いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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なにも思い浮かばなかったのと、そろそろこころ成分が足りなくなってきたのでリクエスト回を一摘みしますた

ところでロスワで次の文花帖にくる黒幽々子、可愛いですね


僕のだぞッ!!

 

「こころ見て、こころのお面に似たやつゲットした」

 

「おぉ!葛籠も私とお揃いだ…ということは葛籠も面霊気ってことか?」

 

「いや、これは魔力を通すことで頭でイメージしたお面に切り替えることのできるマジックアイテムだから面霊気ではないぞ」

 

「そっか…残念」

 

「はぁ…今日もこころちゃんは可愛いな」

 

だけど隣にいるあのクソ男が憎い…!

僕は建物の陰からこころちゃんの隣にいる外来人とかいうクソ男を忌々しげに睨む

なんでお前がそこにいるだ…!僕のこころちゃんだぞ、こころちゃんと話していいのは僕だけなんだ…!

 

あぁ、そういえば自己紹介をしていなかったね。僕は良焼、脇木屋 良焼(わきや よしやき)

こころちゃんとは運命て結ばれた男だ

 

こころちゃんと出会ったのは1ヶ月前、僕が偶然道で転けた所手を差し伸べてくれたのがこころちゃんだったんだ

今まで僕を馬鹿にする奴らばっかりだったから優しくしてくれたこころちゃんに惚れて、今では変な男が寄らないかこっそり見守ってるんだ

しかしこころちゃんも見守っていると、時々あのクソ男が僕の許可もなく親しげにこころちゃんと話すのだ

 

風の噂で聞いた話だがあのクソ男は小箱 葛籠といって少し前に幻想郷へやってきた外来人とかいう奴らしい

こころちゃんは優しくて好奇心旺盛だからきっと外来人に付け込まれてるんだ…きっとそうに違いない

 

しかし、とある日事件は起きた

いつものようにこころちゃんを見守っていると、あのクソ男が現れ暫く話していたかと思えばクソ男のことをこころちゃんが抱きしめたのだ

その時で既に限界だった僕の頭は暴走した

 

きっとこころちゃんはあの小箱葛籠とかいう外来人に騙されてるんだ、それか脅されてあんなことをしたんだろう

 

こころちゃんがクソ男を抱きしめた日の夜、僕は一冊の半紙本を机の上に広げて睨めっこをしていた

書いてある事はあのクソ男について

あのクソ男のことなんて1文字も書きたくないが、恐らくこころちゃんを救うにはあのクソ男を殺すしかない…だから仕方のなく書くのだ

アイツが命乞いしたって、こころちゃんを騙した罰が当たるだけなのだから決して許すつもりはない

 

「クソッ、毒を仕込もうにもアイツの近くにはいつも人がいる…それも大体が女…!やっぱりアイツはこころちゃんを騙してるんだ…!」

 

あの男は女の装飾品のように見せびらかして周りに自慢しているのだろう、最早アイツは生かしておくべき存在じゃない

あのクソ男はゴミ人間…いや、それだと人間に失礼だ…獣以下のクズなのだ

 

周りにいる女も何かしらあのクソ男に脅されているのだろう…こころちゃんを救うついでに助けたら、もしかしたらお礼を言われるかもしれない

そしてあわよくば…

 

「フッ、フフフ…何をしようかな…………あぁ、まだ考えるのは早い」

 

まだあの男を殺した訳じゃない…そうだ、時間なんていくらでもあるのだからアイツを殺してから考えるとしよう

 

しかし、あの男をどう殺せばいいものか…毒を食わせようにも周りにいる女や奴らが邪魔だ

上手く誤魔化しているのか、人里の人間達はあのクズの肩を持つ…もし僕が毒を仕込んだことに気付かれると、僕が色々と危うくなってしまう

そうなれば、こころちゃんを救うなんて夢のまた夢になってしまうだろう…それだけは絶対に避けなければならない

 

ならば嘘を吹聴して孤立させる?

