いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!! 作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!
暑いのでホラー回をやってみたいけど、まだ6月の中旬だしホラー描写上手くできるか不安だしで手を出せない今日この頃
それはそうとみなさん感想、お気に入りありがとうございます
お雪ちゃんに関してですが、歓迎されている方が多そうなので再登場するかもです
みなさんどうも、小箱葛籠です…突然ですがみなさんに問題です
俺は今、どこにいるでしょ〜か?
制限時間は3秒です、俺は大佐みたいに分も待てるほど優しくないので
ということでシンキングタイムスタート
ワン、ツー、スリー…はい終了、では正解発表です
今俺がいる場所は迷いの竹林…そしてただいま迷子なう☆
原因はあの竹林に住むあのクソ兎…アイツ、次あったら兎鍋にしてやる(バチギレ)
心がぴょんぴょんする時間も与えず一瞬で兎鍋に変えてやる…
絶対に許さん…殺してやるぞ射命丸文(八つ当たり)
「ん?……どうした?」
ゴシップ天狗に殺意を滾らせていると、足元からプゥプゥという鳴き声が聞こえた
なんの音だと思い、下を向けばそこには1匹の兎がいた
兎は俺の足元に近付くと、ツンツンと足に頭突きをしてくる
「はいはい、わかったよ…ほら、いい子いい子」
俺は兎へ向き直り、しゃがむと兎を抱っこして猫の時のように毛に沿って優しく撫でる
すると、気持ち良いのか大人しく撫でられながら先程のようにプゥプゥと鼻を鳴らす
急にイタズラ心が芽生え、試しに兎を地面に下ろして距離を取る
するといきなり撫でることをやめたことで腹が立ったのか、先程とは違いブーブーと鳴らしながら地面を強く蹴っている
…流石にキレすぎじゃない?ガチギレしてるやんけ…
「ごめんごめん…ほら、おいで」
俺が腕を広げるとこちらへ駆け寄ってくる
俺は再度抱っこすると、その場に座って兎を撫でる
再び撫でられたことで機嫌が直ったのか、プゥプゥと鼻を鳴らす
…チョロい、この兎チョロいぞ…いつか怪しい人に攫われないかお兄ちゃん少し心配になってきた
ちなみに、この兎はここに住んでいるので、どこかから迷い込んだ野生の兎ではない…なんならあのクソ兎の手下である
手下の兎はこんなに素直だってのに、親分のあのクソ兎ときたら…
というか、なんだかんだ抱っこして撫でてるけど今日マヨヒガに帰るの怖いなぁ…また橙にセミハグされそう
なんか橙って動物全般に嫉妬するんだよな…人間とか、人型の妖怪には反応示さないのに…やっぱ妖怪って不思議だね
最近は更にエスカレートして藍姉にまで少し嫉妬するようになったっていうね…そろそろあの時期も近いのかな?
それにしては早すぎる気も…最近マタタビあげすぎたかな…?
