殺せんせーの教え子たち   作:宇津木 沙坂

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 ネタバレ禁止期間明けましたので。
 まだ『ワルプルギスの廻天』ご覧になっていない方、ぜひご覧になってからお読みくださいませ。

 とても、素晴らしい映画でした。


Aクラス対Bクラス

 テストでこんなに緊張するのは、初めてだ。

 唾を飲み込んで、平静を保つ。

 

 浅野や葛城や坂柳をトレースしていると、偶に、オレがその三人になっているかのように錯覚しそうになったが、鈴音と桔梗のおかげで帰って来れた。

 思ったよりも、諸刃の刃だな、コレは。

 生徒会室で卜部先輩に聞いてみたところ、卜部先輩は、トレースした後普通に帰って来れたらしいが、テーブルゲーム部で占藤先輩にそれを話したところ、凄い剣幕で怒られたのだとか。

 ケア要員なしでのメンタルトレースは、命知らずとかそんなレベルじゃないらしい。

 

「………なるほどね。兄さん達が話したがらないのも納得よ。………まぁ、多分、私はどれだけ練習しても出来ないのだけれど」

「これ、真似するの本当に危険だね。なんか、吸い込まれそうになると言うか。帰って来れなくなりそう」

「いつの間にか身につけていた卜部先輩は意味分からんがな」

 

 兎に角、これで何とか、三人分の予測テストを作り上げることができた。

 勉強会で、オレが新しく身に付けたスキルであることを説明しながら、覚えさせていく。

 殆ど反則技を使って、ようやく互角だ。

 まぁ、向こうも同じ反則技使っているんだがな。

 

「珍しく、緊張しているのね。清隆くん」

「まぁな。決戦だし」

 

 浅野と、坂柳。

 オレに取っての、ライバルの二人。

 こことの直接対決は、本当に、緊張して、楽しみだ。

 

「───勝ちに行くぞ」

「───えぇ」

 

 

 

 テストでこんなに緊張するのは、去年の二学期期末テスト以来か。

 奇しくも今回も、二学期期末テスト。全く、運命論者でこそないが、運命を感じずにはいられないな。

 

「…………ふふふ。とても緊張していますね、学秀くん。私もです」

「ふっ、有栖も、とても緊張しているようだな?」

「勿論です」

 

 有栖のメンタルトレース。

 その危険性は、予めメメ先輩に教えられた。本当にありがたい。

 初めの方こそ、僕がケア要員を務めていたが、神室が本格的に友達になってからは、神室が。

 そこから交友関係が広がって、先の振られた件をキッカケに、星穹、西川、白石、山村、森下もまた、ケア要員を務めるようになった。

 ───お陰で、僕も、練習の時間が取れた。

 

「それで、学秀くんのトレースは、どれほどですか?」

「八割から九割、といったところだな」

「成程。ケア要員は、誰が?」

「神室がやってくれている。有栖で経験が既にあるからな」

「…………な、るほど」

 

 何故だか有栖は、少し冷たい視線を、神室に向けていた。

 

「…………別にダシにした訳じゃないわ。合理的に判断した結果の話よ」

「そういうことにしておいてあげます」

 

 自称坂柳有栖親衛隊は、神室に疑惑の視線を向けていた。

 

「し、強かだねぇ、真澄」

「こ、この為に私たちにケア要員を託したのでは?」

「確かに合理的な手段ですね。これなら違和感なく浅野学秀に近付けるでしょう」

「いやー、うん。本命に近づく為に手段を選ばない。恋する乙女は怖いねぇ」

「えぇ。恋する乙女パワー全開ですね」

「はいそこ!好き勝手言わない!コレは合理的な判断だから‼︎」

 

 しかし、疑惑の視線は無くならない。

 

「あ、待てよ?これさぁ、私ら七人でローテーションするのはどう?」

 

 星穹三七は、とても楽しそうに、ニヤニヤ笑いながら、爆弾を投下した。

 

「あー、良いかも。じゃあ、次、浅野のケア要員私がやろっか?」

「は?何馬鹿なこと言ってんのよ亮子?」

「じょ、冗談だって。ちょっ、ちょっと落ち着こう?」

 

 西川亮子は後悔した。

 乗るんじゃなかった。

 伽藍堂の瞳が、自身の瞳を覗き込んでくる。なんだか辺りの温度が加速度的に下がっているような……?

 

「…………あー、うん。ごめんね!亮子!」

「わ、割と、その、ヤンデレ、何でしょうか?」

「あー、まぁ、はい」

 

 真澄さん、家庭環境とか悪そうでしたし、万引きするぐらいですしね。

 多分、その、ヤンデレの素質は、まぁまぁありましたね。

 

「元万引き常習犯でサバサバ系でツンデレでヤンデレ。成程。真澄は属性過多系女子だったんですね」

「文武両道成績優秀不思議電波ちゃん系敬語女子とか、藍さんも大概属性過多だと思います」

「いやいやぁ。ほんわかおっとり成績優秀距離近敬語女子だし、飛鳥も大概属性過多だって」

「そ、その、三七さんも、過去重そうな元気一杯天然ポンコツ女子なので、属性過多だと思います」

「属性過多系女子が多すぎますね」

「それ、腹黒虚弱体質一途ロリとかいう、相当な属性過多系女子の有栖ちゃんが言う?」

 

 ふむ。ラノベのキャラに相応しい属性過多っぷりですね。

 まともな属性なの、美紀さんと亮子さんぐらいでは?

