いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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皆さんお気に入り、感想ありがとうございます


人間にしてはバケモンだよアンタ

 

「おい店主!もう1杯!」

 

「未宵ちゃん!俺ももう1杯!」

 

「はーい!ただいま!」

 

「頑張れー!鬼に負けてんじゃねぇぞ!」

 

「そのまま鬼に勝っちまえ!」

 

「未宵さんホンマにすみません…」

 

「大丈夫大丈夫!萃香さんもあの常連さんの飲み比べは見ていて飽きない飲みっぷりだから気にしないで!」

 

えー、葛籠タイムズが現在時刻8:00を鯨呑亭からお伝えします

そして今何が起こっているのかというと、萃香さんと酒豪さんの飲み比べが発生しております

 

ちなみに2人はこれで酒樽2つ目…萃香さんはわかるけど酒豪さんはバケモンか?

詳しくは知らんけど樽1つで10Lは入るんじゃないの?それを2つって20L飲んでることになるでしょ?

……バケモンだ、幻想郷のアル中〇ラカ〇がいる…

 

2人は未宵さんが新しく持ってきた酒が並々と入った樽ジョッキを受け取ると、すぐに口を付けて飲み始める

その飲み比べに集まった野次馬達がやいやいと囃し立てる

 

何故こうなったのか…それは昼過ぎへと遡る

 

昼過ぎ、俺はいつものように配達を終えて幻想郷をブラブラとしていると、萃香さんに「一緒に酒呑むぞ!」と後ろからタックルされ、気付けば居酒屋にいた

まぁ…簡単に言えば気絶させられて居酒屋に拉致られたということだ

すごいよな、人間ってタックルだけで気絶できるんだぜ?しかも激痛を感じることなくな

頭とか殴られて気絶したんじゃないのかって?殴られてたら今頃頭なくなってるか変形してるわ

 

「なんだァ…?もうお終いかぁ?」

 

「ハッ!まだまだいけるぜぇ…!」

 

俺が回想にふけっている間にも飲み比べは続いており、2人共顔を赤くしながら酒を煽る

…後でどっかで酒樽買って鯨呑亭に寄贈しよう…絶対酒が足りなくなるだろうからな

 

萃香さんは昼過ぎに居酒屋で酒を飲み、3件はしごした上でここにいる…多分今日一で飲んだ量を計算すれば7樽はいくだろう…飲みすぎじゃね?鬼だからアル中で死なないにしろ、普通吐きそうな気がするんだけど…あの小さい身体のどこに70Lも入るの?

 

今から酒樽を購入しに行きたいんだが…それを萃香さんが許してくれないんだよなぁ

 

俺は席を上がろうとすると、いきなり腕をガッ!と痛いくらい強く掴まれる

掴まれた方を見ればジョッキを口に付け、酒を飲みながら俺の見る萃香さんの姿が

その瞳には「どこにもいかせねぇよ?」とでも言うように強く俺を睨んでいる

 

まぁ、そんな訳で俺は酒樽を買いに行けないのだ…飲み比べしてるなら自由にさせてくれよ萃香さん…

 

俺は諦めて席へ再び座り、机に置いてあるつまみの枝豆を一つ取り、口を付けて豆のある場所を押し潰す

すると、豆は俺の口の中へと勢いよく入ってくる…やっぱ枝豆はこういう食べ方だね

野次馬達の言葉と飲み比べの口喧嘩をBGMに俺はひたすらつまみを貪るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい!ありがとうございましたー!」

 

あれから3時間が経過し、鯨呑亭の閉店時間となると次々と客が退店し、未宵さんは丁寧に見送る

ちなみにあの酒豪さんと萃香さんの飲み比べは萃香さんの勝利で終わった…まぁ、だよねとしか言えないかな

最終結果として、酒豪さんは恐らく60L…酒樽6つ分で限界を迎えた

鯨呑亭に備え付けられたトイレへ駆け込んだ彼を見て、萃香さんは「やっぱり私の勝ちだな!」と腕の天に伸ばしていた

 

