この素晴らしい世界に指輪の魔法を!   作:回いいいいいい

1 / 2
仮面ライダーウィザード、カッコイイですよね。
私はディケイドの次にウィザードが好きです。

戦闘描写は…これで許してください、今の私にはこれが限界です。


第1話「魔法使いに転生を」

 

 

「ふんふ〜ん」

 

とある日、某所。

荷物の入ったバッグを持ちながら上機嫌に歩いている少年がいた。

彼の名は相馬 波瑠(そうま はる)

女性に間違われる様な容姿をした、仮面ライダー好きの普通の高校生だ。

そんな彼は某所のとあるショッピングモールで買い物をし、帰宅している最中だった。

 

「今年の仮面ライダーも面白かったなぁ、まさか前半全てを夢オチにするとは思わなかったけど、後半からは話はどんどん進んでるしなぁ」

「次の話も楽しみだし、早く家に帰ろっと!」

 

波瑠はショッピングモールでエクスドリームライズカプセム、エクスドリームドライバーバックルを買っていた。

 

「でもやっぱり、1番好きなのはウィザードなんだよなぁ、初めて見たライダーだし、思い出補正もあるんだけど」

 

そういいながら帰宅する波瑠。

信号が青に変わった事を確認し、歩道を渡るが…

 

ブォーン!

 

「…え?」

 

ガッシャーン!

 

法定速度を大きく無視し、信号無視をした車が突っ込んでくる。

突然の事に呆然とした波瑠は反応出来ずそのまま車に跳ねられてしまい、大きく吹っ飛ぶ。

 

「キャアアア!」

 

「おい!誰か轢かれたぞ!」

 

「早く救急車を!」

 

 

 

 

「…うぅん」

 

跳ねられてしまった波瑠が目覚めると、何故か椅子に座っており、そこは周りに何もない空間だった。

 

「…えっ?何処だ…ここ」

「えぇっと、確かボクは…そうだ!車に轢かれて…」

 

波瑠が自分が車に轢かれたことを思い出す。

それでも何故自分がこんな場所にいるのか見当がつかず困惑していると…

 

パリパリパリ

 

と何かを食べる音が聞こえてきます。

 

「えぇっと、相馬波瑠さんですね、短い人生でしたが…貴方は死にました」

 

波瑠が声の方に目をやると、青い髪をした女性が座ってジュースを片手にポテチを食べていた。

 

「…ポテチ?っていうか、死んだ…?」

 

「はい、貴方はショッピングモールから帰宅している最中車に跳ねられて死にました」

 

パリパリパリ

ズズズー

 

女性はポテチとジュースを飲み食いしながら話す。

 

「…やっぱり、死んじゃったのか」

 

「はい、それで私の名はアクア。日本において若くして死んだ人間を導く女神よ」

「そして貴方には2つの選択肢があるのよ」

 

「選択肢?」

 

「ゼロから人生を歩むか、天国的なとこにいっておじいちゃんみたいな生活をするか」

 

「えぇっと、じゃあ天国でおねが」

 

「実は天国ってあなた達が想像しているような所じゃないの、テレビも無ければマンガやゲームもない、なんの娯楽もない所なのよ」

 

「そ、そうなんですか…」

 

「そんな天国なんて嫌でしょ?だからってゼロからまた人生を歩むのもねぇ」

 

「そこで!もう1つ、異世界に行くって言う選択肢があるわ!」

 

「い、異世界ですか?」

 

「そう!魔物や悪魔が蔓延り、魔王がいて、魔法がある異世界よ!」

 

「魔法…!」

 

波瑠は魔法という言葉に目を輝かせる。

 

「興味があるみたいね!」

 

「はい!魔法…!使ってみたいです!」

 

波瑠は仮面ライダーウィザードを思い浮かべながら言う。

 

「じゃあはいコレ」

 

アクアは波瑠にカタログを渡す。

 

「コレは?」

 

「転生する人には転生特典っていうのをあげてるのよ、それは特典のカタログよ」

 

「なるほど…」

 

波瑠はカタログを流し見する。

その間アクアは再びポテチとジュースを食べ始める。

波瑠がカタログを読みしばらく考えたあと。

 

「…すみません、カタログの中に無いのでも良いんですか?」

 

「んー?まぁやり過ぎなヤツじゃ無ければいいわよ、ていうかさっさとしてよね、次も控えてるんだから」

 

「す、すみません…それで、仮面ライダーウィザードの力って良いですかね…?」

 

「仮面ライダー?あぁ、1回だけあったわね、その時はおーまじおう?とかいうのでダメだったけど」

「えぇーっと、仮面ライダーウィザードね……うん、これぐらいなら良いわよ」

 

「ホントですか!ありがとうございます!」

 

「じゃあ特典はこれで決まりね。」

 

すると波瑠の足元に魔法陣が出現する。

 

「おお!」

 

「その魔法陣は貴方に異世界の言葉とか文字を理解できるようにして異世界に送るものなのよ」

「…まぁ偶に頭がパーになっちゃう事があるんですけど」

 

