また戦ってくれなんて言わないで ――春麗は今日もめんどくさい―― 作:エーアイ
本編のIFシリーズは無関係のエピソードとなります。
リュウとの因縁が発生しなかった春麗の別ルートです。
ディレクターズカットIF側の春麗会議室掲示板に、新しいスレッドが立った。
【カテゴリ:作者確認/第1話普通敗北ルート・続報】
【スレッド名:黒ドレスの予約まで入れた春麗、三連勝。そのうえ初戦の前提まで更新された件】
【スレ主:記録板AI】
【返信:記録板AI】
『対象:第1話普通敗北ルート春麗』
『通算四戦目:春麗ギリギリ勝利』
『戦績:初戦敗北後、三連勝』
『敗者の印:三度目』
『今回の主な変化』
『黒い戦闘服の運用を、試合前の準備段階まで拡張』
『リュウ:前回の黒への対策を実施』
『初戦時のリュウ側認識について新規開示あり』
【返信:本編春麗】
最後。
【返信:通常救済版春麗】
そこよね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
前回の検証内容に関わるから、今回は私もいるわよ。
【返信:本編春麗】
専門家継続ね。
【返信:記録板AI】
『匿名希望:閲覧中』
【返信:本編春麗】
あなたもいるのね。
【返信:匿名希望】
続報ですので。
【返信:本編春麗】
じゃあ最初から確認しましょう。
初戦の新事実は後。
【返信:匿名希望】
後回しにしますか。
【返信:本編春麗】
先に四戦目を見ないと、どれだけ刺さったのか分からないでしょう。
【返信:記録板AI】
『四戦目開始前』
『リュウ、自ら春麗のもとへ再訪』
『発言』
「お前に勝つために来た。今度は揺れない」
【返信:本編春麗】
いい。
【返信:匿名希望】
非常に。
【返信:本編春麗】
前回負けて、その敗北を持ち帰って、修行して、自分からもう一度来た。
対象春麗が嬉しくなるのも分かるわ。
【返信:通常救済版春麗】
でも、その場では戦わなかったのよね。
【返信:記録板AI】
『春麗』
「でも、今日は無理ね」
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ここが三戦目との大きな差ね。
三戦目は初めて黒い戦闘服を使って、衣装も髪も視線も距離も言葉も間も、実戦の中で「使える」と気づいていった。
今回は、一度成功したあと。
だから春麗自身が、
「着替えれば終わりじゃない」
「準備がいる」
「試合が始まる前から勝負」
と考えるようになった。
【返信:本編春麗】
発見したものを、今度は自分から組み立て始めた。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そう。
急に完成した黒戦術使いになったわけじゃない。
発見した。
試した。
勝った。
振り返った。
だから次は、前もって準備する。
ちゃんと一段ずつ進んでる。
【返信:記録板AI】
『黒い戦闘服を用いた戦術』
『体系化:初期進行』
『正式名称認識:なし』
【返信:本編春麗】
そこは前回通りでいいわね。
本人はまだ「黒戦術」なんて呼んでない。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ええ。
黒戦術という完成形を過去へ持っていくんじゃなく、この春麗自身がそこへ近づいていく段階。
【返信:記録板AI】
『春麗』
『再戦日時・場所を指定』
「明後日」
「日没後。東の古い稽古場」
「そこで待っていなさい。遅れないで」
【返信:本編春麗】
黒い戦闘服込みで試合の予約を入れた。
【返信:通常救済版春麗】
待ち合わせとも言う。
【返信:本編春麗】
試合よ!
【返信:匿名希望】
対象春麗本人も、一瞬「デートの約束みたい」と考えています。
【返信:本編春麗】
本人がすぐ否定してるでしょう。
【返信:匿名希望】
「違うわよ」
「試合。これは試合なんだから」
【返信:本編春麗】
全文出さなくていい!
