いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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久しぶりにモリヤステップの原点にして頂点となった動画を見たんです

頭から離れなくなりました、誰か助けてください


冥界も暑さでおかしくなるのか…

 

「結局1時間半も滞在しちまったぜ…サクサク行かないと日を跨いじまうよ」

 

幽香さん宅でお茶会をご馳走になった後、俺はラルバに妖精達の人数分どら焼きや団子の和菓子を渡して別れた

 

ラルバに限って和菓子を独占するなんてことはないだろうが…一応、次太陽の畑に行った時、妖精達にラルバから和菓子ももらったか否か聞くことにしよう

 

そして現在、俺はユカリ札を使って何度もお邪魔している冥界へとやってきた

今回は前みたいに妖夢が土下座して待っていることはなかった

…良かった、あれ地味にビビるから

 

「早く香辛料届けて退散せねば…まぁ絶対無理なんだろうけど」

 

できれば渡してはい次…といきたいが、それをさせてくれないのが幻想郷(ここ)の人達

また妖夢にしがみつかれるのだろうか…まだえーりん特製睡眠薬なんてなかった気がするから幽々子さんに交渉して引き剥がしてもらうか…

そんなことを考えながら非常にロングロングな階段を上っていく

ここの階段、運動部なら絶対にいい階段トレーニングができるんだよな…問題は最後まで駆け上がることが少なそうなことか

 

暫く階段を上っていると、こちらへ下りてくる人影が見える

その人影は俺に気付くと飛び降りて…ファッ!?パンツだと!?

飛び降りてきたことにより、スカートが舞い上がりその下に履いている布が目の前に現れる

 

しかしその光景はすぐに終わり、数段上に俺を迎えに来た人物…妖夢が着地する

ちなみに何がとは言わないが、ちっちゃいピンクのリボンがついた白でした

 

「こんにちは葛籠さん、お迎えにあがりました」

 

「妖夢、こんちわー…わざわざありがとうね」

 

「いえ、私の仕事ですので…それと、見ました?」

 

「…何がかな?」

 

さて、妖夢は一体何のことを言っているのやら(すっとぼけ)

俺が知らんぷりしていると、いつもの妖夢では想像できない少し妖艶な笑みを浮かべる

そして、自分でスカートを摘むとゆっくりとたくし上げ…

 

「はい目瞑りバリアー!これで妖夢の攻撃も効きませーん!」

 

「むっ…まぁいいでしょう、どうせ先程私の下着を見せたので」

 

やっぱあれ意図してやってたか、じゃなきゃ飛び降りてこないもんな

付き合いは短いが、ある程度妖夢の考えるとこや性格についてはわかっているつもりだ

…だからヤンデレみたいになるとは思ってなかったんだけど、なんでいきなりヤンデレモドキになったんや?君はどこで成長を間違えたんだ

バサリとスカートを下ろす音が聞こえたので目を開ける

 

「あ、やっと見ましたね」

 

「へっ?」

 

目の前には、自分のパンツを見せる妖夢が立っていた

あっれれー、丘ピーポー?俺はスカートをおろす音を聞いたはずなんだけどなー?

俺が固まっていると、妖夢はスカートから手を離して俺の側に下りてくる

 

「葛籠さんはヘタレらしいので、色仕掛けをしてみたんです。ですが葛籠さんは目を閉じて回避するだろうから上手く騙しなさいと幽々子様から教えてもらったので試してみましたが…案外、単純なんですね?」

 

何教えてんだあの亡霊!?妖夢にそんなこと教えちゃ駄目だろ!

妖夢はヤンデレっぽいところはあったけどまだピュアな子だったんだぞ!

許せねぇ、幽々子が許せねぇよ俺………

葛籠は激怒した、かの邪智暴虐な亡霊を叱らねばならぬと決意した

 

幽々子に対して怒りを覚えている横で、妖夢はピタリと俺にくっついてきた

…ん?くっついてきた?

