いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!! 作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!
お気に入り件数が300件を突破しました、みなさん本当にありがとうございます
感想も話を書くモチベとなっており、いつも感想の内容を楽しみにさせていただいております
それと今回、少し下ネタ寄りかもです
「…あれ?誰も来ないな」
ドアベルを鳴らして30秒が経った
いつもならこれくらいでお燐やお空がやってくるはずだが、今日は誰も来ない
試しにもう一度ドアベルを鳴らし、待ってみる
………来ない
「こいし、今日は全員出払ってる?」
「うーん…そんなことは有り得ないと思うんだけどなー?」
俺の問いかけにこいしは首を傾げながら答える
まぁ、そうだよな…お燐とお空は兎も角、あの引きこもりの姉が地霊殿から出る訳ないよな
なら聞こえてないとか?
「引きこもりとは失礼ですね、貴方の背後を取るために外で隠れていただけです」
「…背後から声掛けられるのはこいしと小傘に散々やられたので驚きませんよ」
というよりこいしもなんだがさとり妖怪は人の背後を取らんと気がすまないんかね?
某狙撃手にそれやると「俺の後ろに立つな」とか言われそうやな
そんなことを考えながら振り向けば、薄紫色のショートボブの髪をした半目の少女が立っていた
古明地さとり、この地霊殿の主でありこいしの姉…そして、できれば会いたくない
それにしてもいつも通り半目で眠そうだね、ちゃんと睡眠取ってる?
お兄ちゃん心配しちゃうよ、ずっと本ばかり読んでない?
「ちゃんと寝ていますよ、この目は元からなのでお構いなく…それと、心配なら一緒に寝ますか…お兄ちゃん?」
ハッハッハ、実に面白い冗談だ
そんなことしたら俺は帰った後に地獄を見る羽目になりそうだから是非とも遠慮したいな
「あら、それは残念ですね…本当に残念ですよ」
後半で割とガチ目に残念そうな声出すのやめてくれません?
俺は貴方の性癖を満たす存在なだけと言ってたでしょうに
「ふふ、確かにそうでしたが今は違うかもしれませんよ?」
「…私だけ除け者にして2人で会話しないでよ!私も混ーぜーてー!」
「あぁ、ごめんねこいし」
「もう!次はお姉ちゃんにも怒るから!」
「そういやこいしは心読めないんだったわ、すまんすまん」
「次から気をつけてね、お兄ちゃん?」
「なんでそんなすぐに包丁で脅すんだお前は…」
さとりと心で話していると、こいしが大声で怒る
俺とさとりはこいしに謝り、さとりに対してはぷりぷりと怒るが、俺にはハイライトオフで包丁向けてきた…うーん、この差はなんだ
というかそのハイライトってどうやって消してるんですか?えっ、消しゴム?
最近の消しゴムってすげ…そういやそんなマジックあったなスマホに
ほな凄くないか…
「色々と考えているようですけど、まずは入りましょう?流石にずっと玄関で喋る訳にもいきませんし」
「それもそうだな…」
「ただいまー!」
さとりが玄関の扉を開け、こいしが駆け足で入って行く
俺はさとりにお礼を言ってお邪魔する
…相変わらず中もデカい、さとりのペットが結構いるはずなのにすんごい広いんだよな
「そうですね、何部屋もまだ余ってますので一部屋だけでも埋めてくれればいいのですが…」
「つまりここで暮らせと?ハッハッハ、冗談キツイぜさとりさん」
「あら、私は本気で言ってますよ?」
「え!?お兄ちゃんここに住むの!?やったー!」
「こいしはちゃんと人の話聞こうなー?」
こいしにツッコミを入れつつ、さとりの方をチラリと見る
…あっヤベェ、目がガチだ…本気でここに住んで欲しいと思ってる目だわこれ
いやぁ…そんなことになったら毎日性癖に付き合わされる…
「…本当に、あのスキマ妖怪が羨ましいですね…貴方と一緒に過ごせるなんて」
そう言って隣に立ち、俺の頬を横から撫でてくる
距離が近いからか、彼女の良い匂いがふわりと鼻を擽る
思わずドキッとしそうだが、ハニトラなので無視じゃ無視
そんなことを考えていると、彼女がくすくすと笑う
…まぁ、無視しようとしても筒抜けだよな?