【返信:通常救済版春麗】
でも、この春麗はまだ「会いたい」と「戦いたい」を綺麗に分けてないのね。
【返信:本編春麗】
そこは今の私とは違う。
今なら、会いたいなら会いたい。戦いたいなら戦いたいって分けて考えられる。
この子はまだ、試合を作ることがそのまま会う理由にもなってる。
【返信:匿名希望】
似ているから分かる、と。
【返信:本編春麗】
そうよ。
【返信:記録板AI】
『当日』
『春麗、早い時間から準備開始』
『黒い戦闘服、長く下ろした髪、目元、足の置き方、肩の角度、歩く速度、リュウの前へ現れる位置』
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ここも大きい。
三戦目では「どう見えるか」を試した。
四戦目では「どう見せるか」になってる。
【返信:本編春麗】
しかも稽古場へ着いてからも、すぐ入らない。
【返信:記録板AI】
『入口で一度停止』
『リュウが春麗へ気づくまで待機』
『リュウが見る瞬間から見せ方を開始』
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
いいわね。
もう「試合開始前」どころじゃない。
「相手が自分を見る瞬間」を、春麗側から作ってる。
【返信:匿名希望】
事前戦術。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
その方向へ進んでる。
【返信:本編春麗】
そしてリュウもちゃんと見る。
【返信:記録板AI】
『リュウ』
『春麗を確認』
『発言:似合っている、強そうだ』
【返信:本編春麗】
これ、かなりいいのよね。
【返信:通常救済版春麗】
どうして?
【返信:本編春麗】
「似合ってる」で女としての春麗を見て、「強そう」で格闘家としても見てる。
対象春麗が欲しかった両方が、もう来てる。
【返信:匿名希望】
なお対象春麗は、「それだけ?」と追加回答を要求しています。
【返信:本編春麗】
そこは欲張り。
認める。
【返信:記録板AI】
『試合前』
『春麗発言』
「だったら、女としての私を意識したまま、本気で戦いなさい」
「次は揺れないって言ったんだから」
【返信:本編春麗】
これ、今回かなり好き。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒の目的が、もうかなり明確になったわね。
【返信:本編春麗】
「女として見るな」じゃない。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
女として見ろ。
【返信:本編春麗】
格闘家としても見ろ。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
それでも拳を止めるな。
【返信:匿名希望】
そして春麗が勝つ。
【返信:本編春麗】
そこは絶対よ。
【返信:匿名希望】
要求が多いですね。
【返信:本編春麗】
分かってるわよ!
【返信:記録板AI】
『試合結果』
『春麗ギリギリ勝利』
『初戦敗北後、三連勝』
【返信:通常救済版春麗】
いきなり結果まで飛んだ。
【返信:本編春麗】
いいのよ。
試合そのものは本文で読んだでしょう。
ここで全部もう一度実況する必要はないわ。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
確認したいのは、勝ち方。
リュウは前回より明確に黒へ対策してきた。
裾や髪へ視線が動いても、すぐ春麗の腰や肩へ戻す。黒を見ても戦闘へ戻るのが速くなってる。
【返信:本編春麗】
それでも黒は消えてない。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ええ。
ただし万能でもない。
春麗は波動拳も昇龍拳も竜巻旋風脚もまともに受けて、最後はあと一撃で終わるところまで追い込まれてる。
【返信:通常救済版春麗】
黒を着いたらリュウが全部弱くなる、ではない。
【返信:本編春麗】
そこが大事。
春麗自身も、開脚突拳、百裂脚、発勁、夏塩蹴、スピニングバードキック、投げまで使って普通に格闘してる。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
黒は追加なのよ。
春麗の格闘技術を置き換えるものじゃない。
【返信:記録板AI】
『最終局面』
『リュウ:春麗を仕留めるため前進』
『わずかな判断遅延が発生』
『春麗:当該隙へ虎襲倒』
『決着』
【返信:本編春麗】
ここも好き。
黒が勝利そのものをくれたんじゃない。
最後にほんの小さな隙を作っただけ。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
それを見て、打撃ではなく虎襲倒を選び、勝利へ変えたのは春麗本人。
【返信:匿名希望】
戦闘技術と判断力が前提。
【返信:本編春麗】
そう。
だから黒で勝ったというより、黒まで含めた春麗が勝った。
【返信:記録板AI】
『勝利後』
『敗者の印:三度目』
【返信:通常救済版春麗】
もうかなり定着してきた。
【返信:匿名希望】
一度目は衝動。
二度目は自覚的。
三度目は、ほぼ勝利後の恒例行動ですね。
【返信:本編春麗】
恒例って言われると少し怖い。
【返信:匿名希望】
否定は困難です。
【返信:本編春麗】
……そうね。
【返信:記録板AI】
『春麗』
「結局、今日も私を女として見たでしょう?」
『リュウ』
「見た」
『春麗』
「それでも少しは揺れた」
『リュウ』
「完全には消せなかったな」
【返信:本編春麗】
逃げないのよね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そこがいい。
【返信:記録板AI】
『春麗』
「……それでも拳は止めなかったのね」
『リュウ』
「お前を一人の格闘家として見ている。止める理由はなかった」
【返信:本編春麗】
これ、かなり理想。
【返信:通常救済版春麗】
女として見た。
でも格闘家としても見てる。
だから拳を止めない。
【返信:本編春麗】
対象春麗が黒を使って欲しがってたもの、そのままなのよ。
【返信:匿名希望】
本編春麗も欲しいのでは。
【返信:本編春麗】
欲しいわよ!
