いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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カリスマの姿か?これが…

 

…鼻☆塩☆塩、あれは今から1年…いや、2ヶ月前だったか

まあいい、どちらも俺にとってはつい昨日の出来事だがら君たちにとっては多分…今日の出来事だ

今の彼女にはカリスマというものがないから、何て言えばいいのか…

確か、最初に揶揄ったときは…

 

『…お兄様』

 

…いや、あいつは最初から変わっていなかったな

俺のふざけて甘やかさなければな…今頃は…まぁ、(カリスマに溢れたレミリアさんは)いいヤツだったよ……

 

「ほらお兄様、食べさせて」

 

「自分で食べろよ…」

 

「やだ!お兄様が食べさせて!」

 

「…ほら、口開けろ」

 

「あーん…美味しい♡」

 

「良かったな…」

 

いくら現実逃避をしようが、目の前の光景は変わらないし…そろそろ目を覚ますとしよう

現在、レミリアは俺の足の上に向かい合わせになるように座り、抱き着いきながらお茶会用のお菓子を自分に食べさせるように強請るという幼女顔負けの甘え全開になっている

こんなんカリスマじゃなくてかりちゅま☆だろ…かりちゅま☆ブレイクしてんじゃん

もうお嬢様じゃなくておぜうさまだよほんMoney(ネイティブ)

…そう、もうおかわりだろうがこれこそ、最近レミリアが苦手になってきている理由である

 

ことの発端は数ヶ月前、紅魔館で1日執事の依頼を受けた日のことだ

俺は指示されたことを一通り済ませ、やることがなくなったのでレミリアを揶揄うついでに甘やかすことにした

ほらレミリアって年齢500の吸血鬼少女じゃん?だからお父さんとかお母さんみたいな甘える存在が普通は必要だと思うんだ

だから適当にレミリアさんを色々と甘やかしてみた、んで結果がこれ

正直あの時の俺を今すぐ廃電車でミンチにしたい気分で候

 

まぁ、こうして2人きりの時だけ幼女全開で甘えてくることだけがまだ救いか…フランなんて他の人がいても堂々と俺のことペット扱いしてくるからね、あの子怖いものなしかよ

 

「っ…レミリア、今噛んだだろ」

 

「んー、知らなーい(ひらふぁーい)

 

「思いっきり血吸ってるだろ…」

 

首元に突然痛みが走り、チュウチュウと吸われる感覚…完全に人の血吸ってますねこの吸血鬼

背中に十字架でも押し付けてやろうかと考えていると、吸血を終えたのか、横から「ぷはっ…ご馳走様」と言う声が聞こえた

やっぱ吸ってたじゃねぇかこの吸血鬼め

 

「お兄様の血、美味しいけど少し変わってるよね」

 

「勝手に人の血を吸うなよ…貧血になる」

 

「私がいるのに別の女のこと考えてたお兄様が悪いもん」

 

「えぇ…(困惑)」

 

なんて理不尽な…そしてなんで思考読めてんだよ、思考読んでくる妖怪はさとり1人で十分じゃ…アイツみたいなの増えたら俺が、キツイ

レミリアが後ろに倒れないように抱えながら背中を優しく叩く…ぶっちゃけ赤ちゃんだろこれは

実際、「お兄様、私は赤ちゃんじゃないんだけど?」と不満そうな声が聞こえる

まぁ、さっきより抱き着く力が強くなってるから嫌ではなさそうだけど

というかちょっと痛いですレミリアさん…骨格変わって男なのにボンッキュッボンのないすばでーができてまうがな

 

「レミリア、ほらあーん」

 

「あーん…お兄様大好きー♡」

 

骨格が変わる前にテーブルに置いてあった最後のクッキーを手に取り、レミリアに差し出す

クッキーを食べるために抱きしめていた腕を少し緩ませ、口を開いて餌を待っている

お望み通り口の中へ入れてやると、美味しそうに咀嚼した後、ぐりぐりと俺の胸に頭を擦り付けながら抱きしめてくる

…コイツ、普段は紅魔館の主として威厳ある態度を取ってるんだぜ?信じられねぇだろ?俺は信じたくない

 