「ええ、そうですね…色仕掛けだと知りつつもドキッとしていることが丸わかりです…本当に可愛いですね、貴方は」
「見た目ならさとりの方がめちゃくちゃ可愛いと思うけどな」
そこら辺にいるような見た目の野郎よりも、誰がどう見ても美少女と言う見た目さとりの方が120%可愛いだろうに
やはり妖怪の考えることはわからんな、人間の考えることもわからんが
「褒めてくれてありがとうございます、やはり貴方の心を読んでいるととても満たされますね」
「悪いが承認欲求モンスターはNGなんで」
「人に甘い蜜を与えるだけ与えて突き放すとは…酷い人ですね」
なんでそう言う解釈になるのかね…
シクシクとわざとらしい嘘泣きをするさとりを見ながら頭をかく
…早く荷物渡して帰りたいなぁ
「何言ってるんですか?荷物を受け取ったとしても暫くは帰しませんよ?私の性癖に付き合ってもらいますから」
「うわー、美少女から帰さない宣言されたのに全く嬉しくねぇ」
美少女からの「今夜は帰さないぞ♡」宣言に俺は笑顔で吐き捨てる
というか現在時刻は7時半なんだよな…早よ帰らんと怒られるからさっさと帰してさとりん
「駄目です、帰るのが遅れるとスキマ妖怪達に伝えればいいじゃないですか。スキマ妖怪の能力が使える御札を使って、紙を送るだけ…簡単なことでしょう?」
「それで許されるかわかんないんだよねぇ…最悪強制連行」
「…彼女達なら許してくれると思いますがね…というか流石にずっと話すのもあれですし、私の部屋に案内するのでそこで荷物を受け取りましょう」
「アッハイ」
さとりと会って約10分が経過して、漸く荷物を受け取ってくれるようだ
…遅くない?別に俺が「はよ受け取れ」と催促しても良かったんだけど、正直あんまりしたくない
だってさ、個人の感想になるんだけど、嫌な奴に見えるじゃん?
相手は話したいのに受け取ってサヨナラしたいとか…苦手だったり、嫌いな人なら良いかもしれないけど、別にさとりのこと嫌いでも苦手でもないからなぁ
やべーやつとしてあまり会いたくはないと思ってるよ?でも苦手だとは思わないんだよな
そんなことを考えながらさとりの後ろをついていく
さとりは黙ったまま俺の先を歩き、案内している
…おかしいな、いつもなら話し掛けてくるはずなんだけど
いつもの様子と違うなと思いつつも、俺は特に気にすることなくさとりの後ろをついて行った
この時の俺は気付いていなかったが、さとりはサードアイでこっそりと俺を見ており、俺の心の声を全部聞いていたようである
そして、俺の心の声を聞いてニヤついていたのだと後にこっそり見ていたお燐から聞かされた
「はい、着きましたよ…どうぞ、お入りください」
「それじゃ失礼しまーす」
さとりの部屋の前に着くと、さとりが扉を開けて俺に入るよう促す
俺が促されるまま部屋へと入ると、すぐ後にさとりも部屋へと入り扉を閉める
ちな鍵は掛けられていないので脱走は頑張ればいける
「お望みの品はどこへ置けばいい?」
「私の机に置いてもらえれば…それが終えたらあっちのソファにきてください、先に座ってますね」
「…またやるんです?」
「ええ、やるに決まってるじゃないですか」
「さいですか…」
ではと言って本棚に囲まれたソファに座るさとり
俺は小さくため息を吐いて机に向かい、その上に漫画を10冊置く
ジャンルは恋愛モノ5冊と推理モノ5冊、さとりはこういう系統の漫画を好んで読むことを把握しているので、紫さんに輸入してもらうジャンルは言っている
じゃないと紫さん、なろう系のラノベとか買ってくることあるから…
そんなことを考えながら手を動かしていると、すぐに本を置き終わる…もう少し時間稼がせてくれよ
さて、ここで全力脱走してもいいけどそしたら次が怖いので大人しく従うとしよう…俺の立場ってホント弱い、ガガンボかよ
さとりの座っているソファへと向かい、隣に座る
ここはさとりの自室であり、ソファを一つしかないから必然的に隣に座るしかなくなる
そうして俺が座ると、さとりはピタリとくっつき、サードアイの管で俺を拘束する
はい、これで俺は逃げられなくなりました
そして、ここからさとりのスーパー性癖タイムが始まります
「ふふ、それじゃあ…始めますか」
「できれば勘弁していただきたいですね」
さとりは俺の言葉に答えることなく、更に身体を密着させる
くっつけていただけの腕を絡め、上半身だけこちらに向けてハグをし…そして拘束したまま俺の膝の上に乗り自身の胸へと俺の顔をうずめさせる
…なんか柔らかいんだけどコイツもしかして着けてない?
