──私はただ付き従うことしか出来なかった。
『クルタ族を襲ったのは流星街の連中……幻影旅団の仕業だろう。どこを調べてもそう出てくる』
『……そっか。まあそうだよね』
『……どうする? 如何に事情があったとしてもクルタ族を殺したのが旅団であるのなら──私は狩っても構わんぞ』
私……ムスビ=シュテンはスピカと同じくグルメハンターになった彼女の仲間の1人だ。
出身はジャポン。スピカとは彼女がハンター試験からの同期だ。
まあ最初はとんでもないガキだったためイライラさせられたり喧嘩もよくしたが……普通とは違う私相手にも物怖じしない性格が気に入り、スピカが武者修行を終えて本格的にハンターとして活動を始めてから私ともう1人のプロハンター。そして7人のアマチュア(当時)ハンターとスピカを含めた9人でチームを組んだ。それが私たちのチームの始まり。
スピカを中心に色んなものを狩った。未知の食材を求めて秘境を探検した。道中出会った密猟者グループを捕らえ、時に賞金首とも戦い、凶暴な魔獣を捕らえてそれを食材として試して、家畜化や生産地の特定に取り組んだ。スピカが功績を認められて一つ星ハンターになった時は全員で我が事のように喜んだ。
そんな苦楽を共にし、同じ釜の飯を文字通りの意味でも食った仲間。
その仲間の故郷が滅ぼされた時、私たちは同様に悲しんだし怒りを感じた。
特に私は仲間の中でも強い怒りを感じていた1人だろう。私はクルタ族ではないが、
だからこそ許せない。幻影旅団はA級首だがそんなことは関係ない。今度は奴らを皆殺しにしてやると復讐を考え、刀の柄を握りしめる。
だからスピカには言ってほしかった──幻影旅団を狩る、と。そうなれば私達は……いや、私は思う存分力を振るえる。幻影旅団を狩るために全力で戦える。
それは今にして思えば楽な選択肢だったことだろう。私自身がそうしたかったのだ。怒りをそのまま仇にぶつける。それが出来ればなんと楽で気持ちのいいことか。
しかしスピカは──
『いや、それよりもムスビちゃんには他の仲間と一緒に
『……緋の眼を?』
──そうは言ってくれなかった。
代わりにスピカは私や他の仲間に緋の眼を集めてほしいと言ったが、それも納得だった。願っていた言葉ではなかったが、なるほど。確かに緋の眼を奪っていった連中。それを取り返すことも仲間への弔いとなるだろう。理解出来る。
だからこそその命令も全力でこなそうと思ったが、私はその前に理由を聞いてしまった。
『緋の眼を増やす研究をするためにはまず現存する緋の眼を集める必要があるから』
『……緋の眼を、増やす……?』
『うん。その方がいいと思って。さすがにあーしやもう1人の眼を使うわけにはいかないっしょ?』
緋の眼を増やす。スピカは確かにそう言った。
私は最初、理解できなかった。なんでそうなる? どうしてその結論に至った? 旅団を狩るでもなく緋の眼を集めて弔うでもなく、緋の眼を集めて研究に使う。その意味が分からなかった。
──だがスピカがそう思うに至った理由を聞いて……私は何も言えなくなった。
確かに言いたいことはわかる。問題を解決するためにそれが必要なことも。
だがその発想は狂気的だった。そして何よりも──
『! スピカ、その眼は……』
『ああ……最近たまーに出てきちゃうんだよね。ごめんごめん。今すぐ消すね~』
──彼女の初めて見る緋の眼とその際に発していたオーラがあまりにも異様で。
すぐに笑ってそれを消すスピカ。すぐにその気配も消えたが、普段とはまるで違うそのオーラに私は閉口するしかなかった。
そして私はスピカの想いを遂げてやるしかないと思った。
『……わかった。緋の眼を調達してくればいいんだな?』
『お願いね。あーしはしばらく研究室……ああ、そう。研究室作ったんだけどそこにいるから。他の仲間にも伝えといてくれる?』
『…………ああ。伝えておこう』
スピカはいつもの笑顔で私にお願いした。その眼はいつもと同じ。私たちをしっかりと見ている。スピカは変わってない。
ただその瞳の奥に狂気を孕んだだけ。ずっと目覚めなかった彼女の緋の眼が目覚めた。
──だがその時はまだその眼に秘められた力を知らなかった。
