また戦ってくれなんて言わないで ――春麗は今日もめんどくさい――   作:エーアイ

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※これは本編時空とは無関係の妄想章IFです。
自分をめんどくさい女と自覚する前の春麗のエピソードです。


妄想章IF:自覚前春麗は、黒ドレス三戦目のログを見せられる

 

 春麗会議室に入った瞬間、自覚前春麗は帰ろうとした。

 

 理由は明白だった。

 

 中央の記録板が、すでに光っている。

 

 しかも、ただ光っているだけではない。

 

 妙に誇らしげだった。

 

 まるで、表示する準備は整っている、と言わんばかりに。

 

 自覚前春麗は、無言で一歩下がった。

 

 本編春麗が言う。

 

「どこへ行くの?」

 

「忘れ物を思い出したわ」

 

「何を?」

 

「尊厳」

 

 黒ドレス特化救済春麗が、楽しそうに微笑んだ。

 

「それは会議室には戻ってこないかもしれないわね」

 

「戻して」

 

 通常救済版春麗が穏やかに言う。

 

「今日は、昨日の黒ドレス三戦目のログレビューでしょう?」

 

 自覚前春麗は顔を背ける。

 

「私は同意していないわ」

 

 本編春麗は淡々と言った。

 

「当日会議で、次回ログレビュー予定と出ていたわ」

 

「会議室の予定に私の同意が反映されないのは欠陥よ」

 

 記録板が点灯する。

 

 過去戦闘ログ反映完了。

 

 閲覧候補:自覚前春麗 黒ドレス三戦目 リュウ辛勝戦

 

 自覚前春麗は、机に両手をついた。

 

「候補で止めなさい」

 

 本編春麗が言う。

 

「開示」

 

「早いわ!」

 

 記録板が白く光った。

 

 過去戦闘ログ

 

 対象:自覚前春麗《黒ドレス三戦目・仮称:見た後に残る黒》 vs リュウ《拳の残響・今の春麗を見る者》

 

 自覚前春麗 HP:100 / 100

 自覚前春麗 精神HP:100 / 100

 

 リュウ HP:100 / 100

 リュウ 精神HP:100 / 100

 

 春麗側状態:

 ・黒ドレスでリュウに二連勝中

 ・強く見せる黒、抑えて追わせる黒を実戦済み

 ・三連勝目を「検証」と言い張りつつ狙っている

 ・髪、メイク、立ち姿、黒ドレスの揺れまで戦術調整済み

 ・新規黒候補:《見た後に残る黒》

 

 リュウ側状態:

 ・黒ドレス春麗に二連敗中

 ・拳の残響に過去二戦の黒が残存

 ・黒を追いすぎない、避けすぎない、春麗を見る方針

 

 会議室が一瞬、静かになった。

 

 本編春麗が、記録板を見て言う。

 

「最初からかなり本気ね」

 

 自覚前春麗は即座に返す。

 

「戦術調整よ」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「髪、メイク、立ち姿、黒ドレスの揺れまで調整していたのね」

 

「戦術よ」

 

 通常救済版春麗が微笑む。

 

「それはもう、かなり気合いが入っているわね」

 

「戦術よ!」

 

 行き遅れに恐怖する春麗が、小さく言う。

 

「でも、そこまで準備したなら、負けた時かなり悔しいわね……」

 

 自覚前春麗は、少しだけ黙った。

 

 そして、小さく言う。

 

「……悔しいわよ」

 

 会議室の空気が、少しだけ真面目になった。

 

 本編春麗は頷いた。

 

「では、見ましょう。どこまで届かれていたのか」

 

「言い方」

 

「正確でしょう?」

 

「正確だから嫌なのよ」

 

 フェーズ1:開幕、追わないリュウを止める黒

 

 記録板が切り替わる。

 

 フェーズ1:開幕

 

 春麗スキル:《黒の空白》

 効果:

 ・黒を強く見せる

 ・リュウが黒を追わないことを前提に、逆に空白を置く

 ・「追わない」判断そのものを一瞬止める

 

 リュウパッシブ:《黒を追いすぎない》

 発動:

 ・視線を奪われすぎない

 ・踏み込みを抑える

 

 春麗攻撃:《追わない者への黒蹴り》

 リュウ HP:100 → 84

 

 リュウ状態:《残響判断停止》

 行動遅延:小

 

 春麗 精神HP:100 → 104相当

 状態:《黒が効いている高揚》

 

 自覚前春麗は、少しだけ胸を張った。

 

「ここは完璧だったわ」

 

 本編春麗が頷く。

 

「ええ。かなり良い開幕ね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が記録を見ながら言う。

 

