数多の世界のヤンデレ親友とのバッドエンドを見届けた俺、全ての記憶を引き継いでもう一週……え?!バッドエンドの方の親友達も記憶引き継いでるんですか?! 作:ハンノーナシ
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いっぱいほしいです、よろしくお願いします。
「良いか、お前ら……」
俺は喧嘩しそうになった三人をじと〜っとした目付きで見つめながら……頭を片手で抱え、溜息を吐く。
「お前らがな、喧嘩したらな」
「したら?」
「ライアくんは泣きます、男としてみっともなく、お前らの世界で生きていた俺の理想さえ破壊するくらい泣きます」
「君の泣き顔も素敵だろうね♡」
ダメだこりゃ〜。
俺がどう言っても喧嘩を止められる気がしない。
仕方がない……緊急手段だ。
「ここで真っ先に和解の意志を示した物に!!!!俺の体を預ける!!!」
「喧嘩はよしなよ、みんな……」
「こんな無益な争い、意味が無いよ……」
「騎士がそう言うのなら、喧嘩する道理は無いわね?ふふ」
「最速で同速過ぎるだろうが……」
3人はうるうるとした瞳で俺を見つめる。
自分が最も早く和解の意志を示したと言う確固たる自身が各々にある様だ。
「……んなくだらないことやってる暇ないな」
「くだらない事じゃないよ?!!!!」
「君は自分の体の価値を理解していないね……あの時見た君の……♡」
「騎士は良い体をしているもの……ふふ♡」
ケインは二人の方を見る。
二人は頬を手で持ちながら、恥ずかしそうに顔を左右に振っていた。
ケインは半ギレだった。
「まぁ、んな事どーでもよくて。俺は今から未来への希望と書いて手伝いの賃金と読む物を貰いに行くんだが」
「そう言えば、あたし達は昨日……農場のお手伝いをしたんだっけ?」
「ボクはもう貰ったよ、ライアの寝顔を見てから、貰いに行ったんだ。起きてからもう一度話をしようと思っていたんだけどね……とりあえず、着いて行くよ。ちゃんと『監視』しなきゃね」
「私もそうね……お金は私の欲を満たすのに少し必要だもの、そう思わない?」
満場一致で、俺達は村近くの農場へと足を運ぶ事にした。
はぁ……ルンルン気分でお駄賃貰い計画が台無しかつ、未来のビジョンが総崩れだ。
けれど少しだけ、この三人同士の敵対視が薄れた様な気がする。
──────……
「デュリンおじさん、いる〜?」
俺は農場内の小屋の中を覗く。
デュリンおじさんは農場の経営者で、元冒険者。
元農場の経営者だった奥さんと出会って、農場を継いだらしい。
俺とアルカの冒険者への憧れを作った人だ。
「おぉ〜、来たか〜」
デュリンおじさんはソファで寝ていたようだった。
おじさんは少し土汚れのある袋から、銀貨を三枚取り出す。
俺達が銀貨を受け取ると、デュリンおじさんはへらへらと笑いながらもう一度ソファに座り、テーブルに置いていたミルクを飲む。
「それで〜、聞きたかった事があるんだけどさ〜」
「どうしたの?デュリンおじさん?」
「僕って一応元冒険者だから、他人の強さとかはちょっとわかるんだけど〜……」
ミルクをズズッと飲んだ後、デュリンおじさんはアルカ、ケイン、ハルネの順番で指を指す。
「昨日と比べて、君達三人の明らかに強さの格が違うんだけど〜……何でライアくんはそのままなの〜?」
……この村に人の強さや気の大きさを把握出来る人はいないと思って高を括っていた。
そうだ、この村には……元ゴールド、それもプラチナ級一歩手前の元冒険者がいたんだった。
「それは色々事情があって……」
デュリンおじさんは少し考えむ素振りを見せた後、突如……何かを忘れたかのように、ニカッとした笑顔で俺達を見る。
「ん?……ごめんね、さっきの話は忘れて〜。みんなの力をもう一度見たんだけど……昨日と変わんないよ、寝ぼけてたのかもね〜」
その台詞を聞いて、安堵で息が漏れる。
チラッと背後を見ると……ハイネが右手を少し前へと出していた。
急に意見を変えたのはハイネの力だろうか。
「ささ、僕はもっかい寝るから若い子はこんな土臭い所に居ずお家でゆっくりしてなって〜」
デュリンおじさんはもう一度ソファに全体重を預けると、いびきをかいて寝始めた。
俺達は言われるがまま、農場から出ていくのだった。