 

「なぁ吉田。属性とは何だ?」

「あー、その、可愛い系とか綺麗系とかそんな感じだ」

「なるほど」

 

 ………まぁ、皆さんの緊張も、ほぐれたことですし。

 葛城くんに目配せします。緩め係と引き締め係は、私たち三人の交代制なので。

 今回は、葛城くんが、引き締め係で。

 

「さて、全員、ひとまず聞いてくれ」

 

 葛城君は、いつも落ち着いていますし、声質的にも、こう言う時頼りになるんですよね。

 

「相手は非常に強大だ。だが、負けるつもりも道理もない。

 勝ちに行くぞ」

 

 

 

 一時間目。数学。

 

 一年Aクラス。

 

「有栖ちゃんの予想通りだね。複数の問スターを混ぜ合わせて、キメラみたいにしてる」

 

 数学かぁ。正直、あんまり得意じゃないんだよね。

 メカキメラの弱点、翼の付け根と、山羊の頭を、的確に撃ち抜いて、殺す。

 ま、落ち着いて観察すれば、たくさん殺してきた問スターと同じってことに気付けるし。

 だから、簡単に殺せる。時間は少しだけ掛かるけどね。

 問題は。

 

「五十体は多過ぎだってぇ〜〜〜‼︎」

「文句言わない。これは、どのクラスも同じ条件よ?」

「でもさぁ‼︎」

 

 真澄ちゃんと背中合わせで、メカキメラの群れを撃ち抜きながら、嘆く。

 もう!こんなの頭パンクしちゃうよ‼︎

 てゆーかさぁ。

 

「これ、物量で攻めてきた感じかな?」

「見たいね。まぁ、やっぱりバレてたかって感じ」

「…………バレてたってことはさ、向こうも同じこと出来たってことだよね?」

「えぇ。有栖と浅野の予想が正しければ、綾小路なら、出来るはずよ」

「………綾小路くんさぁ。マジでなんなの?いやさぁ、うちのクラスの浅野君みたいなものって言われたらそれまでなんだけどね」

 

 なーんか、おかしいんだよね。

 いやまぁ、どのクラスにもおかしいの何人かいるんだけどさ。

 

「ま、あまり気にしなくて良いわよ。それよりも、全問正解を目指しなさい。あんたの成績なら、行けるでしょ」

「行けるけどさぁ」

 

 全く。しょうがないなぁ。

 アサルトライフルを捨てて、でかい大砲を片手で構える。

 

「…………三七?」

 

 ま、せっかくこんな機会だし?

 気分はマミさんで!

 

「───ティロ・フィナーレ‼︎

「辞めなさいバカっ‼︎」

 

 放たれた黄色い弾丸は、メカキメラを撃ち抜いて。ついでに複数体消し飛ばしていった。

 待ってこれ思ったよりも楽しい!コレからはマミさんスタイルで行こっと!

 

 

 

 一年Bクラス。

 

「やれやれ。まだまだ遠いな。清隆は」

 

 全く、メンタルトレースなんて、そんな離れ業が出来るとはな。

 …………俺に、出来るか?

 いや、今は、テストに集中しなければな。

 予想通り、浅野の作った問スターを、殺していく。

 機械の兵器達だ。かなりの難易度だが、予想問題のおかげで、問題なく殺せる。

 

「ねぇゆきむー。坂柳さん達に勝てるとおもう?」

「勝てる勝てないの話じゃない。────勝つ。それだけだ」

「………………そっか。じゃぁ、私も頑張らないとね!」

 

 ドローンを落として、戦車を壊して、戦闘機を撃墜する。

 さぁ、勝ちに行くぞ。

 

 

 二時間目。国語。

 

 一年Aクラス。

 

 正直、坂柳有栖親衛隊の中で、私だけ場違いな気がします。

 その、影、薄いですし。

 藍さんとか有栖さんは、私のそういうところを才能だっていってくれるんですけどね。

 コッソリ後ろから近付いて、鵺さんの尻尾の蛇を、まず切り落とします。

 慌てて振り向いてきたので、転がりながら懐に入り込んで、前脚を切って、膝まずかせて、最後に首筋にブスリ、です。

 

「…………うわーお。理不尽アサシンキルだね」

「あっ、亮子さん」

「うんうん。美紀ちゃんも、頑張ってるね」

「はい!」

 

 亮子さんは成績もほどほどに優秀です。

 ただ、その、他の皆は普通に成績優秀と言いますか。真澄さんとか中々ですからね。藍さんがAクラスの序列四位ぐらいに位置するんですが、真澄さんは、大体六位ぐらいですね。

 飛鳥さんは八位くらい。三七さんは、七位ですかね。亮子さんは大体十二位とかそれくらい。

 私だけ、多分二十番手ぐらいです。

 なんだか、その、ちょっと、辛いです。

 

「うぅ。もっと勉強頑張らないと……!」

「ふふふ、そうね。頑張りましょう」

 

 テストトレースのお陰で今回は八割は行けますが、コレがなくても、八割は取れるようにならないと……!

