いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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感想は皆さんとお話できる場所だと思っていますので、気軽にコメントしてくださると嬉しいです


眼鏡と強引な魔法使い

 

冥界からスキマを通り、魔法の森の入口から少し離れたへと出てける

森の入口まで少し歩くと、入口横にこじんまりとした建物が一軒家だけ建っている

RPGゲームであれば、森に入る準備ができそうなここが香霖堂である

 

扉をノックすると、中から『どうぞ』と男の声が聞こえる

俺は人がいることを確認し、一昨日紫さんに土下座して外の世界から購入してもらった『あるもの』を取り出す

そしてドアノブに手を掛け、開けようとした所で手が止まる

…1人でしても迫力ないよなー、『コレ』も数個あるし

周りを見るが妖精や妖怪らしき人影はどこにもない

ユカリ札使って(拉致って)人集めようかな…一応、1人で4人分補える人材いるけど、できれば今はなぁ…

 

ドSお姫様との別れ際を思い出し、悩む

…まぁ、散歩くらい受け入れるとしよう

代わりに俺の受ける理不尽に対しての感情はこーりんにぶつけてやろう(八つ当たり)

 

俺は本日5枚目のユカリ札を使い、スキマを展開する

そういえば5枚使うのって久しぶりだな…前に使ったのっていつだったか

そんなことを考えながら、例のドS様をスキマから紹介する

 

「…ご主人様から逃げたペットがいきなり呼んで何の用………ふぅん?」

 

スキマから悪態をつきながら現れたフランに黙ってメモ帳に書いた言葉を見せる

言葉を理解したフランは、これから起こすイタズラにニヤリと笑う

 

「禁忌『フォーオブアカインド』」

 

フランはスペルカードを使用し、4人へと分裂する

俺はその間に能力で持ち運んでいたソレを全員に持たせる

そして、とある言葉を伝えてから扉の入口に立たせ、俺が持ち場へ着くと

 

「フラン、GO」

 

「えっと…えふびーあい!おーぷんあっぷ!おりゃっ!」

 

「「「突撃ー!」」」

 

壊れない程度にしかし辺りに響く爆音がする強さで扉を蹴破り、4人のフランが香霖堂へ突入する

香霖堂の屋根に張り付いていると中から「な、何事だい!?」と珍しく慌てている男の声が聞こえる

俺はその声にニヤける口元を隠さず、壊さないようにスキマを使って香霖堂の中に侵入し、天井から落下してくる

俺の目の前には突撃の出来事で珍しく慌てている眼鏡を掛けた白髪の男性

 

「やぁこーりん、俺のサプライズは驚いてくれたかな?」

 

「君の仕業か…同じ姿の少女が4人も、それも見たことない道具を持って入ってくるものだから何事かと思ってたよ」

 

「結果アンタの驚いた顔を見れたから大成功だな、ありがとうフラン」

 

「手伝ったんだから、今度は私のお願いも聞いてもらうわよ」

 

「わかったよ、散歩にでも付き合うさ」

 

「じゃあ霧の湖の周りを3周ね。あ、もちろんペットなんだから服は着ちゃだめよ、破ったらお仕置だから」

 

「全裸は俺が捕まるから無理ですね、代わりにリードで散歩程度なら受け入れるよ」

 

「つまらない…まぁ、それで我慢してあげる」

 

フランはそれじゃあね、と言って俺が作ったスキマに入って元の場所へと戻った

スキマが閉じ、こーりんの方を向くと、ゴミを見るような目をして俺を見ていた

 

「まさか君が10もいかなそうな少女に散歩してもらう趣味があったとはね」

 

何か殴りたくなったので、代わりに俺は持っていたソレを使ってこーりんを攻撃する

 

「…痛くないね、そういえばそれは何だい?能力を使っても『ナーフ銃』ということと『的を撃つもの』としかわからなくてね」

 

こーりんは俺の手に持っているカラフルでゴテゴテした銃を指で差す

俺は手に持った弾と共に説明する

 

「これはこーりんの言う通りナーフ銃って名前のおもちゃだよ、スポンジ状の柔らかい素材で出来た弾を飛ばすから人に当てても怪我をする可能性が低くなっている」

 

