いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!! 作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!
眠すぎて頭を働かせることができず、12時丁度投稿できなかったおバカさんはだーれだ?
はいそうです、私のことでこざいます
「あぁ…またこの空間かぁ」
いつの間にか閉じていた目を開けると、真っ暗な空間にある畦道に立っていた
畦道は端が見えない程長く、何一つ明かりとなるものがないのに太陽に照らされているかのようにハッキリと見える
普通ならここが何処なのだろうかと混乱するだろう…しかし、俺はこの場所に見覚えがある、なんせ何度も来たことあるからな
ここは夢の中…俺は幻想郷に来る前からずっと、このおかしな夢を見ている
いつものように俺はこの畦道を歩く
この夢を見る時はいつも、夢だと分かっていても起きることができない
そして、この畦道を歩く程俺の身体はおかしくなる
暫く歩いていると、畦道の脇に青い悲しそうな仮面をつけた石像が両手を広げるようなポーズを取っている
俺がその横を通ると左腕が石のように灰色となり、壊れかけた石像のようにヒビが入り苔が生える
更に奥を歩けば今度は黄色の笑っている仮面をつけた石像が
石像は俺を嘲笑するかのようにこちらを指差している
それも無視して歩けば今度は右腕が腐り、腕の中からミミズのような気持ち悪い生物が皮膚を食い破って出てくる
どちらの腕もおかしくなったが…やはり夢だからなのか、痛みやおかしな感覚を感じない
俺は変異した腕に構わず歩いていると、視点が急にカクンッと動く
後ろを振り向けば、真っ直ぐ伸びていたはずの畦道が壁として反り上がっており、引き返せなくなっている
「またこの夢を見てるんですね、これで何回目ですか?」
後ろから声がしたので振り向けば、そこには白黒ワンピースにデカイナイトキャップを被った少女が立っていた
彼女はドレミー・スイート、夢の世界の支配者であり獏という妖怪である
「ドレミーか、久しぶりだね」
「本当にそうですね…前に会ったのが3ヶ月前でしたっけ?私はもっと貴方に会いたいんですけどね」
「俺は別にいつでも来ればいいと思うけどな」
「貴方の夢の中に入れることが少ないんですよ、ちゃんと夢見てますか?」
ドレミーに言葉を返すと、何故か夢見てるか心配されてしまった…何故
一応毎日夢見るくらいには深く寝てるはずだけどなぁ…もしかして
「一応夢見るくらいには深く寝てるんだけど、急に目が覚めることが多々あるんだよねぇ…幻想郷に来る前から何度かあったんだけど、幻想郷に来てからは結構な頻度で起きてるからかも?」
「もしかしたらそれかもしれませんね…急に目覚めることに心当たりとかあります?」
「それがないんだよなぁ…あ、でも1度だけ起きたら誰かに覗かれていたことはあったなぁ…紅魔館だったから、多分咲夜さんが見回りで部屋を見たんだろうけど」
「あっ」
「……何、その「あ」って」
「いや、貴方は気にしなくて大丈夫ですよ…ええ、はい」
俺の言葉にドレミーは目を逸らして言葉を濁す
ねぇ何?何を察したの?ちょっと怖いんだけど
言葉を濁したことで少し怖くなっている俺に、ドレミーは「まぁそんなとこより」と言って話を変える
「一緒にこの道を歩きましょう?どうせ先は長いですし」
「それもそうだな、歩こうか」
俺達は仲良く並んで畦道を歩く
畦道の幅は2人並んで丁度良い幅であり、割と広い
2人で一緒に歩いていると、ドレミーが口を開いた
「私が貴方の夢に入る時、いつもこのおかしな夢であり貴方が歩くごとに壊れていきますが…怖くないんですか?」
「…?別に?」
はて、何が怖いのだろうか…
確かに少し前までは怖いと思ったことは何個もあったが、今は特に怖いと感じるようなものはないな
人の身体が壊れるのはいつか来る訳だし、現実には何の影響もないからなぁ…いん、全く怖くないな
「凄いですね…普通なら少しは怖く感じそうなものですが…あら」
「おや、またか」
ドレミーと話していると、突然ピシリと何かがひび割れるような音が響いた
これはドレミーといる時だけに発生する、俺が目を覚ますこの合図だ
俺は目が覚める前にドレミーの方へと向き直り別れの挨拶をする
「じゃあねドレミー、今度は早く会えるといいね」
「本当にそうですね…ではまた」
そうして、バリン!と何かが砕ける音と共に俺の視界は暗転した
「ん…あ、美宵さん?」
「あっ、えっと…これは…」
目を開けると、何故か視界が美宵さんの顔で埋められていた
もっと正確に言うのならば、美宵さんが俺に覆い被さっていた
美宵さんは俺が起きると思っていなかったのか、美宵さんは目をグルグルとさせながら必死に言い訳をしようとしている
ちな距離は大分近く、あと少し顔を近付ければキスをしていたんしゃないかという程の距離だった
「一緒に寝たいなら素直に言ってくれ…」
「え…ふぇ!?」
俺は美宵さんを抱きしめるとそのまま瞼を閉じる
美宵さんって抱き心地良いな…もうこのまま寝るとしよう
眠気が限界だった俺は美宵さんを抱き枕として抱えると、そのまま2度寝へと突入するのだった
美宵抱き枕は冬場と肌寒い日にら丁度良いかもな…
さてさて、今日も今日とて仕事頑張らんとな
…仕事終わった後は地獄だけど
鯨呑亭で1泊し、ドレミーと会話をした翌日…俺はいつものように朝早くから人里を歩いたり走ったりして配達をしていく
そういや何故か美宵さんが俺にくっついて寝てたんだよな…美宵さんってもしかして寝相悪いんかな?