『どれからやるべきかな……まずは眼を調べることだろうけどその次は……』
『……………………』
普段の調子で独り言を呟くスピカを横目に私は誓った。何があろうと彼女の側にいると。
その想いは皆同じだった。
だから早く……元に戻ってほしい。
「変化系って面白いんよね~」
「確かオーラの性質や形状を変化させるんだよな?」
「そう。だからやっぱ一番はローションっしょ」
「何が一番なんだよ」
「節約になるし。後は媚薬とか──あ、でも自分も食らっちゃうから発動したら自分まで感度ビンビンでとんでもないことになっちゃうから無理かー。それはそれで恐ろしい能力だけど」
「オレにはお前の発想の方が恐ろしいぜ……」
やっぱりさぁ。ショタってあの硬さがいいよね。
いや別に下ネタじゃないよ? 硬さってのはそこじゃなくて全体の話でさ。ちっちゃいのに筋肉質で骨ばった感じがさぁ……やっぱ興奮するじゃんね? 肩とか細くてでも肌は滑らかで……うっひょー! 想像するだけで滾ってきた!
……で、なんでそんなことを考えてるかっていうと……今日もレオリオくんの修行というか念能力講座を終えた後。午後に私は……。
「おおっと! キルア選手逃げる逃げる!! 追いかけてくるスピカ選手からひたすら逃げています!」
「うへへ~♡ キルアく~ん♡ どうしたの? 近づかなきゃ勝てないよ~?」
「こっち来んじゃねー!!」
──天空闘技場でキルアくんと戦っているからだ。
あーしは試合開始から速攻でキルアくんとの距離を詰め、反対にキルアくんはなぜか逃げる。せっかくあーしの方から近づいてあげてるのに──あ、そもそもなんで戦うことになったかというと……簡単に言うと卒業記念的な?
というのも先日、ゴンくんとキルアくんは遂に四大行の修行を終えて裏ハンター試験に合格した。レオリオくんの卒業から数日遅れての卒業。二ヶ月間修行を中断してたことを考えると相当早い。さすがだよねー。で、ゴンくんは卒業して晴れてヒソカとの戦いに臨むらしい。
でもほら、ゴンくんはそれがあるけどキルアくんはここであんまり戦ってないし……ってことで。
『じゃキルアくんはあーしと戦おっか』
『は? なんでそうなるんだよ』
『今の力試してみたくない? ってかあーしも見てみたいし』
『やだよ。……悔しいけど今のオレじゃあんたには勝てる気がしねー。ゴンはヒソカに一発入れるって目標があってここに来たから戦うけどオレにはあんたと戦う理由はないし』
『えー。……ならさ。あーしに一発でも入れたら何か1つお願い聞いてあげるよ』
『願い?』
『そーそー。プロハンター相手の願い。いや、1回なんでもタダで依頼を受けてあげる。一発入れるだけでね』
『一発……(一発入れるだけ……それなら……)』
『あーでも無理かな~? キルアくんには一発入れることも出来ないし挑戦できないか~♡ キルアくんよちよちだもんね~♡ ゴンくんはヒソカに挑戦できてるのにな~♡』
『……一発入れるだけでいいんだな?』
『うん。いいよー。一発でも入れたらキルアくんの勝ちってことで』
『……わかった。ならやるよ。一発入れたら何でもしてもらうぜ』
『そんじゃ一緒に受付へGO! ──あ、それとあーしが勝ったらあーしとお出かけね♡』
『はぁ!?』
──そんな感じであーしとキルアくんの試合は決まった。ゴンくんとヒソカの前にね。
なんでこれもある意味でキルアくんの卒業記念試合。今のキルアくんの実力を軽く試そうと思ってね。ゴンくんの試合が終わったら2人はどこかに行くみたいだし、あーしも忙しくなる。
だからその前にキルアくんのあのショタボディを堪能する! あっはー♡ マジヤバくない!? 興奮してきたー♡ 負けてもなんでも命令されるならどっちに転んでも美味しいじゃんね♡
「ほら逃げてばっかだと攻められちゃうよー? ♡」
「っ……!? (いって……!!)」
「クリティカルヒット&ダウン! スピカ3ー0!」
逃げるキルアくんの背後に回り、軽く拳を振るう。凝とかで殴っちゃうと大変なことになっちゃうかもだから手加減してね。これでもポイント貰えるから別にいいし。キルアくんも苦しそうだ。そんな顔も可愛くてマジ推せる~!