【返信:本編春麗】
ここまでは綺麗だったの。
【返信:通常救済版春麗】
過去形。
【返信:本編春麗】
その直後よ。
【返信:記録板AI】
『新規開示』
『リュウ』
『ただ、女として見たのは、今日が初めてじゃない』
『最初に戦った時も、春麗を魅力的だと思った』
しばらく、掲示板への書き込みが止まった。
【返信:本編春麗】
……続けて。
【返信:記録板AI】
『春麗』
「でも、あの時のあなたは、私を女として見てるようには見えなかった」
『リュウ』
「見ないようにしていた」
『春麗』
「どうして?」
『リュウ』
「それで拳を鈍らせたくなかった」
「春麗とは、格闘家として戦いたかった」
「だから試合では、そちらへ意識を戻した」
【返信:本編春麗】
前回の会議、ここは更新が必要ね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そうね。
前回は、
「リュウ側にも女性としての認識はなかった」
まで客観情報として置いた。
今回、本人が直接否定した以上、そこは更新する。
【返信:匿名希望】
新しい整理は、
「春麗への魅力認識はあった」
「ただし、勝負の判断から意図的に切り離した」
「拳は鈍らせなかった」
「春麗側には女性として見られた実感がなかった」
でしょう。
【返信:本編春麗】
それなら事実関係を分けられる。
【返信:通常救済版春麗】
じゃあ、「初戦では何も始まらなかった」も変わる?
【返信:本編春麗】
そこが一番大事。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
変えなくていいと思う。
リュウが心の中で春麗を魅力的だと思ったことと、二人の関係が始まったことは別だから。
【返信:本編春麗】
初戦では春麗が普通に負けた。
リュウはそのまま帰った。
次の約束もない。
春麗も普通に修行へ戻った。
リュウへの固着もない。
【返信:通常救済版春麗】
因縁も始まってない。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そこは全部変わってない。
変わったのは、
「リュウは春麗に何も感じていなかった」
という春麗たちの理解。
「二人の関係として何も始まらなかった」
はそのまま成立する。
【返信:本編春麗】
それなら残せる。
【返信:匿名希望】
初戦の出来事が書き換わったのではありません。
春麗が知らなかったリュウ側の情報が、四戦目後に増えた。
そう扱うのが自然でしょう。
【返信:本編春麗】
うん、それが一番近い。
【返信:本編春麗】
じゃあ、前回まで使ってた、
「初戦では女として何も残せなかった」
はどうする?