 鵺を一匹撃ち落としながら、明日からの自主勉強スケジュールを組み直しました。

 

 

 一年Bクラス。

 

 坂柳さんの作った大物妖怪の群れを、なんとか殺します。

 大天狗に九尾の狐、牛頭天王に馬頭天王、風神雷神その他諸々。坂柳さんらしい、めちゃくちゃな難易度です。浅野君の数学も、めちゃくちゃでしたが。

 大天狗の殺し方は、よく知っています。

 団扇を振り回して、嵐を巻き起こしてきます。

 薙刀を地面に突き立てて、吹き飛ばないように。この問スターの攻撃は、必ず一瞬途切れます。その瞬間をついて。

 突っ込んで、薙刀で、棒高跳びのように跳び上がりながら、振り下ろして。

 文字通り、真っ二つです。

 

「鮮やかな手際だね。佐倉ちゃん」

「松下さん‼︎はい!」

 

 松下さんは凄いです。たくさん勉強したのか、いつの間にか、みーちゃんさんの次ぐらいの成績です。

 大体、Bクラスで八位ぐらいですね。

 あら?なんだか、少し気まずそうですね。

 

(…………変なやっかみ受けたくないから、手抜いてましたとか、言えん。

 ────それに)

 

 黙り込んだ松下さんは、堀北さんを見ています。

 なんだか、眩しそうです。

 あっ!

 

(ま、あんなにまっすぐに、進み続けるやつを見ちゃうとね)

「松下さん!後ろっ‼︎」

 

 後ろから襲いかかってきた九尾の狐が、尾を束ねて、叩き付けました、が。

 潰されたと一瞬錯覚してしまいました。でも、松下さんは、いつの間にか天高く跳び上がっていて。

 

「───少しは私も!ちゃんとやらないとね‼︎」

 

 回転しながら落ちてきて、文字通りの真っ二つです。

 やっぱり、松下さんは凄いです!

 

「───行こっか!佐倉!」

「はい!」

 

 

 三時間目。日本史。

 

 一年Aクラス。

 

 日本刀だとリーチがちょっと足りなくてやりずらいですね。

 む、三七がなんだか面白いことしてます。

 

「もう何も怖くないっ‼︎」

「死亡フラグやめなさいっ‼︎」

 

 火縄銃を撃っては捨てて撃っては捨ててを繰り返して、四本腕の侍達を蜂の巣にしていってますね。成程。巴マミ風で行く訳ですか。

 ならば、私もそうしましょう。

 大槍を構えた四本腕の侍の懐に勢いよく踏み込みます。

 勢いよく振り切った刀を、すぐさま刃を返して振り直す。秘剣『燕返し』と言うやつです。

 さて、大槍ゲットです。

 まぁ、鎖はありませんがね。

 頭上でくるくる振り回して、と。

 あら、三七と目が合いましたね。楽しそうに目を細めました。

 

「あっははははは‼︎藍もやる?」

「勿論です」

 

 大槍を振り回しながら、侍達を吹き飛ばしてやります。気分は完全に佐倉杏子ですね。

 

「お、良いね!私もやろっと!」

 

 亮子は二刀流のようですね。飛び回りながら、ズバズバ切り裂いてます。青い残像が残ってますね。完全に美樹さやかです。マントがあれば完璧でした。

 

「亮子もやるの?良いね良いね!ほら!真澄達もやろうよ‼︎」

「…………あーもうどうにでもなれ」

 

 真澄はツッコミを放棄したようです。

 侍がなぜか身に付けている金属製の円盾を奪って、左手につけました。

 流石に近代銃は無いので、暁美ほむらは無理じゃないですか?

 と思ってたら、竹に火薬を詰め込んだ爆弾を持ってきました。あぁ、この時代にもそんなのありましたね。

 

「えーい」

「ちょっと真澄!ほむらなら時間停止しなよ!」

「あーもう、ツッコミ疲れた。ていうかそっちも、マミならリボン使いなさいよ」

「ゆ、弓があって良かったです」

 

 美紀は弓を拾って鹿目まどか風に行くみたいですね。あ、ほむらなら弓使っても良いのでは?