──────……
「ハルネ、さっきは何したんだ?」
「私の魔力で少し……覆い隠したの、彼の視界を少しだけね。後は少し記憶を改竄して、見えてしまった力を少し小さくしただけ。簡単な事よ?」
そんな人間の思考に書き換えじみた事を出来るのは、流石『魔女』と言った所か。
……今回の人生では、ハルネが全てを覆う事を阻止しなければ。
そんな事を考えていたら、いつの間にか真面目な顔になっていた。
アルカが俺の顔を覗き込むと、俺は急いで笑顔を作る。
「君って、すぐ考えている事が顔に出るね」
「仕方ないだろ、俺は素直な子なんだからな!」
「うん、君は素直で実直で……夢を見る事が似合っている」
その台詞、含みが凄い気がする。
帰路に着きながら……俺達は思い出話に花を咲かした。
──────……
「そうだ、お前ら」
「どうしたの?」
「何だい?」
「何かしら?」
「なんで俺の家に居座ってるの?」
シンプルかつ、実直な疑問。
さっきから家に帰る素振りを見せず、当たり前かのように俺の家に居座っている。
「ライアのお母さんには許可取ってるよ〜」
「私もね?」
「勿論、ボクも」
「あんの母上〜」
母親は『うちのライアにも春が来たのね……』とウキウキで三人の泊まり込みを許可したらしい。
キレそう。
「ねぇ、今日の夜は何する?ライア♡」
「ふふ、添い寝でもするかい?」
「……ぽっ♡」
「何を想像した、ハルネ。俺はお前らと一緒に寝ると貞操と命と理性と思考の自由の危機を感じるから一緒に寝たいという訳ではない」
三人は露骨にしょんぼりとした顔をする。
……女の子をしょんぼりさせるのは男の道理に反する。
俺は腹を括る、仕方がない。
「睡眠の同伴を許します……」
「ライアが凄いしょぼくれたワンちゃんみたいな顔してる……。……こんなに平和な幸せ、あっていいのかな」
「我が騎士はこんなに感情豊かだったかしらね……ふふ♡あの口調も好きだけれど、これ位自由なライアの方が良いわね♡」
「君はやっぱり可愛らしいね♡……半分、洗脳じみた事をしたのは間違いだったのかもしれない。けれど、あれがボクと君が共に生きられる唯一の……」
一部の人は過去を思い出して曇りかけてる。
ここで俺が元気を出してやれる一言を放てれば、約2人の落ち込んだ空気を晴れに戻せるかもしれない。
「……今の俺を見てくれ、二人とも。俺は生きてて、考えてて、夢がある。お前らを……今回こそ人間らしく、普通の女の子らしい、幸せな未来を歩んで貰うって」
「……そうだよね、ライア。今、君は生きてるもんね……うふふ♡」
「きっと、あの時の判断は正しかった。けれど……もう一度やり直せる。でも……君を罵る輩がもう一度現れたのなら、ボクも本気にならないとね?」
頼む未来の誰かさん、俺を罵らないでくれ。
なんか世界に危険が及びそうだから。
ハルネはその様子を微笑ましく眺めていた。
「私が魔女として生きていた頃の君は、過去の記憶を忘れてさせていたけれど……忘れずに、私だけのモノになってくれる選択肢もあるのかもしれないわね?」
「ライアはあたしのだよ〜!!」
「……その発言は少し賛同しかねるね、ライアは僕の相棒だもの」
「俺は誰のものでもありません!!!!」
三人はやいのやいの言い合いながらも、少し笑う。
世界を滅ぼした、救った後の……幸せな過去。
三人のあんな凄惨な未来も、今の全てを知った俺なら変えられる。
俺はそんな考えを顔に出さないように、必死に変顔をしながらそんな事を考えていた。
そうして、時間は過ぎて……夜。
──────……
「それで、ライアと一緒に寝る時のライアの隣はあたしだよね?」
「はは……」
「……ふふ」
「表に出ようとするな!!!!!!!!」
この先の展開で見たいのは?
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四人揃って!冒険者パーティ!!!
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イチャコラエッチ三昧だろ……常識的に
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魔法・剣術学校編とかありだろ、結構