いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!!   作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!

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理由はもっと多くの方と交流できればいいかなと思ったからです

以上、感想についての変更でした

それと、今回ギャグ少なめです




やっぱサモエドだろ君

 

映姫さんと仲良くなれた宴会から2日の時が経った

あの後藍さんから聞いたのだが、どうやらあの宴会は大妖怪となった鬼の1人が起こしたことらしく、理由は『なんとなく』だったそう

それで紫さんが急に宴会に参加を…と思っていたが紫さんはただの悪ノリだったとのこと

なんやねん…紫さんでも大妖怪の能力の影響を受けるのかと思ったやんけ…

 

さて…そろそろ現実を見ようか、いや、このまま現実逃避していたいんだけど

俺は休暇前と同じように仕事をし、今日の分の配達を終わらせたのだが今日はそれだけでは終わらない

今日は依頼が入っているのだ…それも守矢神社から

 

依頼内容は境内の掃除、依頼内容こそ普通だけどあそこにいる人達がなぁ…

今日ではないことを祈りスケジュール帳を何度も確認したが依頼されていた日は今日である、本当に帰りたい

別に八坂の神様だけなら問題ないんだよ、問題は他2人で…

 

「はぁ…」

 

「あの神社に案内する度ため息を吐いてるけど、そんなにあそこ嫌なの?」

 

「嫌というか…あそこの風祝(かぜほうり)とあの小さい方の神様が苦手なんだよ」

 

「あぁ…そういえば前の宴会の時に迫られてたわね」

 

俺の嫌がる様子を見て質問し、答えを聞いて納得した案内人と山を登る

案内人の名前は犬走椛、白狼天狗であり俺が妖怪の山に用がある時護衛をしてくれる頼もしい存在である

ちなみに俺は椛を内心サモエドと思っている…理由?デカくて白い犬だから

それと…

 

「椛」

 

「ん?何…」

 

「お手」

 

「わふ………ハッ!」

 

俺が手のひらを上にして差し出し、言葉を口にするとなんの躊躇いもなく手を乗せてきた

そして数秒して我に返ると、バッ!と勢いよく手を戻した

な、サモエドだろ?

椛は顔を紅くしながら俺を睨む

 

「私は誇り高き白狼天狗なのに…犬扱いして…」

 

「白狼天狗でも白狼ならイヌ科でしょ、なら俺は犬と同じ扱いするぞ」

 

「それは幻想郷の賢者の式にも?」

 

「それは話が違いますやん…」

 

あの大天狗の腹心である管狐なら犬扱いするけど、藍さんは話がちゃいますやん…

多分藍さんを犬と同じ構い方したら殺される自信あるゾ…『私は九尾の狐、下等な犬と同じにするな!』って

他のイヌ科動物の妖怪の奴ら?最悪ユカリ札で逃げるからヘーキヘーキ

 

俺が言い返せず思って黙っていると、椛はフンと鼻を鳴らす

 

「なら私もそこら辺の犬のように扱わないで、白狼と犬は違うんだから」

 

「そっか…じゃあもう撫でたりじゃれたり出来ないのか…」

 

「…それは話が違うんじゃ」

 

「だって犬扱いするなってことはじゃれあうことが出来ない訳だし…」

 

ちなみに椛は俺とのじゃれあいが大好きである

というより、動物系の妖怪は大体が俺とのじゃれあいを好んでおり、急にやめると瞳孔かっぴらいて止めてくる場合が多い

それは椛も同じであり、特に頭を撫でると溶けた犬のように目を細めてダラけ、満足する前に撫でる手を止めるとなんで止めるのか詰め寄ってくる…やっぱサモエドだろ君

 

とまぁ、俺がじゃれあいをやめることを言えば、彼女はうーうー唸り犬扱いをやめさせるか否かと悩むのだ

…改めて思うんだけどさ、俺そんなに撫でるの上手い?

幻想郷に来る前は普通の人と同じくらいだったと思うんだけど…気付かぬ間に神の手レベルに上達でもしてたんかな

 

「まぁ、俺がからかい過ぎたのが悪かったよ。次から気を付ける」

 

「…そっ、反省してくれたならいいわ」

 

彼女の威厳を保つため、俺が悪かったと謝りながら頭を撫でる

撫でられていることに彼女は何も言わず、尻尾をブンブンと振りながら許してくれた

…いつか悪い大人に引っ掛からないかお兄さんは椛が心配です

 

その後も色々と話ながら登っていると、参道の途中にある階段へと出てくる

このように一応、守矢神社に向かうための参道はあるのだが、妖怪達と関係を深めたい俺はそんな道を使う訳もなく平然と山の中へズカズカと入って行く

そして侵入者か確認に来た椛と一緒に守矢神社へ行くのがお決まりである

 

「ここからは道に沿って進めばいいからここでお別れね、大変かもしれないけど頑張りなさいよ」

 

「応援ありがとうね、お礼にこれあげる」

 

