いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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今回で記念話の人生ゲーム回は終わりです…3話構成になるとは思わなんだ

改めて、みなさんお気に入り登録ありがとうございます

お気に入り、感想等が小説を書くモチベとなっているので、本当に助かっております


誰か助けて(切実)

 

さぁ人生ゲームも終盤へとやって参りましたが俺は元気です

途中で結婚マスを2回も踏んでレミリアと2人の子供が出来ましたが俺は元気です(自己暗示)

レミリアが俺の膝に座り咲夜さんが俺の隣にくっ付いたことで周りの視線が鋭くなりましたが俺は元気です(現実逃避)

 

皆なんで俺を睨むん…?

確かに結婚マス踏んだ俺が悪いけどさぁ…全てはダイス神が仕組んでるんだから俺睨んでも仕方ないやん

というか幽々子さん、にこやかな笑顔なのになんでそんなに怖いんです?何故か後ろに蝶が見える気がするんですけど

何?右肩に蝶でも乗せるつもりなの?部屋の隅で誰かとキスでもするつもり?

 

「さぁ、色男(葛籠)の番よ」

 

「…幽々子さん、なんか言い方おかしくありません?」

 

「フフフ、気のせいよ」

 

そっかぁ、気のせいかぁ…(諦め)

幽々子さんから茶碗を受け取り、賽子を適当に投げる…もうどうにでもなぁれ(ヤケクソ)

賽子の出目は9、俺は書かれた数字分駒を進める

俺の止まったマスの色はピンク、つまり結婚マスである

 

…どうにでもなれとは言ったけどさ、子供増えるのは違くない?

止まったマスの目の前で見ていたレミリアは下から俺を見ると何故か最初より少し色気のある笑みを浮かべて口を開く…なんでリアルに影響出てんの?

もしかしてだけど紫さん、これ呪物だったりしない?ここに神職と巫女とガチの神様いるから払おうよ

 

「あら、また子供?そんなに私との子供が欲しいのね…どう?本当に私達の間に子供を作る?」

 

「葛籠さんが別の女と子供を作った…べつのおんなとねた…ねとられた、わたしがさきにすきだったのに、ほんとうならわたしがそこにいてつづらさんとこどもつくってたのに」

 

「レミリアさん、俺が偶々結婚マスを踏んで子供ができてるだけです、現実とごちゃ混ぜにしようとしないでください…それと早苗、俺はゲームで結婚しただけで現実では結婚してないから、そんな真顔で壊れないで」

 

ガンギマった目で畳に頭を擦り付ける早苗を宥め、レミリアに現実を突きつける

そして相変わらず青筋を浮かべる霊夢と半分ゴミを見る目で見つめる妖夢達に俺は頭を抱える…もう、本当に誰か助けて(切実)

 

俺は少しズキズキ痛んできた胃を無視して、霊夢へと茶碗を渡す

 

「はい、霊夢…」

 

「あらありがとう、こうやって好感度稼いで私とも子供作ろうとしてるのかしら?流石は欲に忠実なお猿さんね」

 

「なんで馬鹿にされたの?俺」

 

「馬鹿にはしてないわよ、貶したから」

 

「余計酷くない?」

 

なんで結婚マス踏んだだけでそんなこと言われなアカンねん…アレか?霊夢は「私よりも先に結婚しただけじゃなくて子供まで作りやがって」って私怨が混ざってるんか?

ゲームにまでそれ持ち込まんといてや…というか霊夢も結婚マス踏めばええやんけ、俺以外誰も結婚マス踏んでないからこうなってるんやろ…

 

そう考えいる間にレミリア達の番となり、駒を進め…その途中で手を止めた

俺は不思議に思い、どうしたのかとレミリアを見る

 

「…どうした?何かあっt…」

 

顔を覗けば冷や汗をダラッダラと流し、瞳が泳ぎまくっている

伸ばした腕の行先を見れば、恐らく止まるであろうマスの上に駒が留まっている

そのマスの色は青…つまり、離婚マスである

 

それに気付いた霊夢が、ニヤニヤとしたいやらしい笑みを浮かべレミリアへ話し掛ける

 

「あらレミリア、どうしたのかしら?手が止まってるわよ、早くその駒を青いマスの上に置いちゃいなさいよ」

 

「…紅魔館のお嬢様、早く駒を動かさないと失格にするわよ?」

 

多分この時の霊夢は、今日一番の元気な声だったと思う…女の子って怖いね

他の皆も霊夢の言った事で気が付いたのか、「はよ置けや」と視線で文句を言い始める

そして、痺れを切らした紫さんから警告の言葉が飛ぶとレミリアは渋々青いマスへと駒を置いた

 

…自由って自分から掴むんじゃなくてあっちから来るもんなんだな、初めて知ったわ

 

俺は独り身になった喜びよりも、突然解放され(離婚し)たことに驚いているとレミリアがマスに書いてある文字を声に出した

 

「…『結婚していない場合、家に泥棒が入り財産の3割を失う。結婚している場合、自分が不倫をして結婚した相手に共有財産の7割を渡す』」

 

