あと、このすばは主にアニメ版とハーメルンの二次創作を参考に書いてます。
詳しい訳でわないので設定とかがおかしいところがあるかもしれません。
「なるほど、貴方の魔法はそのベルトに指輪を翳す事で発動されると…」
「まぁ、そうなりますね」
「と言うことはあの奇妙な声は詠唱の様なものでしょうか?」
「す、凄いですね。多分初見でそこまで気づく人はいませんよ」
「まぁ、私は紅魔族の中でも随一の頭脳を誇っていますので!」
時は夜。
爆裂魔法を見るためジャイアントトードを倒した2人は、現在は冒険者ギルドでジャイアントトードを倒した報酬で晩御飯を食べている。
「にしてもカエルのお肉って意外と美味しいんですね」
「まぁ、そうですね」
「にしても、どうせ爆裂魔法を打つならギルドから依頼を取ってやるべきでしたね。一応報酬は出ましたが依頼を取っていなかったので少し少ないですし」
「まぁでもそのお陰でボクも冒険者登録っていうのが出来たので」
「まぁそれはそうですが…」
冒険者ギルドに入った2人。
「後でもう少しじっくり調べさせ下さいね?」
「分かりましたよ…」
周りにはゴロツキのような格好をした冒険者など、沢山の冒険者が屯していた。
そういいカウンターへ向かうめぐみん。
すると受付嬢がめぐみんに気づき挨拶をする。
「いらっしゃいませ!冒険者ギルドへ!何か御用ですか?」
「はい、依頼を受けていないのですがジャイアントトードを何匹か討伐したので報酬を貰えないかと」
「なるほど…少々お待ちください」
受付嬢がカウンターの裏に行く。
少し経った頃、受付嬢が戻ってくる。
「お待たせしました。依頼を受けていないので、こいらの額になります」
そういいこの世界の硬貨、エリスを幾つか渡す受付嬢。
「ありがとうございます、次いでにこの人の冒険者登録もお願いします」
「かしこまりました、では千エリス頂きますね」
受付嬢が再びカウンター裏に行き、今度はカードを持って戻ってくる。
「こちらは冒険者カードになります。こちらに触れていただくとあなたのステータス、適正職業が表示されますのでそれを選択していただく形になります」
「ではカードに触れてください」
「わ、分かりました」
波瑠がカードに触れるとカードが輝き文字が浮かびだした。
しかし波瑠は基準がどのぐらいかを知らないため、このステータスが良いものなのかそうてないのかが判別できない。
「ええっと、コレって良い感じなんですか?」
そういい受付嬢に冒険者カードを見せる。
すると受付嬢は驚いたように言う。
「まぁ!筋力や知力などは平均的ですが魔力の値がとてつもなく高いですね!」
「どれどれ見せてください……確かに魔力のステータスは私に引けを取らないレベルですね…それ以外は平均的ですが」
「って事は、結構良い感じって事ですか?」
「結構どころか大分良い感じですよ!」
「このステータスなら、知力が平均的なので、アークウィザードは無料ですがウィザードがオススメです」
「!ウィザード…じゃあウィザードでお願いします!」
波瑠は自分の好きな仮面ライダーと同じ名前の職業に惹かれ、職業にウィザードを選択する。
「ではこちらがソウマハルさんの冒険者カードになります。依頼を受けるならあそこの掲示板からどうぞ。それではよい冒険者ライフを!」
「とりあえず無事に冒険者登録も出来ましたし…これからどうするんですか?あのような魔法を使えるのならパーティからの誘いは沢山あると思いますよ?」
「それなんですが…めぐみんさんとパーティを組みたいんです」
「私とですか!?」
「はい、めぐみんさんには色々教えて貰いましたし…何よりあの爆裂魔法…あれをもう一度真近で見たいんです!」
「!…ふっふっふ、良いでしょう!我が爆裂魔法の価値を正しく評価している貴方なら、私とパーティを組むのも吝かではありません!」
「ホントですか!ありがとうございます!」
「それにあの魔力を分け与える魔法があれば、爆裂魔法の後動けなくなるという弱点を補う事が出来ますからね…!」
「確かにそうですね…!」
波瑠はしばらく考えたあと、プリーズウィザードリングをめぐみんに渡す。
「これ、受け取って下さい」
「これは…先程の魔力を分け与える指輪ですか?」