 

「うーん、でも被るのもアレですし」

 

 短刀で侍達の首元を刺し殺していく飛鳥は、武器被りを気にしていました。そういえば百江なぎさ短刀使ってましたね。チーズの形でしたが。

 

「全く、ずるいですよ真澄さん。私がほむらやりたかったのに」

 

 やっと御登場ですか。まぁ、我々坂柳有栖親衛隊は、あなたがいないと始まりませんし。

 でも、武器は何を使うんでしょう?

 

「ふっふっふっ。私は、ほむらはほむらでも───」

「なるほど。そう来ましたか」

 

 悪魔の翼を生やして、有栖は宙に浮きます。

 そして、森林中の木を浮かび上がらせて、黒い立方体に。

 

「────悪魔でいきます」

 

 超大規模質量攻撃。『廻天』で見せた、悪魔ほむらの戦い方ですね。

 というよりほむら、戦い方の本質全然変わってませんよね。基本的に大火力ブッパですし。

 

「うっわ!有栖ちゃんそれはずるい!よーし、私も負けないぞー!」

「それは私の台詞ですよ三七。さぁ、代名詞行きましょう!」

 

 大砲を片手で構える三七に対抗するように、大槍が更に巨大化します。えぇ、佐倉杏子と言えば!

 

ロッソ・ファンタズマ‼︎

ティロ・フィナーレ‼︎

 

 二人で侍達を纏めて薙ぎ払います。どうです見ましたか?見滝原師弟コンビの力!

 

「アンタら師弟関係じゃないでしょってツッコミはなし?」

 

 風見野の狂犬は、そんなツッコミ気にしません!

 

 

 一年Bクラス。

 

 あーあ、千秋のやつ、もうすっかりBクラストップ層の一人だよ。

 ま、あたしは一応サブリーダーって感じですけど?

 ほんっと、桔梗ちゃんには感謝だね。あたしの過去、たまたま知られちゃったけど、お互いに秘密を握り合ってるし。ていうか教えてきたし。

 いやー、うん。納得はしたけどびっくりもしたよね。マジギレ桔梗ちゃんこっわーって感じ。

 侍どもの首を落としながら、あの日のことを思い出す。

 いや、テストに集中しないとだね。

 

「───どう、恵ちゃん。良い感じ?」

「うん。綾小路くん様々って感じ」

 

 桔梗ちゃんと話しながら、問スターを殺していく。あ、こいつ首からムカデ生えてきた。浅野くんの作った問スターこういうところあるんだよね。

 首じゃなくて心臓狙っていこっか。

 えいやって、心臓を貫いて、漸く終わり。

 ホント、綾小路くんいなかったら目も当てられなかったなぁコレ。

 

「どう?私の彼氏凄いでしょ?」

「はいはい。言っとくけど、うちの彼氏も負けてないからねっ‼︎」

 

 綾小路くんは確かに凄いけど、あたしの洋介くんも凄いんだから‼︎

 

「───いつの間にやらベタ惚れだね」

「あーあーあーうるさい!桔梗ちゃんにはその辺り言われたくない!」

 

 初めは、ただ都合が良かっただけなんだけど、ね。

 その、いつの間にか、はい。

 

「うっふふふふふふふ。早くちゃんとくっついてよね?」

「はいはい。クリスマスで落とす予定ですよーだ」

「あ、本当だったら私らもその予定だったんだよね。ハロウィンで落ちたけど」

「くそっ!自慢しやがって!」

「えー?アドバイスしてあげてるのに?」

「桔梗ちゃん達のアドバイスドギツイピンク色なんだよ‼︎あたしらはまだ純白なの‼︎」

「────でも、恵ちゃんも、好きな人とそういうことしたくないの?」

「…………黙秘でっ‼︎」

 

 侍を殺しながら、桔梗ちゃんと言い合いする。

 …………ほんと、こういうの楽しいわ。小中の地獄っぷりからは考えられん。

 ま、当時のあたしは、運が悪かったんだろうね。そういうことにしておく。

 肩を並べて、侍達を睨む。

 満点取れたら、洋介くんと二人きりでデートなんだ。

 ご褒美デートの為に!

 

「───あたしの糧となれー‼︎」

 

 

 

 四時間目。英語。

 

 一年Aクラス。

 

 あーもう、ツッコミ追いつかないよ。アイツら暴れ過ぎだって。

 もう、訳がわからないわ。

 

「なぁ神室。有栖達は何をしてるんだ?」

「魔法少女ごっこ」

「…………プリキュア的なあれか?」

「あー、まー、うん。プリキュアとはだいぶ違うけどね」

 

 ほんっと、よりにもよって英語がなんで魔女軍団なのさ。

 アイツらのテンションぶっ壊れちゃったじゃない。

 

「やっっっっば!たーのしーっ‼︎」

「分かるっ‼︎まじでBクラスありがとう‼︎」

「えぇ。あまりにもお誂え向きな魔女軍団ですね。まぁ、本質は綾小路くんと堀北さんの合作問スターのようですが」

「────潰します」

 

