うわ〜〜!!次回で0章の最終話になるのにその最終話が難産過ぎます!このままではスネイルになってしまいます!!
ヴァイス大草原
アド「つまり突然転移魔法が発動して空中に放り投げ出されて、そこからあいつに捕食されて、さらにそこから脱出した後にあいつと戦闘して勝ったって事?」
ホシノ「その通り!」
アド「にわかには信じられんな。」
ウェルキー「めちゃくちゃにも程があるだろ⋯⋯⋯⋯⋯。」
クアトル城塞都市と呼ばれる所までこのパーティー達に護衛してもらいながらあそこで何があったのかを説明した。その時に丁寧な言葉遣いはいいと言われたので自然体で話していた。
設定はこう。
我々は魔物が殆どいない静かで平和な外部と殆ど隔絶された地域に住んでいた。しかしあまり出くわさないからといって安全とは限らない。いつもの様に皆で食料を取るため武器を取りいざ出発しようとした瞬間!突如として足元に転移魔法が発動して全員が空に放り投げられた!絶体絶命の大ピンチ!死ぬと覚悟したときにデスワームく⋯⋯⋯⋯⋯ぐ、グラス?サンド「グラスランド・デスワームな。」そう!そいつに食べられた事で何とか一命を取り留めたんだ。そこからはその助けてくれたデスワームくんに感謝しながら腹の中からぶち破って、怒り狂って襲ってくるデスワームくんの頭を吹き飛ばして生前葬をしたんだ。そして今に至るって訳!
女神ロアに殺されて転生したとかそういう話はしていない。言った所で信じないだろうから。
ウェルキー「大体!初めての戦闘があれっておかしいだろ!」
キサキ「そう言っても無理は無い。妾達も急だったのじゃ。」
ウェルキーの意味不明な説明に苛立ちを隠せなかった。
そりゃそういう反応になるだろう。なんせあの魔物は⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。
アンナ「あれはねこのヴァイス大草原の頂点捕食者なんだよ。つまりあれはここ一帯の中で一番強いってこと。嘘偽り無く話してね。あれを倒したのって君達?」
ヒフミ「はい!私達です!その⋯⋯⋯⋯⋯何かマズイことでもしてしまいましたか?」
あれは討伐してはならない存在だったのかと身構えるが⋯⋯⋯⋯⋯。
ミスティール「安心して下さい。あの個体を倒すのがクアトル城塞都市に住む冒険者達の悲願でしたから。」
クルミ「それはなんで?」
ウェルキー「あんた達本当に知らねーの?あれのせいでその奥にある死の森の資源が手に入らなかったんだよ。お陰で希少な素材は取れないし強い武器作るための素材が高騰するし、魔王討伐に必要な素材が手に入らないし!最悪尽くしだよ!」
ミスティール「あれはそう簡単に討伐するのは不可能です。あれ自体の強さはAランクの中では上の下、又は中の上といった所です。ですが時間が増す事に押し寄せてくるスカベンジャー達のせいで大人数の冒険者達だけでなく他の地域の魔法使いも必要になるんです。少数で行けば圧倒的な物量に潰されて大人数で行けばあれとスカベンジャー達の猛攻で被害は甚大。しかも地中に逃げますから倒し切れるか分からないんですよ。」
ウェルキー「そもそもあいつの膨大な体力を削れるかどうかすら怪しいから生半可な戦力じゃ意味ないんだよね。」
アンナ「だから今でも信じられないの。あのグラスランド・デスワームを討伐した君達を目の前で見たとしてもね。」
アド「しかも初めてと来た。そりゃ疑いたくなる。」
ホシノ(あれ強かったんだ。)
対空手段である連射できる近代兵器の恩恵の殆どが受けていた。さらにキサキの超強力バフで異常火力者のケイの火力をさらに盛り、今にして思えばスカベンジャー特攻のクルミとペロロ人形のヒフミのヘイト集めでスカベンジャーを対策し、そしてホシノの誘導によって討伐する事が出来たのだ。
討伐するには充分な能力を持っていた。