 

「?どうしたんですか葛籠さん、早く行きますよ」

 

「え?あぁ、うん…」

 

…なんか妖夢さん、様子おかしくない?

今日はやけにグイグイきますね…早苗の思考が伝染してる?

妖夢まで求婚してきたら俺は本気でマヨヒガに引きこもるとしよう…追い出されたらその時は華扇さんに土下座かな

 

妖夢にくっつかれ、そんなことを考えながら階段を上が終えると、いつものようにデカい門が待ち構えている

そこをくぐれば、お馴染みの白玉楼が目に入る

 

「白玉楼に到着と…それで、前に頼まれていた外の世界の香辛料を持ってきたけど、いつもの倉に?」

 

「そうですね、案内します」

 

「その必要はないわ、妖夢」

 

妖夢がいつもの食料を保存する倉へと案内しようとしたところで誰かに待ったをかけられる

声のした方を向けば、案の定ピンクの悪魔こと幽々子さんが立っていた

 

「こんにちは、幽々子さん…妖夢のことで少しお話…が…」

 

「あら?妖夢に何か悪いところでもあった?」

 

「いえ、ナンデモナイデス」

 

「ふふ、そう…」

 

妖夢になんてこと教えこんでいるんだ、と幽々子さんを叱ろうとしたが、その目を見て俺は尻込みしてしまう

幽々子さんから妖夢について何か問題でもあったのかと聞かれるが、問題ないと返す

その言葉に幽々子さんは持っていた扇子で口を隠し、上品に笑っている

 

…叱るんじゃなかったのかこのヘタレって言いたそうだな?

ああそうさ、その通りだって言ってやる…でも仕方ないじゃん!幽々子さんの目がいつもより鋭いんだもん!

目が「今日こそは逃がさねぇぞ?」って言ってるんだよ!心なしかなんか後ろから漏れ出てるしさぁ!

叱ってこの場で殺されて今日の昼食にされたらたまったもんじゃないわ!

 

「妖夢はいつものように彼のお茶をお願い、倉へは私が案内するわ」

 

「かしこまりました…では葛籠さん、また後ほど」

 

「あぁ…いってらっしゃい」

 

「…さて、それじゃあ行きましょうか?」

 

妖夢が俺から離れ、屋敷へと入ったことを確認した幽々子は俺の隣へやってきて倉へ案内を始める

何故だか今日は白玉楼の様子がおかしい…変な白玉楼でも始まった?

どうしよう、栗〇さんにでも連絡した方がいい?それとも引き返す?

 

「さ、着いたわよ…それじゃ、お願いね?」

 

「わかりました」

 

案内された倉の戸を開け、いつものように香辛料を棚へ置いていく

…前からの疑問なんだけどさ、なんで俺ここまでやってるんだろうね

だって俺の仕事って基本は配達じゃないですか、それに副業で何でも屋をやってる感じだし

一応、荷物の整理は依頼されたなら普通に受けるんだけど、これは別に依頼されてやってる訳じゃないんよね…マジでなんでやってんだろ

倉前に荷物を置けばいいんだけど…いつの間にか倉の棚に置いてるんだよな

…まぁいいか、別に何か変わる訳じゃないし

 

「終わりました」

 

「お疲れ様、それじゃあいつものようにお茶でも飲みましょうか」

 

「わかりました」

 

荷物を置き終え、幽々子さんに報告すると案の定いつもの提案が飛んでくる

俺はそれに肯定し、倉から離れていつもの縁側へと並んで歩いて行く

いつものルーティンなんだけど…なんか、幽々子さんも距離近くない?

いつもは俺の3歩先を歩いているのに、何故だか今日は真横を歩いている

やっぱ今日の白玉楼おかしいな…異変でも起きてるんかね?