「リュウが黒を追いすぎないように来ることを読んで、その“追わない判断”自体を止めたのね」

 

 通常救済版春麗が感心したように言う。

 

「残響対策の対策ね」

 

 自覚前春麗は、少し得意げに言った。

 

「当然よ。相手が学習してくるなら、その学習ごと利用するのが戦術でしょう?」

 

 本編春麗が微笑む。

 

「資料として?」

 

「資料として」

 

 記録板が小さく光る。

 

 発言信頼度:中

 

 自覚前春麗は記録板を睨んだ。

 

「中ならいいと思っているの?」

 

 グランドフィナーレ済み春麗が静かに言う。

 

「低ではないだけ進歩ね」

 

「進歩していないわ」

 

 フェーズ2:リュウの残響踏み込み

 

 次のログが表示される。

 

 フェーズ2:リュウの残響踏み込み

 

 春麗 HP:100 / 100

 リュウ HP:84 / 100

 

 リュウスキル:《追わないだけでは足りない》

 効果:

 ・黒を追わないだけで止まらない

 ・春麗が抜ける後の位置へ足を入れる

 

 リュウ攻撃:《抜け先への踏み込み》

 春麗 HP:100 → 86

 

 春麗 精神HP:100 → 92

 状態:《そこに来るの? 被弾》

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「ここからリュウも変わっているわね」

 

 本編春麗が頷く。

 

「追わないだけではなく、抜け先に入ってきた」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「黒を追いすぎないという前提を、攻めに変え始めているわ」

 

 自覚前春麗は少し不満そうに言った。

 

「ここは少し予想外だったわ」

 

 本編春麗が見る。

 

「それを認めるのね」

 

「資料として」

 

「便利ね」

 

「便利よ」

 

 行き遅れに恐怖する春麗が、少しだけ言う。

 

「でも、この時点ではまだ春麗が優勢に見えるわ」

 

 自覚前春麗は頷く。

 

「ええ。まだ勝てると思っていたわ」

 

 その言葉には、少しだけ悔しさが混じっていた。

 

 フェーズ3:新規黒《見た後に残る黒》

 

 記録板が、少し強く光った。

 

 自覚前春麗は身構えた。

 

「来たわね……」

 

 フェーズ3:新規黒《見た後に残る黒》

 

 春麗 HP:86 / 100

 春麗 精神HP:92 / 100

 リュウ HP:84 / 100

 

 春麗新規スキル:《見た後に残る黒》

 効果:

 ・見た瞬間ではなく、半拍後に効く

 ・リュウの拳に残っている過去の黒との差分を発生させる

 ・残響を持つ相手ほど迷いやすい

 

 リュウ状態:《残響差分迷い》

 効果:

 ・拳の反応が半拍遅れる

 ・受けが薄くなる

 ・現在の黒と過去の黒の比較が発生

 

 春麗攻撃:《残る黒・視線遅延蹴り》

 リュウ HP:84 → 62

 

 会議室が静かになった。

 

 黒ドレス特化救済春麗が、ゆっくりと言う。

 

「正式に出たわね」

 

 自覚前春麗は顔を覆った。

 

「出さないでほしかったわ」

 

 本編春麗が記録板を見る。

 

「《見た後に残る黒》」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「名前として、かなり綺麗ね」

 

「綺麗とか言わないで」

 

 黒ドレス特化救済春麗は真剣な声で言った。

 

「でも、これはかなり大きいわ。あなたの黒は、強く見せる段階、抑えて追わせる段階を越えて、残響そのものに干渉し始めている」

 

 自覚前春麗は黙る。

 

 本編春麗が続ける。

 

「リュウが過去の黒を覚えているからこそ、その差分で迷わせる。残響を持つ相手ほど効く黒」

 

 通常救済版春麗が静かに言う。

 

「リュウがあなたを覚えていたから、効いた黒なのね」

 

 自覚前春麗は、目を逸らした。

 

「……そういう言い方はやめて」

 

「でも、そうでしょう?」

 

「そうかもしれないけれど、やめて」

 

 記録板が、さらにログを表示する。

 

 春麗煽り:

「見えていたのでしょう?」

「でも、届かなかった。それだけよ」

 

 リュウ精神HP:100 → 94

 状態:《悔しさ発生》

 

 リュウ戦意:上昇

 リュウパッシブ:《次に届く》発動

 

 本編春麗が、少しだけ笑った。

 

「使ったのね」

 

 自覚前春麗は即座に言う。

 

「偶然よ」

 

「先日の煽り会議の採用セリフを?」

 

「資料として覚えていただけよ」

 

「そして実戦で使った」

 

「口が滑ったの」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「かなり綺麗に刺さっているわね」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「ただ、リュウの戦意も上がっているわ」