 …………あー、うん。

 綾小路と堀北の合作だって気付いた時点で、有栖の殺気は倍プッシュだった。悪魔らしく、大質量での絨毯爆撃。

 二人きりでテスト作ってたんだろうな。例文恋人同士の会話ばっかだし。ちゃんと難易度高いんだけど、それはそれとして砂糖吐きそう。何だよ何回生まれ変わっても好きになりたいって。

 

「何というか、綾小路のやつ、ここまで変わるとはな」

「あー、昔の綾小路知ってるんだっけ?」

 

 浅野から聞いたけど、ホワイトルームとか、マジでロクでもない。綾小路篤臣は馬鹿なんじゃない?そんな人材、誰も付いて来ないって。

 一人っきりで何とかできる訳ないじゃん。

 

「…………まぁ、祝福したいが、有栖のことも応援していた身としては、な。

 君たちがいてくれて良かった。本当に」

「…………ま、私にとっても、有栖は友達だし」

 

 友達のためなら、ねぇ?

 あー、うん。流石に、ほむらみたいなことは出来ないと思うけど。

 私なら、全部壊して終わっちゃうだろうなぁ。

 

「ま、精一杯頑張ろうよ。浅野」

「あぁ。行こうか」

 

 

 一年Bクラス。

 

 なるほど。ここで、仕掛けてきたわね。

 清隆くんの予想問題から外れた問スター。形容し難いわね、コイツら。

 白いウサギのような、フェレットのような、そんな問スター。

 小動物のくせに、やけに殺傷力の高い。なんか、腹立つ顔してるわねコイツら。

 頭を踏み潰して、別の問スターの首を、ハルバードで落とす。

 

「ねぇ鈴音。コイツら、誰が作ったんだ?」

「浅野くんでも坂柳さんでも葛城君でもないわね。森下さんか、神室さんだとは思うけれど。

 かや乃さんは、問題なく殺せるかしら?」

「………まぁ、鈴音の期待に応える為に、たくさん勉強しましたからね」

「それは重畳ね」

 

 かや乃さんにメグさんを重ねていたところがあるのは、否定できないわね。水泳部だったもの。

 でも、この子はメグさんとは色々違ったのよね。何というか、包容力的なものが、あまり無いのよ。まぁそれは、メグさんにあり過ぎただけの話なんだけれどね。

 頼りになる、というより、一緒に戦いたい人なのよね、かや乃さんは。

 

「ここで平均点落ちそうだが、大丈夫か?」

「英語で仕掛けてくるとは予想がついていたわ。だって、森下さんと神室さんの得意教科だったもの。清隆くんもテストトレース出来ることぐらい、あの二人なら予測しているでしょうし」

「………成程。だから、英語の対策は、特に重点的に行っていたのか」

「………まぁ、それで勝てるかは、分からないけれど」

 

 私たちが作ったのは、混ぜ合わせての問スター。

 かなりの強敵に仕上がっているはずよ。クラス平均で、八割ぐらいは取られるでしょうけど、ね。

 

「………やれるだけのことはやった。後は、私たちがやり切るだけ」

 

 みんなを、信じているから。

 私は白い問スターを、蹴散らしていった。

 

 

 五時間目。物理。

 

 最終問スターのサイボーグの巨人は、実に強力です。強力ですが。

 私と亮子さんと藍さんと三七さんの、合体技で吹き飛ばしてあげます。

 

「────さぁ、行きますよみなさん」

 

 チーズはありませんが、そこら中に散らばっているサイボーグの残骸を操ってみんなの力も借りて、作り上げます。

 見よ!コレこそ私たちの合体技!

 

「名付けて!」

「飛鳥型大戦艦!です!」

 

 なぎさちゃんとマミさん達の合体技を観るためだけに、亮子さんと藍さんで二回目の『廻天』に行きました。

 亮子さんは二廻天目とか言ってましたね。実に上手い言い回しです。

 

「行っくよ飛鳥!」

「準備万端です!」

 

 映画のあのシーン、すなわちハンドガン型の照準器も完全再現です。

 

「ターゲット・ロックオン!」

 

 さぁ、かましちゃって下さい!

 

ティロ・フィナーレ‼︎

 

 サイボーグ巨人は、完全に消し飛びました。

 

「…………あなたは、役立たずのままで良かったんです」

「アレってよくよく考えると結構残酷なセリフだよね」

「そこがなぎさちゃんの良いところですから」

 

 なぎさちゃんのそういう所、私大好きです。

 

 

 

 一年Bクラス。

 

 葛城だな。この問スターども作ったの。清隆の予想パターンとも合致してるし。

 ムッキムッキのターミネーター軍団だ。スカイネットでもあんのかよ。

 

「てゆーか、清隆ヤバくね?」

 

 春樹の言うこともよく分かる。テストトレースって何だよ。

 

「まー今更だろ。アイツの化け物っぷりは、身に染みてる」

 

 健はもう、諦めの局地って感じだよな。

 いやまぁ、普通に考えて出来るわけないって言うか、やろうとしないだろテストトレースなんて。

 そういうのやってる人がいるって分かっててもさぁ。

 

「まぁ、俺らは俺らに出来ることをこなすしかないって事だろ」

「だな」

 

 背中合わせでショットガンを乱射しながらの会話だ。まぁ、それもそうだよなぁ。

 でもなぁ。

 

「ぶっちゃけ俺、無人島試験ぐらいでしかあんま役に立たんし」

「それ言ったら俺なんて、使い所もっと限られるんだが?」

 

 いや、春樹は結構使い所あるんじゃね?

