永世が永世であるための物語 作:すてら @ジョジョ 死亡遊戯
感化されるとは怖いものですね……
楽しいからいいんですけどね
ページを開いて下さりありがとうございます!!
これはクラウディビーチの前日譚ってやつですね。
少しの間、時間をいただけると幸いです。
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自信というのは、人にとってとても重要なものだが、それが破滅に繋がることもある。
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永世は、自身の部屋で目を覚ました。
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私は小さく欠伸をした。
しかし、ゲームが終わった後に飲まされた睡眠薬によってのものではない。
おそらく、寝た時間から10時間は経っていただろう。
普通に爆睡かましていたのだ。
私は、周りから思われているよりだらしない。
そういえば今日は陽の光を浴びていないなと思った私は、外に出る準備をした。
私自身、ファッション等に興味はなく、シンプルなジーパンと無地のTシャツに着替えて靴を履いた。
と、その瞬間。
ぴろん、と、右手に握っていたスマホが光った。
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それに目をやると、タイミング悪く画面が暗転したため、電源ボタンを押し、パスワードを打ち込む。
〈通知〉の欄を開くと、自身のエージェントからメッセージが届いていた。
その通知をタップすると、メッセージアプリが開かれ、エージェントからのメッセージが表示された。
〈《クラウディビーチ》のお迎えに参りました。外でお待ちしております。〉
そのメッセージを見た私は、すぐに外へ出て、エージェントに参加の表明をした。
「参加、ですね。それでは、お乗り下さい。」
と、エージェントに促されるまま車の後部座席に乗った。
いつも通り、睡眠薬を飲まされる。
──と、思っていたのだが。
エージェントから、予想外の一言が放たれた。
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「永世さん。あなたが犯人役です。」
唐突に言われ、頭に疑問符が浮かぶ。
普段普通に生活している上で、ドラマや映画などでしか聞かないような「犯人役」という単語を急に聞かされたからだ。
「どういうことですか?」と聞き返そうとした瞬間にエージェントは続けた。
「今回のゲームは、絶海の孤島が舞台のクローズドサークル仕立てのゲームとなっております。そして──」
要約すると、絶海の孤島が舞台のクローズドサークル仕立てのゲームで、期間は1週間。私が犯人役。
さらに犯人役には、マチェットと呼ばれるナイフと、そのプレイヤーの位置を知ることができ、加えて1日1回だけ、任意のプレイヤーに電流を流すことが可能なプレイヤーに埋め込まれた機械を操るリモコンが与えられる、との事だった。
私が犯人役……
有利なのか不利なのかは判断しづらかった。
ただし、私が負けるはずがない。
これで50回目の大台。
負ける訳には行かないんだ。
師匠のためにも。
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「これで説明は終了です。質問等はありますか?」
エージェントは言う。
それに、「ううん、ないよ。」と返す。
「そうですか。」と、エージェント。
説明は終わった、ということは、もうお分かりであろう。
私はエージェントからコップ1杯の水とカプセル状の薬を貰った。
薬の方を口に入れ、水で流し込む。
1分もしないうちに、意識が薄れていく。
「GGを祈るよ」と、小声だが、しかし自信をたっぷりと込めて、永世は眠りについた。