いや、だとしたら俺は寝てる時に殴られるか蹴られてるか…ならなんでくっついて寝てたんだろ?
そんなことを考えながら俺はササッと仕事を終わらそうと配達に奔走するのだった
「はい、仕事おーわり」
ラスト1軒の店への配達も終わり、俺は軽く背を伸ばす
そういや今日は紫さんから呼ばれてたな…早く行くとしようか
俺はいつものようにスキマを作ると、その中を通過してマヨヒガへと帰る
すげぇ…まだ1週間も経ってないのにすごく久しぶりに感じる
そんな感想を覚えながらマヨヒガの戸を軽く叩く
「紫さん、葛籠です」
「…おかえり葛籠、紫様から話は聞いている。とりあえず上がってついて来てくれ」
玄関が開いたと思うとそこには藍姉が立っており、自分についてくるように言ってきた
俺は大人しく藍姉の後ろを歩いていると、藍姉が一つの障子の部屋の前で止まる
そして、軽く叩くと中にいるであろう紫さんへと入室の許可の確認をする
「…えぇ、入りなさい」
「失礼します…葛籠も入りなさい」
紫さんから許可が下りると、藍姉は障子を開け俺に入るように促す
俺は藍姉に促されるまま紫さんのいる部屋へと入ると、ほこには紫さん以外に橙もそこにいた
久しぶりに会った橙は顔を赤くし、目がトロンとしていて発情期と言われなければ風邪ではないかと勘違いしそうな状態だった
俺が橙のことを見ているうちに藍姉も部屋へと入り、障子を閉める
紫さんは藍が入ったことを確認すると、申し訳なさそうな顔をしながら話し始める
「葛籠、急に呼んじゃってごめんなさいね…呼んだ理由は昨日言った通り橙の発情期を荒治療するためよ」
「えぇまぁ…事前に荒治療のことは聞いてたんで大丈夫ですが、一体何するつもりです?」
俺の言葉に紫さんは1度目を閉じると、俺の目を見て口を開いた
「それは簡単よ、葛籠には今から暫く橙に抱きしめてもらいなさい」
「………え、それだけです?」
「えぇ、それだけよ」
なんだろう、思ったよりもシンプルでビックリだ…
まぁ橙とハグくらいなら大丈夫か…大丈夫だよね?
まだ橙って発情期らしいからなぁ…少し不安だ
「わかりました、ここに立ってればいいですか?それとも俺からハグすれば良いですか?」
「そこに立ってるだけで大丈夫よ…橙、葛籠にハグしても良いわよ」
俺は紫さんに言われた通りその場に立ち続ける
次に橙が紫さんの言葉で俺の元へと近付いてくる
そして、俺の前までくると赤い顔のまま話し掛けてきた
「葛籠、その…久しぶり」
「いう程久しぶりじゃないけどね…それより、顔赤いけど大丈夫?」
「…正直に言うと、少ししんどい」
「そうか、俺とハグするたげで体調が良くなるなら遠慮なく抱きしめてくれ」
「ありがとう…」
橙は俺に感謝を告げると、そのまま抱きしめてきた
俺はお返しとして橙を抱き返す
あまり強く抱きしめた訳ではないが、橙は「んっ」と苦しそうな声を出し、抱きしめる力が少し強くなった
「すまん、苦しかったか?」
「大丈夫、そのまま抱きしめて…」
「わ、わかった…」
俺は橙に言われた通りそのまま抱きしめる
抱きしめていると、時々橙から「もっと強く抱きしめて」と注文が飛ぶので、その度に強く抱きしめる
ところで紫さん、いつまで抱きしめればいいんですか?なんか橙が俺の匂いスンスン嗅ぎ始めてハァハァ言い出してますけど
なんなら腰辺りがさっきから怪しいですよ?これ完全発情モードに入ってません?
そのまま雲行きが怪しくなってきて、スンスンからスースーと鼻息のリズムが変わった頃、橙が潤んだ目で俺をを見つめながら口を開く
「…ねぇ葛籠」
「…何?」
「その、ちゅー…して欲しい」
「ッスゥー…」
紫さん、そろそろ止めないとマズイのでは?そう思って見てみるが目を瞑ったまま何も言わない
では藍姉に…と思ったがこちらも同様、目を閉じているため暗に助けを求められない
どちらかへ助けを求めようにも橙は俺をガッチリとホールドしており、逃げることはできない
「ねぇ、良いでしょ…?」
「いやぁ…そのね、キスをすると俺と橙の間に子供が出来ちゃうと思うんだ」
「ちゅーだけじゃ子供は出来ないよ?それに、私は葛籠との子供なら欲しい…かも」
oh......これはマズイ、ちゃんと藍姉が性教育を施してるぞ
なんてことだ…ここで藍姉のまともな勉強が立ちはだかるとは
何か策はないかと考えている間にも橙は俺を更に抱きしめ、身体を押し付ける
橙に生えている二股の尻尾も俺へ巻き付き時々身体をツーッなぞる
「ねぇ…いいでしょ?良いよね…?」
「うおっ!?」
甘えた声で囁いたと思えば、いきなり押し倒された
橙は俺に馬乗りとなり、両手で俺の顔をガッチリと固定する
そして橙の理性が溶けた目が合うと、橙は優しく微笑みながら頬を撫でる
「その、初めてだから下手かもしれないけど…優しくするね?」
そう言って橙は俺に顔を近付けるのだった
ちなみに、キスをするギリギリで紫さんと藍姉が橙止めたためキスもアレも未遂で終わることになった…助かったぜぇ
正直に言えばもっと早く助けて欲しかった所です、まる
動物系の妖怪はやっぱり発情期には敵わないと思うんです(持論)