AIに書かせた異世界のんびり農家×40k   作:eriza7170

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第四話「村人たち、普通に強すぎる」

 

朝。

 

大樹の村には妙な空気が流れていた。

 

昨夜の戦闘。

そして、魔獣に寄生していた黒い触手。

 

ガイウス は一睡もせず警戒していた。

 

彼は知っている。

こういう汚染は広がる。

遅れれば終わる。

 

だからこそ、夜明け前からチェーンソードを整備し、最悪の場合には村ごと焼却する覚悟すら決めていた。

 

――だが。

 

 

「終わったわよ」

 

「……何?」

 

 

ガイウスは固まった。

目の前にはハイエルフたち。

普通に朝食を食べている。

 

 

「汚染源なら処理したから」

 

「処理……?」

 

「うん」

 

 

まるで畑の害虫でも駆除したような口調だった。

ガイウスは森へ連れて行かれる。

そこには、昨夜の汚染死体が山積みになっていた。

そして――

 

巨大な魔法陣。

 

数十人規模のハイエルフ魔術。

鬼人族の結界。

吸血鬼の魔力封鎖。

 

さらに。

 

村長である 街尾火楽 が持つ“万能農具”。

黒い触手は既に焼却され、浄化され、封印されていた。

完全に。

 

痕跡すら残っていない。

 

ガイウスは理解できなかった。

 

 

「……なぜ汚染が拡大しない?」

 

「ん?」

 

「精神汚染は?」

 

「効かなかったけど」

 

「変異は?」

 

「始まる前に浄化した」

 

「悪魔召喚は?」

 

「出てきた瞬間に潰した」

 

 

あまりにも自然に答える。

 

ガイウスの顔が引きつる。

 

さらに衝撃は続く。

 

 

「あと原因も潰したよー」

 

「……原因?」

 

 

森の奥。

 

そこには“穴”があった。

 

黒く濁る空間。

ガイウスが見た瞬間に理解する。

ワープ汚染。

小規模ながら、完全に Chaos 系統の裂け目だった。

普通なら惑星規模災害の前兆。

だが。

 

その周囲には――

ドラゴンたちがいた。

 

神代竜族である ラスティスムーン が欠伸している。

 

 

「んー、なんか変なの出てきたから閉じたわ」

 

「閉じた……?」

 

「うん」

 

 

彼女は軽く指を鳴らす。

 

ゴッ。

 

空間が圧縮される。

ワープ裂け目が悲鳴のような音を立てながら消滅した。

完全消滅。

ガイウスの思考が停止する。

 

彼は知っている。

 

ワープ裂け目を閉じるには通常、

 

大規模儀式

惑星規模戦力

対悪魔専門部隊

数万人単位の犠牲

 

それが必要になる。

だが今。

 

 

「眠いから帰るー」

 

 

ドラゴンが雑に処理した。

朝食会場。

ガイウスは無言だった。

火楽がスープを差し出す。

 

 

「大丈夫?」

 

「……理解不能だ」

 

「また?」

 

「この村の戦力は何だ」

 

「農村だけど?」

 

「農村ではない」

 

 

即答だった。

 

ハイエルフが笑う。

 

 

「そんなに驚くこと?」

 

「驚く」

 

 

ガイウスは真顔で断言した。

 

 

「俺の世界なら、この村は単独で星系防衛戦力に認定される」

 

 

場が静まり返る。

 

火楽が苦笑する。

 

 

「いやいや、大げさだって」

 

「大げさではない」

 

 

ガイウスは本気だった。

 

その後。

 

村人たちは普通に畑仕事へ戻った。

 

昨夜、宇宙的汚染を消し飛ばしたとは思えない空気である。

 

 

「キャベツ収穫しないとー」

 

「酒の仕込みまだ残ってますよ」

 

「昼どうする?」

 

 

平常運転だった。

 

ガイウスだけが取り残されていた。

 

彼は静かに空を見る。

 

そして思う。

 

 

(この村……帝国より安全では?)

 

 

それは、銀河最悪の時代を生きる戦士が初めて抱いた感情だった。

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