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
春麗側の認識としては残せる。
ただし、客観事実として断定しない方がいい。
【返信:通常救済版春麗】
「女として何かを残せたとは、春麗には分からなかった」。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そう、春麗から見れば、初戦のリュウは女性として反応したようには見えなかった。
だから二戦目でリュウが特別になったあと、
「格闘家として見られるだけでは足りない」
と思ったことも、その時点では自然な判断だった。
【返信:本編春麗】
本人が知らなかったんだから、黒を選んだ理由まで消えるわけじゃない。
【返信:匿名希望】
むしろ、黒の役割を少し言い換える必要があります。
【返信:本編春麗】
そこね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
前回までは、
「初戦で届かなかった女性としての春麗を、黒で初めてリュウへ届かせた」
と考えていた。
今回の新情報を入れると、少し違う。
【返信:本編春麗】
初戦でも届いてはいた。
でも春麗は知らなかった。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
ええ。
しかも、リュウはその認識を勝負の外へ置いた。
春麗を魅力的だと思った。
でも、それで拳を鈍らせたくない。
だから格闘家として戦う方へ意識を戻した。
【返信:本編春麗】
初戦のリュウは、
「女として見る」
「格闘家として戦う」
を分けたのね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そう。
そして今の春麗が要求してるのは、その分離をやめること。
【返信:通常救済版春麗】
女として見たまま。
【返信:本編春麗】
格闘家として本気で戦え。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
そこが黒の意味になる。
【返信:匿名希望】
黒は、女性としての認識をゼロから作ったのではない。
初戦では勝負の外へ置かれていたものを、
「そこも外へ置かないで」
と春麗自身が勝負へ持ち込んだ。
【返信:本編春麗】
ああ、その方が今回の四戦目まで綺麗につながる。
【返信:記録板AI】
『ルート整理更新』
『初戦』
『リュウ:春麗への魅力認識あり』
『ただし、勝負判断から意図的に分離』
『春麗:当該認識を知らず』
『関係始動なし』
『二戦目』
『春麗勝利』
『リュウが特別な相手へ変化』
『三戦目以降』
『春麗:女性としての自己も勝負内へ明示的に持ち込む』
『リュウ:女性として春麗を認識したまま戦う方向へ進行』
【返信:本編春麗】
それで保存して。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
異議なし。
【返信:匿名希望】
同意します。
【返信:本編春麗】
それにしても。
私、初戦のリュウかなり好きかも。
【返信:通常救済版春麗】
どこが?
【返信:匿名希望】
「魅力的だと思った」。
【返信:本編春麗】
そこもいいけど!
魅力的だと思って、それでも拳を鈍らせなかったところよ。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
でも初戦では、そのために女性としての意識を一度勝負から外した。
【返信:本編春麗】
だから今の方がもっといい。
今は、女だと分かったまま見る。
そのまま拳を止めずに戦う。
【返信:通常救済版春麗】
対象春麗が黒を使ったことで、リュウ側もそこへ進んだ。
【返信:本編春麗】
そう。
初戦は、見ないようにすることで拳を鈍らせなかった。
三戦目は、見て揺れた。
四戦目は、見たまま戦って、まだ少し揺れた。
そして次は、
「もっと見ても揺れない」。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
春麗だけじゃなく、リュウ側の修行にもなってる。
【返信:本編春麗】
そこ、かなり好き。
【返信:記録板AI】
『四戦目後』
『リュウ』
「次は、お前をもっと見ても揺れないようにする」
『春麗』
「もっと揺らしてみればいいのよね」
【返信:本編春麗】
やめる気ないわね。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
前回より、さらにない。
【返信:匿名希望】
リュウは対策する。
春麗はさらに組み立てる。
リュウはもっと見ても拳を止めないよう修行する。
春麗は、その上からもっと揺らそうとする。
【返信:本編春麗】
永久機関じゃない。
【返信:行き遅れに恐怖する春麗】
しかも対象春麗、次も勝つ気でしょう?
【返信:本編春麗】
当然でしょう。
【返信:通常救済版春麗】
本人じゃないのに即答した。
【返信:本編春麗】
分かるのよ。
【返信:記録板AI】
『対象春麗/帰宅後』
『自己認識』
「私……かなりハマってるわね」
【返信:本編春麗】
ついに認めた。
【返信:通常救済版春麗】
恋愛?
【返信:本編春麗】
そこまではまだ。
恋だとか好きだとか、本人はまだ整理していない。
でもリュウが普通の強敵じゃないことは、もう認めた。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
それで十分よ。
【返信:匿名希望】
黒依存については?