 清隆なら、良い使い所で使ってくれるだろうし。

 まぁ、三馬鹿で一番使いやすいのは健だしなぁ。

 

「ま、今は一旦置いとこうぜ。そろそろラストスパートだし、さ」

 

 後は、世界史と化学、だな。

 

 

 六時間目。世界史。

 

 一年Aクラス。

 

 さやかよろしくサーベル二刀流で、色んな国の騎士を斬り殺していく。

 ドイツにフランスにイングランドに、ブリテンローマその他諸々。いやホント、多分コレ、Bクラス成績優秀者全員で作ってない?

 バリエーション豊かすぎるでしょ。

 

「さやかだし魔女体召喚しようよ魔女体!」

「えー、私魔女にはなりたくなーい」

 

 マスケット銃を撃っては捨ててを繰り返して、騎士どもの急所を的確に撃ち抜いていく三七。

 でも、私魔女にはなりたくないし。

 

「仕方ありませんね。名塚底根にご案内です」

 

 うっわ、有栖のやつ、悪魔みたいなことを。

 

「あのシーンのほむらは凄く悪魔してましたね。まぁ、ワルプルギスの夜にオクタヴィアぶつけるなんて、余りにも愚かですが」

「ふっつーに負けてたよね」

 

 アレなぁ。初見のインパクト凄かったけど、よくよく考えると、負け確の状況でドヤってるほむら面白かった。

 まぁ、ワス先輩がアレだってこと、知らなかったみたいだしね。

 

「………おいおい親衛隊。ちゃんとテスト集中してんのかよ」

「うるさいね橋本。今の所全問正解だよ」

「ご、ごめんなさい。わ、私だけ、八割程度です……」

「あぁ、いや、山村はずっと真面目だったし」

 

 ま、何だって良いでしょ?

 勝てばよかろうなのだ。ってね。

 

 

 一年Bクラス。

 

 この私を持ってすれば、この程度の問スターなど、ウォーミングアップにもならないね。

 坂柳ガールに浅野ボーイ、二人の合作のようだが、巨人の騎士など、私にとっては雑魚同然だ。

 教科書の片隅に載っているような暗記問題をひたすらにぶつけてきたようだが、私の実力を前に、この程度の問スターは、雑兵同然だとも。

 

 ………時間も余っているし、メンタルトレースを試してみようか。

 ふむ。取り敢えず、綾小路ボーイで良いだろう。

 

 彼の趣味、趣向。好き嫌い。思考。その他諸々。

 私の分析した限りの彼を追い、理解して、再現する。

 ふむ。成程。こう言う感じか。

 

 ………不味いな。飲み込まれそうだ。

 オレでも、いきなりのメンタルトレースは、少しまずかったようだな。

 何とか高円寺から戻って来れたが、しかし坂柳は凄いな。コレを完璧に身に付けているのか。

 

「────くん、大丈夫?」

 

 桔梗が、不安そうにオレの顔を覗き込んでいる。

 テストは終わったのか。

 ………メンタルトレースから戻ってくるのは、体感だと、潮に引き摺り込まれて、なんとか岸に上がれた瞬間に似ている。

 まぁ、つまり命の危険を感じるということだ。

 ………つまり、今オレは、命の危機を超えたばかり、ということで。

 ………何だか、衝動を抑えられる気がしない。

 無意識のうちに、桔梗の後頭部を掴んで、その唇を───。

 

 鋭い右拳が、私の頬を撃ち抜いた。

 私の左手は、櫛田ガールの後頭部に添えられていた。

 

「………戻って来れたか、高円寺」

「───迷惑を掛けたね。綾小路」

 

 ………悪かったとは思うが、些かやり過ぎでは無いかね?

 しかし、成程。コレが、メンタルトレース、か。

 

「………凄まじい疲労だ。出来ることなら、やりたくはない」

「びっ、くりしたぁ」

「すまないな。櫛田ガール。コレばっかりは私のミスだ」

「あぁ、いや、うん。それは、まぁ、良いんだけど……」

 

 左手を離して、誠心誠意謝罪する。

 綾小路の目が怖いな。今にも殺されそうだ。

 

「大丈夫だって清隆。メンタルトレース中は、結構事故起こりがちだし。未遂だし」

「………桔梗、すまん」

「………えっ?」

 

 綾小路は、塗り潰すように。

 喰らい尽くすくらいの勢いで、櫛田ガールの唇を奪い、その口内を蹂躙する。

 つまり、私の目の前で、酷く情熱的なキスが交わされている。

 ………………私は何を見せられているんだ?

