いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!! 作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!
お気に入り登録件数600件突破記念です…みなさん本当にありがとうございます
記念話何しようかな…何も思いつかねぇなと考えた結果、リクエストにあった一つをさせていただきます
「…どういう状況?」
俺は今、ものすごく困惑している
その理由は目の前に広がる光景にある
右を見ればレミリアと咲夜さんの紅魔館組に諏訪子さんと早苗の守矢組が、左を見れば妖夢と幽々子さんの白玉楼組、アリスと魔理沙の魔法使い組…そして正面を見れば霊夢と紫さんがペアとなって集まっていた
紫さんから「やりたいことがあるから」と前まで使っていたという紫さんの屋敷に招待されたのだが…この大人数で何をするつもりだろうか
もしや弾幕ごっこか…?
だとしとら俺は弾幕できないよ?もしかして俺が的ってこと?
えっ俺殺されるん?何か怒らせることしたっけ…
それかこの人数でお茶会…?なんか大量にお菓子作るよう言われたし
色々と考えていると突然、紫さんがパンッ!と手を鳴らす
その音に俺を含めた集まっていた人達は紫に注目する
そして、全員が自分へ注目していることを確認した紫さんは口を開いた
「皆さん、突然のことながらここに集まって頂きありがとうございます。とても感謝するわ」
紫さんが全員へ感謝を伝えると、隣に立っていた霊夢が紫へと質問をする
「それよりも紫、私達をここに呼んで何するつもりなの?葛籠がいる理由もよく分からないし」
「えぇ、霊夢の言いたいことも、ここにいる皆の言いたいこともわかりますわ。だから今から説明をしましょうか」
紫は霊夢の質問にそう返答すると、集めた理由…とあるゲームについて話始めた
「突然皆に集まってもらったのはこの“人生ゲーム”と呼ばれるボードゲームで遊ぶためよ」
そう言って紫さんがパチンと指を鳴らすと俺が外の世界で見たボードの十何倍はありそうなボードが現れた
…デカくね?普通に敷布団2つ並べたくらいの大きさあるやんけ、どこでそんなデカい人生ゲーム売ってんだよ
人生ゲームという単語と現れたボードに殆どの人が首を傾げている中、早苗だけ目をキラキラとさせて興奮し隣にいた諏訪子さんはしみじみとした表情を浮かべる
「人生ゲーム…久しぶりに見ました!」
「懐かしい…昔は早苗と加奈子の3人で遊んだりしたねぇ、早苗が『一緒に遊んで!』なんて強請んできて…」
「す、諏訪子様!その話はいいですから!」
諏訪子さんの言葉に早苗は顔を赤くしながら怒る
その様子を見ていた紫さんは口を隠しながら上品に笑う
「守矢のお2人は知っているようだけど、このゲームについて説明させてもらうわね。人生ゲームというのは自分の駒を賽子の出た数字分マスと呼ばれるこの枠を進ませるの」
紫さんはそう言うとその場でしゃがみ、持っていたであろう賽子を足元に置いてあった茶碗の中で転がす
カラカラと陶器に賽子が転がる音が収まると、紫さんは出た目を確認して口を開いた
「試しにどういうものか教えましょう、今振った賽子の出目は5…つまり、この開始地点から5個目の枠まで移動する」
紫さんはスタート地点に置いてあった駒を一つ手に取るとその駒を5マス先の場所に置く
「そして、その枠に書いてあることが実行されるの。ここだと『おじいちゃんを助けたことでお礼をもらう。プラス10万円』…つまり、私に10万円の資産が与えられるのよ、そして全員がゴール…終点地へと辿り着いた時の資産の金額で順位を決めるのよ」
そこで説明が終わりだと思っていると、紫さんは「ただ」と更に言葉を続ける
「それだけだとつまらないでしょうから、この人生ゲームに色々とルールを追加するわ
一つ目は能力の使用禁止、当たり前だけどそれをすれば失格、強制で最下位よ
2つ目は2人組のチームでやってもらうこと
そして3つ目は枠に書かれていることは絶対、破れば失格よ」
その3つの追加ルールを説明されて俺は一つ気付いたことがある…それは参加人数が11人であることだ
そう…既に察していると思うが一人足りないのである
俺の考えていることがわかったのか、紫さんは俺に向かってある種のトラウマ発言を口にする
「そうそう葛籠、貴方は一人で参加してね」
oh......ワイだけハブられてもうた…アレか?2人組作ってと先生に言われたのに誰ともペアが組めず更には先生ともペアを組んでもらえなかった人間が俺ってか?