「はい、それをベルトに翳せば魔力を分けられるので、どうせだったら付けといてください…後、仲間の証みたいな…」
「!ふっ、分かりました、仲間の証という訳ですね」
指輪を右手に嵌めるめぐみん。
パーティも正式に組む事になり、どちらも嬉しそうです。
するとめぐみんが何かに気づいたように言う。
「っと、もうこんな時間ですか」
「そろそろ休息を取った方が良さそうですね、私は宿を予約していますがハルはどうしますか?」
「うーん、ボクもどこか空いてる宿に泊まります」
「じゃあまた明日、ギルドで会いましょう!」
「分かりました!ではまた明日!」
─しばらく経って─
波瑠がこの世界に来て数週間が経った。
めぐみんと依頼をこなし、目を輝かせながら爆裂魔法を真近で見る波瑠。
そんなこんなで過ごした日々で発見があった。
どうやら波瑠は自分も知らないウィザードリング、ジュエルウィザードリングを所持していたようで、その魔法を使うと魔宝石を生み出せること、そしてその魔宝石を使い新しいウィザードリングを作れるということ。
今日に至るまで幾つか新しいウィザードリングを作っていた様だ。
「いやぁ、それにしてもめぐみんさんが実家に仕送りをしているとは思いませんでしたね」
(正直、家出少女か何かに見えてしまいました…)
そういい依頼を受けにギルドに向かう波瑠。
すると何処かで見たような青い髪の女性が泣きながらジャージを着た男性と言い争いをしていた。
「テメェこのクソビッチ!また借金こさえて来やがって!」
「いいじゃない!私女神なのよ!少しぐらいいいじゃない!」
「良いわけあるか!ただでさえ金がねぇってのにこれ以上借金増やしてどうすんだ!」
「痛!ぶえぇん!ぶった!カズマさんがぶった!」
そんな2人を眺める波瑠。
「うーん、あの人はもしかしてあの女神さん?それにあっちの人はジャージ着てるし日本人かな?なんか凄い事になってるけど…」
波瑠はとりあえず2人の方へ向かい、声を掛ける。
「あのー、すみませんもしかして日本人の方ですか?」
「え?そ、そうだけど」
「やっぱり!ボク、相馬波瑠って言いいます!なんか困ってそうだったから声掛けたんだけど…お金が無いんですか?」
「あ、あぁ、相馬波瑠な…俺は佐藤カズマだ。まぁ、依頼をロクにこなせなくてな…」
「やっぱりそうなんだ…それで、こっちはもしかしてあの青い女神さん?」
「そうよ!私こそアクシズ教に崇められる水の女神、アクアなんだから!」
「は、はぁ」
そういいさっきまで泣いていたのが嘘のように胸を張るアクア。
「えぇっと、なんで女神さんかここに?」
「あぁそれは」
「このヒキニートが私を特典に選んだからよ!そのせいで私はコイツが魔王を倒さないと天界に帰れないし!」
「あぁそうだな、俺もお前みたいなやつじゃなくてちゃんとした特典を選んどけば良かったよ!」
「なんですってぇ!」
再び言い争いを始める2人。
そんな2人に波瑠は気まずそうに言う。
「えぇっと、女神さんを特典に選んだなら大丈夫なんじゃないの?神様なんだから強そうだけど」
「ステータスは確かにな!でもその代わり知力のステータスが最低なんだよ!もうなんどカエルに食われたことか…」
「それは…災難でしたね」
「ちょっとアンタそれどういう意味!?」
波瑠の肩を揺らしながら問い詰めるアクア。
波瑠はそんなアクアを振り払って提案する。
「なら、他にパーティメンバーを募集してみては如何ですか?」
「…確かにその手があったな」
(話を聞いた感じコイツも転生者。と言うことは何か強力な特典を持っているはず…!)
「なら波瑠が一緒に組んでくれないか?」
「ボクですか?」
「あぁ、正直こんなパーティに入ってくれる奴がいるとは思えなくてな…」
「何言ってんのよ!水の女神である私が居ればパーティメンバーなんてそれこそ湯水のように湧いて」
「お前は黙ってろ!」
「…それで、どうだ?」
「うーん、ボクは別に構わないけど…」
「何か問題があるのか?」
「はい、実はボクもパーティを組んでいましてメンバーはボクともう1人だけなんですけど、一度そのメンバーに聞かないと…」
「あぁ、なるほどな」
「そろそろ時間ですから、もうすぐここに来ると思いますのでカズマさん達も会ってみますか?」
「あぁ、それは是非」
(転生者の仲間なら強いやつのはず…!)