それは恐らく無理だろう、あの男が来て1年と経っていないが人里ではあのクソ男に対して殆どの奴らが信頼を置いている

僕がアイツの嘘を吹聴した所で気の触れた奴として見られるだけで終わる

 

「やはり僕が直接殺るしかないか…」

 

僕は半紙本の隣に置いてある1尺程の短刀を見る

これは僕があの男をどう殺してやろうか考えながら人里を歩いていた時、物陰から話し掛けてきた外套を被った奴から渡されたものだ

声は高いような低いような…男とも女ともわからない変な声だった

体格は良かった気がするから、恐らくは男だろうが…非常に気味の悪い男だ

 

そして、男に渡されたこの短刀は殺した相手の魂を喰らうためこれで殺した奴は輪廻することもできずこの世から完全に消え去るらしい

あのクソ男にこころちゃんを騙している罰を受けさせるには、非常に持ってこいのものだ

何故都合よくこんなものを渡されたのか不思議だがきっと神様があの男に罰を与えるように僕へ授けてくれたのかもしれない

 

「僕が…僕がこころちゃんを救うんだ…」

 

短刀を手に持ち、光を反射させない程の黒い鞘から引き抜く

鞘から引き抜かれ、窓から入ってくる月明かりによって鈍い光を放つどこか禍々しい刀身を見つめながら僕は笑う

 

「明日…明日あのクソ男からこころちゃんを救える…待っててねこころちゃん、今すぐ助けてあげるから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『最近、誰かから見られている気がする』

 

「…ストーカー、なんかねぇ…」

 

こころから相談があると言われ、直接会った日の夜俺はこころから相談された事を思い出していた

相談内容は誰かの視線を感じる…簡単に言えば、ストーカーされているかもという内容だ

最近手に入れた秦こころごっこができるお面で今日の不安を気を紛らわすことができたのだが…明日にはまた不安になっているかもしれない

 

ストーカーなら早めになんとかしてやりたいが…実際どうなのかわからんからななんも言えないな

 

「…聖さんには一応伝えたから、暫くは大丈夫だとは思うが」

 

明日から暫くはこころと一緒に誰かが行動してくれるだろう、その間にストーカーについて何か手がかりを掴めればいいが

……考えても仕方ないか、夜も遅いし今日はもう寝よう

 

「…こころのストーカー、俺のこと殺しにきたりしてな」

 

…流石にないか、ないよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝になり、僕は朝早くから人里をウロウロと歩いている

理由は忌々しい小箱葛籠を殺すため、暫く観察してわかったことはアイツは朝、人の少ない時間帯から人里を走り回って荷物を運んでいることだ

何も持っていないのにいきなり荷物が出てくる時は驚いたが、恐らく何か仕掛けでもあるのだろう

 

いや、今はそんなことなどどうでもいい…それよりもあの男を早く探さないと

 

「クソッ、どこにいるんだよアイツ………いた」

 

キョロキョロと人里を見ながら歩いていると、ゆっくりと歩いているクソ男の姿を見つけた

僕に背中を向けて歩くなんて、随分と不用心な奴だ…だが、お陰で僕が殺しやすくて助かる

 

僕はできるだけ足音が立たないようにこっそりと近付く、幸いにも呑気に鼻歌なんかを歌っているからか僕には気付いていない

しかも周りには誰もいない、いつも女と一緒だったから油断でもしているのだろうか

 

まぁ、そんな生活もここで終わりだ

僕は足に力を溜めてクソ男へと駆け出す

 

「死ね!」

 

「?グッ!?」

 

クソ男へぶつかりながらその身体に刃を突き立てる

僕の手は生暖かい何かに濡れる感覚と固いが不思議と柔らかい何かを突き刺す気持ち悪い感覚を覚える

クソ男は「ゴフッ」と口から大量に血を吐き、膝を付く

 

やった、やった!

やったやったやったやった!ついに、ついに僕はやったんだ!

クソ男を殺して、こころちゃんを救うことが出来た!

 

「誰にも見られないように早く離れなきゃ…ッ!?」

 

そこで僕はようやく気付いた、短刀から手を話しているのに男の腹から手を離せないことに

そして、男が俺を見ながら笑っていることに

 

「流石にさァ……人を刺して逃げるのは駄目だろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ…まさか本当に俺を殺しにくるとは思わなかったよ

左脇には深々と短刀が刺さり、呼吸するだけで叫びたくなる程の激痛が走る

しかし、俺の頭は不思議と痛みに支配されることなく冷静であった

俺を刺してきた男の腕を掴み、歯をむき出しにして笑う

幸いにも、俺を刺した男は骨と皮しかないようなヒョロヒョロなので火事場の馬鹿力が発動しているであろう俺から逃げることはなさそうだ

 