だって嫌じゃない?自分の前だとカッコイイ親が偶然、夜中街で見かけたら駄々こねる子供のように地面でバタバタしていたら…俺はそれを見てる気分だよ

 

「お兄様ばかりに食べさせてもらう訳にはいかないし、私も食べさせてあげる!」

 

「それは嬉しいことだが、残念ながらさっきのクッキーが最後の一つだったぞ」

 

「んぇ?あ、本当だ…」

 

俺の言葉にテーブルを見て、残念そうな声を出すレミリア

そこには最初は20以上あったはずのお菓子が全てなくなっていた

レミリアが来る前に食べていたとしても20以上あって、俺は片手で数えられる程しか食べていない

残り?全部雛鳥に餌をあげるようにレミリアに食べさせてたんだぞ、恐ろしいよな?

レミリアって少食らしいんだよ、人の血を限界まで吸っても貧血で終わるくらいの…それがこんだけ食べるってヤバくない?

絶対夕飯が腹にはいらないだろ、ちゃんと夕飯のことも考えて食えよ(親目線)

 

俺にお菓子を食べさせようとしたが、肝心のお菓子がなかったレミリアは「うー…」と言って俺に抱き着きながら何をしようか考えている

 

「…あ、そうだ」

 

「何か思いついたか?」

 

「うん、少し立つから回してる腕を離してもらってもいい?」

 

「ほい、何するん?」

 

レミリアが落ちないように支えていた腕を離し、レミリアも俺に抱き着くのをやめ、俺から離れる

そして自室にある本棚へと向かうと、1冊の本を手に取り、戻ってくる

レミリアは戻ってきて早々、俺の足の上に座ってこちらに本を差し出した

差し出した本の表紙には美形の男女がキスしかけているような構図で描かれている

タイトルは『吸血鬼の王子様は私をご所望です』…絵柄やタイトルからして恐らく恋愛漫画なのだろう

そして、それを俺に差し出したということは…思いついたであろう内容は

 

「…俺にこれを読めと」

 

「いいじゃん、お兄様の読み聞かせ好きなんだもん」

 

「だからってこれ読ませるかぁ…この後も配達あるからこの本読み聞かせたら終わりだからな」

 

「やだ!そんなの明日に回したらいいじゃない!」

 

「明日は普通に仕事やねん…だから無茶言うな」

 

むぅぅぅ!と駄々を捏ねながら怒るレミリアを無視して俺は読み

聞かせを始めた

…というか漫画で読み聞かせってなんだよ、普通に1人で読めるだろうしそもそも読み聞かせするような本じゃないだろ漫画って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『「なぁ、いいだろ?」「待ってください…」王子は拒む私を無視して、強引に唇を…「待った!」「「ッ!?」」王子の唇と私の唇が触れ合いそうになった時、突然扉が開いて誰かが入ってきた』……はい、これでこの話はお終い」

 

「なんでよ!凄く気になるところで終わらせないでよ!お兄様の鬼!」

 

「俺じゃなくてここで話を切った出版社に言ってくれよ、俺は漫画を読み聞かせしただけだぞ」

 

レミリアが持ってきた本を読み聞かせ終えると、レミリアは不満を露わにする

いや、知らんがな…そう思っていると俺から漫画を奪い、本棚へ戻すと別の本を手に取り…

 

「悪いけど、今日はこれでお開きだぞ」

 

「なんでよ!まだいられるでしょ!?」

 

「だからこの後まだあるんだって…それに、マヨヒガにも帰らないとなんだから」

 

もし、今日中に帰らなければ藍姉が幻想郷中を血眼で探すことになるだろう…今の藍姉なら十分にありえる話だ

俺は未だにやーやーと更に幼児退行をする500歳の幼女の頭を撫で、優しい顔で話す

 

「大丈夫だって、またここに来るんだから…その時、今日の続きしてやるから…な?お兄ちゃんも仕事があるから今日はお終い、また次の時にしてくれる?」

 

「うぅぅ…やだぁ、お兄様とずっといるぅ…」

 

駄目だコイツ…早く、何とかしないと…

そんなことを考えていると、いきなり俺に抱き着いてきて頭をグリグリと押し付ける

痛い痛い…丁度胸のところに頭あるから胸骨にダメージが…

今にもメキメキと悲鳴を上げそうなから身体を無視して、レミリアの頭を撫でる

あっ無視とか無理です普通に痛いからそろそろ離してレミリアさん俺が死ぬッ!

