AIに書かせた異世界のんびり農家×40k   作:eriza7170

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第一話「鋼鉄の巨人、村に降り立つ」

空は青かった。

 

雲はゆっくり流れ、畑では作物が揺れている。

いつものように村人たちは働き、子供たちは走り回り、犬たちは昼寝をしていた。

 

そんな平和な村の上空に――突然、空間の裂け目が現れた。

 

 

「……ん?」

 

 

村長である 街尾火楽 が鍬を止める。

次にそれを見た者もどうしたどうしたとざわつきはじめる

 

空の一部が歪んでいる。

次に雷のような轟音。

更に紫色の閃光。

 

瞬間。

 

巨大な“何か”が森へ落下、否、墜落した。

 

ドゴォォォォン!!

 

土煙が上がり、鳥が一斉に飛び立つ。

 

 

「魔物!?」

 

「敵襲ですか!?」

 

 

ハイエルフたちが弓を構え、鬼人族メイドたちが武器を持つ。

 

しかし火楽は首を傾げた。

 

 

「……なんか、爆発の音が金属っぽいな?」

 

 

森の中。

 

そこには、黒い鋼鉄の巨人が倒れていた。

 

全高二メートルを超える青を主とし、金色が刺しこまれた装甲。

赤いレンズのようなこちらを睨むような錯覚を思わせる目。

銃というこの世界にはない、否、火楽の前世ですら存在ほどに巨大な銃。

肩と胸には黄金の髑髏と翼の紋章と。

 

それはAdeptus Astartes――スペースマリーンだった。

 

 

「……生体反応、確認」

 

 

低く、重い声。

 

だが装甲は損傷し、片腕から火花が散っている。

 

彼はゆっくり立ち上がろうと木を支えに――

 

バキッ。

 

木を折った。

 

 

「……」

 

「……」

 

火楽とスペースマリーンは見つめ合った。

 

周囲の村人は完全に硬直していた。

 

鬼人族メイドの一人が小声で言う。

 

 

「村長……あれ、ドラゴン級では?」

 

「いや、ドラゴンより硬そう」

 

 

スペースマリーンは周囲を確認した。

 

知らぬ空。

知らぬ星。

ワープ航行中の事故。

 

彼の記憶に最後に残るのは、ワープの裂け目と狂気の囁き。

 

 

「ここは……どこの戦域だ」

 

 

火楽は答える。

 

 

「えーと……ここは大樹の村だ」

 

「……聞いたことがない」

 

「俺もあなたみたいなの見たことない」

 

 

しばらく沈黙。

 

そしてスペースマリーンは警戒したまま言った。

 

 

「住民は無事か」

 

「今のところは」

 

「そうか」

 

 

火楽はその瞬間、少し安心した。

 

 

(あ、たぶん悪い人ではないな)

 

 

 

 

 

 

数時間後。

 

スペースマリーンは村の広場に座っていた。

 

椅子は壊れた。

 

三脚も壊れた。

 

最終的に丸太へ直接座っている。

 

村人たちは遠巻きに見ている。

 

子供だけは興味津々だった。

 

 

「おっちゃん、でっかーい!」

 

「その鎧重いの?」

 

「それ何の武器!?」

 

 

スペースマリーンは困惑していた。

 

彼は銀河の地獄を知っている。

 

異星人。

悪魔。

惑星破壊。

数十億人の死。

 

だが――

 

“無邪気な亜人の子供”への対応訓練は受けていない。

 

 

「……重い」

 

 

真面目に答えてしまった。

 

子供たちは笑う。

 

 

「すげー!」

 

 

夕方。

 

村では村長や村人と話した結果、危険な害ある来訪者ではないことがわかったので歓迎会が始まった。

 

肉。

パン。

スープ。

酒。

 

スペースマリーンは料理を見つめていた。

 

彼の世界の食事は栄養ペーストや戦闘糧食が基本だ。

 

こんな“普通の食事”は、何百年ぶりかもしれない。

 

火楽が皿を差し出す。

 

 

「食べる?」

 

「毒物検査が必要だ」

 

 

彼に対して料理を出した角がある種族、それは見た目は人間に近いが渾沌のディーモンの特徴を持っている。

 

更に耳のとんがっているアエルダリのような特徴を持った者たち、サイキックの能力が強い者たち、ヴォータンのような者たち、獣系の亜人の者たちも仲良く食事をしている、困惑という感情を彼に思わせる。

 

だが村長と呼ばれている男は渾沌の司祭にもローグトレーダーにも思えず、彼のパワーアーマーに宿る機械精霊も渾沌の兆候を見せていない。

 

 

「ないない」

 

「……」

 

 

彼は慎重にスープを飲んだ。

 

その瞬間。

 

動きが止まった、微動だにしない、もはや彼の時間だけが停止したかと錯覚する

 

村人がざわついている、自身の器を見る、既に食べているところだ。

 

 

「まずかった?」

 

「いや……」

 

 

スペースマリーンはゆっくり言う。

 

 

「温かい」

 

 

それだけだった。

 

だが、その言葉は妙に重かった。

 

夜。

 

村の外れ。

 

スペースマリーンは星空を見上げていた。

 

静かだった。

 

砲撃もない。

悲鳴もない。

ワープの囁きもない。

 

ただ風の音だけがある。

 

彼は理解できなかった。

 

こんな平和な場所が、宇宙に存在するなど。

 

そこへ火楽がやって来る。

 

 

「眠れない?」

 

「……戦士は常に警戒する」

 

「この村じゃそこまでしなくていいよ」

 

 

スペースマリーンは少し黙る。

 

そして小さく言った。

 

 

「……理解不能だ」

 

 

火楽は笑った。

 

 

「まあ、のんびりしていってよ」

 

 

遠くで村人たちのほっとした、うれしそうな声が聞こえる。

 

銀河最強の超人兵士は、その音を静かに聞いていた。

 

それが、彼にとってあまりにも未知の音だった。

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