「お、oh......な、生々しい…」

 

というか罰おっも…いや、確かに浮気したのは悪いんだけど、ゲームでそこまでの罰を食らうって結構エグいな…

 

というか子供ってどうなるや…?一応お宝カード扱いされて、一人につき1000万ってなってるけど…

 

「あら、離婚しちゃったわね。それじゃあレミリアは葛籠との共有財産…2億2000万のうち、1億5400万を葛籠に渡して残りの6600万がレミリアになるわ」

 

「…お金全部払うからまだ結婚したままとかできないのかしら」

 

「できる訳ないでしょう、諦めて離婚したことを受け入れなさい」

 

紫さんの言葉でレミリアは俺の膝の上で丸まってしまった…ダンゴムシかな?

なんてこった、紅魔館の主は蝙蝠でも蚊でもなくダンゴムシだったとは…早速明日にでもゴシップ天狗に伝えなきゃ(使命感)

 

そんなことを考えながら、俺は紫さんへ気になったことを質問する

 

「そういえば紫さん、結婚した間にできた子供ってどうなるんです?離婚したら子供はなかったことになるとか?」

 

我ながら凄いこと言ってんな、現実だったらやべぇぞ…離婚したら子供はなかっとことになるって

俺の質問に紫さんは「そういえば言い忘れていたわね」と言って返答をする

 

「結婚した時にできた子供は離婚した場合、浮気された…もしくは互いに賽子を降って出た数字の大きい方が子供を所有するわ

今回の場合は、葛籠が不倫された葛籠が子供を全員引き取ることになるわね」

 

うわぁ…一気に金持ちになった、人生ゲームって怖ぇ…

 

対するレミリアは最下位、そして俺と離婚して意気消沈している

「私が愛するのは葛籠だけ、絶対不倫なんてしないのに」とか「きっとあの烏天狗が嘘をでっち上げたのよ、許さない」とか凄いことを言っているが聞いていないフリをして早苗達へと茶碗を渡す

 

「魔理沙達に渡して…」

 

「えぇ、わかりました!」

 

「…なんか凄い元気だね?」

 

先程の壊れ具合から一変、不気味なくらいにご機嫌な早苗に俺は言葉を掛ける

なんかすっごいニコニコしてんだよな…なんか凄く嬉しいことがあったみたいな

 

「えぇ!葛籠さんがフリーになりましたので!お陰で脳が回復しました!」

 

「お、おぅ…そっか」

 

脳が回復したって何…?レミリアと俺が離婚してメシウマ案件だから回復したってこと?…女の子って怖いね(2回目)

 

早苗と話している内に魔理沙達は駒を動かしており、幽々子さん達の番となる

そうして、霊夢は今までの運の反動からなのか全財産の大半を失ったり、俺は魔理沙達と結婚して再度早苗が壊れたりと色々カオスな展開を起こしながらも人生ゲームは進んでいった

 

そして全員がゴールし、結果発表の時間となる

お忘れかもしれないがこの人生ゲームの優勝者には俺を1日自由にしてもいい権利があるので、俺が優勝していなければ俺は地獄へ一直線である…頼むから優勝させとくれ

 

「さぁ、全員がゴールして結果発表ね…長続きさせるのもアレだから早速優勝者を発表するわ」

 

紫さんの言葉に全員の気が引き締まる

早苗は俺の腕を抱きしめたままごくりの唾を飲み込む

…なんで俺の腕に早苗が抱きついているのかって?

魔理沙達と離婚した後早苗達と結婚して、そのままゴールしたからだけど?

あれから早苗が離してくれねぇんだよ

なんなら諏訪子さんも俺を風車させて一切降りてくれねぇんだわ、そろそろ首と腰がヤバいから誰か助けて(切実)

 

俺が限界を迎えている首と腰を気合いで耐えていると、紫さんは優勝者を発表する

 

「…幽々子と妖夢、白玉楼の2人よ」

 

「あら、やったわね妖夢」

 

「はい!やりましたね幽々子様!」

 

終わったぁ…よりによってそこかぁ…

俺は心の中で天井を仰ぐ

こんなん絶対に1日料理作りまくる奴隷にされますやん…料理を作るのは別にいいんだけど、ずっと料理を作ると腕が死ぬんだよな…

 

というか、俺割と1位の自信あったんだけどな…

 

「紫さん、ちなみに俺って何位です?」

 

「葛籠は惜しくも2位よ、金額差は200万」

 

「マジかぁ…」

 

うっわ、あと200の差かよ…割と本気で悔しいんだけど

俺が悔しがっていると、紫さんは幽々子さん達へと向き直ると、「それじゃあ」と口を開く

 

「葛籠を1日自由にできるけど、どうするか決めているかしら?」

 

まぁ、デスヨネー…ヤバい、すっごく逃げたいんだけど

なら逃げればいいじゃんって?…紫さんがいるのにどうやって逃げろと?