 

 グランドフィナーレ済み春麗がまとめる。

 

「春麗の煽りは、やはり次を生む言葉だったのね」

 

 自覚前春麗は、少し悔しそうに黙った。

 

 フェーズ4:リュウが残響比較をやめる

 

 春麗 HP:86 / 100

 春麗 精神HP:92 / 100

 リュウ HP:62 / 100

 

 リュウスキル:《残響だけで見ない》

 効果:

 ・過去の黒と今の黒を比較しすぎない

 ・残響は捨てないが、頼りすぎない

 ・煽った後の春麗の動きを見る

 

 リュウ攻撃:《今の春麗へ踏み込む拳》

 春麗 HP:86 → 64

 

 春麗 精神HP:92 → 80

 状態:《近づいてきたリュウへの危険な高揚》

 

 本編春麗が、少し身を乗り出した。

 

「ここが分岐点ね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が頷く。

 

「リュウが過去の黒との比較をやめた」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「残響を捨てたのではなく、頼りきらないようにしたのね」

 

 自覚前春麗は、悔しそうに言った。

 

「そこが一番厄介だったわ」

 

 本編春麗が、自分の経験を重ねるように言う。

 

「わかるわ。届かれた時のリュウは、過去を持ってくる。でも最後は、今のこちらを見る」

 

 自覚前春麗は本編春麗を見た。

 

 本編春麗は静かに頷く。

 

「私の青に届いた時も、そうだった」

 

 自覚前春麗は、少しだけ視線を落とす。

 

「……嫌な共通点ね」

 

「でも、重要な共通点よ」

 

 行き遅れに恐怖する春麗が言う。

 

「リュウは、残響を持ってくるけれど、最後は今を見るのね」

 

 グランドフィナーレ済み春麗が頷いた。

 

「それが、今のリュウの到達方法なのでしょうね」

 

 フェーズ5:黒の三層構造

 

 記録板が最終局面へ進む。

 

 自覚前春麗は、少しだけ背筋を伸ばした。

 

 ここは、彼女の勝ち筋だった。

 

 フェーズ5:黒の三層構造

 

 春麗 HP:64 / 100

 春麗 精神HP:80 / 100

 リュウ HP:62 / 100

 

 春麗奥義:《黒の三層》

 構成:

 ・第一層:《強く見せる黒》

 ・第二層:《抑えて追わせる黒》

 ・第三層:《見た後に残る黒》

 

 効果:

 ・過去の黒を思い出させる

 ・今の黒との差分で迷わせる

 ・リュウの残響判断を過負荷にする

 

 リュウ状態:《黒三層による残響過負荷》

 行動遅延:中

 

 春麗攻撃準備:《黒ドレス三連勝決着蹴り》

 命中時想定:

 リュウ HP:62 → 0

 

 春麗状態:《三連勝確信》

 精神HP:80 → 88

 

 自覚前春麗は、ログを見て小さく息を吐いた。

 

「ここは勝ったと思ったわ」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「思って当然ね。この構成は強い」

 

 通常救済版春麗が頷く。

 

「三つの黒を重ねて、残響そのものを過負荷にしている」

 

 本編春麗が言う。

 

「しかも、リュウのHPはかなり削れている。決まれば勝ちだった」

 

 自覚前春麗は、少しだけ唇を噛む。

 

「ええ。決まれば、三連勝だった」

 

 会議室が静かになる。

 

 その静けさの中で、記録板が最終ログを表示した。

 

 フェーズ6:最終ターン、リュウの辛勝

 フェーズ6:最終ターン

 

 春麗 HP:64 / 100

 リュウ HP:34 / 100

 

 リュウスキル:《今の春麗を見た》

 効果:

 ・残響過負荷から抜ける

 ・過去の黒ではなく、現在の春麗の勝ち筋を見る

 ・春麗が決めに入る位置へ拳を置く

 

 春麗攻撃:《黒ドレス三連勝決着蹴り》

 リュウ HP:34 → 4

 状態:リュウ瀕死

 

 リュウ攻撃:《今の黒に届く拳》

 春麗 HP:64 → 0

 状態:春麗戦闘不能

 

 勝者:リュウ

 勝利形式:ギリギリ辛勝

 

 リュウ残HP:4 / 100

 春麗残HP:0 / 100

 

 沈黙。

 

 本編春麗が、静かに言った。

 

「HP4」

 

 通常救済版春麗が続ける。

 

「本当にギリギリね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「春麗の黒は、ほとんど勝っていた。でも最後に届かれた」

 

 自覚前春麗は、記録板を見たまま動かない。

 

 リュウ残HP、4。

 