まぁ、あのデスワームくんが空中キャッチしてくれなければ確実に死んでいたんだろうが。
ホシノ「そうだね、全くその通りだよ。私達だってそんな話を聞かれたら疑うさ。でも⋯⋯⋯⋯⋯これが真実だよ。」
グラスランド・デスワームを討伐したのは紛れもなく事実。ホシノに出来ることはただ真実を伝えるだけ。
今まで討伐出来なかった化物を名も知らぬ人達が倒した。あり得ないを否定し疑ってしまいたくなるのが人というものだ。
当たり前を覆す様なものなら尚ならだ。
だからただ伝えるしかないのだ。
アド「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯はぁ〜〜〜〜〜。」
凄まじいため息を付いた後、むちゃくちゃな感情を我慢するように髪を掻いた。
アド「分かったよ。お前達の事は信じる。た·だ·し!帰ったらしっかり協会の方で調べさせてもらうからな!」
ヒフミ「信じて下さってありがとうございます!」
ウェルキー「この目で倒した所見たしなー。あんたらがあれを倒せるだけの実力があるのは分かってたんだよ。でもありえねーって思って疑っちまったんだよ。疑ってスマン。」
ホシノ「ありがとうございますウェルキーさん。」
ミスティール「貴女達が倒したのは女神ロア様の祝福があったからでしょう。今この場にいない者達に変わって感謝致します。」
ケイ「倒せたのはロアちゃんの力があったからこそです。同志ミスティール、その気持ち確かに受け取りました。」
勝手に同志にされたミスティール。
クルミ「この変態は放っておきなさい。面倒な事になるわよ。」
ミスティール「えっと、はい。分かりました。」
キサキ「これで後は城塞都市に向かうだけじゃな。」
アンナ「うんそうだよ。じゃあ!改めて出発しよ!」
クアトル城塞都市
ホシノ、クルミ、キサキ、ケイ、ヒフミ
「「「「「おお!」」」」」
アンナ「ようこそ、クアトル城塞都市へ!」
目の前には三十メートル程ある立派な城壁があった。白と紺の石畳で作られておりよく見れば所々に傷があった。その傷がスタンビードと呼ばれる魔物の行軍から守ってくれたのだと教えてもらった事でより貫禄が増した。規則正しく矢を放つ箇所がいくつも並んであり一番上にはバリスタが多数設置されていた。他にも見張り塔や殺人窓など多数の罠があって見ていて飽きない。今ホシノ達は跳ね橋を渡り魔法で強化されているという堅牢な城門を通り過ぎたところだ。
ちなみにホシノ達は女神ロアから貰った金貨五十枚の内の一枚ずつ通行料を支払った。金貨で支払うホシノ達に門兵と『ブライト・エッジ 』は驚愕していた。
門兵から通行料銀貨一枚お釣りの銀貨九枚を貰いつつ城門前の活気溢れる市場を目にする。人々があれだこれだと商品を買っていき中には値切りをしている者もいる。様々な武器や防具で武装している者が多数で市民と思わしき人々が怯えていないことからそれは冒険者なのだろうと推測する。城門近くには騎士の防具を纏っている者達の駐屯地があり魔物に襲撃されても城門近くで騒動が起きてもすぐに駆け付けてくれるだろう。
アンナ「ここはクアトル城塞都市。モードレストで一、二位を争うくらい冒険者達の練度が高い場所だよ。」
ウェルキー「気を付けろよー。お前らべっぴんさんだから夜道には注意が必要だぞー。」
怖がらせるように言うが多分マジだと思うのでその事を頭に入れておく。
ウェルキーさんの言葉で震えているヒフミを宥めながら歩いていると⋯⋯⋯⋯⋯。
?「あれ?アドじゃん。」
気軽い男性の声が右から聞こえる。一斉に視線を向けられたのは美味しそうな串焼きを両手に持ちながら口に頬張っている若い男性だった。灰色の短髪、安男のような顔、髪と同じ灰色の瞳。そして身に着けているのは装飾が施された豪華な銀色の金属鎧を纏っていた。背中には見事な重厚そうなグレードソードと銀色に輝く美しいカイトシールドを背負っていた。