「なるほど、しかし的というのは人ではないのだろう?」

 

「そう、別売りしてたり、混同して売ってるものと様々なんだけど…」

 

俺はこーりんにナーフ銃の遊び方や使い方などを説明する

 

その間にこーりんとの関係に軽く説明しておこう

彼とは魔理沙の紹介で知り合った仲であり、偶にだが一緒に無縁塚に流れついた外の世界の物について説明したり回収したりする

この幻想郷にやってきて数少ない男の知り合いであり、唯一の男友達とも言える

ちなみに眼鏡に指紋をつけようものなら容赦なく暴力を使ってくる凶暴な一面を持っている

 

ナーフ銃の説明を終え、貸したナーフ銃を手に持って色々な方向から眺めるこーりん

暫く眺めていると、こーりんかこんなことを言った

 

「1つ、僕にくれないかい?」

 

「なんで?」

 

俺は単純に気になり、質問する

いつものコレクター魂にでも火がついたか…でもこれが厄介なんだよな

以前、集めたガラクタの1つにリチウム電池が混じっていたらしく、それが突然発火

集めたガラクタは可燃性のものが多かったためそれなりの大きな火事となった

幸いにも魔法の森や別の場所へ被害が出ることはなかったが、それでも色々な妖怪や人に助けてもらったことで、なんとかなったのだ

今は月2の頻度で整理しているようだが、またコレクター魂に火がついて実際に火事が起きないことを祈ろう

プラスチック製なため、燃えれば有害物質が未処理で排出されるだろうし

 

「少し、このおもちゃに興味が湧いてね…いくつか持っていたようだし、1つくらい欲しいんだがどうだろうか?」

 

「…まぁ、前みたいな火事が起きないようにするならいいよ」

 

「安心したまえ、そんなことは起こさないように気をつけるよ」

 

「そうか、ならいいや配達荷物はカウンター横に置いてるから自分で片付けてね」

 

「おや、もう帰るのかい?」

 

「お生憎様、今日は紅魔館に白玉楼と立て続けで配達して疲れたんだ…今日は帰って休みたい」

 

2つの建物の名前を口にすると、こーりんは俺に同情の目を向けた

男友達ということもあり、彼には俺の愚痴をよく聞いてもらってるし、面倒な人達に絡まれている姿も目撃しているため理解がある

 

「もう少し君と話したかったが、そういうことなら仕方ない。また今度話そうか」

 

「そうだな、今度一緒に無縁塚で物でも漁ろうぜ」

 

「もちろん、君となら歓迎だ」

 

そう言って香霖堂の扉を開け、マヨヒガへ帰ろうとする

しかし、香霖堂を開けた瞬間見覚えのある魔女帽子を被った少女が目の前に現れる

 

「…お、葛籠じゃないか。こんな所で会うとは奇遇だな!」

 

「魔理沙か…」

 

少女を俺を見てニカッと明るく笑い、対する俺は新しい問題児やってきたことで面倒だという顔を浮かべる

そんな俺の顔を見て心外そうな顔をする

 

「おいおい、この可愛い魔理沙さんに会えてそんな顔とは酷いなー…罰としてこれでも食らえ」

 

「ムグッ!?」

 

突然瓶のようなものを口に突っ込まれる

瓶の中にはキャラメル色をした液体が入っており、突っ込まれた時に口が僅かに開いていたようで、俺の口へと流れてくる

味は甘いのに苦く、ゴーヤと蜂蜜の味を別々に感じなから同時に食べているような、そんな奇妙な味

幸いにも瓶が小さかったため、流れ込んだ液体が少なく、口に含んだ正体不明の液体をすぐに吐き出そうと顔を下げる

しかし、それを予測していたのか「ちゃんと飲み干せよ〜」と言って俺の頭を上を向くように固定し、口に手で覆う

色々と抵抗しても彼女は離してくれないので、諦めてその液体を飲み込む

 

「飲んだか?一応口の中見せてくれ」

 

「…ッハァ、こうやって喋ってるだけでわかるだろ」

 

「一応な、一応。薬の副作用とかないか調べるためだ」

 

「わかったよ、あぁ…」

 

