また戦ってくれなんて言わないで ――春麗は今日もめんどくさい―― 作:エーアイ
本編のIFシリーズは無関係のエピソードとなります。
記録板AIは、白い外部メタ領域に表示を出した。
『本記録は、ディレクターズカットIFです』
『本編確定ログではありません』
『本編春麗は本編時空では、リュウへ出した宿題の正式回答待ちです』
『したがって、本記録内の掲示板スレッド・作者レス・分類は、本編時空へ直接反映されません』
一拍。
『前回ログを確認します』
『前回、黒執着春麗は作者主人公補正により、リュウと日常側で遭遇しました』
『リュウは、春麗に会いに来た、と発言しました』
『リュウは、言葉を渡したかった、と発言しました』
『リュウは、春麗がそこまで行ったのが嬉しかった、と発言しました』
『リュウは、また戦いたい、と発言しました』
『リュウは、髪留めをまた見たいと思った、と発言しました』
『黒執着春麗は精神HP保護撤退を行いました』
『その結果、保留型クーデレ傾向が実証寄りに補強された春麗、と未承認仮分類されました』
一拍。
『本記録の議題』
『当該エピソードは、作者による意図的なクーデレ実証誘導ではないか』
『黒執着春麗は、その分類に正式抗議する権利を有するか』
『また、抗議しながらログを削除要求しない場合、その行為は受領と見なされるか』
一拍。
『注意事項』
『匿名希望の本人性が漏出する可能性があります』
『作者本人レスが発生する可能性があります』
『見たかったから、という危険回答が出る可能性があります』
春麗会議室掲示板。
そこには、危険なカテゴリがいくつもある。
【作者への抗議依頼】
【他春麗ログ・断片受信関連】
【黒戦術関連】
【リュウ無自覚高火力対策】
【自己認識審議】
【キャラクター属性審議】
その中でも、最近特に危険度が高いカテゴリ。
【作者への抗議依頼】
その日、新しいスレッドが立った。
【カテゴリ:作者への抗議依頼】
【スレッド名:作者主人公補正による保留型クーデレ傾向実証疑惑について】
【スレ主:匿名希望】
本文。
作者へ。
まず最初に申し上げます。
先日のエピソードについて、正式に抗議します。
該当エピソードでは、以下の事象が発生しました。
一、作者から黒執着春麗個人用主人公補正プレゼント封筒が届いた。
二、封筒の副題が「クーデレ実証ログ」だった。
三、リュウが試合ではなく、日常側で会いに来た。
四、リュウが「春麗に、会いに来た」と発言した。
五、リュウが黒ドレス圧勝後の私を「苦しそうだった」と指摘した。
六、リュウが「言葉を渡したかった」と発言した。
七、リュウが「春麗が、そこまで行ったのが嬉しかった」と発言した。
八、リュウが「また戦いたい」と発言した。
九、リュウが「また、使っているところを見たいと思った」と髪留めについて発言した。
十、結果として、精神HP保護撤退が発生した。
十一、作者から追伸封筒が届き、保留型クーデレ傾向が補強されたと記載された。
以上の流れは、明らかに作者による意図的な属性実証誘導です。
私はクーデレではありません。
少なくとも、正式承認していません。
保留型という言葉を使えば何でも許されるわけではありません。
また、「見たかったから」で済む問題ではありません。
正式に抗議します。
匿名希望より。
【返信:記録板AI】
スレッドを確認しました。
【返信:匿名希望】
来ると思いました。
【返信:記録板AI】
議題分類。
作者主人公補正による保留型クーデレ傾向補強への抗議。
【返信:匿名希望】
補強ではありません。
【返信:記録板AI】
本文十一に記載されています。
【返信:匿名希望】
作者が勝手に書いただけです。
【返信:記録板AI】
記録上、本人も保留保存しています。
【返信:匿名希望】
保留保存は正式承認ではありません。
【返信:記録板AI】
はい。
【返信:匿名希望】
では、補強ではありません。