ホシノ(ん?この人結構強いな)
アド「ん?おお!ニクスか!こんな所で何やってるんだ?」
ニクス「んなもん串焼きを食べる為に決まってるだろ?市場なら串焼き一択。」
ウェルキー「相変わらず串焼き好きだな⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」
馴れ親しんだ仲のようだ。アドさんとニクスと呼ばれた男は軽口を叩き合いながら会話をしていた。
ホシノは大雑把にしか強さは分からない。だが確実に言えることはこの男は強いということだ。
ニクス「んで、その美少女達は?」
珍しい物を見るようにホシノ達を見る。段々と、その、ちょっと、いやだいぶいやらしい目線になる。前世だがホシノは元男としてヒフミの前に立って卑猥な眼差しを遮りデスワームくんの時以上の殺意を乗せてそのクソ野郎を睨んだ。クルミはその男に嫌悪感を隠さず、キサキは軽蔑の眼差しを向け、ヒフミはホシノの行動に感謝の気持ちが一杯となりケイは真顔でルミナス・ノヴァに手を掛けた。
ニクス「ちょっ!ちょちょっ!ちょっと待って!なんでそんな目線を向けんの!?」
ウェルキー「過剰に反応しすぎだぞ。お前らさっき言ったけどべっぴんさんだからこの先こういう奴の目線を向けられ続けられるぞ。慣れだぞ慣れ。」
ミスティール「確かにそうかもしれませんが女性としてそういう感情を持つのは当たり前ですよ。」
ウェルキーはそういう目線は気にしないタイプだがミスティールはその自身のルックスのせいで苦労をした記憶を思い返したのかホシノ達を擁護した。アンナは同情しアドは女って怖いとつくづく思い知る。
そもそも何故こんな修羅場じみた事になっているかというと⋯⋯⋯⋯⋯。
ホシノ、クルミ、キサキ、ケイ
((((何だか最推しの生徒に向けている気がして腹が立つ。))))
と、思っているからだ。
もし自身の姿がブルアカの生徒ではない姿であったなら気持ちは分かるけど嫌な気分だなーと思っていただろう。しかし彼女達はブルアカの生徒、しかも最推しの姿なのだ。他者から自身に向けられる視線が何だか最推しの生徒に向けられている気がして元先生としてその愚か者に罰せなければならないと気が気でならないのだ。
ニクス「悪かった。悪かったから許してくれー!」
今も向けられる視線に我慢出来ずニクスは謝り倒すのだった。
数分後
アド「えっと、んじゃ紹介するよ。こいつがニクス。Aランク冒険者パーティーの『グレイ・ハウンド』のリーダーで俺の親友だ。」
ニクス「よろしく!」
ホシノ「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯どうも。」
クルミ「⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」
キサキ「よろしゅう。」
ケイ「こんにちは。」
ヒフミ「あはは。」
軽い挨拶をするが反応はイマイチ。ジト目でお返しされたニクス。
だがこの男こそがこのクアトル城塞都市に住む冒険者達の中でトップクラスの実力者の一人だ。Aランクという冒険者達における最高到達点。数多の死線をくぐり抜け、数々の功績によって得られる称号。誰からも頼られ大きな戦いの際には絶対の信頼が置かれる存在。それがAランクというものだ。
ニクス「話戻すけどこの子たちって何?」
朝出発した際にも会っているため戻って来た親友が五人もの美少女を引き連れていたのだ。気になりもする。
アド「あー、そのー、何ていうか⋯⋯⋯⋯⋯。」
どう説明すればいいのか分からず困っていると⋯⋯⋯⋯⋯。
アンナ「帰るときに道中でこの子達が困っていたからここまで護衛して送ったの。」
ミスティール「困っている人を見過ごすなんて女神ロア様を信仰する者として許されない事ですから。」
