いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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ついに評価バーにオレンジ色がつきました、みなさん高評価本当にありがとうこざいます

これからも「面白い!」「続きが欲しい!」と思われるような作品を作れたらと思っています


この子は俺の娘だ、そのはずなんだ

 

「どうしよっかなぁ…」

 

魔理沙の媚薬事件から翌日、俺はいつものように人里へとやってきていた

ただし、今回は仕事として人里へやってきたわけではなく、休暇としてやってきた

 

紫さん曰く『貴方は人間、身体壊されたら困るから定期的に羽を伸ばしてきなさい』とのことであり、月3回程休暇の日がある

この休暇の日だけでも、あまり人に出会いたくない俺はマヨヒガで引きこもっていたいが、紫さんから強制的に外に送られる…俺と生活するのそんなに嫌?軽く泣きそうだ

 

居候するにあたって、マヨヒガの掃除したり皆のご飯作ったり家事は殆どしてるんだけどなぁ…洗濯だけは藍さんがやってるけど

料理の味は、橙や藍さんからは好評…紫さん?美味しいとは言うけど無表情だからよくわからん

 

というか今改めて考えてみるとさ、休暇が月3回って少なくね?

労基に駆け込めば勝てるぞこれ…まぁ幻想郷に労基とかある訳ないんですけど

労働基準法はどこにいったんですか?労働基準法なんて(そんなもの)あるわけないだろ(自問自答)

 

「お?あの子は…」

 

それはそうと折角の休暇だ、楽しく過ごしたいが特にやりたいことはない…適当にイラストでも描こうかな

そんな事を考えていたところでふと、道の先でしゃがみ込んでいる人がいた

 

「お?あの子は…」

 

薄いピンク色の長い髪に無表情な可愛い顔、頭には火男の面を着けたその子は建物の合間をじっと眺めている

彼女のことだ、おそらく猫か犬を眺めているのだろう

俺はそっとゆっくり、だけども驚かせないように足音がうっすら聞こえるように慎重に歩く

足音に気付いた彼女が、こちらに顔を向ける

俺は少し手を挙げて、小さな声で挨拶をする

 

「やぁこころ、野良猫でも見てたのか?」

 

彼女は秦こころ、面霊気…お面の付喪神であり、橙同様大当たりの癒し枠である

 

「うん、葛籠も一緒に観察する?」

 

「そうしようかな…おや、あの子は…」

 

こころの側にしゃがみ、こころが見ていた猫を観察する

黒猫だが、左足に特徴的な茶色い丸の模様が1つ

俺はこの猫に見覚えがある…というより、よく懐いている子だった

こころは無表情だがどこか微笑ましそうに猫を見ている

あの猫、毛繕いしてるだけなんだがな…まぁ、彼女にとってはそれも可愛いと思えるのか

俺も橙が毛繕いしてたら可愛いと思うし、それと同じものをアイツで感じてるんだろう

そこで俺はこころにこんな提案をする

 

「なぁ、こころ」

 

「どうしたんだ?あの猫にバレずに近付ける方法でも思いついたのか?」

 

「そんなこと考えていたのか…まぁそれよりいい方法があるよ」

 

「何!?それは本当か!?」

 

ズイッとキラキラした目をしながら顔を近付けるこころ…うーん可愛い(脳死)

俺はガチ恋距離のこころを宥め、いい方法というもの実践するために、あの黒猫の名前を呼ぶ

 

「影丸、おいで」

 

「にゃー」

 

「おぉ…葛籠は猫の達人だったのか」

 

俺に気付いた黒猫は、すぐに起き上がり嬉しそうな声で向かってくる

俺の元に着くと、足の間に入り込んで甘えるように擦り寄る

そんな俺と猫の様子を見て、こころは驚嘆する

単純にこの子が人懐っこいだけだと思うけどな…めっちゃ擦り寄ってくるし

擦り寄って甘える影丸を抱き上げる

影丸は自分に危害を加えられないことがわかっているからか、抵抗せずに大人しく抱っこされている

俺は抱っこしている影丸をこころの方へ抱きながら差し出す

 

「ほら、これで撫でられるぞ」

 

「…撫でても良いのか?噛まれたり、引っ掻かれたりしないか?」

 

こころの表情は相変わらず無表情だが、面が一瞬で大飛出(おおとびで)、猿の面に変化する

やっぱりこの子、感情豊かだよなぁ…かわいい(脳死)