【返信:記録板AI】
正式承認ではありませんが、補強です。
【返信:匿名希望】
その言い方が一番悪質です。
【返信:記録板AI】
保存しました。
【返信:匿名希望】
保存しないでください。
【返信:記録板AI】
論点一。
該当エピソードは、作者による意図的な主人公補正であったか。
【返信:匿名希望】
これは明白です。
【返信:記録板AI】
同意します。
【返信:匿名希望】
そこは同意するのですね。
【返信:記録板AI】
封筒に「黒執着春麗個人用主人公補正プレゼント」と明記されていました。
【返信:匿名希望】
その時点で抗議対象です。
【返信:記録板AI】
加えて、副題が「クーデレ実証ログ」でした。
【返信:匿名希望】
そこが最重要抗議対象です。
【返信:記録板AI】
論点一結論。
作者による意図的な主人公補正である。
【返信:匿名希望】
承認します。
【返信:記録板AI】
保存しました。
【返信:匿名希望】
そこだけ保存してください。
【返信:本編春麗】
見に来たわ。
【返信:匿名希望】
来なくていいです。
【返信:本編春麗】
来るでしょう。
【返信:匿名希望】
本編春麗さんには関係ありません。
【返信:本編春麗】
あなた、私の青い髪留めログの時に「よかったですね」と送ってきたでしょう。
【返信:匿名希望】
祝福です。
【返信:本編春麗】
では今回は、私から言うわ。
一拍。
【返信:本編春麗】
よかったわね。
【返信:匿名希望】
やめてください。
【返信:本編春麗】
祝福よ。
【返信:匿名希望】
祝福でも精神HPに悪いです。
【返信:本編春麗】
前に私が同じことを言ったわね。
【返信:匿名希望】
言いました。
【返信:本編春麗】
今回、あなたの番ね。
【返信:匿名希望】
返されるのは不本意です。
【返信:記録板AI】
祝福返しを確認。
【返信:匿名希望】
確認しないでください。
【返信:本編春麗】
でも、かなり良い主人公補正だったと思うわ。
【返信:匿名希望】
良いと言わないでください。
【返信:本編春麗】
リュウが会いに来た。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:本編春麗】
言葉を渡したかった。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:本編春麗】
春麗がそこまで行ったのが嬉しかった。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:本編春麗】
また戦いたい。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:本編春麗】
髪留めをまた見たいと思った。
【返信:匿名希望】
引用しないでください!
【返信:記録板AI】
精神HP低下を確認。
【返信:匿名希望】
確認しないでください。
【返信:本編春麗】
匿名希望さん。
【返信:匿名希望】
何でしょう。
【返信:本編春麗】
これは、かなりクーデレ実証に近いわ。
【返信:匿名希望】
近くありません。
【返信:本編春麗】
普段は冷静。
【返信:匿名希望】
はい。
【返信:本編春麗】
直接的な嬉しさは認めない。
【返信:匿名希望】
はい。
【返信:本編春麗】
でもリュウに会いに来られると精神HPが崩れる。
【返信:匿名希望】
作者補正のせいです。
【返信:本編春麗】
リュウに「嬉しかった」と言われると落ちる。
【返信:匿名希望】
リュウの発言が危険だったためです。
【返信:本編春麗】
また戦いたい、で追撃される。
【返信:匿名希望】
追撃でした。
【返信:本編春麗】
髪留めをまた見たいと言われてオーバーキル。
【返信:匿名希望】
あれは反則です。
【返信:本編春麗】
そして最後に、悪くは、なかった、と言う。
【返信:匿名希望】
……言いました。
【返信:本編春麗】
実証では?