「なんか言いました?」

 

「いいえ!何も!それじゃあ始めるわよ!」

 

すると魔法陣が光り始め、波瑠が宙に浮く。

 

「それじゃあ頑張って魔王を倒してね!そうすればどんな願いも叶えてあげるわ!」

 

「わかりました!じゃあ、行ってきます!」

 

そういい波瑠は光の中に吸い込まれる。

 

すると、波瑠が目覚めた場所は西洋風の建物が建った街、アクセルだった。

 

 

 

 

「…!ここが異世界…!」

 

波瑠が周りを見渡すと杖を持ちとんがり帽を被った女性や背中に剣を携え鎧を着た男性などがいた。

 

「ホントに異世界に来たんだ…ってそうだ!」

 

波瑠は思い出したように自分の腰辺りを見る。

すると腰には手をかたどったベルトがあった。

そして左側面に幾つか指輪がハマったホルダーが着いていた。

 

「ホントにある…!」

 

波瑠はホルダーに着いている指輪を1つ右手に嵌め、ベルトにかざす。

すると…

 

コネクト プリーズ

 

波瑠の目の前と少し横ににオレンジ色の魔法陣が出現する。

波瑠が目の前の魔法陣に手を突っ込むと、横の魔法陣から突っ込んだ手が出てくる。

 

「わあぁ…!」

 

波瑠は目を輝かせる。

魔法を堪能していると、周りからヒソヒソと話し声が聞こえる。

 

「やだ何あの人?街中で魔法使ってるわ」

 

「何か危ない人なんじゃない?」

 

「通報した方がいいかしら?」

 

ヒソヒソ、ヒソヒソ

 

しばらくして波瑠が気付く。

 

「っは!や、やばい、これ完全に危ない人みたいになってる…!」

 

波瑠があたふたしていると、突然声が響き渡る。

 

「そこの貴方!見た事のない魔法を使っていますね!」

 

波瑠が声の方に目をやると、とんがり帽を被り眼帯を付け、マントを着た小さい女の子がいた。

 

「えぇっと、貴女は?」

 

「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし最強の攻撃魔法 爆裂魔法を操る者!」

 

「爆裂魔法…!最強の…!」

 

波瑠は再び目を輝かし始める。

波瑠の脳内には白い魔法使いやメイジ達が使うエクスプロージョンが再生されていた。

 

「おや?どうやら我が爆裂魔法に興味があるようですね」

 

「はい!最強の爆裂魔法…!すっごく興味があります!」

 

「ふっ、貴方の魔法の事を聞こうと思っていましたが気が変わりました、そこまで興味があるなら我が爆裂魔法を存分に見せてあげましょう!」

 

爆裂魔法の事に興味を示した波瑠を相手にいい気になっためぐみん。

爆裂魔法を見せるため、街の外に出る。

 

「ホントですか!ありがとうございます!めぐみんさん!あ、ボクは相馬波瑠って言います。」

 

「ソウマハルですね。では早速行きましょう!着いてきてください!」

 

そう言うめぐみんに着いていく波瑠。

周りの人たちはというと…

 

「おい、あの頭のおかしい爆裂女と話が合うってことはアイツもやっぱり頭のおかしいヤツだったんだな」

 

「ええ、あの頭のおかしい紅魔族の子と話が合ってたし多分そうよ」

 

と、結局波瑠の評価はヤバいやつのままだった。

 

 

 

そんなこんなで街の外に来た2人。

そこには巨大なカエルのモンスター、ジャイアントトードが居た。

 

「大っきいカエルがいる!?」

 

「あれはジャイアントトードです。この辺にいるモンスターですね、あれを的にして我が爆裂魔法を見せて差し上げましょう!」

 

そういいめぐみんが詠唱し始める。

 

「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法」

 

「エクスプロージョン!」

 

すると視界が眩い光に包まれる。

凄まじい音と爆風が来たと思い目を開けると、そこには大きなクレーターが出来ており、ジャイアントトードは倒されていた。

 

「わあぁ…!これが爆裂魔法…!凄いですねめぐみんさん!って、どうしたんですか!?」

 

波瑠がめぐみんの方を見るとめぐみんは地面に転がっていた。

 

「っふ、我が爆裂魔法は強力故に、一度の使用で魔力を全て使い切ってしまうのです…!」

 

そう満足気な表情で言うめぐみん。

 

「一度きりの大技って事ですか…ロマンってやつですね!ボク、そう言うの嫌いじゃないです!」

 

興奮気味に言う波瑠。

するとめぐみんはどこか嬉しそうに言う。

 

「!貴方は分かっているみたいですね!そう!一度しか使えない代わりにこの威力、まさに爆裂魔法が最強の魔法である証です!…あと、出来れば街まで連れていってくれると嬉しいです」

 

「あ、はい分かりま」

 

「ゲコー!」

 