「一応マタタビも週1にしてるはずなんだけどな…ん?」
橙の最近の態度について考えてながら兎を撫でていると、足を何かに小突かれる
俺は思考の海から意識を引き上げ、先程がずっと小突いている正体を確認する
すると、その正体は今俺が撫でている子に似ている兎であり、ふと周りを見れば俺は兎に囲まれていることに気付いた
…なんか兎で包囲されてるんだけど
するとそこへ、黒いショートヘアに大きなうさ耳を生やした少女…因幡てゐが姿を見せる
「ちょっと、なんの騒ぎと思ってきてみたら…葛籠じゃないですか〜、あの落とし穴からは抜け出せたんですねぇ!?」
「チッ、外したか…流石、運はいい兎だな」
俺はスキマから筒を取り出すと、鋭く尖った針をてゐに向かって発射する…筒の正体は吹き矢である
て飛ばした針は真っ直ぐとてゐに向かう…しかし、針はてゐに掠っただけで当たりはしなかった
割と本気で当てるつもりだったのに…クソッタレ
「ちょっ!いきなり人にっ!針を飛ばすなんてっ!どういうっ!神経してるっ!んですかっ!?」
「さっきから惜しいのばっかりだな…藍姉と結構練習したんだけど、凹みそ」
てゐが体勢を整える前に素早く針を装填して次の玉を発射する
しかし、バランスを崩しながら避けているてゐには1本も当たらず、良くてもてゐに掠れるだけだった
能力使いやがって…幸運とかズルだインチキだ、反則だろうが
俺が攻撃をやめると、肩で息を整えながらてゐは口を開いた
「はぁ……………はぁ………………本気で死を覚悟しましたよ、能力がなければ何本当たっていたことか…しかも何か針の掠れた場所、力が抜ける…」
「そりゃ退魔の力の籠った針だったからな、妖怪にはダメージあるだろ」
「本気で殺そうとしてきてません!?」
「では貴方に問題です、俺の落ちた落とし穴…一体何が仕掛けられていたでしょーか?」
「え?えっと…」
「制限時間は3秒です、ではシンキングタイムスタート」
「ちょっ!?短すぎじゃっ…」
「はい、終了…答えは」
俺は筒に再び針を装填し、正解を答える
「竹槍だよ」
そうして、再び30分ほど吹き矢による狩りが始まった
ちなみに兎達は既に避難していたので被害はてゐだけだった、てゐにはなんとか1発だけ針を刺すことに成功した
「いてててて…葛籠は容赦なさすぎじゃないかな?」
「こっちは落とし穴で死にかけたんだぞ、ちょっと妖気が削れるだけで済んだだけありがたいと思ってくれないかな?」
あの後、暫くてゐと鬼ごっこをして遊んでいたが…飽きていたのと、そもそも永遠亭に用があって迷いの竹林に来たので、てゐに許す条件として永遠亭まで案内することで攻撃を止めた
そして現在、俺はてゐと一緒に竹林を歩いている…後ろに兎の軍勢を引き連れて
いやね、最初ら2人だけで永遠亭行こうと思ってたよ?なのに気付いたら後ろで兎の百鬼夜行が出来てたんだよね
それで、なんの罪もない兎を追い返すのは罪悪感が出そうなので仕方なく引き連れている
暫く竹林を歩いていると、豪華な一軒家のような建物が姿を現した…ここが永遠亭である
「はい、着いたよ」
「案内ありがと…おや、鈴仙じゃないかやっほー」
「あ、葛籠とてゐじゃない………ねぇ、その後ろにいる兎達は…?」
俺達が永遠亭に近付くと、玄関から長細く大きなうさ耳を生やした少女…鈴仙が出てきた
俺は挨拶すると、鈴仙も挨拶を返し…後ろの兎達に気が付いて困惑している
まぁ、玄関開けたら百を超えた兎の群れを連れくる2人組がいたらそりゃ困惑するよな
俺が説明しようと口を開く前に、先にてゐが説明をした
「葛籠が永遠亭に用があるらしくて、案内してたらみんなついてきちゃったんだよ」
「そんなことありえる…?」
「葛籠だしありえるでしょ」
「確かに、葛籠ならありえるわね」
おい待てその2人、俺だからって理由で納得してんじゃねぇぞ
そもそもなんだよ「葛籠ならありえる」って、普通にありえねぇよ
心の中でツッコミを入れつつ、2人に抗議の視線を送る
ちなみにてゐが会った時より口調が砕けているのは俺が「その胡散臭い口調やめていつもみたいに喋ってくんない?」と言ったからである
その言葉を放った時、てゐが少ししょんぼりしてたのはきっと俺の気のせいだ
そんなことを考えていると、鈴仙が口を開いた
「そういえば葛籠に何か頼んでたっけ…?それとも師匠達が何か頼んだの?」
「いんや、診察してもらいたくてここに来た」
「なるほどね…でも、健康そうに見えるけど?」
「そうだけど、朝いきなり鼻血がね…めちゃくちゃ出てきたから一応診察だけ」
「なるほどね…」
朝ほびっくりしたなぁ…配達に行こうとしたら急に鼻からボタボタと血が垂れてきたから
普通の鼻血なら良くても多分“つー…”なんよ…でも俺の場合マジで“ボタボタボタッ!”って落ちる感じで溢れてきたんよね
それを見た藍姉はご乱心(激ウマギャグ)、めちゃくちゃ心配してきて俺がビビったもん
そんなことがあり、紫さんから今日は配達をやめて永遠亭に行くよう言われたのだ
橙?地面に垂れた俺の血を見て「葛籠に付いてるやつならいけるかな…」なんて言ってたよ
橙、俺は最近君が癒し枠なのか怪しく感じてきてるよ
「師匠なら中にいるから、てゐは案内お願い」
「わかったよ、鈴仙は?」
「私は今から人里で薬の販売に行かないといけないから」
「鈴仙も大変そうだねぇ…」
それから鈴仙と少しだけ会話をし、俺達は永遠亭へと入った
ちなみに兎達には流石に帰ってもらった…流石に永遠亭の中に入れるのはちょっとね?