俺が猫を撫でる時の方法を教えると、影丸の目の前にゆっくりと手の甲を近付ける

スンスンと影丸が匂いを嗅ぎ、顔をすりつけたことを確認すると顔周りをゆっくりと撫でる

そして顔から首、胴へとゆっくり、毛に沿うよつに撫でていく

すると気持ち良かったのか、影丸はゴロゴロと喉を鳴らす

 

その音に、こころの面が再び翁へと変わる

猫を優しく撫でながら、バッ!と顔を俺に向ける

 

「今、喉鳴らしたよね?」

 

「鳴らしたねー、こころの撫で方が気持ち良かったんだと思うよ」

 

「わーいわーい♪」

 

かわいい(脳ry)

抱っこしてるけど、実は顎の下こっそり撫でてるんよね…この子顎下撫でられるの凄い好きだから

多分それで喉鳴らしてるんだろうけど、伝えるのも野暮だよな

というかそれ伝えて悲しむこころを見たくない、こころ悲しませるヤツいたら容赦なくその首跳ねてやる(過激派)

ちな橙を泣かせた場合は俺以外にも賢者とその式神がサービスで付きます

というかこころにも顎下撫でさせればええやん(名案)

 

「こころ、影丸の顎下撫でてみない?」

 

「にゃーにゃーにゃー…ん?この子の顎下…大丈夫なのか?」

 

何だ今の歌、かわいすぎない?

こころちゃん今のもう一度歌って!今度は録音して将来大人になった時ホームビデオで見せるから!

急に俺キモくなるやん、どした?

 

キモい心の声が出てきたが、それを放ってこころの疑問に答える

 

「大丈夫大丈夫、この子は顎下を撫でられるの好きだからさ。さっきみたいに優しく撫でると気持ち良さそうにするよ」

 

「そうか…なら、失礼して」

 

そう言って恐る恐る顎下を撫でるこころ

こころの撫で加減が丁度良かったのか、影丸は目を細めて気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らす

今の状態、通行人からしたら抱っこされた黒猫を撫でてる美少女という光景が見れるんだよな…クソッ、第三者視点で見てみたかった!

 

「影丸だったか?可愛いやつだ…飼いたいな」

 

「飼えないのか?影丸は野良猫だから保護できれば飼うことは可能だが…」

 

「聖が許してくれるかわからなくて…」

 

「なるほどねぇ…」

 

よし、聖さんに猫飼うよう直談判するか(使命感)

俺は影丸を下ろして立ち上がり、能力でユカリ札とメモ用紙を取り出すとメモ用紙の1枚ちぎって手紙を書く

手紙を書き終え、ユカリ札を使って小さなスキマを展開するとその中に手紙を投げ入れる

そして再びしゃがんでこころと話す

 

「今聖さんにお願いしてみたよ、今日は無理かもしれないけど明日から飼うことできるかもね」

 

「それは本当!?」

 

「うん、多分快く頷いてくれるよ」

 

「葛籠、ありがとう!」

 

「わっ」

 

あまりの嬉しさからなのか、こころは俺に抱き着く

抱き着く時も相変わらず無表情だったけど…やっぱりこの子は可愛いね

こころって俺の娘だったよな、育てた記憶あるし

母さんいないけど俺が独り立ちできるまで立派に育てる…いや、やっぱ独り立ちしないで、お父さん悲しい(錯乱)

 

「こころ、そろそろ離してくれるとありがたいな…」

 

未だに抱き着いているこころの頭を撫でながら離れるようにお願いする

正直、ずっと抱き着いてもらってもいいんだけど、ここが人里の道ど真ん中ということを忘れてはいけない

俺らを見ている通行人の視線がすっごい微笑ましいものを見る目してるから

おいそこのマダム達!「微笑ましい」とか「お熱いわね」とか聞こえて…オイ誰だ「アイツのモヤシに五寸釘刺さってくたばれ」とか言ったヤツ、俺はモヤシじゃなくて立派な人参くらいあるし!

 

「…もう少しこうしていたいんだけど、だめ?」

 

「全然問題ないよ」

 

…ハッ!俺はいつの間に返事を…

こころは俺の許可を得て、更に強く抱き締めてくる

なんなら身体を少し擦り付けてきている…この子は猫か何か?

というか少し顔に髪が掛かって擽ったい…!くしゃみは出ないけだムズムズするぞこれ…

ちなみに影丸は地面に手を付いている俺の腕にすりすりと身体を擦り付けている

そのため、人里の道端では男が少女1人と猫1匹から身体を擦り付けられているという凄い光景がうまれている

誰か助けて!俺は第三者からこれを見たいの!こころちゃんの甘えてる様子を俺は傍から見たいの!