「俺ってさァ…昔ッから悪運が良くてなァ?病気や事故で死にかッ…けても結局生き残ってきたんだァ…」

 

「グッ…!このッ!離せッ!」

 

「俺だけ怪我するのはよォッ…不公平と、は思わねェか…?」

 

男の腕を掴んでいた両手のうち右手を離し、腰を捻る

捻ることによって、突き刺さった短刀が肉を引き裂くがその痛みを無視してさらに捻る

そうして限界まで捻った所で俺は身体が戻る反動を使い腕を撓らせる

そして、男の頬に当たる瞬間に手に力を込め、男を掴んでいた腕を離す

 

「ブフェッ!?」

 

「ハハッ、綺麗に飛んだなァ…あ゛ぁ゛、腹痛てぇ」

 

強烈なビンタを食らった男は3mくらい吹っ飛び、地面へと転がった

そして、先程から大声で争っていたから何だ建物から人が現れ…俺の姿を見て悲鳴を上げる

その悲鳴により他の人まで建物から顔を出して俺と男の光景を見て騒ぎ始める

 

「チッ、人が集まってきた…!」

 

「逃がす訳ないだろストォカァ…」

 

「グェッ!」

 

人が集まっていることに気付いた男は急いで起き上がると慌てて逃げようとする

俺はユカリ札を使って逃げようとする男の足元にスキマを出して俺の目の前に移動させる

いきなり現れたスキマに吸い込まれ、1mから落下した男は潰れたカエルのような声を出しながら顔で着地する

 

俺も止血の何もしていないため頭がフラフラとしておりそろそろ限界なのでそろぼち決めないとなぁ…やっぱ人間って貧弱だねぇ…

俺は男の首下を強く踏み、男へ質問をする

 

「なァストーカー、いきなり刺してきて何が目的だ?」

 

「お前…お前が!こころちゃんを脅かしていたから罰を与えたんだ!」

 

「ハァ?」

 

俺は呆れながら男の言葉の続きに耳を傾ける

俺がこころを脅かすゥ?んなことする訳ないだろうが…コイツはアホなんかな?

アホなんだろうなぁ…なんせ俺のこと刺してきた訳だし

 

「僕のこころちゃんに抱きつくように脅して!他の女の子も脅して!お前は生きていて良いはずがない!だから殺すことにしたんだ!」

 

「……」

 

「だからお前は大人しく死ねッ!僕を離せッ!」

 

「……」

 

コイツ、本当にアホなんだな。呆れて何も言えんわ

血を失いすぎたことで意識が朦朧とする頭で何を言おうか考えたが、考えるだけ無駄だ

俺はこちらへと走ってくる慧音さんの姿を確認すると、既に限界だった意識を闇へと落とした

 

そして、次に目を覚ました時は永遠亭であり気絶してから3日が立っていたらしい

俺を刺したあの男は捕まって罰を受けたということと、えーりんから「普通な死んでもおかしかったのに、無事どころかこんなに早く目を覚ましたことが奇跡」と言われた…やっぱ俺って運が良いね

 

あの男について聞いたこころからは「私のせいでこんな目に遭わせてしまってごめんなさい」と涙を流しながら謝られた

俺?流石に慰めたよ、娘を泣かせたら父親失格だからね…ここでこころを責める奴がいるなら俺はソイツを絶対許早苗

 

慰めた結果として俺が退院するまで毎日長時間お見舞いしに来たり、退院した後も暫くはべったりくっ付いてくれたのであのストーカーにはお礼を言うべきかもしれない

 

まぁ、知り合いの妖怪達から妖怪になろうよ!と熱烈なお誘いとか藍姉…というより全員が過保護になったのでお礼を言うつもりはないがな

なんで人里ついた瞬間に咲夜さんが真隣にいたんですかね…紅魔館の業務はどうしたんだよメイド長





伝わり難かったかもですが
葛籠君は殴られたら殴り返し、その後何故殴ったのか事情を聞くタイプです。だからビンタした後になんで自分を刺したのか聞いています
そして妖怪に囲まれた生活をしているからなのか多少タフな身体をしています

脇木屋 良焼→わききや よしやき →わきやき、きやよし→わき、やく・きや、ら→脇役、キャラ
つまり脇役キャラということです

リクエストをくれた望月水音さん、ありがとうございます
もしかしたらリクエストと違った内容となったかもですが、狙う男=ストーカーと脳内変換したんです許してくだせぇ
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