 

「…葛籠、こうして並んで歩いていると思うのだけど」

 

「…?」

 

「まるで恋人同士みたいね?」

 

何を言ってるんやこの亡霊…最近、暑いから幽々子さんまで暑さでおかしくなっちゃったのかな…

てことは妖夢がおかしかったのも最近の気温のせい?ほなおかしくなっても仕方ないか…(納得)

それはそうと否定はしておこう、幽々子さん可愛いからそう言われて嬉しいけど事実じゃないし

 

「そんな訳ないでしょう、周りからはただの従者とその主にしか見えないと思いますよ」

 

「そうかしらね?身長も丁度同じくらいだし、こうしてくっついて人里を練り歩けば、恋人と勘違いする人も多少は出ると思うわよ?」

 

「それは恋愛脳の人達だけでしょう…さ、着きましたよ」

 

幽々子さんの言葉を否定し、縁側に着いたことを伝える

「つれないわねぇ」と言いながら腰掛け、隣へ座るようジェスチャーをする

促されるまま俺は、人一人分のスペースを開けて、隣へと座る

そこへタイミング良く妖夢がお茶とお茶菓子を持ってきて、俺と幽々子さんの間に置いた

 

「ありがとう、このお茶でも飲んだらお暇するとしようかな」

 

「もう少しゆっくりしていきなさいな、今日は配達する荷物が少ない日でしょう?」

 

「…なんで俺のスケジュール知ってるんです?」

 

「あら、私は紫の親友よ?貴方の予定くらい聞いててもおかしくないとは思わないかしら?」

 

「えぇ…」

 

何で人のスケジュール教えてるんですか紫さん…おかげで白玉楼から暫く逃げられないじゃないですかヤダー

その間に妖夢は自分のお茶を持ってきていたらしく、俺の隣に座る…ん?

 

「妖夢さんや、なんで俺の隣に座るの?」

 

「?何かおかしいことでも?」

 

「いや、幽々子さんの隣とかあるじゃん…」

 

「別に貴方の隣に妖夢が座っても良いでしょう?それとも恥ずかしのかしら」

 

「いやまぁ確かに問題ないですけど…」

 

俺が白玉楼から帰る時に立てないようにしてきそうで…ね?

そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、妖夢は持ってきた湯呑みでお茶を飲む

あ、この状態のまま暫く過ごすことになるんですかそうですか…(諦め)

ふぅ、と妖夢が一息ついた所で口を開く

 

「幽々子様、葛籠さんはヘタレですから隣に女の子が座るのは恥ずかしいんですよ」

 

「あら、そうなの?葛籠は初心ねぇ」

 

「おいゴラちょい待て魂魄妖夢」

 

コイツ今何て言いやがった?

この俺がァ?ヘタレェ?へぇ〜…?

その発言は一体誰が教え込んだんかなァ …?その人物によっては…ハッハッハ(ガチギレ)

 

「妖夢さん妖夢さん、それは一体誰が言ってたのかな?」

 

「人里へ向かっていた時に射命丸さんから教えてもらいました」

 

「ふぅん…ありがとう、少し用事ができましたので席立ちますね」

 

射命丸絶対許早苗

縁側から腰を上げ、幽々子さん達から少し距離を取る

そして、能力で1枚ユカリ札を取り出し、霊力を込める

俺の目の前に人1人が通れる程の大きさのスキマを展開させ、手を突っ込み…そう言えば藍姉に教えてもらった技があるし、練習がてら使ってみるか

俺はスキマに伸ばしていた手を引っ込め、胸の前で手を合わせる

 

「えーと…『式神憑依:大物主神(おおものぬしのかみ)』…おっ、できたっぽい?」

 

そう呟いた瞬間、全身に力が漲るような感覚を覚える

大物主神は人間が力を借りる神様の中でそれなりに位の高い神様らしい…詳しくは知らん

なんせ藍姉が「お姉ちゃんいつも守ってやることができないから、せめて簡単な自衛や逃走手段として覚えておけ」と言って半ば強制で覚えさせられたからな…でも案外使えそうで良かった