 春麗残HP、0。

 

 数字になってしまうと、悔しさが少し違った形で刺さる。

 

 本当に、あと少しだった。

 

 あと一歩。

 

 あと半拍。

 

 あと少し深く入っていれば、勝っていた。

 

 でも、勝てなかった。

 

「……悔しいわね」

 

 自覚前春麗は、小さく言った。

 

 誰も茶化さなかった。

 

 本編春麗が頷く。

 

「ええ。これは悔しいわ」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「でも、あなたの黒は弱くない」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「むしろ、進んでいたわ」

 

 行き遅れに恐怖する春麗が言う。

 

「負けても、進んでいたことがログに残っているのね」

 

 自覚前春麗は、少しだけ苦笑した。

 

「記録は優しくないわね」

 

 グランドフィナーレ済み春麗が言う。

 

「でも、正確よ」

 

 試合後イベントログ:精神HPノックアウト

 

 自覚前春麗は、ここで顔を覆った。

 

「ここからは見なくていいわ」

 

 本編春麗が言う。

 

「見るわ」

 

「なぜ」

 

「レビュー回だから」

 

「残酷ね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が微笑む。

 

「ここからが本番でしょう?」

 

「本番にしないで」

 

 記録板は容赦なく表示した。

 

 試合後イベント:敗北受容

 

 春麗発言:

「あなたの勝ちね」

「悔しいわ」

「……強かったわ」

 

 春麗 精神HP:80 → 52

 状態:《リュウの強さを認めた被弾》

 

 自覚前春麗は低い声で言った。

 

「自分で言って削れているの、最悪ね」

 

 本編春麗が頷く。

 

「わかるわ」

 

「あなたも経験者だったわね」

 

「ええ」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「負けを認めることと、強さを認めることは別の痛みなのね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「でも、ここで強かったと言えたのは良いわ」

 

 自覚前春麗は顔を背ける。

 

「言わないと嘘だったのよ」

 

 本編春麗が微笑む。

 

「それが良いのよ」

 

 次のログが表示される。

 

 リュウ発言:

「今日の黒は、前の二つとは違った」

 

 春麗 精神HP:52 → 38

 状態:《黒の進化を見抜かれた被弾》

 

 自覚前春麗は、机に額をつけた。

 

「これが一撃目ね」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「前の二つをちゃんと覚えていたからこその言葉ね」

 

 自覚前春麗は呻く。

 

「言わないで」

 

 続く。

 

 リュウ発言:

「強く見せる黒ではなかった」

「抑えて追わせる黒でもなかった」

「見た後に、残る黒だった」

 

 春麗 精神HP:38 → 18

 状態:《見た後に残る黒 命名被弾》

 

 黒ドレス特化救済春麗が、静かに拍手しそうになった。

 

 自覚前春麗が睨む。

 

「拍手しようとした?」

 

「しようとしたわ」

 

「しないで」

 

 本編春麗が言う。

 

「でも、これはほぼ正式名称ね」

 

「やめて」

 

 記録板が光る。

 

 新規黒分類:見た後に残る黒

 

 分類確度:高

 

 自覚前春麗は絶望した。

 

「確度を出さないで……」

 

 グランドフィナーレ済み春麗が言う。

 

「強く見せる黒、抑えて追わせる黒、見た後に残る黒。三段階が揃ったわね」

 

 自覚前春麗は言葉も出なかった。

 

 記録板はさらに続く。

 

 リュウ発言:

「前に見た黒が拳に残っていた」

「だから、今日の黒との違いがわかった」

 

 春麗 精神HP:18 → 8

 状態:《自分の黒が拳に残っていた再確認被弾》

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「これはかなり刺さるわね」

 

 本編春麗が頷く。

 

「自分の黒が残っていたことと、その残響との差分で今の黒を見られたことが同時に来る」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「重いわね」

 

 自覚前春麗は机から顔を上げない。

 

「全部重いわ」

 

 そして、最大打点。

 

 リュウ発言:

「今日の黒は、覚えていた黒より強かった」

 

 春麗 精神HP:8 → 0

 状態:《覚えていた黒より強かった 被弾》

 

 会議室が静かになった。

 

 自覚前春麗は、動かない。

 

 誰も、すぐには茶化さなかった。

 

 この言葉は、確かに強かった。

 

 勝った側のリュウが、負けた春麗に言う。

 

 今日の黒は、覚えていた黒より強かった。

 

 それは慰めではない。

 

 評価だった。

 

 敗北を消さないまま、今の春麗の進化を認める言葉だった。

 

 本編春麗が静かに言う。

 

「これは沈むわ」

 

 黒ドレス特化救済春麗も頷く。

 