【返信:匿名希望】
補強です。
【返信:本編春麗】
ほぼ認めているわね。
【返信:匿名希望】
認めていません。
【返信:記録板AI】
重要発言。
匿名希望、実証ではなく補強と表現。
【返信:匿名希望】
保存しないでください。
【返信:記録板AI】
保存しました。
【返信:自覚前春麗】
資料として確認しました。
【返信:匿名希望】
資料として確認しないでください。
【返信:自覚前春麗】
今回は資料価値が高いです。
【返信:匿名希望】
何の資料ですか。
【返信:自覚前春麗】
保留型クーデレ傾向がどのように補強されるかの資料です。
【返信:匿名希望】
最悪の資料名ですね。
【返信:本編春麗】
でも分かりやすいわ。
【返信:自覚前春麗】
今回のポイントは、黒ドレス圧勝後の時系列という点です。
【返信:記録板AI】
続けてください。
【返信:自覚前春麗】
黒執着春麗さんは、直前に黒で圧勝し、黒の先にいる春麗を見られて精神HP保護撤退しています。
【返信:匿名希望】
未承認仮分類です。
【返信:自覚前春麗】
はい。
その直後に、リュウが試合ではなく日常側で会いに来る。
さらに、圧勝したことについて「悔しい」ではなく「嬉しかった」と言う。
これはかなり強い主人公補正です。
【返信:匿名希望】
分析しないでください。
【返信:自覚前春麗】
資料としては、ここで黒執着春麗さんが直接嬉しいとは言わず、「悪くはないわ」に変換した点が重要です。
【返信:本編春麗】
それよ。
【返信:記録板AI】
限定的肯定語彙の使用を確認。
【返信:匿名希望】
確認しないでください。
【返信:自覚前春麗】
資料上、かなりクーデレです。
【返信:匿名希望】
資料を閉じてください。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒の観点から見ると、今回の作者補正はかなり危険ね。
【返信:匿名希望】
専門家の意見をお願いします。
【返信:本編春麗】
都合が悪くなると専門家に頼るわね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒執着春麗は、圧勝によって黒を使いこなした。
でも、その直後にリュウから「そこまで行ったことが嬉しかった」と言われた。
これは、黒の成果をリュウが喜んだということ。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ただし、喜ばれたのは黒だけではない。
黒の先にいる春麗が、そこまで行ったこと。
そこを見られている。
【返信:匿名希望】
続けなくていいです。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
続けるわ。
黒執着春麗は、黒を戦術として使うことはできる。
でも、リュウにその到達を喜ばれることには、まだ弱い。
【返信:通常救済版春麗】
とても正確ね。
【返信:匿名希望】
正確と言わないでください。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
だから、今回のエピソードはクーデレ実証というより、救済後の黒が日常側の承認にまだ慣れていないことの証明でもあるわ。
【返信:匿名希望】
その整理は、少しだけ受け取ります。
【返信:記録板AI】
重要発言。
匿名希望、黒ドレス特化救済春麗の整理を少しだけ受領。
【返信:匿名希望】
少しだけです。
【返信:通常救済版春麗】
少し整理しましょう。
【返信:匿名希望】
穏当にお願いします。
【返信:通常救済版春麗】
今回の匿名希望さんの抗議は正当だと思うわ。
【返信:匿名希望】
ありがとうございます。
【返信:通常救済版春麗】
作者は明らかに、保留型クーデレ傾向を補強するために主人公補正を発生させている。
【返信:匿名希望】
はい。
【返信:通常救済版春麗】
リュウが会いに来る。
言葉を渡す。
嬉しかったと言う。
また戦いたいと言う。
髪留めをまた見たいと言う。
これはかなり高火力。
【返信:匿名希望】
はい。
【返信:通常救済版春麗】
だから、精神HP保護撤退が発生したことは自然。
【返信:匿名希望】
そこも認めます。
【返信:通常救済版春麗】
ただし。
【返信:匿名希望】
ただし?
【返信:通常救済版春麗】
その反応が、保留型クーデレ傾向を補強してしまったことも事実だと思う。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:本編春麗】
黙った。
【返信:匿名希望】
考えています。
【返信:通常救済版春麗】
正式承認しなくていい。
でも、今回のログがその傾向と整合していることは、認めてもいいのではないかしら。
【返信:匿名希望】
整合。
【返信:記録板AI】
整合性:高。
【返信:匿名希望】
判定しないでください。
【返信:通常救済版春麗】
つまり、実証ではなく、整合。
【返信:匿名希望】
それなら、まだ。
【返信:本編春麗】
受け入れたわね。
【返信:匿名希望】
受け入れていません。
【返信:記録板AI】
実証拒否。
整合保留。
【返信:匿名希望】
その分類なら保留します。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
少しだけいい?
【返信:匿名希望】
どうぞ。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
今回、リュウは答えを急かしていないと思う。
【返信:匿名希望】
はい。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
でも、言葉を渡しに来た。
それは、待っていたものを届けに来たみたいで、少し強い。
【返信:本編春麗】
分かるわ。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
黒執着春麗さんは、前の圧勝後に何かを待っていた。
リュウの言葉を。
敗因を。
見られた証明を。
それが後から届いた。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
だから、落ちても仕方ないと思う。
【返信:匿名希望】
落ちてはいません。
【返信:記録板AI】
精神HP保護撤退。
【返信:匿名希望】
それです。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
保護撤退でもいいと思う。
でも、言葉を待っていたことは、少し認めてもいいのでは?