アドのピンチに颯爽と現れ連携プレーで説明した二人に感謝の意を送るアド。
ちなみに護衛の際にホシノ達も一緒に戦うと申し出たが『護衛の依頼を受けたからね、だから君達は守られて。』と言われた。道中凶暴な見た目をした狼(グローウルフ)やデスワームくんをそのまま小さくしたようなミミズ(プレーリーワーム)などの魔物が襲って来たが全て私達を完璧に守りながら送ってくれた。Bランクはベテラン中のベテランという評価を受けていると聞いて、今にして思えばこれくらい凄い人があとどれだけいるんだろうとこの都市の説明を受けて思ってしまう。
ニクス「あんな魔境に?変わった子たちだな。」
ウェルキー「ま、無理もないぜ。なんてたってこいつらはグラスラ⋯⋯⋯⋯⋯。」
アド「あー!っと!そうだ!お前も一緒に冒険者協会に来い!とんでもない事が起きたんだ!」
ニクス「⋯⋯⋯⋯⋯それって?」
アド「それは着いたらで!」
ウェルキー「むぐー!むぐぐー!」
とんでもない事を口走ろうとするウェルキーさんの口を塞ぎ一緒に来いと誘うアドさん。
確かに着いたからの方が楽だろう。説明するのに時間が掛かるだろうから。
アンナ「その前に体洗おう?粘液まみれだよ?」
ホシノ、クルミ、キサキ、ケイ、ヒフミ
「「「「「あ。」」」」」
そういえばそうだった。
銭湯
程よい熱で満たされた湯船で体を清める施設
体を清潔にするだけでなく血行促進など生きていく上で欠かせない活力を向上させる効果もあるようだ
昔とある勇者が風呂に入りたいと癇癪を起こしそれによって発展した歴史があるという
欲望は文化を発達させるとはよく言ったものだ
冒険者協会 クアトル支部代表執務室
モグリット「それで、報告とは何だ?アド。」
アンナさんとウェルキーさん、ミスティールさんと一緒に銭湯の利用の仕方を教えてもらいながら体を洗った後、そのまま冒険者協会へ足を運んだ。アドさんは受付嬢に至急報告したい事があると伝え、あれよあれよとこの冒険者協会の代表者の執務室に呼ばれた。
低い、けれどよく響く声がこの執務室でははっきりと聞こる。中央から机を挟んで右のソファーと椅子に座る私達。反対に『ブライト・エッジ 』のメンバーと急遽呼ばれたニクスが座っている。そしてこの部屋の中央には大男がいた。白髪が混じった茶髪、巌のような顔立ちだがそれは長年の蓄積によってなったと察せられる。何処か老いを感じる風貌だが遠くからでも見えるであろう筋骨隆々な体は今も鍛えていると分かる。その体にぴちっとした冒険者協会の代表者の制服を着ているからか何処か窮屈そうだ。それにどこか怖い印象を受ける。そのすぐ隣には秘書と思わしき女性が立っているこの人もこの冒険者協会の上位の地位にいるのだろう。
この人物こそが元Aランク冒険者、クアトル支部代表者のモグリット·グラグウィス。若人から恐れられている男だ。
アド「はい。モグリットさん。信じられないかと思いますがグラスランド・デスワームは今日この者達によって討伐されました。」
モグリット「⋯⋯⋯⋯⋯⋯なんだと?」
ひぇ。
ジロッと睨むような視線をアドさんに向けられる。こっちに向けていないのに低い重低音と強面の顔、そして発せられる重圧も相まって怖すぎる。
向けられた本人はビクッと体を一瞬震わせて内なる恐怖を抑えようとする。
秘書「支部長、あまりそのような態度を取ってはいけませんよ。見て下さい。アドさんが困ってますよ。」
注意するように秘書がモグリットさんに言う。
モグリット「すまぬ。以後気を付ける。」
その言葉の後、見えない何かが消えたように感じたと同時に空気が軽くなるような気がする。
ウェルキー「やっぱ何度会話してもコエー(ひそひそ)。」
ミスティール「き、気持ちは分かりますが(ひそひそ)。」
ニクス「⋯⋯⋯⋯⋯本当か?この美少女達が倒したのか?」
アド「ああ、この目でしかと見た。他の皆も同様だ。」