泣くぞ?盛大に泣くぞ?それはもう皆が見ていて恥ずかしくなるくらいには大声で情けなく泣くぞ?良いのか?(諸刃の剣)
「それ以外に何か質問はあるかしら?…吸血鬼のお嬢様、何かしら?」
俺がぼっちであることに絶望していると、紫さんは他の人に質問かないか聞いている
すると、レミリアが手を上げ紫に質問をする
「ルールはわかったわ…ただ、勝ったチームには何もないのかしら?」
「そういえば言い忘れてたわね」
レミリアの言葉に紫は何かを思い出したような顔をし、そう言葉にする
「優勝したチームは1日葛籠を好きにできる権利を与えるわ」
「紫さん?」
「労働力として働かし続けても良いし、死んだり副作用で苦しまないのであればいくらでも実験台にしても良いわ」
「紫さん???」
何か勝ってに景品にされた挙句とんでもないこと言われた気がするんだけど…気のせいだよな?そうであってくれ(願望)
紫さんの放った言葉で部屋の空気が一気に重くなる……気がした
俺?俺はもう帰りたくなったよ、逃げていい?
紫さんが返答するとレミリアさんはもう質問することがないようで「わかったわ」とだけ返して黙った
「他に何か質問あるかしら?……ないようね、それじゃあ始めましょうか」
そう言うと紫さんは再びパチンと指を鳴らす
すると先程のボードとは違うボードが現れた
「ゲームも面白くするためにボードも幻想郷に寄せたものにしたわ、それじゃあゲームを始めましょうか」
そうして、俺にとっては地獄の人生ゲームが始まるのだった
だがこの時の俺はまだ気付いていなかった…このゲームの地獄は優勝景品となったこと以外にも、このゲーム自体が地獄であることに
人生ゲームの賽子をふる順番はジャンケンで決まり、早苗&諏訪子さん→霊夢&紫さん→レミリア&咲夜さん→魔理沙&アリス→妖夢&幽々子さん→俺の順番となった
俺ジャンケン弱すぎない?ジャンケン鍛えようかな…
ちなみに賽子もどっから持ってきたのか、6目の四角の賽子ではなくどこぞのTRPGで使われそうな10面の賽子である
…紫さんのことだから持ってても不思議ではないが、どこで調達したのかは非常に気になるところだ
「では私達から始めますね………7ですね、一二三四五六七…えっと『妖怪退治に成功、資産プラス20万』…やった!」
早苗が賽子を振り、そのマスに書いてあることを読むそして所持金が増え、 嬉しそうに喜ぶ
そして次は霊夢達の番である
霊夢は早苗から賽子の入った茶碗を受け取るとそのまま転がす
出た出目は10…なんと最大値である
「ラッキーね、それで書いてあることは…『河童から道具の試作品をもらう、アイテムカードを1枚入手』?」
「アイテムカードはこれのことよ、好きなものを一つ引いて頂戴」
「んー、じゃあこれ」
霊夢がマスに書いてあることに首を傾げていると、紫が近くに置いてあった2つの木箱のうち、一つを持って霊夢に差し出す
どうやらこの人生ゲーム、資産以外にも何かしらのサポートカードなんかもあるようだ
霊夢は差し出された木箱から1枚を適当に引く
…そんな適当でいいのか、もうちょい見た方が良いと思うのだが
「どれどれ…あら霊夢、やるじゃない。それは相手から資産の半分を奪えるカードよ」
「へぇ?良いもの引いたわね」
「うそーん…」
霊夢さん最大値といい協力なカードといい…運良すぎじゃないっすかねぇ?