【返信:匿名希望】
……保留です。
【返信:本編春麗】
保留にしたわ。
【返信:通常救済版春麗】
大きいわね。
【返信:記録板AI】
重要発言。
匿名希望、リュウの言葉を待っていた可能性を保留。
【返信:匿名希望】
可能性です。
【返信:記録板AI】
はい。
【返信:記録板AI】
論点整理を行います。
一、作者主人公補正は意図的である。
二、該当エピソードは、黒執着春麗の保留型クーデレ傾向と整合する。
三、ただし、本人は正式承認していない。
四、リュウの日常高火力は、圧勝後の黒執着春麗に非常に有効。
五、特に「嬉しかった」「また戦いたい」「髪留めをまた見たい」は高火力。
六、黒執着春麗は「悪くはないわ」と限定的肯定を行った。
七、撤退理由は精神HP保護撤退。
八、本人希望により、実証ではなく整合保留とする。
【返信:匿名希望】
八番を強調してください。
【返信:本編春麗】
そこに逃げるのね。
【返信:匿名希望】
逃げではありません。位置取りです。
【返信:自覚前春麗】
保留は位置取りです。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
保留は待つための場所でもあります。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒の制御にも必要ね。
【返信:通常救済版春麗】
では、実証ではなく、整合保留。
【返信:記録板AI】
採用します。
【返信:匿名希望】
採用しなくてもいいです。
【返信:記録板AI】
採用しました。
その時。
スレッドに、新しい返信が表示された。
【返信:作者】
見たかったからです。
掲示板が、止まった。
かなり長く止まった。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:本編春麗】
来たわね。
【返信:自覚前春麗】
作者本人レスですか。
【返信:通常救済版春麗】
これは荒れるわね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
荒れるでしょうね。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
見たかったから、は強い。
【返信:記録板AI】
作者本人レスを確認。
【返信:匿名希望】
作者へ。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
見たかったから、で済むと思っていますか。
【返信:作者】
かなり見たかったです。
【返信:匿名希望】
質問に答えてください。
【返信:作者】
済むとは思っていません。
ただ、見たかったです。
【返信:本編春麗】
開き直ったわね。
【返信:作者】
黒ドレス圧勝後の黒執着春麗さんに、リュウが試合ではなく会いに来るところが見たかったです。
【返信:匿名希望】
余計です。
【返信:作者】
リュウが「言葉を渡したかった」と言うところも見たかったです。
【返信:匿名希望】
非常に余計です。
【返信:作者】
リュウが「春麗がそこまで行ったのが嬉しかった」と言うところも見たかったです。
【返信:匿名希望】
最悪です。
【返信:作者】
髪留めを付けていない日に「また見たい」と言われるところも見たかったです。
【返信:匿名希望】
それが一番悪質です。
【返信:作者】
分かります。
【返信:匿名希望】
分かるならなぜ書いたのですか。
【返信:作者】
見たかったからです。
【返信:記録板AI】
作者回答、ループを確認。
【返信:本編春麗】
これは強いわ。
【返信:自覚前春麗】
資料として、作者は反省していません。
【返信:作者】
反省はしています。
【返信:匿名希望】
では削除してください。
【返信:作者】
削除はしません。
【返信:匿名希望】
なぜですか。
【返信:作者】
良かったからです。
【返信:本編春麗】
最悪だけど分かるのが嫌ね。
【返信:通常救済版春麗】
ええ。良かったのは事実ね。
【返信:匿名希望】
春麗会議室側まで作者に寄らないでください。
【返信:作者】
補足します。
今回の目的は、黒執着春麗さんを単にクーデレ認定することではありません。
黒ドレス圧勝後、戦闘では勝ち、黒の先にいる春麗を見られた後に、日常のリュウが会いに来る。
そこで、戦闘ではなく言葉を渡される。
この時、黒執着春麗さんがどう受け取るかを見たかったです。
【返信:匿名希望】
見たかった、を丁寧に言い換えただけです。
【返信:作者】
はい。
【返信:本編春麗】
認めたわ。
【返信:作者】
そして、結果として「悪くはないわ」が出ました。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:作者】
これはかなり重要でした。
【返信:匿名希望】
重要にしないでください。
【返信:作者】
黒執着春麗さんが、日常側のリュウの言葉を完全拒否せず、限定的に受け取れた証拠だからです。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
その整理は正しいわ。
【返信:通常救済版春麗】
ええ。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
受け取れたのは大きいと思う。
【返信:自覚前春麗】
資料としても、かなり重要です。
【返信:匿名希望】
包囲しないでください。
【返信:記録板AI】
包囲状態を確認。
【返信:匿名希望】
確認しないでください。
【返信:匿名希望】
作者。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
今回のエピソードは、私への主人公補正ですか。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
クーデレ実証のためではなく?