「このっ……!」
「おっと」
うっわびっくり。キルアくんの手刀があーしの身体を狙って飛んでくる。結構鋭い。念の攻防力移動がまだまだ出来てないから威力は全然だけどこれは成長したら化けそ~。身体能力や体術もゴンくんよりも強い。ゴンくんはゴンくんで良いところは沢山あるけど総合的な戦闘力はキルアくんのが上かな。
(普通に攻撃しても躱される! だったら……)
「お……!」
そうしてキルアくんの攻撃を適当にいなしてると今度はキルアくんの身体が増えて見える。特殊な歩法……暗殺術の一種かな。昔ババアから聞いたことがある。ゾルディック家は肉体を操作して色んな技を使うって。確かにすっご~。でも……。
「後ろかな?」
「!?」
──まだ遅いかな。
相手を惑わす技としてはマジヤバいから全然いいけどあーしには通じない。キルアくんのパンチを受け止めてからの回し蹴り。キルアくんも腕でガードしたけど吹っ飛ぶ。キルアくんのパンチの振動いいね~。
「かなり動けるね~。さっすがキルアくん♡ あーしも楽しいよ♡」
「余裕かよ。こっちは全然楽しくないっての」
「そう? じゃあ次はお手玉で遊ぼっか♡」
「……!」
あーしは指先からちょっとだけ念弾を出す。サイズはビー玉くらい。今のキルアくんにはこの程度で十分。ってか普通の念弾出したら死んじゃう。
キルアくんにもあーしの念弾の強さを理解してものすごく後方に下がった。フィールドギリギリまで。めっさビビってんじゃ~ん。かわいい~♡ 子猫ちゃんみたい♡
「そんじゃ投げるよ~♡ 頑張って躱してね♡」
「っ……(あれを受けるのはマズイ……!!)」
「出た──!! スピカ選手の遠距離からの攻撃!! 相変わらず何をやっているのかわかりません!!」
ぴょいっと指先から出した念弾をデコピンの要領で弾いて飛ばす。それでもまあまあの威力はあるし、キルアくんも回避を選択。フィールドの外縁の壁がちょっと壊れた。
「ほいほいほいっと」
(速っ! 数もっ……躱しきれねぇ……!! クソ!! 馬鹿かオレは!! 下がったら相手の思う壺だ!!)
「クリティカル! スピカ5-0!!」
そうそう。キルアくんも気づいたっぽい。下がったら結局勝ち目ないんよ。
今のキルアくんは発も開発してないし、近接戦しかやることがない。念弾もあるあーしと戦うなら下がることはできない。
それなのにキルアくんは最初に下がることを選択してしまった。うーん、もしかしなくても癖っぽい? 警戒心も強いし慎重すぎるかもね~。良い部分でもあり悪い部分でもあるかな。
「おおっと! 今度は再びキルア選手のラッシュ! 攻める攻める攻めるー!!」
(当たらねぇ! こいつオレより速い!)