モグリット「詳細を話せ。」
アドさんは説明する。プレーリーワームの討伐依頼を引き受けて朝出発したこと。その後十五匹のプレーリーワームを討伐した後に場所を移動しようとした時に仲間のウェルキーさんがグラスランド・デスワームと思わしき声と大きな振動、そしてとてつもない想像を絶するような音を聞いたこと。冒険者として様子を見に行った時に私達がデスワームくんの頭を吹き飛ばした光景を目の当たりにしたこと。事情を聞くためにそのまま帰還したこと。
詳細に説明したアドはモグリットの反応を伺った。
モグリット「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯とても、にわかには信じられん。だがこれが真実。そうであろう?」
気持ちを落ち着かせる様にゆっくりと言葉を吐き出し、視線をこっち向けた。
ホシノ「そうだよ。私達が倒した。」
ニクス「おいおい何かの冗談だろ?あれをたった五人で倒すとかウソに決まってるだろ?」
ウェルキー「おい!もしかして私達がウソ言ってるって言いてーのか?」
ニクス「んなもん決まってるだろ!誰が信じるかよ!」
秘書「では今この場で証明すればよろしいのではないでしょうか?」
ん?どういう事?
キサキ「秘書よ、それはどういう意味なのかえ?」
秘書「これを使うということです。」
豪華な鍵を手に持ちながら後ろにある棚からおもむろに取り出し皆の前にある机に置いたのは⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。
秘書「我が偉大なる女神ギールティルス様が賜った神器。名を真実の鈴、ヴァールハイツ・クリンゲル。これで証明しましょう。」
クルミ「いやこれ喫茶店でよく見るチンチン鳴るベルじゃん!」
そう、喫茶店で店員さんを呼ぶ時に使うベルだ。違いがあるとすれば全体的に金と黒が混じった色をしているのと中央に天秤と槌のマークがあるだけだ。
しかしよく見ると何だか神秘を纏っているような⋯⋯⋯⋯⋯⋯?
秘書「失礼な!これはギールティルス様が嘘を見破るすべを与える為に賜った『神器』ですよ!もしかして我が神を愚弄するのですか!?」
クルミ「いやそういう意味じゃなくて⋯⋯⋯⋯⋯!ただ見た目が完全にあれだったから。」
ホシノ「分かるけど、分かるけど話進めよ?」
秘書「んん!とにかくこの神器で真実が本当かどうか証明すれば良いのです。基本的にこの神器は使いませんが今回のような事態に陥った時にこれを使います。それだけ重要な事だと理解して下さい。これを使える者はこの場には私しかいませんので質問者は私がします。ニクスさん、これでよろしいですね?」
ニクス「それ出されたら文句言えないよ、秘書ちゃん。分かった、おいアド。もしこの子達の言った事がウソなら⋯⋯⋯⋯⋯⋯どうなるか分かるな?」
そう言ってアドをジロッと見つめる。ただじゃおかないと言外に言っているが当の本人のアドは余裕な表情を浮かべている。
アド「大丈夫だニクス。俺を信じろって。」
秘書「では始めますね。⋯⋯⋯⋯⋯汝、これから先の質問に嘘偽り無く話すと誓ってください。」
ホシノ、クルミ、キサキ、ケイ、ヒフミ
「「「「「分かりました。」」」」」
揃って誓いを立てる。
問題があるとするならば道中で話した設定だが⋯⋯⋯⋯⋯⋯これは臨機応変に柔軟な対応をしよう。うんそうしよう。
ホシノ達は質問に備えた。
女神ロア(ふふ、大丈夫です。ええ、皆さん大丈夫ですよ。なんてったって皆さんは⋯⋯⋯⋯⋯⋯。)
神器
神が人々の為に賜われた人々が説明不可能な超常を超えた物を指す
神々の司る存在によって効果が異なり
だがいずれもこの世界の住人には再現不可能なものばかりである
時に人はこれを恩寵と考えている
人は神の神意も思想も分からぬ
神は超常存在であるが故に