「気になるなら確認しますか?……ふふ、照れなくても良いんですよ?」
「別に照れt…ムグっ」
「貴方は喋らなくても大丈夫ですよ、心を読むので」
さとりは俺の頭を撫でながら優しい声で囁く
その抱く力は強く、痛みこそないが抜け出すことは出来ない
これだけ聞くとママ属性の高いだけでそこまでやべーやつとは思わないだろ?本領発揮はここからやぞ
暫く黙って撫でていたさとりだが、少し甘えた声で口を開く
「それじゃあ、頂きますね♡」
その言葉と共に、髪を少し引っ張られる感覚とくちゃっと何かを頬張る音が頭上から聞こえる
…はい、多分察しの良い人なら分かったと思うけど、現在さとりさんは俺の髪を食べてます…ハサミで切ったもの、とかではなく直で
どれだけ逃げるために暴れようと頭は胸のところで固定、身体はサードアイの管で拘束されており、魚のように動きたくてもさとりが上に乗っているため動くこともできない
ちゃんと食ってるのか心配になる重さのはずなのになんで動けなくなるんだろうね?妖怪の不思議だ
「…相変わらず美味しいですね、それじゃあお返しにどうぞ♡」
暫くの髪を食んでいたさとりは、俺の髪から口を離すと、頭を固定していた腕も離して近くに置いてあったハサミを手に取る
そして、自分の髪を少し切って俺の前に差し出す
…要は「お前も食え」ということである
いやぁ、最初これに付き合わされた時は衝撃的だったね…キモイとか恐怖よりも先に何故か尊敬の念が湧いたよ「よくここまで性癖が拗らせることができたなぁ」って
「そんな昔話はいいので早く食べてください、無理矢理食べさせましょうか?」
おっと、さとりが少し不機嫌になった…でも仕方ないやん?俺と出会って2回目でこの性癖に付き合わされたんだから最初付き合わされたことも思い出したくなるって
「知りません、では召し上がれ」
「ムグッ…」
俺の口に指を突っ込み、無理矢理口を開けて髪を押し込む
押し込み終えると、口を閉じさせて食べるように視線で促してくる
…たまに思うんだけど、なんでこの性癖に付き合ってるんだろうな、俺
突っ込まれた髪を飲み込むことに悪戦苦闘しながらも、何とか全てを胃に流す
「…これでいい?」
「まぁ許してあげましょう、それよりどうですか?私と一つになった感想は?」
言い方ァ!いやある意味そうなんだけどもね?もうちょいこう、言い方考えよ?ね?
「ちなみに私は貴方と一つになれてお腹が疼いて仕方ないです」
「たまに君たちからド直球の下ネタ飛んでくるんだけど対処できないからね?」
守矢のロリ神然り、紅魔館の紫もやしと使い魔然り、さとり然り…どうしてこうも下ネタをぶっ込んでくるのか…君ら可愛いんだからそんな下ネタワードぶっ込まれたらスゲェ困惑するんだよ
「ふふ、可愛いですね…このまま食べてもいいですか?」
「ダメに決まってるでしょうが、こいしに助けを求めるぞ」
「あの子なら恐らく私と一緒に襲いますよ?」
「敵だったかぁ…」
先程まで凄いことをしていたとは思えない会話を暫く続くも…1回でさとりの性癖が収まる訳もなく
「それじゃ、もう1回やりましょうか」
「デスヨネー」
そうして、何度かさとりの性癖に付き合わされ、時刻が午後の9時を指す頃に漸く俺はマヨヒガへ帰るのだった
帰る前に、風呂に入るかと聞かれたが俺は断って帰った
だってあのまま入ると答えたらさとりと一緒に混浴コースだったもん
そのまま2回戦が始まってさとりがビーストモード突入からの俺を捕食(意味深)してきたらたまったものじゃないし
当初さとりの性癖は『葛籠にひたすらハニトラを仕掛けたりからかったりし、心を読んでその慌て具合に愉悦を感じるもの』…の、はずでしたがァ!(確変)
やべーやつの頂点にするには薄いなと感じたので急遽『互いの身体の1部を食べ合って混じり合う』というものに変更いたしました
そして、お気に入り登録が300件を超えたので明日の00時から豪華に記念話を3日連続で投稿する予定です