波瑠がめぐみんを持ち上げようとした時、ジャイアントトードの鳴き声が響き渡る。

どうやら先程の爆裂魔法の音で引き寄せられたようだった。

 

「また出てきました!」

 

「ぐ、マズイです、私は今動く事が出来ません…!ハルさん!助けてください!」

 

「!分かりました、初戦闘ですね…!」

 

波瑠が左手に赤い宝石の指輪を嵌め、右手の指輪をベルトに翳す。

 

ドライバーオン プリーズ

 

するとベルトが大きくなり、両サイドのレバーを操作する。

 

シャバドゥビタッチヘンシーン シャバドゥビタッチヘンシーン

 

「な、なんですかこの声は?」

 

「すぅ、はぁ…」

 

一呼吸置き、指輪のバイザーを下げる。

 

「…変身!」

 

フレイム プリーズ

 

指輪をドライバーに翳す。

すると波瑠の左側に赤い魔法陣が出現する。

 

ヒー ヒー ヒーヒーヒー!

 

魔法陣が波瑠の身体を通り過ぎると、波瑠の姿が変わる。

 

赤い宝石の様な顔に黒いローブを着た仮面の戦士、仮面ライダーウィザードに変身する。

 

「変わった…?」

 

「さぁ、ショウタイムです!」

 

波瑠は再び指輪を付け替えドライバーを操作する。

 

コネクト プリーズ

 

波瑠が魔法陣に手を突っ込み引き出す、すると手には銀色の銃、ウィザードソードガンが握られていた。

 

「はぁ!」

 

引き金を引き発砲する。

ジャイアントトードから少し狙いがズレていたが、銃弾が曲がり、額に命中する。

 

「グゲッ!」

 

「ゲコー!」

 

銃弾が額に命中したジャイアントトードは絶命した。

しかし、他の個体が波瑠を襲う。

波瑠がジャイアントトードの攻撃を避け、ウィザードソードガンを操作しソードモードにする。

 

「ふっ、はぁ!」

 

「ゲコ!ゲゴォ」

 

ウィザードソードガンで斬撃を繰り出す。

さらにハンドオーサーを起動する。

 

キャモナスラッシュシェイクハンズ キャモナスラッシュシェイクハンズ

 

フレイム スラッシュストライク

 

ヒ!ヒ!ヒ! ヒ!ヒ!ヒ!

 

「やぁ!」

 

波瑠が剣を振るうと炎が広がり、ジャイアントトードを焼き尽くす。

 

「グゲッ!ゲゴォ!」

 

「続きまして!」

 

ルパッチマジックタッチゴー ルパッチマジックタッチゴー

 

ビッグ プリーズ

 

出現した魔法陣に腕を突っ込むと腕が巨大化し、巨大化した腕でジャイアントトードを薙ぎ払う。

 

「ゲゴォ!」

 

残るは一体。

ジャイアントトードは波瑠目掛けて舌を伸ばす。

波瑠それを軽いの身のこなしで避ける。

 

「さぁ、フィナーレです!」

 

ルパッチマジックタッチゴー ルパッチマジックタッチゴー

 

チョーイイネ! キックストライク サイコー!

 

腰マントを翻し、ロングダートしてバク宙し身体をひねり魔法陣を展開しキックを放つ。

 

「はあぁー!」

 

「ゲコォ!」

 

爆発が起こり、ジャイアントトードが倒れる。

 

「ふぅー…って、そうだめぐみんさん!」

 

変身を解除しめぐみんに近づく波瑠。

 

「大丈夫ですかめぐみんさん!?」

 

めぐみんは顔を伏せ言う。

 

「ハルさん貴方…なんですかその魔法は!?」

 

「へ?」

 

「変身する魔法なんて聞いた事ありません!それに腕が巨大化する魔法も知りませんし、何より何ですかあの必殺技は!カッコよすぎます!」

 

興奮気味に言うめぐみん。

 

「えぇーっと、とりあえず街に戻りましょう?確か魔力が無いんですよね?ボクはまだ余裕がありますから…」

 

波瑠はめぐみんに指輪を嵌め、ベルトに翳す。

 

プリーズ プリーズ

 

波瑠の魔力を分け与え、めぐみんが動ける様になる。

 

「また知らない魔法が!この指輪が鍵ですね!」

 

「あぁ!ちょっと、それ返してください!」

 

「もう少しだけ、もう少しだけ貸してください!」

 

そういい指輪を取り合う2人。

辺りはもうすっかり日が暮れてしまいました。

異世界へ転生した波瑠、爆裂魔法を使う少女、めぐみんと出会った彼はこの世界でどんな冒険をするのでしょうか?

それはまだ、誰にも分かりません。




最後まで読んでくれてありがとうございます!

ちなみに主人公が男の娘なのは私の趣味です。

めぐみん、可愛いですよね。
私は好きです。
実は最近自分の好みのキャラを改めて見返してみたら大体が小さい子だったんですよ。
ジャックちゃんとかネルとか。

私はロリコンかもしれません…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。