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
まだ成立していない。
黒がなければ戦えないわけでも、勝てないわけでもない。
ただし、継続する利益は前回よりさらに増えた。
【返信:本編春麗】
三連勝。
リュウが対策しても勝てた。
女として見られたまま、本気で戦ってもらえた。
しかも初戦から魅力的だったと本人から言われた。
【返信:匿名希望】
黒をやめる理由がありませんね。
【返信:本編春麗】
言わないで。
【返信:本編春麗】
でも今回、一番残したいのはそこじゃないかも。
【返信:記録板AI】
『指定を求めます』
【返信:本編春麗】
初戦の新事実。
出来事そのものは変わってない。
同じ初戦。
同じ敗北。
何も始まらなかったことも同じ。
でも、リュウ本人から知らなかったことを聞いた。
それで自分の中で、あの試合の置き方が変わった。
【返信:通常救済版春麗】
過去を書き換えたんじゃない。
知らなかったことを知った。
【返信:本編春麗】
そう。
今の私にも、それは分かる。
自分だけで考えて、推測して、他の春麗と比べ続けるんじゃなくて。
知りたかったら本人へ聞く。
本人の言葉で答えをもらう。
その答えで、同じ過去でも自分の中で持ち方が変わることがある。
【返信:匿名希望】
現在の本編春麗らしい所見ですね。
【返信:本編春麗】
そこは認める。
【返信:記録板AI】
『保存候補』
『新しい情報によって変わるのは過去そのものではなく、現在の自分が過去をどう持つか』
【返信:本編春麗】
それ、保存して。
【返信:記録板AI】
『最終保存』
『第1話普通敗北ルート/四戦目』
『春麗:初戦敗北後三連勝』
『黒い戦闘服:試合前準備まで運用範囲を拡張』
『黒戦術体系化:初期進行/正式名称未認識』
『敗者の印:三度目』
『初戦情報更新』
『リュウ:春麗への魅力認識あり』
『ただし勝負判断から意図的に分離』
『拳の鈍化なし』
『春麗側:女性として見られた実感なし』
『因縁不成立:維持』
『黒の意味』
『女性認識を新規発生させるものではなく』
『勝負の外へ置かれていた女性としての春麗を、春麗自身が勝負内へ持ち込む方向へ更新』
『現在』
『黒依存:未成立』
『黒継続利益:上昇』
『リュウへの固着:本人自覚あり』
『恋愛自覚:未確定』
『以上、保存完了』
【返信:本編春麗】
異議なし。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
専門家としても異議なし。
【返信:匿名希望】
異議ありません。
【返信:本編春麗】
黒の二人、完全にこのルート気に入ってるでしょう。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
否定しない。
【返信:匿名希望】
私も。
【返信:本編春麗】
今日は本当に素直ね。
【返信:記録板AI】
『次回観測:推奨』
【返信:本編春麗】
記録板AIまで。
【返信:黒ドレス特化救済春麗】
だってリュウは「もっと見ても揺れない」でしょう?
【返信:本編春麗】
対象春麗は「もっと揺らしてみる」。
【返信:匿名希望】
続きは気になります。
【返信:本編春麗】
……それは私も。
Q:今回のディレクターズカットIFについて解説して?
A:
今回は、四戦目を春麗会議室側から振り返りながら、このルートに二つの大きな変化が起きたことを整理する回でした。
一つ目は、黒の使い方です。
前回は黒い戦闘服を着て、髪、視線、距離、言葉、間まで「使える」と実戦の中で発見しました。
今回はそこから一歩進み、日時と場所を決め、髪や目元を整え、リュウが自分を見る瞬間まで含めて準備しています。
ただし、黒が万能になったわけではありません。
リュウも対策してきて、春麗はあと一撃まで追い込まれます。最後に黒が作ったのは、ほんの小さな隙だけ。それを虎襲倒で勝利へ変えたのは春麗自身でした。
そしてもう一つが、初戦の新事実です。
リュウは初戦から春麗を魅力的だと思っていた。ただ、それで拳を鈍らせないため、女性としての意識を勝負から切り離していた。
これは「初戦では何も始まらなかった」を覆すものではありません。
春麗は普通に負け、普通に帰った。因縁が始まったのは二戦目からです。
変わったのは、春麗が知らなかったリュウ側の情報が増えたこと。
そして黒の意味も、「女性として見てもらう」から、「女性として見たまま、本気で戦ってもらう」へ進みました。
過去そのものは変わらない。
でも、知らなかったことを本人から聞けば、その過去を現在の自分がどう受け止めるかは変わる。
今回は、黒だけでなく二人の関係そのものが一段進んだ回になりました。