 

「ん───‼︎ん───‼︎」

 

 流石に、クラスメイトの前でコレは、余りにも恥ずかしかったのだろう。

 これ以上ないくらいに赤面した櫛田ガールは必死に背中を叩いて止めようとするが、綾小路は、一切の容赦なく蹂躙していく。

 

「ちょっと!清隆くんそれ以上はダメ!桔梗さん失神してしまうわ!」

 

 …………キスで、失神、だと?

 綾小路、君は、そのようなテクニックまで?

 

「────ぷはぁ、…………ぁ」

 

 膝が笑って倒れ込みそうになった櫛田ガールを、綾小路は抱き止めた。左腕が折れているというのに器用だね。

 櫛田ガールの胸元に、切れた白銀の糸が落ちる。

 

「………き、よたかの、ばかぁ」

「………すまん。その、すまん」

 

 なんだかんだでBクラスは初めて見た。まぁ、私も初めて見たのだが。ここまで、強い、というか、何というか。

 こういうときに、平然と私に話しかけられるのが、幸村ボーイの面白いところだね。

 

「………高円寺、今のは、メンタルトレースか?」

「………あぁ。流石に、ぶっつけ本番は難しかったようだね」

 

 まさか私が失敗するとはな。

 練習は、必須か?

 

「………いや、高円寺の今のは、一応成功ではある」

「まぁそうね。失敗の場合は、そもそも変われないもの」

 

 ふむ。変われた時点で成功なのか。

 なるほど、戻る時に、ケア要員が必須なようだね。

 

「まぁ、そこまで潜りすぎる方が問題だがな。ギリギリのところで帰って来れるようにするべきだ」

「…………はぁ、…………はぁ。…………私も、変われはするけど、戻るのがちょっと大変だったからね………ふぅ」

 

 綾小路の脇腹を強く抓りながら、櫛田ガールの補足にも、しかと耳を傾ける。

 

「…………戻し方には、色々と衝撃を与えるのが一番だからね。その、だから清隆は殴ったわけで」

「成程。ならば幸村ボーイ、今度練習に付き合いたまえ。私が潜り過ぎた時は、君が殴ってでも引き摺り戻してくれ」

「…………まぁ、構わんが」

「皆も迷惑を掛けたね。さぁ、次で最後だ。引き締めていこうではないか」

 

 うむ。思い付きでやってみるものではなかったな。

 まぁ、失敗は成功の母、とも言うからね。

 

 

 

 

 落ち着きを取り戻して、全員が席に戻ろうとしたところで。

 戻り際に、桔梗にそっと呟いた。

 モヤモヤが、その、どうしても消えないし、左腕が折れていたから、あまりそういうことは出来なかったからな。

 ただ、もう左手も問題なく動かせはする。あまり激しい運動をすれば、流石に不味いがな。

 テスト前の禁欲期間もあったし。

 

「───今晩、一人で来い」

「、っっ、!は、い、ぃ…」

 

 テストが配られるまで、桔梗はずっと、机の上に突っ伏していた。

 一対一のときは、やり過ぎないように、必死に理性を働かせているが。

 今回は、まぁ、手綱を完全に離すとしよう。

 

「…………そ、その、やり過ぎないように、ね?」

「…………まぁ、善処は、する」

 

 鈴音は、少しだけ残念そうな顔で。

 それ以上に、桔梗に同情してもいた。

 

 

 

 

 七時間目。化学。

 

 …………これは、流石に予想外、ですね。

 闘技場にいるのは、ゲル状の肉体を待つ、超巨大なドラゴン。綾小路くんの問スターのようです。

 吐く息は超強力な酸性で、触れただけで肉体が溶けてしまいます。その肉体は、物理攻撃のほぼ全てを完璧に無効化しますし、耐熱性も非常に高い。中和剤も、殆ど存在しませんね。

 うぅむ。この問スター、予想以上に強力ですね。つまり、私の持っている綾小路くんの情報に、何か抜けているところがあったようですが。

 

「…………ううむ。何を見落としていたのでしょう?」

「恐らくは、奥田じゃないか?奥田のアドバイスを聞きながら、この問スターを作ったのだとしたら」

「…………成程。それなら、筋は通りますね」

 

 つまりこの問スターは、実質的な奥田さんと綾小路くんの合作ということ、ですかね。

 まぁ、だとしても。

 

「やることは変わりません。殺しますよ。学秀くん」

「あぁ。ここで点数を取れれば、勝てる」

 

 さぁ、決着を、つけましょう。

 

 

 一年Bクラス。

 