(ほんとやるな~。油断したらほんとに食らっちゃいそう)
センスが高い。あーしの動きをよく観察して隙を伺ってる。フェイントにもあんまり引っかからないし、速い段階で勝つよりも一発当てることに目的を切り替えた。打撃に力がない。ま~人によってはすごいケチつけられそうな判断と動きだけどあーし的には悪くない。ハンターに重要なのは目的を達成すること。狙った獲物を狩ることが大事だし、そのためなら必ずしも戦闘で勝つ必要はない。
もちろん取れる手段は多い方がいいし、強いことに越したことはない。そして逃げられない時に勝つ気でやる必要はあるんだけど今はまだ子供だし成長中だから偉いな~って思っちゃうし。
「クリーンヒット! スピカ6-0!」
「クリーンヒット! スピカ7ー0!」
「クリーンヒット! スピカ8-0!」
だからこっからは細かく刻んでキルアくんを削る。見たいのは成長。長く戦ってキルアくんを成長させたい。
時間無制限だし、なんだったらちょっと休憩したっていいっしょ。
もっとも一発ももらうつもりはないけどね~♡ これで勝ったらキルアくんとデート♡ 楽しみだな~♡
「ほらどうしたの? もっと工夫しないと一発当てられないよ~♡」
「っ!」
イライラしたかな? オーラって感情が出るから表情よりも分かりやすいんよね。練がちょっと強くなった。それだけに打ち気が丸わかり~♡
だからそこで背後に回って──えいっ!
「!? くっ……! (捕まった……!!)」
「キルア選手捕まった!! これはまさか──寝技だ~~~~!!」
うおおおおおおおおお!! 捕まえた~~~♡ キルアくんの身体を背中から両腕で捕まえて……あ~~~やっば!! 少年の硬い身体の感触が……!! すごい!! あっはー♡
「キルアくん見切り早すぎじゃな~い♡ 殺す気で来てくれた方がワンチャンあったよ♡」
「っ……(関節技……!! マズっ……!!)」
「まー残念ってことで次は頑張ろうね♡」
傷つけるのは悪いからちゃんと絞め落として終わらせる。最初っからそうしようと思ってたんだよね。あと単純にキルアくんに戦闘にかこつけてちょっと抱きつきたい気持ちもちょっとだけあったけど……で、でも別にこれだけだから! 手を出してはないから! セーフ! ふぅ……最高じゃね?
(ざけんな……!! このまま終われるかよ!!)
まあでもそれも絞め落とすまでの時間だけ──って、ありゃ? 骨が外れて……。
「あびゃっ!?」
「クリティカル!! キルア2ポイント! 8-2!!」
「!? なんと! キルア選手、スピカ選手の寝技から抜け出しそのままスピカ選手の顎を蹴り上げたー!!」
「へへ……どうだ。これで……オレの勝ちだろ?」
あーしから距離を取ったキルアくんが汗だくになりながらも何とか勝ち気な笑みを向けてくる。……やっば~~しまった油断しちゃった。まさか関節を外せるなんて……興奮しすぎてちょっとミスった。念でガードしたから全然ダメージはないけど審判にポイント取られちゃった。
うわぁ~これでデートなしかぁ……お願い事聞いてあげるのは別にいいけどデートなしはきっつい。
でもまあキルアくんの成長……とはちょっと違うけど最低限は戦えることはわかったし、これなら合格かな。自分の身を守るくらいはできるっしょ。
ただ……あは♡ ちょっとだけ楽しくなってきたかも♡
「──!!?」
「キルア選手!! 大きく下がった!!」
(このオーラ……ヤバい!! スピカはオレを殺したりしねーだろうけどこれ以上は赤信号だ……!!)
ありゃ、キルアくんまた下がっちゃった。放出系相手に中途半端に下がったらダメだってば。逃げるなら全力で下がらないと。
まあこの天空闘技場じゃそれは出来ないけどね。これ以上怖がらせるのも可哀想だし、安心させてあげよっと。
「キルアく~ん♡」
「!? (やべっ!? 瞬間移動……!!)」
──“
あーしは右手でキルアくんに付けていたシールと目の前の瓦礫に貼ってあったシールを入れ替える。そしてキルアくんが下がる前にその隙を突いて軽くデコピンをしてあげた。
「ごうかーく♡」
「っ!!? いって~~~~!!」
「クリティカル!! プラス2ポイント!! スピカ10ー2!!」
「で、デコピンだ~~~~!! キルア選手もの凄く痛がっています!! そして同時に試合終了~~!! 最後に粘りを見せたキルア選手でしたがスピカ選手には届きませんでした!!」
能力を使ったら今のキルアくんじゃ対応できないし、これで終わり。いや~楽しかった♡ キルアくんの強さも身体も堪能できたし総合的に神バトルよな~!
