いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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本当に感謝です…記念、何しようかな


レミリア…お前は一つ勘違いをしている

 

「私は好きな人には優しくしたいの…だから貴方には2つの選択肢をあげる…私を選ぶか、その左手を切り落とされて私の奴隷になるか、どっちが良いかしら?」

 

それどっちも同じ結果では?葛籠は訝しんだ

レミリアが光のない瞳を向けながら俺の頬を優しく撫でる

それに少しの擽ったさを感じるが、今はそれどころではない

俺が黙っていると、レミリアはおもむろに口を開く

 

「そういえば葛籠、ここに隠れていたのなら私とパチェの会話を聞いていたわよね?」

 

「…まぁ、そうですね」

 

「なら私の気持ちはわかっているのでしょう?私は貴方が好き、自分の眷属にして永遠に一緒にいたいと思うくらいには貴方を愛しているの…だから、貴方に聞くわ」

 

先程まで頬を撫でていた手は俺の首へと移り、軽く爪を立てる

その爪が俺の首に浅く刺さり、首には汗なのか血なのかどちらかわからない液体が流れる

 

「その首についた指輪、一体どこの馬の骨ともわからない女と婚姻関係を結んだのか…何故私を選ばなかったのか、答えて」

 

その目はには強い怒気や殺気の他に、ほんの少し悲しみが混じっているようにみえた

俺はその目を見つめ…そして、呆れるようなため息を吐く

 

「お嬢様、貴方は一つ勘違いしてますよ」

 

「勘違い?まだ結婚はしてないって言うの?それならどのみち結婚するから変わらな…」

 

「いや、そこが間違いなんですよ…俺は結婚も婚約もしてないんで」

 

「…は?」

 

怪訝そうな顔になったレミリアに俺は呆れながら説明する

なんか前にもみたなこの光景…あの時は呆れとかなかったけど

あの時の藍姉は怖かったぜ…九尾を怒らせるもんじゃないね

 

「そう、そうなのね…つまり、私の早とちりだったって、ことね」

 

「そういうことです、ついでにフラン様もお嬢様と同じ勘違いをしているでしょうね」

 

「まぁ、そうね…あの子も私と同じで結構頭にきてるから大変よ」

 

デスヨネー…レミリアはなんとか話を聞いてくれて良かったけど、フランは話を聞いてくれるかな

無理だろうなぁ…その前に俺の頭が汚ねぇ花火になっちまいそうで怖ぇや…

そんなことを考えていると、レミリアが申し訳なさそうな顔で俺に頭を下げた

 

「貴方に何も聞かずに勝手に暴走して迷惑掛けたわね…ごめんなさい」

 

「謝罪は受け取ります…が、別にあまり気にしてないのて頭は下げなくて大丈夫です」

 

「そう…ありがとうね」

 

そう言ってレミリアはいきなり俺に抱きついた

ここで甘えるのかぁ…なんて思っていると

 

「い゛ぃ゛……っ!?」

 

突然、首に激痛が走る

その痛みはフランが噛み付いてきた時の数倍は痛く、首の肉を食いちぎられるのではと思うほど

抱きついているレミリアを突き放そうとするがビクともしないうえ、腕ごと拘束をしてきて身動きが取れなくなった

いつものレミリアであればもう既に吸血が終わるであろう時間でも、レミリアは俺の血を吸い続ける

少し頭が働かなくなってきた頃、ようやくレミリアは俺の首から口を離した

 

「お嬢様、やりやがりましたね…」

 

「確かに早とちりで暴走したのは私が悪かったわ…だけど、それを何も話さないで服の下に隠してた貴方にも責任はあると思うの…それに貴方の代わりにフランに話に行ってあげるんだからこれくらいの報酬はもらってもいいでしょう?」

 

「早とちりは俺は何も悪くないッスよね…?」

 

「そうかもしれないけど、考えてみなさいよ…好きな人が知らないうちに首に結婚指輪ぶら下げてるところを」

 

「………想像できないんで考えられないッス」

 

「そう、ならもう少し吸うわね」

 

「はぁ!?そんなの理不じいっ!