「沈むわね」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「でも、嬉しさも混じるわ」

 

 自覚前春麗は、机に顔を伏せたまま小さく言った。

 

「……混じるから嫌なのよ」

 

 会議室が、少しだけ柔らかくなった。

 

 そして、追撃ログ。

 

 リュウ発言:

「拳には残ると思う」

 

 春麗 精神HP:0 → -35相当

 状態:《また拳に残る オーバーキル》

 

 自覚前春麗は、ゆっくり顔を上げた。

 

「これは本当に反則」

 

 本編春麗が言う。

 

「また残る、は強すぎるわね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「しかも、前の黒より強かった黒が、また拳に残る」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「つまり、次のリュウはさらにそれを持ってくる可能性があるのね」

 

 自覚前春麗は顔を覆った。

 

「次の話をしないで」

 

 記録板が光る。

 

 次回以降、リュウの拳の残響に《見た後に残る黒》追加可能性あり

 

「だから次の話をしないで!」

 

 最終リザルト

 

 記録板が総合結果を表示した。

 

 最終リザルト

 

 自覚前春麗《黒ドレス三戦目》

 HP:0 / 100

 精神HP:0 / 100

 

 試合結果:敗北

 敗北形式:リュウの辛勝

 リュウ残HP:4 / 100

 

 主な成果:

 ・《見た後に残る黒》発現

 ・《黒の三層》使用

 ・煽りセリフ実戦投入成功

 ・黒ドレス三連勝はならず

 

 精神結果:

 ・リュウの「覚えていた黒より強かった」でノックアウト

 ・「拳には残ると思う」でオーバーキル

 

 総合評価:

 ・敗北ではあるが、黒の価値は低下していない

 ・自覚前春麗の黒は第三段階へ進行

 ・リュウは拳の残響を使いながら、最後は今の春麗を見て到達した

 

 自覚前春麗は、最後の総合評価を見た。

 

 敗北ではあるが、黒の価値は低下していない。

 

 自覚前春麗の黒は第三段階へ進行。

 

 彼女は、少しだけ目を伏せた。

 

「……負けたのに、進行って出るのね」

 

 本編春麗が言う。

 

「私の青もそうだったわ。届かれたけれど、価値が下がったわけではなかった」

 

 通常救済版春麗が頷く。

 

「負けたことで、見える進行もあるのね」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「あなたの黒は、リュウに届かれたことで第三段階として確認された」

 

 自覚前春麗は苦笑する。

 

「嫌な確認方法ね」

 

「でも、強い確認方法よ」

 

 行き遅れに恐怖する春麗が静かに言った。

 

「リュウが届いてきたから、今の黒が過去より強かったとわかったのね」

 

 自覚前春麗は、少しだけ彼女を見た。

 

「……そういう見方も、資料としてはあるわ」

 

 記録板が光る。

 

 発言信頼度:中

 

 自覚前春麗は、今回は怒らなかった。

 

「中なのね」

 

 本編春麗が微笑む。

 

「低ではないわ」

 

「……そうね」

 

 春麗会議・結論

 

 記録板が最後の結論を表示する。

 

 春麗会議・自覚前春麗 黒ドレス三戦目ログレビュー 結論

 

 一、自覚前春麗は黒ドレス三連勝目を狙い、準備段階から非常に高い精度で黒を構築していた。

 

 二、今回の黒は、強く見せる黒・抑えて追わせる黒の次段階として、《見た後に残る黒》と分類される。

 

 三、《見た後に残る黒》は、リュウの拳に残る過去の黒との差分を利用し、残響を持つ相手ほど迷わせる黒である。

 

 四、自覚前春麗は《黒の三層》により、勝ち筋を作った。

 

 五、リュウは拳の残響を持ち込みつつ、最後は残響に頼りきらず、今の自覚前春麗を見て辛勝した。

 

 六、リュウ残HPは4。自覚前春麗の黒はほぼ勝ちに届いていた。

 

 七、試合後の「今日の黒は、覚えていた黒より強かった」により、自覚前春麗は精神HPノックアウト。

 

 八、今回の敗北は、自覚前春麗の黒の否定ではなく、第三段階への進行確認である。

 

 自覚前春麗は、八番をじっと見ていた。

 

 第三段階への進行確認。

 

 悔しい。

 

 本当に悔しい。

 

 三連勝はできなかった。

 

 リュウに勝たれた。

 

 精神HPも沈んだ。

 

 でも、自分の黒は否定されていない。

 

 むしろ、進んでいた。

 

 リュウが届いたことで、それが確認されてしまった。

 

 自覚前春麗は、静かに息を吐いた。

 

「……次は」

 