「お疲れキルアくん」
「いってぇ……デコピンに念を込めただけでどんな威力してんだよ」
「まあまあ。でも一発入れられたからキルアくんの勝ち♡ 何でも1つだけお願い事聞いてあげる♡」
「……ならいいや。約束は守ってもらうぜ。何か願い事が決まったら連絡する」
「オッケ~♡ お疲れさま。次はゴンくんの試合だし、客席で合流しよっか」
「ああ(変態だけどこいつの強さやコネはどっかで使えるかもだし取っといて損はねーか。悪い奴ではないし変態な部分さえ我慢すれば……)」
試合が終わってからキルアくんと軽く会話して入場口に戻る。控え室を通って観客席に急がなきゃ! 次はゴンくんの試合! そっちも楽しみ~!
「おや♦」
「げっ」
──と思って控え室に行ったらなんか既に次の試合の開始を待ってるヒソカがいた。
「良い試合だったよ♥ 君もすごい楽しめたみたいだね♣」
「は? あんたと一緒にしないでほしいんですけど。あーしはあくまでキルアくんの成長のためにやってただけだし」
「いや、君自覚ないかもだけどすごい顔してたよ♠」
「そんなわけないじゃん。変態じゃないんだから」
「……もういいよ♣ さて、次はボクの番かな♥」
ベンチから立ち上がるヒソカのオーラはこれから始まるゴンくんとの試合をすごく楽しみにしてるのがはっきりと伝わった。
「ゴンくんあんまりイジメないでよ」
「安心しなよ♦ これはあくまで試合さ♥ 殺す気は全くない♣」
「ならいいけどね。──ああ、それとこの間の話だけど当日になったら連絡して。連絡が来なかったら勝手に狩るから」
まーヒソカはゴンくんを殺したりしないだろうしそこは信用できる。──だから重要なのはここよりも次のこと。幻影旅団の話。
ヒソカは9月1日にヨークシンに来てほしいと言ったけど実際はどうなるか。ヒソカが嘘をついて旅団側に付くならそれはそれでいいけど面倒くさいし。ちゃんと釘刺しておかないとね。
「わかった♠ なら行ってくるね♥」
「りょー。いってら~」
──ここ最近接してみてヒソカの性癖は理解した。戦闘狂の変態。旅団との戦い。それがおそらく目的でしょ。あーしらを呼び寄せようとしてることから目的の人物がいるってカンジ? だからあーしらとは利害が一致するってことかな。あーしら的にもヒソカが誰かしらを担当してくれるなら都合がいいし。
ただあーし的にはヒソカ好みの展開にするつもりはないんよね~。狩りってのは静かにやるべきだし。狙った獲物を追い立てて一方的に狩る。それが理想。
もっともそれが普通の獲物ならジンちゃんみたいに道中楽しむことも考えるけど相手はただの害虫だし、楽しむことなんて何もない。
「お」
とか行ってたらメール来た。あーしらのチームの事務処理係のパンプ=ランタンちゃんからだ。えーっと何々……ははぁ、なるほどね~。
あーしはすぐにメールを返信する。それは手に入れておかないとね~。本当はもう集めるつもりはなかったけど戦うなら
『ヨークシンで緋の眼が出品される可能性高。どうすんのボス~?』
『本当なら手に入れる。みんなにもそう言っといて』
『おっけ~』
──携帯の画面を切りながらあーしは伸びをする。一先ずゴンくんの試合見ますか~。
スピカの豆知識:スピカの能力にはエロいのが1つある。
今回はここまで。そろそろ平和じゃなくなるかも。ヨークシンに向けて色々動きます。お楽しみに。
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