それはそうと、あのクソ鴉にはお仕置しないとねー

 

開いたままにしていたスキマに肩まで腕を突っ込み、その先にいる対象を手探りで探す

あっちこっちに腕を伸ばしていると、服らしきものが指に触れたので、逃げられる前に素早く掴み、すぐに腕を引き抜く

ずるりとスキマから引き抜かれたのは、お目当てのクソ鴉(射命丸文)

 

「とったどー…幽々子さん、今日の昼食は鴉の唐揚げにしていいですかー?」

 

「ちょっ!?葛籠さん!?それは本当に洒落になりませんから!!」

 

「良いわねぇ、沢山食べられそうね」

 

「葛籠さん!?お願いですから手を離してください!このままじゃ食べられちゃいますので!」

 

いきなり拉致され、幽々子さんとの会話て命の危機を感じた文は俺の手から抜けようと必死に藻掻く

しかし、全く逃げられる気配がないどころか、妖怪が暴れているというのに俺は巨石のように動かない

…藍姉、これ実は相当偉い神様じゃない?大物主神って神様…

普段の俺であれば、今頃文は既に逃げ出しているどころか俺を吹っ飛ばしているくらいだろうし…

ま、今はそんなこと気にしても仕方ないな

空中でジタバタしている文に俺はキレながら話す

 

「テメェが妖夢に変な入れ知恵したのが悪い、誰がヘタレなんだ?お?」

 

「だって葛籠さん前の宴会の時に泥酔して酔い潰れた閻魔様に手出さなかったじゃないですか!しかも完全に葛籠さんに甘えた行動して…あんなの明らかに据え膳じゃないですか据え膳!それなのに手を出さなかった葛籠さんはヘタレ以外なんでもないじゃないですか!」

 

「そっかそっか、唐揚げじゃなくて姿焼きの方が好みだったか…安心しろ、地獄の炎は熱いから苦しむ時間も短いと思うぞ」

 

「待ってください!本当に待って!」

 

色々と喋る鴉だこと…何の料理にしてやろうか

 

俺はキレながら文の素材にした献立を考えていると

 

「…ひっく」

 

「…ん?なんだ文、嘘泣きしても逃がさ…」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

 

文が大粒の涙をボロボロ零しながら泣き出した

ちょっ、嘘でしょ!?文ってこんな大泣きするの!?

も、もちつけ!取り敢えずテーピングして文でもちつかせるんだ!(錯乱)

 

「うぇっ!?ちょ、文!?」

 

「あ゛ぁ゛゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」

 

「ちょっ、ごめんって!調理しないから!嘘だから一回落ち着け!なっ!?」

 

「あらあら、女の子を泣かせるなんて酷いわね」

 

「幽々子さんも手伝ってくださいよ!文がこんなことなるなんて思わないんですから!」

 

その後、ガチで大泣きしてしまった文を解放して必死に宥めた…あんな赤ちゃんみたいに大泣きするとは思わんじゃん…

泣かせた罪悪感から文をあやして(激ウマギャグ)いると、幼児退行して俺の膝で寝てしまい、暫く白玉楼から動けなくなるのであった

身長デカいから嫌がるとまた泣き出しそうになるんだもん…断れる訳ないじゃん

 

ちなみに文を膝枕して寝かせている間、真横に妖夢が正面に幽々子さんがいてとても怖かったです

みんな暑さでおかしくなってるんだ…そうに違いないんだ…(震え声)





突発☆東方キャラ願望シリーズ!!
文はいつもは飄々としていて、人間との殺し合いで敗れた時は潔く死を受け入れるが、幽々子さんのご飯になりそうになると全力で逃げ出して、もし逃げられないと悟ったら幼い子供のようにわんわん泣いて欲しい(迫真)

続きません
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