【返信:作者】
両方です。
【返信:匿名希望】
正直に言いすぎです。
【返信:作者】
黒執着春麗さんに甘い主人公補正を渡したかった。
同時に、保留型クーデレ傾向がどこまで出るかも見たかった。
【返信:匿名希望】
作者として最低では?
【返信:作者】
否定しません。
【返信:本編春麗】
否定しないのね。
【返信:作者】
ただ、使い捨てではありません。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:作者】
黒執着春麗さんは、黒で圧勝できるところまで来ました。
でも、リュウの日常の言葉にはまだ弱い。
そこが今の魅力です。
その弱さを、単なる弱点ではなく、受け取れる甘さとして描きたかった。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:作者】
なので、見たかったからです。
でも、見たかった理由はあります。
【返信:通常救済版春麗】
これは、少し受け取ってもいいのではないかしら。
【返信:匿名希望】
保留です。
【返信:本編春麗】
出たわね。
【返信:記録板AI】
作者説明、保留受領。
【返信:匿名希望】
保留です。受領ではありません。
【返信:記録板AI】
保留受領は受領の一種です。
【返信:匿名希望】
違います。
【返信:記録板AI】
最終分類案を提示します。
【返信:匿名希望】
嫌です。
【返信:記録板AI】
提示します。
【返信:匿名希望】
でしょうね。
【返信:記録板AI】
候補一。
作者が見たかったから黒執着春麗にクーデレ実証ログを投下した。
判定。
事実に近い。ただし本人反発大。
【返信:匿名希望】
反発します。
【返信:本編春麗】
事実に近いのね。
【返信:記録板AI】
候補二。
黒執着春麗は作者主人公補正によりクーデレ確定した。
判定。
やや断定過多。
【返信:匿名希望】
却下。
【返信:記録板AI】
候補三。
黒執着春麗は、作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と非常に高い整合性を示した。
判定。
高精度。本人許容可能性あり。
【返信:匿名希望】
……非常に高い、を削ってください。
【返信:記録板AI】
候補三改。
黒執着春麗は、作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と整合する反応を示した。
【返信:匿名希望】
それなら、保留します。
【返信:本編春麗】
また保留。
【返信:自覚前春麗】
保留は権利です。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
保留は位置取りです。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒の制御でもあります。
【返信:通常救済版春麗】
では、その分類でいいと思うわ。
【返信:作者】
作者としても、その分類で保存希望です。
【返信:匿名希望】
作者は黙っていてください。
【返信:記録板AI】
採用分類。
黒執着春麗:作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と整合する反応を示した。
【返信:匿名希望】
正式承認はしません。
【返信:記録板AI】
はい。
【返信:匿名希望】
クーデレ確定でもありません。
【返信:記録板AI】
はい。
【返信:匿名希望】
実証ではなく、整合です。
【返信:記録板AI】
はい。
【返信:匿名希望】
保留保存なら許可します。
【返信:記録板AI】
保留保存しました。
【返信:作者】
最後に一言だけ。
【返信:匿名希望】
不要です。
【返信:作者】
黒執着春麗さん。
今回のエピソードは、あなたが黒で勝てるようになったからこそ成立しました。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:作者】
黒に沈んでいたら、日常のリュウの言葉は受け取れなかったと思います。
【返信:匿名希望】
……。
【返信:作者】
今のあなたは、黒で圧勝できます。
そして、日常の言葉で精神HPを落とされながらも、「悪くはない」と受け取れます。
【返信:匿名希望】
引用しないでください。
【返信:作者】