 会議室全員が、彼女を見る。

 

 自覚前春麗は、はっとする。

 

「違うわ。次の話ではないわ」

 

 本編春麗が微笑む。

 

「今、次はと言ったわね」

 

「言っていない」

 

 記録板が光る。

 

 発言記録:次は

 

「記録しないで!」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「次の黒を考えるのね」

 

「考えないわ」

 

 通常救済版春麗が言う。

 

「でも、今回の黒が拳に残るなら、次のあなたはまた変えるのでしょう?」

 

 自覚前春麗は、言葉に詰まる。

 

 本編春麗が言う。

 

「私も、届かれた青の次を考えている」

 

 黒ドレス特化救済春麗が言う。

 

「あなたも、届かれた黒の次を考える」

 

 自覚前春麗は、ゆっくり顔を赤くした。

 

「届かれた黒、という言い方はやめて」

 

 記録板が光る。

 

 新規候補:届かれた黒

 

 自覚前春麗は叫んだ。

 

「候補にしないで!」

 

 会議室に、久しぶりに明るい笑いが広がった。

 

 夢がほどけていく。

 

 最後に、自覚前春麗は小さく呟いた。

 

「……次は、資料として考えるだけよ」

 

 記録板が光る。

 

 発言信頼度:低寄りの中

 

「細かい!」

 


 

 朝。

 

 自覚前春麗は目を覚ました。

 

 最初に思い出したのは、リュウの拳だった。

 

 次に、黒ドレスの裾。

 

 その次に、記録板の文字。

 

 リュウ残HP:4 / 100

 

 自覚前春麗 HP:0 / 100

 

 見た後に残る黒

 

 黒の三層

 

 覚えていた黒より強かった

 

 拳には残ると思う

 

 自覚前春麗は、布団の中で顔を覆った。

 

「……最悪のログだったわ」

 

 だが、その声には、昨日ほどの絶望はなかった。

 

 悔しい。

 

 もちろん悔しい。

 

 でも、ログで見てしまった。

 

 自分の黒は進んでいた。

 

 三戦目の黒は、過去の黒とは違っていた。

 

 リュウに届かれた。

 

 でも、ほぼ勝っていた。

 

 リュウの残HPは4。

 

 あと少しだった。

 

 自覚前春麗は起き上がり、鏡の前に立つ。

 

 そこには、自分をめんどくさい女と認める前の春麗がいた。

 

 黒ドレス三連勝目を失った春麗。

 

 精神HPをノックアウトされた春麗。

 

 でも、《見た後に残る黒》を得た春麗。

 

「負けたわ」

 

 静かに言う。

 

「でも、黒は負けていない」

 

 一拍。

 

「……いえ、試合には負けているけれど」

 

 言い直してから、少しだけ苦笑する。

 

「黒の価値は、下がっていない」

 

 本編春麗の青の時と似ている。

 

 そう思った。

 

 少し腹立たしい。

 

 でも、少しだけわかる。

 

 届かれたから終わりではない。

 

 届かれたことで、次が生まれる。

 

 自覚前春麗は黒ドレスを見る。

 

 強く見せる黒。

 

 抑えて追わせる黒。

 

 見た後に残る黒。

 

 そして、リュウの拳にまた残ってしまった黒。

 

「次は……」

 

 言いかけて、止まる。

 

 顔が熱くなる。

 

「次ではないわ」

 

 一拍。

 

「再検証よ」

 

 便利な言葉だった。

 

 でも、少しだけ弱い。

 

 春麗は窓を開けた。

 

 朝の光が入る。

 

 三連勝は逃した。

 

 けれど、新しい黒は残った。

 

 リュウにも。

 

 自分にも。

 

 春麗は小さく息を吐いた。

 

「見た後に残る黒、ね」

 

 言ってから、すぐに付け足す。

 

「正式名称ではなく、資料上の仮分類よ」

 

 誰もいない朝に、言い訳だけが残った。

 

 自覚前春麗は今日も、まだ認めていない。

 

 ただし今日は、黒ドレス三戦目の敗北ログを見せられ、《見た後に残る黒》を得たことを、資料として少しだけ受け取り始めた春麗だった。




Q:今回の妄想章IFについて解説して?