 ゲル状の肉体を持つ、無数のヒトガタのようななにか。

 成程。浅野たちが作った問スターではない、な。

 誰だ?Aクラスで化学が得意だったのは、確か。

 

「白石飛鳥さんと、あと、多分三七ちゃんの合作じゃない?」

「あの二人、化学得意だったのか」

「実験大好きなんだって。あと、多分西川さんとかも手を貸してるみたい。橋本くんもかな?」

「首脳陣以外の成績上位陣の合作、ということね」

 

 流石に、全問スターをそれで作るのは、時間の関係で質が当然落ちるからな。科目を絞って、高い質の問スターを作った、ということだろう。英語も相当強かったからな。

 …………まぁ、こちらの化学の問スターも、相当な怪物だがな。

 奥田のアドバイスのお陰だ。

 

「殺し尽くして、総合点を上げるぞ」

「オッケー!」

「えぇ。行くわよ!」

 

 さぁ、決着を、つけよう。

 

 

 ペーパーシャッフル。

 一年Aクラス対一年Bクラス。結果。

 勝者────。

 一年Aクラス。

 変動はなし。

 

 

 

「まぁ、分かってはいたけど、多分今回私らの負けだよね。ほら、準備時間は向こうのほうがたくさん取れたわけだし。

 みんなもたくさん頑張ってくれたけど、まだ、総合点で勝つのは難しいよ」

「…………まぁ、そうだな」

「うんうん。だから、まぁあまり気を落とさずに、来学期こそ、Aクラスに昇格しよう‼︎

 ────じゃあ、おやすみ」

 

 桔梗を背後から抱きしめる。

 

「────逃がさない」

「ひぃぃぃっ。み、耳元で囁かないで欲しいかなぁって。あ、後、その!テストで疲れたから、今日はゆっくり寝たいから、ね?ね?」

「おいおい。土日も、あるだろう?」

「い、いやぁ、うん!テストトレースでたくさん疲れただろうし!私の練習にも付き合って貰っちゃったし!金土日の三日間で、たくさんゆっくりしようよ‼︎ねっ?ねっ?」

「安心しろ。来週の月火水の三日間の出席は、もう二人分買ったからな」

「……………………それとこれとは話が違うっていうか」

「三日、ゆっくり出来れば、良いんだろ?」

「そうなんだけどそうじゃないっていうか。あ、わっ!」

 

 桔梗をベッドに押し倒す。

 

「なぁ桔梗。どうして、高円寺を振り払わなかったんだ?」

「いやそれは、普通にびっくりしたからで!わ、私が清隆以外を好きになるわけないじゃん‼︎怒るよ⁉︎」

「そうか。オレ以外を好きになることは、ない、と?」

「当たり前じゃん‼︎」

「────なら、良いよな」

「ちょっとそれは話が違うというか何というかえっとその」

「────うるさいぞ」

「────っ、ぁ」

「安心しろ。痛いことは、何も無いからな」

「…………えと、そ、それが、一番、問題というか」

 

 な、なんか、どうにかなっちゃいそうで。

 

「オレはもう、とっくにどうにかなってるからな。何の問題もないぞ?」

「問題しかないって‼︎」

 

 うるさい口は、蹂躙して黙らせた。

 禁欲期間も相当だったが、メンタルトレースの為に、改めてこの二年を振り返っていって、鈴音と桔梗が、どうしようもないくらいに大切なんだということを再確認できた。

 ……………後で鈴音も、こうしないとな。

 

 

 翌週の木曜日。

 

 登校したのは、綾小路清隆だけだった。

 ……………テストの疲れを完全に取るには、一週間は必要らしい。

 

「鈴音。冬休みに、一週間は時間をくれ」

「わ、分かった、わ」

 

 堀北鈴音は、期待を滲ませた目で、綾小路清隆を見上げていた。

 

 

 雲の上の殺せんせーは、一周回って引いていた。わぉ。




 
 メンタルトレース習得方法から見る、生徒たちの才能(適正)!
 ※学力はあまり関係がない。

 一般生徒。(池など)
 そんなのあるんだ→凄いね→終わり。

 秀才。(葛城、一之瀬、神崎、龍園、堀北鈴音、幸村など)
 そんなのあるんだ→やれるかな?→挑戦→失敗→練習×n回→挑戦→失敗→終わり。

 天才。(堀北学、神田元、真白珠莉、風間律、浅野学秀、雪村あかり、赤羽業、櫛田桔梗など)
 そんなのあるんだ→やれるかな?→挑戦→失敗→練習×n回(nは問わない)→挑戦→成功。

 何かがおかしい天才。(占藤メメ、金石博、香月遊真、坂柳有栖、潮田渚、椎名ひより、綾小路清隆、高円寺六助など)
 そんなのあるんだ→やれそう→挑戦→成功。

 バグ。(卜部藤乃)
 やれそう→挑戦→成功。


 浅野理事長と初代死神はメンタルトレースなんてしなくても理解できるので必要なし。
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