名もしれぬ酒豪さん…アンタはよくやったよ、約500ml樽ジョッキ120杯分も呑むなんて生身の人間じゃ考えられないから

ただまぁ…今回は喧嘩を売った相手が悪かったな

 

顔色を少し悪くしながら鯨呑亭を後にする彼に俺は心の中で合掌する…あれは翌日地獄だゾ、絶対二日酔いがキツいゾ…

 

最後の客だった酒豪さんを見送ると鯨呑亭の前に立ったままの俺達に未宵さんは近付いてくる

 

「二人はこの後どうします?」

 

どうするか、それはこの後の深夜に開く鯨呑亭について聞いているのだろう

この鯨呑亭、実は2つの顔がある

1つは先程までの23:00まで開いている人達に向けた鯨呑亭、これを表の顔としよう

では鯨呑亭の裏の顔とは?それは妖怪向けの鯨呑亭である…えっちはものと期待した?残念、えっちなんてありません

やーい、引っ掛かったなこのエロガキー…俺もだよ(迫真)

 

最初俺も深夜の鯨呑亭について聞いた時はえっちなものと期待してしまってたよ…こちとら健全な元男子校生だぞ、えっちなこと期待して何が悪いんだ(逆ギレ)

 

俺が1人相撲しているうちに萃香さんが未宵さんに返事を返す

 

「もちろんお邪魔するさ…なぁ葛籠?」

 

「まぁ、今日は仕事終えたら2日間休みにすると言ってたんで…多分紫さん達も許してくれるかと」

 

というのも、永遠亭での診断結果を紫さん達に伝えると紫さんから休日が月3から月6に変更すると言われた…これで労基駆け込まなくても良くなったね

そして、今月の終わりが近いので明日から2日間連休となっているのだ…勝ったなこれは

 

俺が連休について考えていると、未宵さんは俺達の言葉を聞いてにっこりと笑顔を浮かべた

 

「了解です!掃除するので少しの間外で待っててくださいね!」

 

「わかった、なら適当に葛籠と喋っとく」

 

「俺は酒樽買いに行きたいんですけど…」

 

「こんな夜遅くに酒屋がやってる訳ないだろー?諦めて私と楽しく会話しような」

 

「では準備が終わり次第呼びますね」

 

「あぁ、わかった」

 

萃香さんの返事を聞いて、未宵さんは駆け足で店の中へと戻った

俺は萃香さんに連れられ、鯨呑亭の前にある建物にもたれ掛かりながらしゃがむ

正直な話をすれば、今すぐにでも帰りたい…帰って暖かいオフトゥンでぬくぬくパーリナイしていたい気分である

まぁそんなことは萃香さんの前では口が裂けても言えないので心の中に留めるのだが

だって口に出したらボコられそうだし…鬼の力でボコられたら、牛蒡の私は簡単にポキッと折れちゃうわ

 

ふと隣にいる萃香さんに視線を向ける

すると、あれだけ大量に酒を飲んだというのに、自分の持っている瓢箪の酒をゴクゴクの飲んでいた

…きっとこのロリ鬼はアル中カ️〇カ〇が妖怪になった姿なのだろう、そうじゃねぇとこんな酒飲むことが信じられねぇよ

 

俺の視線に気付いた萃香さんは酒を飲む手を止め、ニヤニヤとしながら口を開いた

 

「どうした葛籠?もしかして酒を飲みたくなったのか?」

 

「違いますよ」

 

「なら私の身体に興味が湧いたのか?まぁ私は魅力的だから目を引いても仕方ないよな」

 

「それも違いますよ…昼過ぎから今の今まで、ずっと酒を飲んでてよく吐かないなーって思ってたんです」

 

吐かなくても少なくともトイレには行きたくなるだろうに…萃香さんはその気配すら全くと行っていいほどない

つまり、恐らく20個以上の酒樽を空にしておいて排泄行為をしていないのだ…コイツは酒を妖力にでも変換してんのか?