俺はしぶしぶ口を開け、魔理沙に見せる

口に何もないことを確認できた魔理沙の「もういいぞ」という言葉を聞いてすぐに口を閉じる

そして、ジト目で魔理沙を睨む

 

「いきなり人に魔法薬飲ませて、何のつもりだ?」

 

「いやぁ悪い悪い!お前が私を見て嫌そうな顔をしたからな、ついつい飲ませる予定の魔法薬を無理矢理飲ませちまったぜ」

 

すまんと言うがその顔には反省の色が見られない

魔理沙はいつもこうなのだ、なんでも強引すぎる方法を使って俺に魔法薬を飲ませてくる

だからこそ魔理沙が苦手、できれば会いたくない相手である

別に悪いヤツではないんだがな…

偶に、「一生借りてく」と言って物を盗んだり、『ショタ化薬』を飲ませてきたり、『惚れ薬』を飲ませてきたり…

あれ、よく考えなくても悪いヤツだったわ

 

「それで、飲ませた魔法薬の効果はなんだ?」

 

「疲れをなくす薬だ、お前あっちこっち走り回ってるから疲れてると思ってな」

 

「…それなら正直助かる」

 

…まぁ、憎めないヤツではある

俺は素直に感謝をする

確かに、身体から疲れが抜け、精神的に落ち込んでいた気分と段々軽くなっていくような感覚を覚える

完全に回復した訳ではないが、それでも先程の体調よりは大分マシになっていた

…が、ここである問題が発生した

 

「…おい、魔理沙」

 

「なんだ?お礼ならまた甘い物で…」

 

「魔法薬の効果、他にもあるだろ」

 

俺の言葉に魔理沙は急に黙る

そして、明後日の方向を見て謎に上手い口笛を吹く

コイツの態度で確信した、まだなんかあるわ

俺は淡々と予想した効力を口にしていく

 

「滋養強壮、精神安定」

 

「そ、その通りの効果だぜ…他には別に何も…」

 

「精力増強」

 

その言葉に、魔理沙はビクリと大きく肩を跳ねる

俺は薬に入っていたであろう効力を続けて口にする

 

「判断力低下、催淫…魔理沙、お前は何を飲ませた?」

 

魔理沙の肩を掴んで、逃げられないようにする

そして目の前に顔を持ってきて、問い詰める

逃げられない魔理沙は恥ずかしがりながらも正直に白状する

 

「そ、その…元気にする魔法薬だ…よ、夜用の」

 

「思いっきり媚薬じゃねぇか、何飲ませてくれてんねん!」

 

「イタタタタタ!!!!ギブ!ギブ!」

 

魔理沙にヘッドロックをかまし、その上空いている片手でアイアンクローもプレゼントしておく

媚薬と思わなくても何となくそれっぽいものだと思ってたよ!だって勝手に俺の息子が大人()になってるんだからなぁ!

ふざけんなよ!最近少し暑くなってきたからズボン生地薄くしてるんだよ!これじゃ見られたらバレバレじゃねぇか!

 

「いっつも変な魔法薬飲ませやがって!今日という今日は許さんぞ!」

 

「ま、待ってくれ!というか離してくれ!お前のアレが!アレが目の前に!」

 

「ズボンにテント張ってるだけで直視してないだろうが!」

 

「そうだけど!お願いだから離してくれよ!」

 

「今頃恥ずかしがって乙女出したって知らねぇ!離してほしけりゃ俺と同じ薬飲むんだな!」

 

暫く魔理沙とワーギャー騒いでいたが、霖之助から「できれば離れた場所でやってほしい」という苦言を呈され場所を移して薬の件をとっちめた

最終的にもう1瓶持っていたので魔理沙にも飲ませ、媚薬の効果で悶えている様子に満足して帰った

 

ちなみに帰った後も息子は全然治まらず、夕食を食べた後に八雲家全員から「今日はもう会わないで欲しい」と言われて軽くショックを受けた

今度、魔理沙に会ったら絶対にお仕置すると誓うのだった、まる





媚薬を飲んだ魔理沙ですが、どうなったんでしょうね
ただその日の夜、ベッドの上で抱き枕に抱き着いたままモゾモゾする魔法使いがいたとかなんとか

ちなみに魔理沙特製、強力媚薬の効力はざっと10時間です
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