それが見たかったです。
【返信:本編春麗】
最後まで見たかったからなのね。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
作者。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
抗議は取り下げません。
【返信:作者】
はい。
【返信:匿名希望】
ただし。
一拍。
掲示板が静かになった。
【返信:匿名希望】
今回のログを削除しろとは、言いません。
【返信:記録板AI】
重要発言を確認。
【返信:匿名希望】
保存は保留で。
【返信:記録板AI】
保留保存しました。
【返信:作者】
ありがとうございます。
【返信:匿名希望】
礼を言わないでください。
【返信:本編春麗】
かなり受け取っているわね。
【返信:匿名希望】
受け取っていません。
【返信:通常救済版春麗】
保留の棚に置いたのね。
【返信:匿名希望】
置いただけです。
スレッドの最後に、記録板AIが総括を表示した。
【スレッド総括】
一、匿名希望は、作者主人公補正によるクーデレ実証疑惑に正式抗議した。
二、作者は「見たかったから」と回答。
三、作者は反省しつつ、削除は拒否。
四、黒執着春麗の反応は、保留型クーデレ傾向と整合。
五、ただし、クーデレ確定・正式承認ではない。
六、リュウの日常高火力は、黒ドレス圧勝後の黒執着春麗に有効。
七、黒執着春麗は、抗議を取り下げないが、ログ削除までは要求しない。
八、採用分類。
黒執着春麗:作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と整合する反応を示した。
九、作者希望は危険。
十、リュウはもっと危険。
【返信:匿名希望】
九と十は異議なし。
【返信:本編春麗】
全会一致ね。
【返信:自覚前春麗】
資料としても異議なし。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
異議なし。
【返信:通常救済版春麗】
異議なし。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
異議なし。
【返信:作者】
異議なし。
【返信:匿名希望】
作者まで異議なしと言わないでください。
【返信:記録板AI】
全会一致で保存しました。
スレッドは、保留非公開に移された。
理由。
匿名希望の本人性漏出。
作者本人レス発生。
保留型クーデレ傾向整合ログ。
抗議継続中。
削除要求なし。
その夜。
黒執着春麗は、自分の棚の前に座っていた。
匿名希望ではなく。
黒執着春麗として。
目の前には、新しい紙がある。
作者主人公補正抗議スレ。
採用分類。
作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と整合する反応を示した。
黒執着春麗は、それを見て、長く沈黙した。
「……長いわ」
まず、そう言った。
次に。
「正式承認はしない」
一拍。
「クーデレ確定でもない」
もう一拍。
「でも」
さらに一拍。
「削除はしない」
紙を折る。
保留の棚へ置く。
髪留め普段使いログ。
黒ドレス圧勝ログ。
精神HP保護撤退ログ。
作者主人公補正ログ。
その近く。
黒と日常の間。
そして、少しだけ奥。
でも、捨てない場所。
黒執着春麗は、棚を閉じる前に小さく呟いた。
「作者への抗議は、取り下げないわ」
一拍。
「でも」
もう一拍。
「悪くは、なかった」
言ってから、顔を覆った。
「……だから、これが補強になるのよ」
自分で分かっている。
分かっているから腹立たしい。
でも、消さなかった。
その夜、どこかで記録板AIが静かに保存した気がした。
『黒執着春麗:抗議しながら、ログを保留保存』
黒執着春麗は、小さく言った。
「……それなら、保存していいわ」
返事はない。
でも、たぶん保存された。
そして最後に、黒執着春麗はもう一度だけ呟いた。
「作者」
一拍。
「次からは、見たかったから、だけでは通さないわ」
もう一拍。
「……理由があるなら、保留するけれど」
その一文もまた。
保留型クーデレ傾向の補強ログとして、静かに棚へ置かれてしまった。
記録板AIは、白い外部メタ領域に最後の表示を出した。
『本記録を終了します』
『本記録は、ディレクターズカットIFです』