霊夢の持っているカードを見ればそこには『資産強奪機』と書かれた掃除機のような見た目をした機械が描かれていた
説明欄らしき場所には『自信の持っている資産を半分失う代わりに、好きな相手から資産を半分奪える』と書いてあった
…所持金が少なければ自分に対してダメージは少ないし、借金してたら借金の金額が減るってことでしょ?
…相当に厄介な道具では?
そんなことを考えている間にも時間は進んでおり、レミリアは霊夢から茶碗を受け取る
「それじゃあ私ね…4、まぁまぁかしら?」
「…『商人の話術に騙されてガラクタを買ってしまう、マイナス10万』とのことです、お嬢様」
「…そう」
この人生ゲーム、所持金が0からスタートなので早速レミリアは借金持ちとなってしまったようだ
借金を抱えてしまったレミリアは短く返事をして黙った…うーん、流石カリスマである
そして、次の番である魔理沙は咲夜さんから茶碗を受け取る
「それじゃあ、行くぜ……7か、早苗と一緒だな」
魔理沙は早苗の隣に駒を置き、次の番である妖夢へと茶碗を渡した
妖夢は茶碗を受け取ると、幽々子さんへと茶碗を差し出した
「幽々子様、どうぞ」
「あら、ありがとう妖夢。それじゃあ行くわね………6、えーっと『人里の定食屋で手伝い大盛況、プラス100万』あら、やったわね妖夢」
「流石は幽々子様です」
一気に大金を手にした幽々子さんはとても嬉しそうにニコニコとする
妖夢は目を閉じて真顔で答えているが、完全には隠しきれておらず少しだけ口元が緩んでいる
そして、俺の番となり幽々子さんから俺に茶碗が渡される
「頑張ってね」
「頑張っても何もないと思いますが…」
あとシレッと俺の指なぞるのやめてください、相変わらず捕食者の目で見られていると怖いので
茶碗を受け取り、中にある賽子を手に取って茶碗の中に落とす
賽子が茶碗にぶつかりカラカラと子気味良い音が少しの間、部屋に響いて俺の進む数がでてくる
「2か…しょっぱいな」
そう言いながら俺は2つマスを進め、書いてあることを読む
「えっと『魔法により猫耳が生える』…ん?」
えっと、どういうことですか?
俺はその意味を聞こうと紫さんへ視線を向けた瞬間、紫さんの持っていたものに視線がいった
それはカチューシャにもこもことした3角の黒い布が付いており、その黒い布には小さなピンク色の3角が取り付けられている
…要は猫耳カチューシャである、もう一度言おう…猫耳カチューシャである
「えっと、紫さん…?」
「ほら、これを被るのよ」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃないわ、このボードに書かれていることは絶対よ」
ニコニコと大変お美しい笑顔で俺に猫耳カチューシャを差し出す紫さん…ハッハッハ、その顔がこーりんなら眼鏡ごと殴ってたのに
俺は紫さんからカチューシャを受け取ると渋々頭に装着する
そして、猫耳をつけた俺に皆が注目する…なんだこれ、地獄か?
くっ、殺せ!もう俺を殺してくれ!(切実)
みんなの反応はニヤニヤ2人、ニコニコ3人、赤面3人、よくわからない顔が一人と後方腕組してそうな顔が一人である
咲夜さん、なんで貴方後方腕組彼女面してるの?
というよりもしかしてだけどこれって割と地獄のデスゲーム…?
俺はこの時になって、とんでもないゲームに参加させられたのだとようやく気付くことになった
長くなりそうなので1度ここで区切ります…明日続きを出すので許して許し亭
まだリクエスト話書いてる途中ですが…福タマさん、リクエストありがとうございます