 

「…私達は何を見せられてるのかしら」

 

「わ、わかりません…」

 

「でもまぁ、お嬢様は何とかなったので良しと思いましょう…」

 

「ちょっ…助け…失血死する…!」

 

ふぁふふぁひころふぁないふぁ、ふぃふぁふぁいふぇいふぉひふうへお流石に殺さないわ、死なない程度に吸うけど

 

そうして、俺は暫くの間咲夜さん、パッチェさん、小悪魔の3人に見られながらレミリアに吸血されるのだった

…どんなプレイだよ、俺そんな高等プレイでは興奮しないゾ…レミリアの吸血では少し反応したけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛あ゛ぁ゛〜…う゛ぁ゛〜…」

 

「あの…大丈夫ですか?」

 

「…大丈夫に、見えます…?」

 

「…すみません」

 

あの後、貧血気味になるまで血を吸ったレミリアは「フランに話して来るわ」と言って出ていき、俺はふらつきながらも再びパッチェさんと魔法の練習をしていたのだが…レミリアから指輪について聞いたであろうフランが図書館の扉を壊しながら入り俺に本当なのか聞いてきた

 

俺は事実であることを魔法を使って証明し、フランも何とか誤解が解けたのだが…問題はその後

フランもレミリアよろしく、俺の首に噛み付いて血を吸ってきやがった

お掛けで俺は完全に貧血、恐らく今血を吸われれば確実に血が足りなくなって死ぬだろう

なんせ机に力なく伏せてるんだからな…さっき鏡で顔みたら白粉塗ったのかってくらい血色悪かったからな…今日はレバニラかな

 

「葛籠ー遊ぼうよ、今日は執事なんでしょ?」

 

「俺に、死ねと申してます…?」

 

身体に一切力の入らない俺をぐわんぐわん揺すりながら遊ぼうと言ってくるフラン

流石はドSお姫様だぜ…こんな死にかけな人間に吸血鬼と遊ぶことを強要してくるとは

というか貴方が元凶なので少しは反省してもろて

俺をぐわんぐわん揺らしているフランに、咲夜さんが止めに入る

 

「フラン様、葛籠さんは今貧血でして…恐らく今日1日はほぼずっとこの状態です」

 

「えぇー?じゃあ葛籠と遊べないってこと?」

 

「その通りです…ですので、代わりに美鈴の服を気付かれずに破壊する遊びでもしませんか?」

 

咲夜さん…サラッとヤバいことを提案してる自覚ある?ないんだろうね、少し抜けてる君のとこだから

そして、フラン…そんな変なことに目が輝かせないんだ、それは逆に君が駄目だと叱るんだ

 

「面白そう!じゃあやってくる!」

 

「えぇ、行ってらっしゃいませ」

 

おぉ、何の罪もなき美鈴よ…ただイタズラに服を破壊される未来があることを悲しく思うよ、君のことは夕飯までには忘れないと誓おう

俺が心の中で美鈴の冥福を祈っていると、背中に何かを掛けられる

 

「今の状態では体温を維持することも難しいと思いましたので毛布を掛けさせていただきました、迷惑でしたか?」

 

「いえ、助かります…正直少し寒かったので」

 

「ふふ、それなら良かったです」

 

俺の後ろで、咲夜さんが笑う声が聞こえた

クソッ、咲夜さんが微笑んでる顔が見れなくて残念だ…こういう時の咲夜さんの笑顔がすっごく美しいと俺のデータでは結果が出ているからな

…やべ、少し暖かくなったからなのか、それとも一難去ったからその安心でなのか、急に眠気が…

 

「すみません、さくやさん…すこし、ねます」

 

「わかりました、おやすみなさい」

 

俺は咲夜さんに優しく頭を撫でられながら、睡魔に身を委ねるのだった

意識が完全に落ちる前、咲夜さんが「可愛い」と言っていたような気がするが、それは不明である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…暗っ、なんか窮屈?」

 

睡眠から目が覚めると、そこは真っ暗は場所だった

光は一切なく、なんだか凄く窮屈な気がする

 

「すぅ…すぅ…」

 

「…目の前で誰か寝てんな」

 

小さい寝息が聞こえ、はっきりと意識が覚醒していくうちに俺は誰かを抱きしめていることに気付いた

…夢遊病は持ってなかったはず、なら紅魔館の誰かがやったな

俺は現在の状況を軽く確認すると、この狭い謎空間から脱出するためにあちこちを触る

 