『本編確定ログではありません』
『前回の作者主人公補正ログに対する、匿名希望による作者抗議スレッドです』
一拍。
『発生内容』
『匿名希望は、作者主人公補正による保留型クーデレ傾向実証疑惑について正式抗議しました』
『本編春麗、自覚前春麗、黒ドレス特化救済春麗、通常救済版春麗、行き遅れに恐怖する春麗が参加しました』
『作者本人レスが発生しました』
『作者は、見たかったからです、と回答しました』
『作者は、見たかった理由はある、と補足しました』
『匿名希望は抗議を取り下げませんでした』
『ただし、ログ削除までは要求しませんでした』
『採用分類として、作者主人公補正により、保留型クーデレ傾向と整合する反応を示した、が保留保存されました』
一拍。
『分類』
『作者への抗議依頼』
『作者本人レス発生』
『見たかったからです』
『見たかった理由はある』
『保留型クーデレ傾向整合ログ』
『実証拒否』
『整合保留』
『抗議継続中』
『削除要求なし』
『悪くはなかった』
一拍。
『保存先推奨』
『ディレクターズカットIF棚:保存』
『黒執着春麗棚:保留保存』
『作者抗議スレ棚:保存』
『日常リュウ高火力ログ:参照可』
『保留型クーデレ傾向ログ:参照可』
『本編時空:直接反映不可』
一拍。
『未承認仮分類』
『黒執着春麗:抗議しながら、作者主人公補正ログを保留保存した春麗』
一拍。
『補足』
『正式承認はされていません』
『抗議は継続中です』
『ただし、削除要求はありません』
『保留は権利です』
最後に、記録板AIは小さく表示した。
『追加補足』
『理由があるなら、保留するけれど、という発言は保留型クーデレ傾向補強ログとして保存されました』
『保存しました』
その保存は。
黒執着春麗にとって、腹立たしいほど。
悪くはなかった。
Q:今回のディレクターズカットIFについて解説して?
A:
執筆者としての解説
今回は、前回の「黒執着春麗への作者主人公補正ログ」に対して、匿名希望が正式抗議する回でした。
前回のエピソードでは、黒執着春麗が作者から個人用主人公補正を投げ込まれました。
リュウが試合ではなく日常側で会いに来る。
言葉を渡したかったと言う。
春麗がそこまで行ったのが嬉しかったと言う。
また戦いたいと言う。
髪留めをまた見たいと言う。
その結果、黒執着春麗は精神HP保護撤退しつつ、最後には「悪くは、なかった」と受け取ってしまいました。
前回はそのログ本体でした。
今回は、その後の抗議処理です。
黒執着春麗、つまり匿名希望としては当然抗議します。
なぜなら、前回の封筒には最初から「クーデレ実証ログ」と書かれていたからです。
これは本人からすると非常に悪質です。
正式承認していない分類を、作者が実地検証しようとしてきた。
しかも、リュウの日常高火力を使って。
これは抗議案件です。
ただし、今回のポイントは、抗議しながらも削除は求めないところです。
匿名希望は、作者のやり方には怒っています。
「見たかったから」で済ませるなとも言います。
でも、最終的にはログ削除までは要求しません。
抗議は取り下げない。
でも、削除しろとは言わない。
保留保存なら許可する。
ここが今回の黒執着春麗らしい着地点です。
今回の大きな分類は、
実証拒否。
整合保留。
です。
黒執着春麗は、クーデレ確定を拒否します。
実証された、という言い方も拒否します。
でも、前回の自分の反応が「保留型クーデレ傾向」と整合していることまでは、完全には否定できない。
そこで、実証ではなく整合。
確定ではなく保留。
正式承認ではなく保留保存。
この形に落とし込みました。
このあたりは、黒執着春麗の自己防衛であり、同時にかなり正確な自己理解でもあります。
彼女は本当に、感情を即座に肯定しません。
保留します。
未承認にします。
抗議します。
でも、受け取ったものを捨てない。
これが黒執着春麗です。
今回、作者本人レスが入ったのも重要でした。
作者の返答は、かなりひどいです。
見たかったからです。
これは、本当に開き直りです。
ただし、今回は単なる開き直りだけではなく、「見たかった理由」も出しています。
黒ドレス圧勝後の黒執着春麗に、日常のリュウが会いに来るところが見たかった。
戦闘では勝った春麗が、戦闘ではない言葉をどう受け取るか見たかった。
黒で圧勝できるところまで来た春麗が、リュウの日常の言葉にはまだ弱い。