帰す時みんな悲しそうに見えたから人参と少し撫でてから別れたので不満はない…はず
代わりに全員帰ってもらうまで時間掛かったけど
鈴仙との会話を4分くらいなのに対して、兎達で1時間以上時間食ったんだよな
「そういや永琳さんどこにいるかわかる?」
「まぁ、お師匠様が暇ならいつものところにいるだろうね」
そう言っててゐはどんどん屋敷の奥へと進み、一つの襖を開ける
「ほら、いた」
するとそこには、すり鉢や試験管など色々なものが置かれた机と向き合っている八意永琳ことえーりんがいた
この人は幻想郷で様々な薬を作っている人であり、俺がよく盛られる薬の開発者本人である
いつも薬がお世話になっております、突然ですけどもう少し効果を弱めることとかできませんか?具体的には媚薬と筋弛緩剤
あの2つだけ異常に効果強いんだよね…本当に効果弱めて欲しいです(切実)
えーりんは俺達に気が付くと、椅子から立ち上がり俺達の方へ歩いてきた
「てゐと葛籠?珍しい組み合わせね、今日はどうしてここに?」
「なんかお師匠様に診察してもらいにきたんだってさ、詳しい話は本人から聞いてね」
私の案内はここまでだからじゃあね、と言っててゐは何処かへと歩いていく
てゐの後ろ姿を暫く眺めていたが、その姿が見えなくなるとえーりんに向き合い口を開く
「こんにちは、永琳さん。さっきてゐが言ってたように診察して欲しくて来たんですけど、いいですか?」
「えぇ、大丈夫よ…それじゃあ、診察室に行きましょうか」
えーりんが部屋から出て、歩き始めたのでその後をついていく
少し歩くと、えーりんは襖を開けて中へ入ったので俺も後に続いて中へと入る
その部屋は簡易ベッドと2つの椅子、いつくかの分厚い本が置いてある机が置いてある
えーりんは机の近くに置いてある椅子に座ると、俺はその対面にある椅子へと座る
「さて、診察を始めるのだけど…その前に、少し血液を貰ってもいいかしら?」
「…また俺でなんか薬作ろうとしてます?」
「えぇ、貴方の血液を使った薬は効き目が良いから」
ちなみに言ってなかったが、えーりんは会う度に俺に血液をくれとせがんでくるやべー人である
理由は先程言われた通り俺の血液を材料に薬を作るため、イカれてるよこの医者
んで、俺の血液で作られた薬の大体は、俺が盛られてる薬なんだよね…
俺の血液が帰ってくるのはいいんだけど、何とも言えねぇよ…複雑な気持ちすぎてさ
ちなみに色々とお世話になっているので少量なら提供している
勿論今回も提供する
「まぁいいですよ、いつも言ってますけど少量だけですからね」
「えぇ、流石に守るわよ」
そうして、俺はえーりんに血液を提供するのだった
ちな鼻血の原因だが、ストレスによる自律神経の乱れが原因とのこと
…うん、心当たりしかないね(トオイメ)
葛籠…お前身体が…!
まぁ色々とキャラの濃い人達に囲まれてたらストレスで身体に影響出るよねって話でした
ネタが思いつかなかったんです…どうか俺を許して許し亭
ちなみに良く読んだらわかるんですが、えーりんはやべー人であってやべーやつじゃないんですねぇ