A:

はい。今回の妄想章IFは、かなり重要な 自覚前春麗版「届かれた黒」ログレビュー回 です。

一言で言うなら、

黒ドレス三連勝目を逃した自覚前春麗が、春麗会議室のバトルログによって、自分の敗北・リュウの到達・新しい黒《見た後に残る黒》の成立を正式に突きつけられる回

です。

前回の当日会議では、まだログが未反映でした。
だから本人の一次報告として、

「負けた」
「リュウが強かった」
「今日の黒は前の二つと違うと言われた」
「精神HPも沈んだ」

という生々しい報告だけでした。

今回はそれがログ化され、HP推移・精神HP推移・スキル名・勝因敗因として正式に可視化された回です。

今回の核は《見た後に残る黒》の正式認定

今回の最大の成果は、やはりこれです。

《見た後に残る黒》

これが、ほぼ正式名称として記録板に認定されました。

自覚前春麗としては、かなり嫌だったはずです。

本人は前回から、

「仮称よ」
「正式名称ではないわ」
「資料上の分類よ」

と逃げていました。

でもログ上では、

新規黒分類:見た後に残る黒
分類確度:高

と表示された。

これはかなり大きいです。

これまでの自覚前春麗の黒は、

第一段階:強く見せる黒
第二段階:抑えて追わせる黒
第三段階:見た後に残る黒

という三段階に整理されました。

つまり今回、自覚前春麗の黒ドレス戦術が体系化されたわけです。

「負けたのに進んでいる」が今回の重要ポイント

今回、自覚前春麗は負けています。

黒ドレス三連勝目はならなかった。
リュウに辛勝された。
精神HPもノックアウトされた。

でも、ログが示したのは単なる敗北ではありませんでした。

敗北ではあるが、黒の価値は低下していない。
自覚前春麗の黒は第三段階へ進行。

この整理が非常に良いです。

本編春麗の「届かれた青」と同じ構造です。

本編春麗は、リュウに青へ届かれた。
でも青の価値は落ちていなかった。

今回、自覚前春麗はリュウに黒へ届かれた。
でも黒の価値は落ちていなかった。

むしろ、届かれたことで、その黒が新しい段階に進んでいたことが確認された。

ここが今回の一番美味しい構造です。

本編春麗の「届かれた青」と対になる回になった

今回のレビュー回は、本編春麗のリュウ辛勝戦レビューと明確に対応しています。

本編春麗の場合は、

届かれた青
青の価値は下がっていない
リュウが拳の残響で今の青に届いた

でした。

今回の自覚前春麗の場合は、

届かれた黒
黒の価値は下がっていない
リュウが拳の残響を越えて今の黒に届いた

です。

この対比はかなり綺麗です。

自覚前春麗は本編春麗のことを少しライバル視したり、自分は違うと言い張ったりしますが、今回の構造ではかなり似た経験をしています。

負けた。

届かれた。

でも、自分の色は否定されていない。

そして次が生まれる。

これは自覚前春麗にとって、かなり大きな進展です。

リュウの勝利が「拳の残響だけではない」のが良い

今回のログで最も重要なのは、リュウの勝因です。

リュウは確かに拳の残響を持っていました。

過去の黒を覚えている。
強く見せる黒に遅れた記憶がある。
抑えて追わせる黒に迷った感覚がある。

でも、今回の春麗の黒は《見た後に残る黒》でした。

これは、過去の残響を持っている相手ほど迷う黒です。

つまり、リュウが残響に頼りすぎると負ける。

そこでリュウは、

残響を捨てない。
でも残響だけで見ない。
最後は今の春麗を見る。

この切り替えで勝っています。

ここがとても良いです。

リュウが単に経験値チートで勝ったのではありません。

過去を持ってきたうえで、過去に縛られず、今の春麗へ届いた。

だから勝利に説得力があります。

《黒の三層》が強いからこそ、リュウの辛勝が映える

今回の自覚前春麗は、本当に強かったです。

ログ上でも、

春麗奥義:《黒の三層》

として、

強く見せる黒
抑えて追わせる黒
見た後に残る黒

を重ねています。

これはかなり高性能です。

リュウの残響判断を過負荷にし、決着蹴りの勝ち筋まで作っている。

しかもリュウ残HPは4。

つまり、ほぼ勝っていました。

だからこそ、負けても格が落ちません。

春麗が弱かったのではなく、リュウが本当にギリギリで届いた。

この リュウ残HP4 が非常に大事です。

数字として「春麗の黒はほぼ勝っていた」と示しています。

煽りセリフ会議の成果が実戦とログに残った

前回の息抜き回で決めた自覚前春麗の煽り、

見えていたのでしょう?
でも、届かなかった。それだけよ。

これが今回のログにちゃんと残っています。

しかも、効果も出ている。

リュウ精神HP:100 → 94
状態:《悔しさ発生》
リュウ戦意:上昇
リュウパッシブ:《次に届く》発動