 

「…お兄様ニウム摂取したから次まで頑張る」

 

「そうか、なら次来た時は沢山甘やかしてやるからな」

 

「ふふっ…ありがとう、お兄様」

 

お兄様ニウムって何やねん、そんな言葉が口から出かかるが何とか飲み込んだ

本当になんなの?お兄様ニウムって…未知の化学物質作るのやめな?せめて本当に新しい化学物質発見してからにしな?確か第一発見者に名前をつける権利あった気がするから

 

「…さて、お兄…葛籠に甘えるのも終わりにしましょうか…もう帰っても良いわよ、恐らく廊下に出たら咲夜が迎えにくるでしょうから案内してもらいなさい」

 

「わかった、それじゃあまたな」

 

「えぇ、また」

 

レミリアと会話を終え、部屋を後にする

………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(クソデカため息)疲れたぁ…

いやね、甘やかすのは別にいいんだよ…なんていうか、俺も甘やかしたいって気持ちとかあるから

でも…でもね?あそこまでキャラ変わったら頭がおかしくなりそう(迫真)

なんて言うんだろう、普段とのキャラが違いすぎて風邪を引きそうというかなんというか…まぁ、そんな感じ

 

「おや葛籠さん、おかえりですか?」

 

「次の配達先があるからね…そろそろ帰らないと」

 

というか急がねぇと本当に日を跨ぐ…紅魔館にやってきたのが2時なのに現在既に時刻6時やぞ、4時間もお兄様プレイに付き合わされた俺の身になってくれよ

咲夜さんは「では案内します」と言って俺の前を歩き始める

俺は黙って咲夜さんの後を子鴨のようについていく…これで玄関向かってなかったらまたユカリ札で逃げよ

 

そんな考えとは裏腹に、咲夜さんはきちんと玄関へと案内してくれ、紅魔館の門を通って敷地外へと出ると「お気をつけて」とだけ言って帰っていった

…なんか、拍子抜けだな

 

「お、長かったですねー…ん?その手に持っている紙は?」

 

「紙…?何これ、いつの間に?」

 

俺が紅魔館から出てきたことに気付いた美鈴さんが話しかけてきて、意味のわからないことを言ってきた

俺は怪訝に思いながら視線を落とすと、確かに紙を握っていた

 

紙には1番上に『雇用契約内容』とデカく書かれ、その下に達筆な字で、色々なことが書かれていた

…何も仕掛けてこないと思ってたけど、既にやられていたのか…だからといってサインはしないがな?

持たされていた紙を能力で収納し、苦笑いで話す

 

「いつもの雇用契約の書かれた紙でしたよ」

 

「あはは…咲夜さんも諦めませんねぇ」

 

「まぁ、それも咲夜さんの良いところじゃないッスか」

 

「確かにそうですねー」

 

読み聞かせのんびりと美鈴さんが言い、少しして「でも…」と口を開く

 

「私は葛籠さんが執事になることには賛成してますからね?なんか葛籠さんなら優しく起こしてくれそう…というか、寝かせてくれそうですし」

 

「いや寝るなよ」

 

思わず素で反応してしまった…そんなこと考えてるからナイフで脳天刺されて起こされるんじゃないです?

この後も美鈴と少し会話をして、俺は最後の配達先である地霊殿へと向かうのだった

 

…嫌だぁ!行きたくねぇよぉ!





突発☆東方キャラ偏見シリーズ!!

レミリアさんは普段は凛々しく、紅魔館の主を務めているが、日頃の疲れや、若くして館の主をしていることと住居人での苦労を癒してくれる存在がいたら、紅魔館に住んでいる誰も見ていない場所でその存在にこっそりべったり甘えていそう

それと、次回は地霊殿なんですがお気に入り登録件数が200件になりましたので先に記念話を投稿させていただきます

地霊殿回を楽しみにしてる方にはすみませんが記念話を楽しみにしててくだされば幸いです
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