 

結局、この状態から20分くらい経ってこころは離れた

ちなみにその間、ご老人やマダム達からは熱々なカップルを見る視線を、若い人からは嫉妬や殺意の籠った視線を浴びるのだった

なんか途中でぱるぱるとか聞こえたけど…流石に幻聴、だよね?

 

「ごめん葛籠、人前であんなことして…」

 

離れたこころは人前であることを思い出したようで、反省したのか頭を下げた

面も、先程の翁から(うば)の面に変わっている

 

「いいよいいよ、気にしてないから」

 

「少しは気にしろ」

 

「理不尽!?」

 

慰めたら般若の面に変わってキレられた、えぇ…(困惑)

おかしいなぁ、予想だと「ありがとう」か「次から気をつける」って言葉がくると思ってたんだけどなぁ

反抗期なのだろうか、そうならお父さん悲しいな…悲しすぎてこーりんにまた襲撃仕掛けてしまいそうだ

 

そんなことを考えながらこころと影丸を撫で、有意義となった休日を楽しむのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

「あら、おかえりなさい」

 

「あ、聖」

 

ここは人里から少しだけ離れた場所にある寺院『妙蓮寺』

そこでは人里から帰ってきた面霊気の少女と、紫から黄色となったグラデーションの長髪の女性が出会っていた

女性の名前は聖白蓮…ここ妙蓮寺の住職をしており、現在は秦こころの保護者ともいえる存在である

聖はこころを見ると少し苦笑いをして話し始める

 

「今日、境内を掃除していると彼からの手紙が届きました…何でも、とある猫を飼いたいそうですね」

 

「ッ!」

 

聖の言葉に、こころの肩は大きく跳ねる

そして、断られるかもしれない、怒られるかもしれないと想像したのか姥の面になる

しかし、彼女の恐れていた言葉は飛んでこず

 

「いいでしょう…ただし、ちゃんと餌を与えて世話をするんですよ?命は儚く尊いものですから」

 

「ッ!ありがとう!」

 

飼ってもいい、その肯定の言葉に驚くも嬉しさのあまり聖へ抱き着いた

聖はこころを受け止めると、子供を愛でるように優しく撫でる

 

その日の夜、妙蓮寺の食卓では無表情ながらとても幸せオーラを放つ可愛らしい面霊気の少女がいたのだとか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

「おかえ…葛籠らちょっと待って」

 

「おっと、これは不味いパターンかな」

 

こころが聖妙蓮寺へと帰った同時刻…マヨヒガに居候の男が戻り、いつものように化け猫の橙が笑顔で出迎えた

しかし、橙は何か異変を感じとったのか強めの言葉で男に止まるよういい、スンスンと鼻を鳴らす

 

あ、ちなみにその男は知っての通り小箱葛籠こと俺です

いやー…こういう時の橙って、非常にまずいんですよねぇ…

何でって?そりゃ俯いて分かりにくいけど怒ってる顔してるもん

こういう時は大抵ロクなこと起きないぃ!!?

 

どうしたものかと考えていた時、橙がノーモーションで腹へタックルしてきた

完全に油断していた俺は見事に攻撃が刺さり、ヴッと空気を吐き出しながら押し倒される

そして、橙は俺を押し倒したまま抱き着いてぐりぐりと身体を強く擦り付ける

 

「また他の女の匂いをたっぷり着けて帰ってきて…暫くはマーキングするから我慢して」

 

影丸は確かに雌だけどさぁ…いや、化け猫の橙からしたら女になるのか

とにかく、外で猫と遊んだ日には毎回このようにマーキングと称して身体を擦り付けてくる

橙は癒し枠で嬉しいんだけど、正直やめて欲しいんだよね…こう、橙は可愛いからクるものが…ね?

 

「とりあえず起き上がろう…ずっと地面に寝っ転がってるのも汚いから」

 

「…わかった」

 

そうして俺達は起き上がり、マヨヒガの中へと入るのだった

その後、夕飯の調理中もセミのように張り付いていたので正直作りにくかったです

しかもその更に後、藍さんまでくっついてきてサンドイッチにされたのは別の話

藍さんがくっついた時に俺のお稲荷さんが危なくなったのは言うまでもないよね?(下品)

 





私がそろそろ推し成分欲しかったので登場させました

こころの父は俺です、俺がこころを産みました(錯乱)

よければ皆さんの推しキャラも教えてくださると嬉しいです
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