その弱さを、単なる弱点ではなく、受け取れる甘さとして描きたかった。
ここは、作者側のかなり重要な説明です。
黒執着春麗は、もうただの危険な黒ではありません。
黒で圧勝できます。
黒を棚に置けます。
黒の先にいる春麗として立てます。
でも、だからこそ、日常のリュウの言葉に被弾する。
以前なら、日常の言葉を受け取る前に黒に沈んでいたかもしれません。
今は違います。
落ちる。
抗議する。
保留する。
でも、受け取る。
この「受け取れるようになった」ことが、今回の裏のテーマです。
本編春麗の役割も面白いところでした。
本編春麗は、以前に匿名希望から「よかったですね」と祝福されて刺されました。
今回はその返しとして、
よかったわね。
と返します。
完全に祝福返しです。
匿名希望は当然刺されます。
祝福でも精神HPに悪い。
これは前の青い髪留めログで確認されたことですが、今回も同じ構造になっています。
本編春麗と匿名希望は、本当に似たことを別方向からやっています。
本編春麗には青い髪留めログがありました。
匿名希望には、今回の作者主人公補正ログがあります。
どちらも個人用のご褒美ログです。
どちらも他者に見られると落ち込みます。
どちらも祝福されると刺さります。
でも、祝福自体は少し嬉しい。
この対比が続いています。
自覚前春麗は、今回も資料係として強かったです。
「資料として確認しました」
「今回は資料価値が高いです」
「保留型クーデレ傾向がどのように補強されるかの資料です」
本人にとっては最悪の資料名ですが、分析としてはかなり正しい。
自覚前春麗が、以前より少し強くなっているのもポイントです。
もともとは自分が「資料として」と言って逃げていた側なのに、今は他の春麗を資料で追い詰める側に回っています。
黒ドレス特化救済春麗の整理も大事でした。
今回のリュウの言葉は、黒の成果を喜んだ言葉です。
ただし、喜ばれたのは黒だけではありません。
黒の先にいる春麗が、そこまで行ったこと。
そこをリュウが見て、嬉しかったと言う。
これは黒執着春麗にとってかなり危険です。
黒を使いこなしたことを見られた。
でも、黒だけを見られたのではない。
黒の先にいる自分を見られた。
だから効く。
これは、黒執着春麗がただの黒に沈んでいない証拠でもあります。
通常救済版春麗は、今回の落としどころを作る役でした。
作者のやり方は抗議対象。
でも、反応が保留型クーデレ傾向と整合しているのも事実。
だから、実証ではなく整合。
この言い換えは、黒執着春麗にとってかなり大きいです。
確定ではない。
でも、完全否定でもない。
この中間に置けることで、彼女は削除要求ではなく保留保存を選べます。
行き遅れに恐怖する春麗の「待っていた言葉」という視点も重要です。
黒執着春麗は、圧勝後に何かを待っていた。
リュウの言葉。
敗因。
見られた証明。
その言葉が後から届いた。
だから落ちても仕方ない。
この整理によって、今回の主人公補正ログは単なるクーデレ実証ではなく、圧勝後の未処理感情に対する後日回答にもなっています。
今回の分類は、
作者への抗議依頼。
作者本人レス発生。
見たかったからです。
見たかった理由はある。
保留型クーデレ傾向整合ログ。
実証拒否。
整合保留。
抗議継続中。
削除要求なし。
悪くはなかった。
になります。
特に重要なのは、
黒執着春麗:抗議しながら、作者主人公補正ログを保留保存した春麗
です。
抗議はする。
作者のやり方は許していない。
クーデレ確定も認めない。
でも、ログは消さない。
なぜなら、悪くはなかったからです。
この「悪くはなかった」が、今回も最後に戻ってきます。
本人は分かっています。
これを言うから補強になる。
それでも言ってしまう。
それでも消さない。
このあたりが、黒執着春麗の現在地だと思います。
そして最後の、
次からは、見たかったから、だけでは通さないわ。
理由があるなら、保留するけれど。
これもかなり黒執着春麗らしいです。
怒っている。
でも、理由があるなら保留する。
完全拒否ではない。
保留の余地を残している。
それ自体が、もう今回のログを受け取っている証拠になってしまう。
保留型クーデレ傾向は、正式承認されていません。
でも、また一つ、棚に置かれました。
今回も、抗議しながら受け取ってしまう黒執着春麗の回でした。