あっちは無限にスキマを開くことできるのに対して、俺は10回しかスキマ開けないんだぞ、逃げられんに決まってるだろいい加減にしろ(迫真)

世界ってのは残酷だな、弱者には逃げることすらできないって

 

俺が逃れられぬ(運命)に絶望していると、幽々子さんはパンッと両手を合わせると、ニコニコと笑みを浮かべながら口を開いた

 

「そうねぇ、なら1日白玉楼の居住者として生活してもらおうかしら?妖夢も良いわよね?」

 

「はい、問題ありません」

 

「そう、なら決まりね…葛籠は次の空いてる日、白玉楼で1日過ごしなさい」

 

「…はい」

 

本音だとお化け屋敷(ガチ)になんて行きたくないと言いたかったが、そんなことを言えば間違いなく殺されるので大人しく従う

…次の空いてる日、確か1週間後だっけ?その日が俺の命日か…

 

そうしてハチャメチャだった人生ゲームは幕を閉じ、参加者は各々の住む場所へと紫さんが帰した

そして、人がいなくなり伽藍堂となった部屋で紫さんは残った俺に話し掛けてきた

 

「初めて人生ゲームをやってみたけど、案外楽しかったわね」

 

「途中霊夢達に睨まれたり、早苗が壊れたりしてましたがね…」

 

「あの子達もまだまだ子供だもの、仕方ないわ」

 

だからと言って俺をボロクソに言うのも、畳に額を擦り付けるのもやめて欲しい所である…なんで俺が結婚したり子供できただけでああなるのか(呆れ)

 

暫く沈黙が続いたが、再び紫さんが口を開くことで沈黙が破られる

 

「…葛籠、このゲームは楽しかったかしら?」

 

「…楽しかったですよ。色々とハプニングはありましたけど、何だかんだ楽しめましたから」

 

まさか胃が痛くなるとは思わなかったけどな…胃が痛くなった時に何故か刺された腹まで痛くなったわ

けど、それでも久しぶりにやった人生ゲームはすごく楽しいと思った

 

「実はね、この人生ゲームは葛籠のために開いたのよ」

 

「…俺のため?」

 

どういうことだろうか…というか俺ために開いたなら俺を優勝商品にするのはやめてもろて(正論)

 

心の中でそう返していると、紫さんは俺の方へと向き直り、話しを続ける

 

「少し前までね、葛籠は何処か『他の人間達より大丈夫』だと思っていたの」

 

俺が何かを言う前に、紫さんは言葉を続ける

 

「人喰い妖怪や、排他的な月の住民達にも気に入られて可愛がられているもの。だから、大丈夫だと思っていたわ」

 

そう言うと紫さんは1拍置いて、「でも」と口を開く

 

「…貴方はやっぱり人間、お腹を刺されただけで数日は眠り続けてしまうようなか弱い存在。だから『いつか葛籠がいなくなってしまうかも』なんて思ってしまったの」

 

紫さんの顔を見れば、少しだけ眉を下げて苦笑いを浮かべていた

「自分は情けない」なんて言っているような、そんな苦笑い

 

「さっきは貴方のためと言ったわね…正直に言うわ、本当は私の自己満足よ。いつか貴方がいなくなってしまった時に、悲しくならないための楽しかった頃の思い出を残しておきたくて今日の人生ゲームをやってみたの」

 

私の自己満足に付き合わせてごめんなさいね、そう言って俺の頭を優しく撫でる

俺と同じか少し大きいはずの紫さんが、この時だけは小学生のように小さく見えた気がした

 

だから俺は、紫さんを安心させるために紫を抱きしめる

 

「安心してください紫さん、俺は簡単にいなくなりませんよ。俺の悪運の強さを舐めないでください」

 

「…どれだけ悪運が強くても、私みたいな大妖怪が貴方を狙えば簡単の殺されるわよ?」

 

「それなら大丈夫ですね、幻想郷にいる紫さんみたいに強い妖怪は全員知り合いですから。それに、強い妖怪に狙われたら最悪、紫さんに泣きついて助けを求めますよ」

 

「フフッ、情けないわね」

 

耳元で、紫さんが笑った声が聞こえた

…多少は元気になったかな?俺の知り合いが元気になるなら俺のプライドなんて安いもんさ

 

俺が抱きしめていると、紫さんからも抱きしめられる

 

「…少しの間、こうしてもいいかしら?」

 

「えぇ、お好きなように」

 

そうして暫くの間、俺達はハグをしてからいつものマヨヒガへと戻った

 

そして翌日、ゴシップ天狗からレミリアや魔理沙、早苗と子供を作ったことについて取材をされそうになったので幽々子さんの元へと連れて行き、幼児退行させるのだった





なんか最後、葛籠君とユッカリーン☆が良い雰囲気になってたので、文には犠牲になってもらいました(意味の無い理不尽)

そして改めて福タマさん、リクエストありがとうございます

こんな感じで記念話や突然日常話でリクエストを放り込むので何か書いて欲しい話があれば送ってくださるとありがたいです
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