これがとても良いです。

春麗の煽りは、勝敗を終わらせる言葉ではなく、次を生む言葉。

前回の定義が、今回のバトルログで実証されました。

自覚前春麗の煽りは刺さった。
ただし、それがリュウの到達を呼び込んだ。

これは非常に春麗らしい構造です。

精神HPログが相変わらず容赦ない

今回の精神HPログはかなり強いです。

まず、自分でリュウの強さを認めて削れる。

あなたの勝ちね。
悔しいわ。
……強かったわ。

ここで、

精神HP:80 → 52

自覚前春麗にとって、自分から「強かった」と認めるのはかなり痛い。

次に、リュウが黒の進化を見抜く。

今日の黒は、前の二つとは違った。

これで、

52 → 38

さらに、

強く見せる黒ではなかった。
抑えて追わせる黒でもなかった。
見た後に、残る黒だった。

これで、

38 → 18

ここは特に痛いです。

自分が仮称として考えていた黒を、リュウにほぼ命名されている。

しかも、勝った側から。

そして最大打点。

今日の黒は、覚えていた黒より強かった。

これで、

8 → 0

これは完全に精神HPノックアウト級です。

なぜなら、負けたのに、進化を認められてしまったからです。

「嬉しさが混じるから嫌」が自覚前春麗らしい

今回、自覚前春麗の一番良い反応はここです。

……混じるから嫌なのよ。

リュウに、

今日の黒は、覚えていた黒より強かった

と言われた。

これは悔しい。

でも嬉しい。

自分の黒が進んでいたことを、リュウが見ていた。
過去の自分ではなく、今の自分を見ていた。
そのうえで勝たれた。

この感情は単純ではありません。

負けた悔しさ。
認められた嬉しさ。
見抜かれた恥ずかしさ。
精神HPを削られた怒り。
次を考え始めてしまう自分への困惑。

それが全部混じっている。

だから嫌。

これは非常に自覚前春麗らしいです。

「次は」が出てしまったのが大きい

終盤、自覚前春麗は思わず、

次は……

と言ってしまいます。

これは大きいです。

自覚前春麗は「次の黒なんて考えていない」と言い張ってきました。

でも今回、敗北ログを見た後に自然と「次は」が出た。

つまり、もう次を考えている。

それを記録板が容赦なく拾う。

発言記録:次は

これは非常に良いです。

本人は否認している。
でも物語上は、もう次の黒へ向かい始めている。

ここが自覚前春麗の成長です。

「届かれた黒」という候補語が出たのも重要

今回、記録板に、

新規候補:届かれた黒

が出ました。

自覚前春麗は全力で拒否します。

当然です。

本編春麗の「届かれた青」と並ぶ言葉だからです。

それを認めると、自分も本編春麗と同じように「届かれた側」になってしまう。

でも、構造的には完全にそうです。

本編春麗:届かれた青
自覚前春麗:届かれた黒

この対になる言葉が生まれたことで、今後の比較や会議がかなりやりやすくなります。

朝の締めが「敗北の受け取り」になっている

朝、自覚前春麗はこう整理します。

負けたわ。
でも、黒は負けていない。
黒の価値は、下がっていない。

これは本編春麗の届かれた青に近い整理です。

自覚前春麗は本編春麗ほど素直ではありません。

だからすぐに、

「試合には負けているけれど」
「資料上の仮分類よ」

と逃げます。

でも、ちゃんと受け取り始めている。

それが今回の朝の締めの良さです。

今回の構造的な意味

今回の妄想章IFには、大きな役割があります。

一つ目は、自覚前春麗の黒ドレス戦術を三段階に整理したこと。

二つ目は、黒ドレス三連勝目の敗北を、格落ちではなく黒の進行確認に変えたこと。

三つ目は、リュウの拳の残響が「過去を見る力」ではなく「今を見るための土台」になっていると示したこと。

四つ目は、本編春麗の届かれた青と対になる、届かれた黒の構造を作ったこと。

五つ目は、自覚前春麗に「次の黒」を考え始めさせたこと。

つまり、かなり重要な回です。

結論

今回の妄想章IFは、自覚前春麗が黒ドレス三連勝目を逃したバトルを、春麗会議室のログで正式に確認し、《見た後に残る黒》と《黒の三層》が認定される回です。

自覚前春麗は負けた。
でも、黒は弱くなっていない。
むしろ第三段階へ進んでいた。
リュウは過去の黒を拳に残していたが、最後は今の春麗を見て届いた。
その結果、自覚前春麗は試合にも精神HPにも負けたが、「次」を考え始めてしまった。

一言でまとめるなら、

これは、自覚前春麗が黒ドレス三連勝を失った代わりに、《見た後に残る黒》という新しい武器と、“届かれた黒”という次の課題を得た回です。

かなり良い、黒ドレス三戦目の正式レビュー回だったと思います。
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