 

俺の言葉に萃香さんはなんてことないように答える

 

「別に、あれくらいなら酔いはするが吐くほど気持ち悪くはならないな…多分、勇儀達も私と同じ感想を喋るぞ」

 

「鬼っておっそろしい…」

 

普通の人間なら3人はお亡くなりになっていそうな量で酔うだけとだと口にする萃香さんに少し恐怖していると、鯨呑亭の戸が開き、未宵さんがこちらへと歩いてくる

 

「掃除も終えたので今から入って大丈夫ですよ」

 

「よぅし、腹一杯飲むぞー!」

 

あれだけ飲んどいてまだ飲むと?

先に鯨呑亭へ入って行った萃香さんにドン引きしていると、未宵さんが俺の腕に抱き着いてくる

…未宵さんの方をみると、ニコニコ笑顔を咲かせていた…カワイイナァ(トオイメ)

 

「葛籠さんも早く入りましょうよ、色々サービスしますよ?」

 

そういいながらグイグイと鯨呑亭へ引っ張る未宵さん

俺は力いっぱい踏ん張って抵抗するが、引っ張る力が強すぎて俺の抵抗は意味をなさない…というか一切気付いていない

その華奢な身体のどこにそんな力があるんだよ…確か座敷わらしなんだよね?座敷わらしってこんな力持ってなくない?さては座敷わらし詐欺してんなオメェ

 

そのまま鯨呑亭の中へとドナドナされ、萃香さんの隣に座らせられる

そして、未宵さんは注文を取るためにポケットからメモ帳のようなものを取り出す

 

「何か食べたいものありますか?」

 

「そうだねぇ…煮物と枝豆でももらおうかね、葛籠はどうする?」

 

「俺は…萃香さんと同じもので」

 

「かしこまりました、じゃあ少し待っててくださいね」

 

こうなってしまっては逃げることは出来ないので、開き直り楽しむとしよう

 

萃香さんと料理を待っていると、1人の妖怪が入ってくる

その妖怪は俺達に気付くと、こちらへと歩み寄ってきた

 

「おやまぁ、人間と鬼とは珍しい組み合わせじゃの」

 

「こんばんは、マミゾウさん」

 

「おぉマミゾウじゃないか、マミゾウも飲みに来たのか?」

 

「それ以外で儂がここにくることはないじゃろうて」

 

赤みがかった茶色の髪の毛と、身体ほどの大きさを持つタヌキのような尻尾…「儂」や「〜じゃ」と少しおばあちゃん口調が特長の二ッ岩マミゾウである

 

マミゾウさんは萃香の隣に座ると俺達に話かける

 

「人間のお前さんがここにいるのは珍しいの、そこの鬼に誘われたのかい?」

 

「まぁ、そうですね」

 

「葛籠も明日予定ないらしいからな、今日は朝まで飲み明かすつもりだ」

 

「そんなことしたら坊主が可哀想じゃろ…」

 

呆れた声と目線を萃香さんに向けるマミゾウさん…やっぱアンタは良い奴だよ、癒し枠ではないけど貴方は大当たり枠だよ

 

マミゾウさんはたまに人や物に化けて俺を驚かしてくるけど、今の会話でわかる通り、めちゃくちゃまともな人である

何か相談があれば人妖問わず聞いてくれるし、解決策も一緒に考えてくれる…一言で言うなら聖人である

 

1つ問題があるとしたら、普段どこにいるのかわからないことかな…

色んな所にいるからマミゾウさんとはあまり会うことがない、だからこういう場所で出会えるのは貴重だったりする

 

マミゾウさんと話していると次々と妖怪達が鯨呑亭へとやってきて、妖怪達が酒を飲む

そして、妖怪達により賑わった所で萃香さんが一人の妖怪の飲み比べを開始、その勝負が終われば次の妖怪と飲み比べということを繰り返しているうちに夜は明けていった

 

ちな朝帰りした俺は昼まで藍姉の説教をくらいましたとさ、ちゃんちゃん





ネタが思い付かない…誰かたちけて…
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