』

 

マドカがそう言うと映像が切れた。一夏は無言で見つめた。

 

 

 

「次は決闘なのね?」

 

一夏と話が終わるとスコールが入ってきた。

 

「手出しは無用だからな」

 

マドカは釘を刺した。

 

「しないわよ。好きにやりなさい」

 

スコールがそう言うとマドカは横を通り過ぎて部屋を出て行った。しかしマドカは気づかなかったスコールが不敵な笑みを浮かべたことに。

 

 

 

就寝時間となったが一夏は眠れずにいた。原因はマドカとの決闘であった。

 

(決闘の日にちは・・・)

 

メールにあった日にちと時間は明日の正午と書かれてあった。

 

(明日は幸い授業は午前中で終わりだが、どうやって皆を撒くか・・・)

 

授業が終われば箒達が一緒にいるのでどうバレずに向かうかだ。

 

(こうなれば・・・)

 

一夏はある決意をした。

 

 

 

 

翌日、IS学園では前期最後の授業が行われていた。既に3限まで終わっており残すは4限のみとなった。

 

「お前ら席に就け」

 

千冬が入ってくると全員席について静かになった。

 

「ん?」

 

教室を見渡す千冬は違和感を覚えた。

 

「織斑はどうした?」

 

そう、前の席にいる筈の一夏がいないのだ。教室がざわついていると教室の扉が勢いよく開いた。

 

「お、お、織斑先生大変です!」

 

麻耶が慌てながら入ってきた。

 

「山田先生どうした?」

 

千冬は麻耶に聞こうとしたが麻耶は慌てていた。

 

「そ、それが」

「落ち着け。何があった?」

「こ、ことじゃちょっ・・・廊下で」

 

麻耶は千冬を廊下に連れ出した。それから数分後、扉を勢いよく開け千冬が入ってきた。

 

「授業は終わりだ!全員気を付けて休みを過ごすよう!それから専用機持ちは私と一緒に来い!」

 

千冬が勢いよくそう言うと生徒たちは一瞬訳が分からなかった。専用機持ちは慌てて千冬についていった。

 

 

 

 

千冬に連れられ会議室についた。そこには麻耶と鈴がいた。

 

「鈴も呼ばれたのか?」

「ええ山田先生に慌てて連れてこられたわ」

「あの、どうして連れてこられたのですか?」

「まさか一夏と関係あるのですか?」

 

ラウラが千冬に聞くと千冬から怒りのオーラが出た。

 

「関係あるも何もあのバカが原因だ!」

 

千冬が怒鳴るように言うと箒達は驚いたがそれ以上にビビった。

 

「あ、あのどういう事でしょうか・・・?」

 

セシリアが恐る恐る聞いた。すると麻耶が答えた。

 

「じ、実は織斑君、ISで学園外に出て行ったのです」

「が、学園外に!?」

「しかも、無許可で・・・」

「無許可!?」

 

一夏の起こした行動に箒達は驚いた。

 

「私も他の先生から知らされて初めて知って織斑先生に報告しに行ったんです」

「授業をサボっり無許可でISを使用して学園外に出るとは、反省文だけでは済まさんぞ」

 

千冬に怒りのオーラが見えた。

 

「で、山田先生。あの愚弟は今どこに?」

「は、はい」

 

千冬に言われ麻耶はパソコンを操作して一夏の現在地をモニターに表示した。

 

「太平洋上空を飛行して、あれ?」

「どうした、山田先生?」

「白式の反応、ロストしました!」

「何!?」

 

 

 

 

そのころ一夏は指定された場所に付いた。そこは太平洋の無人島であった。

 

「ここか」

 

一夏は着陸して白式を解除し、島の中央を目指した。

 

 

 

一夏は森の中を歩いていた。

 

(どこだ?)

 

一夏は気配を探った。

 

「っ!!」

 

後ろから気配を感じ一夏は振り向きブラスターショットを向けた。

 

「やっと来たか。待ちくたびれたぜ」

 

そこにはダークエボルバーを向けたマドカがいた。

 

「約束通り一人で来たぞ」

「らしいな。まあ安心しろ。この島を中心に半径50kmは特殊なフィールドが覆っている。外からじゃ見えはしない」

「ダークフィールドは使わないのか?」

「ああ。もちろんお前もメタフィールドは張れないぜ。この特殊フィールドのお陰でな」

「つまりどちらも有利にならず自分の力のみってわけか?」

「フェアだろ?決闘にはもってこいだ」

 

そういうと互いに一歩下がった。

 

「さあ、ゲームスタートだ」

 

マドカはダークエボルバーを引き伸ばしメフィストに変身した。一夏もエボルトラスターを掲げてネクサスに変身した。

 

島の中心に二人の巨人が降り立った

 

 

「シュア」

 

「ファ」

 

ネクサスとメフィストはファイティングポーズをとり

 

「シュア!」

「ハ!」

 

走り出した。




ジュネッス編を終わらせるはずが終わらず、感想などで色々指摘されたりもしました。

自分なりに精一杯頑張って時間を掛けてでも完結させたいです。

ではよいお年を
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