「…あ!来ましたね」
ハルが辺りを見るとめぐみんが向かって来ているのが見えた。
「おーい!めぐみんさーん!」
「?ハル、ここで何をしているのですか?」
「実は同郷の人に会いまして、その人からパーティを組んでくれないかと相談がありましてめぐみんさんの意見を仰ごうと思ってたんです」
「なるほど、私は別に構いませんよ」
「だそうです」
「お、おう…この子が波瑠の仲間か? 」
「ふっ、我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし最強の攻撃魔法 爆裂魔法を操る者!」
「…なんだめぐみんて、馬鹿にしてんのか」
「ち、ちがわい!」
「ダメですよカズマさん。人の名前にそんな事言っちゃ」
「いや、だってめぐみんだぞ?普通に考えておかしいだろ」
「へー、貴女爆裂魔法を使うのね」
「はい!爆裂魔法は最強の魔法、一度しか打てないというのも魅力の1つです!」
「分かるわ!ロマンってやつよね!私アンタのこと気に入ったわ!」
「?だってここは異世界ですよ?ボク達からしたら変わった名前の人が居たっておかしくありません」
「いや、確かにそうなんだが…そういうのじゃないっていうか…」
「まぁ、いいや、じゃあお前らの強さを見せてもらってもいいか?」
(何か一気に不安になってきたぞ…)
「了解しました!」
そういい平原に来た4人。
平原にはジャイアントトードが何匹か居た。
「ふっ、では我が爆裂魔法を堪能するといい!」
「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法」
「エクスプロージョン!」
すると視界が眩い光に包まれる。
カズマたちが凄まじい音と爆風が来たと思い目を開けると、そこには大きなクレーターが出来ており、ジャイアントトードは倒されていた。
そしてめぐみんが地に倒れる。
「おおぉ!確かにコレは凄いな!って、何寝てんだ?」
「我が爆裂魔法は強力過ぎる故に私の魔力量では1回が限界なのです」
「ってそれじゃあただのお荷物じゃねぇか!」
「確かに今までの私ではその通りでした…しかし!ハルと出会った今の私なら問題ないのです!」
「今回も凄かったですね!こう、ドガーン!って感じでした!っと、それじゃあ失礼しますね」
プリーズ プリーズ
「ありがとうございます」
波瑠のベルトにめぐみんが指輪を翳させると、めぐみんが動ける様になる。
「なんだ今の?」
「あれがボクの転生特典ですね、詳しくは…見れば分かります」
「ゲコォー!」
「げっ!また出てきやがった!」
ドライバーオン プリーズ
シャバドゥビタッチヘンシーン シャバドゥビタッチヘンシーン
指輪のバイザーを下げる。
「変身!」
フレイム プリーズ
魔法陣が通り過ぎ、ウィザードに変身した波瑠。
「もしかしてそれって、仮面ライダーか!?」
「ぷーくふくす、ひーひーひーですって!火だからって安直すぎでしょ!」
「さぁ、ショウタイムです!」
コネクト プリーズ
コネクトを使いウィザードソードガンを取り出し、発砲する。
銃弾がジャイアントトードを貫く。
「ゲゴォ!」
「めぐみんさんのに比べれば地味ですが、コレがボクの爆裂魔法です!」
エクスプロージョン プリーズ
するとジャイアントトードの周りに複数の魔法陣が出現し何度も爆発が起こる。
「ゲコォ!」
「ぎゃあーこっち来た!」
「もうヌメヌメはいやー!」
別の個体がカズマたちに襲いかかる。
「させません!」
バインド プリーズ
ジャイアントトードの周りに4つの魔法陣が出現し、中から鎖が出てきてジャイアントトードを縛り上げる。
「さぁ、フィナーレです!」
キャモナシューティングシェイクハンズ キャモナシューティングシェイクハンズ
フレイム シューティングストライク
ヒ!ヒ!ヒ! ヒ!ヒ!ヒ!
「はぁ!」
引き金を引き、炎をまとった銃弾が飛び出る。
銃弾はジャイアントトードをに命中し、ジャイアントトードを撃破した。
「ふぅー」
一息着いた波瑠が変身を解除してカズマたちに近寄る。
「どうでしたかね?」
「いや、凄かったな…是非とも仲間になって欲しいんだが…誘っておいてなんだが、いいのか?」
「勿論ですよ!これからよろしくお願いしますね!」
カズマの手を握り握手する波瑠。
「…あぁ!」
カズマも波瑠の手を握り返す。
「ふっ、やはり我が爆裂魔法を欲したようですね…!」
「そういえば今回の爆裂魔法も凄かったです!さすがめぐみんさんですね!」
「ふっふっふ、そうでしょうそうでしょう!」
「ねぇねぇカズマさん?今回依頼を達成できたんだし、シュワシュワ飲んでも良いわよね?っていうか飲むわ!」
「良いわけねぇだろ!先ずはお前の借金に充てるんだよ!」
そんなこんなでパーティを組む事になった4人。
この凸凹パーティが歩む冒険はどんなものになるのでしょう?
最後まで読んでくれてありがとうございます!
もっとちゃんとした戦闘シーンが書きたい…でも技量が無い…
ちなみに波瑠が使えるウィザードリングはドラゴン系までです。インフィニティは使えません。
一応波瑠の中にはウィザードドラゴンがいますが、原作のように意思の疎通は取れません。
あくまで別個体なので。
ていうか、絶望を乗り越えて魔法使いになった訳ではないので。
いつか絶望を乗り越えて真に指輪の魔法使いになるって言う話を書きたいです。