「お、ここ開く…開いても暗いな」

 

俺の左側の壁を押すと、少し光が入ってきたので更に押して狭い空間を脱出する

どうやら寝ている間によるになったようで、先程のように真っ暗とはいかないがそれなりに暗くなっていた

俺は慌てて時間を確認する8時6分…うわ、すっごい寝てるやん

 

時刻は依頼終了時刻をとっくに過ぎており、今すぐにでも帰らなければならない時間だった

 

「というかこの抱きついている人…アンタかい」

 

俺がハグしていた人物を思い出し、窓から入ってくる少しの月明かりを頼りに確認すると、その人物の正体はレミリアであった

そして、俺が入っていた狭い空間はどうやら棺桶だったらしい…そりゃ狭いと思うわな、なんで一つの棺桶に2人入ってんねん、普通1人やろ

俺はなんとかレミリアを起こさないように棺桶から抜け出し、すっかり全回復した身体で館内を徘徊する

 

「咲夜さんどこだ…?今日はまともに依頼できなかったから謝らんと」

 

多分俺がまともに依頼できてたのって1番最初の空き部屋掃除だけなんだよな…それ以外はレミリア達から命懸けの隠れんぼしたり貧血で寝てただけだし

今回の依頼は無効にして、次回の依頼を無償で受けることでチャラにしてもらえるかな…

 

俺は今回の依頼の後処理について考えながら厨房や物置部屋など、咲夜さんのいそうな場所を探す

しかし、どこにも咲夜さんはおらず、俺は首を傾げる

 

「おっかしいなぁ…どこにもいねぇや」

 

「誰かお探しですか?」

 

「ッ!?あぁ、咲夜さんか…丁度咲夜さんを探していたところです」

 

「私ですか?」

 

突然、後ろから声を掛けられ身体が跳ねる

声を掛けた人物を知るために振り向くと、そこには咲夜さんが立っていた

咲夜さんは俺が自分を探していた理由をわかっていないようなので説明する

 

「今回の依頼なんですけど、結局あまり依頼を熟すことができなかったので…ですので、今回の依頼は無効にして、次の紅魔館からの依頼を無償で受けることを伝えようと思っていまして」

 

「なるほど」

 

咲夜さんはそう言うと、ニコリと微笑みながら口を開く

 

「そのような対応をしなくても大丈夫ですよ、あれは偶然起きた事故ですので」

「しかし、そうすると俺が申し訳ないといいますか…」

 

「なるほど…………では、代わりの依頼を受けてもらってもよろしいですか?」

 

「えぇ、勿論です…それでいいならですが」

 

「ありがとうございます」

 

俺の言葉に咲夜さんは少し考えた後、何か思いついたようで代わりの依頼を提案してきた

俺はその内容を聞かずに承諾、今回の依頼は俺がまともに熟せなかったからね…無理難題でも甘んじて受け入れるとしよう

俺が承諾すると、咲夜さんは感謝の言葉を述べて内容を口にする

 

「依頼内は今日、お嬢様とフラン様…そして私と添い寝をして欲しいというものなのですが」

 

「…え?」

 

はい?このメイドは今なんて?

添い寝?貴方とあの吸血鬼姉妹と?

…すみません、前言撤回して断ってもよろしいですか?

男なら腹を括れ?クソッタレェ!

 

「…わかりました、その依頼引き受けます」

 

「…!それは良かったです、では私は準備をしてますのでお嬢様とフラン様を起こしてきてもらってもよろしいですか?」

 

「わかりました…一応服はこの燕尾服からいつもの服に戻しますね」

 

「はい、それで構いません」

 

そして、何故か咲夜さん達と添い寝をすることになった

ちなみに後から聞いたのだが、紫さん達は俺が中々帰ってこないので紅魔館に来たらしいのだが、俺が貧血状態で休ませていると聞くと、ここで一晩休ませることに許可を出したらしい

おかげで俺はレミ咲に挟まれてフランには上に乗られて寝ることになったんだがな…

そこは一晩休ませる許可出すんじゃなくて帰らせてよ紫さん!





これにて1日執事回は終了…なんだか強引な終わり方になってしまったような…

まぁ…うん、みなさんなら許してくれる、よね?(震え声)
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