そう言って飴玉が入った瓶を渡す

中身の飴は全てフルーツ飴、色々な味があるため凄いカラフルになった

ちなみにこれは妖精達の囮に使う飴である、ここまでくれば妖精も滅多にいないので用済みである

それなら余らせておくよりも、いつも世話になっている相手にあげるくらい別に大丈夫だろう

 

「ありがとう、もらっておくわ」

 

「色々な味があるから河童や同族と分けて食べるなり、1人で少しずつなりしてくれ、涼しい場所で保管していればすぐに傷んだり腐らないように、瓶に細工してあるから…それじゃ」

 

「ええ、それじゃあまた」

 

そうして瓶を抱えて椛は森の中へと消えていった

俺は目的地が近いことに少し憂鬱な気分になりながらも階段を登る

 

 

 

 

 

 

少し階段を登ると、目の前には立派な本殿が現れる

本殿のあるこの場所、この神社こそが守矢神社であり、俺の行きたくなかった依頼主の住む場所である

 

「まぁ、依頼受けて金もらってるから仕事するか…」

 

そうして気持ちを切り替え、敷地へと一歩踏み出した…その瞬間である

背中から誰かが飛びつき、首に腕を回されおんぶをしている状態になる

俺はいきなり飛びつかれたことに驚くがすぐに冷静になり、その正体へ声を掛ける

 

「諏訪子さん、急に飛びつかれると倒れるのでやめてくれません?」

 

「えー、別にいいでしょー?もしかして葛籠、可愛い子に抱き着かれて照れてるのかー?」

 

「ソウデスネーアーハズカシイナー」

 

「棒読みなのが丸わかりなんだが?…それにしても、当ててるのに反応しないとは、もしかしてソッチ系か?」

 

「なんかぐりぐり身体押し付けてくると思ってましたけどやっぱそういうことですか…あと俺は普通の異性愛者です」

 

「私の胸を押し当ててもイチモツおっ立ててないのにか?」

 

このロリ神包み隠さず言いやがったよ!折角人が気を逸らしてたってのによぉ!

せめて隠語使って喋ってくれよ!俺の頭の中が規制音で塗れるんだよ!

ちなみに、諏訪子さんが言っていることは恐らく本当であり、俺の背中には柔らかいナニカが押し潰れている感覚がある

なんでサラシ巻いてないんだろうね、この神様…少しは淑女としての行動をしてみるといいと思うんだけど

 

さて、ここらで簡単な説明をしよう、俺の背中に乗っている少女は洩矢諏訪子という神様であり、この守矢神社の祭神である

会いたくない(やべーやつ)トップ7にはギリギリ入っていないが、そこに片足突っ込んでいる神様でもある

簡単に言えばできるだけ会いたくない、そんな神様だ

 

それはそうと、境内でワーギャーしていると当然、神社に住む人に誰か来たことを知られる訳で…

 

「諏訪子様?一体何をして…あっ」

 

「あっ」

 

「お、早苗ー、愛しの殿方が来たぞー」

 

障子を開け、何だ何だと外の様子を見にきた人影…それは俺と目が合う

緑色の長い髪、蛇と蛙の髪飾りに青と白の2色から織り成す巫女服

風祝、守矢神社の巫女、会いたくない(やべーやつ)を除いて、俺が最も苦手としている相手…東風谷早苗と目が合った

目が合い、固まっている俺を確認するとにこりと可愛らしい笑みを浮かべ

 

「こんにちは葛籠さん、すぐに向かい少しお待ちください」

 

そう言って再び建物の中へと戻った

俺はその様子を見てぐったりとした口調で、諏訪子さんに話す

 

「なぁ諏訪子さん、依頼放り出して帰ってもいい?」

 

「そんなことしたら祟るけどいいの?」

 

「アー、ナンカケイダイヲソウジシタクナッテキタナー」

 

このロリ神、何の神かは知らんが昔はミシャグジの神らしい…今もその力があるそうで、仮にでも祟られると何が起こるかわかったもんじゃない

 

未だ背中で身体を押し付けて抱き着いているロリ神という現実から目を逸らしていると、再び障子が開きそこから早苗が出てきて、こちらへ歩んでくる

 

俺の前へとやってくると、にこりと笑みを浮かべて

 

「はい、サインしてください♡」

 

妻となる人の欄に『東風谷早苗』と書かれ、夫となる人が空欄となっている婚姻届を俺へと差し出した

これだ、これこそが俺が東風谷早苗という人物を苦手としている原因である

押しの強い求婚…これがどうも苦手だ

 

「悪いけど、先に依頼があるから…」

 

「依頼が終わったらサインしてくれますか?」

 

「…悪いが断る」

 

「何でですか!?私、自分で言うのもなんですけど可愛いと思いますよ?人里でもチラチラと熱の籠った視線は送られることありますし…そんな可愛い私と結婚できるんですよ?」

 

「そうだぞ葛籠、うちの可愛い早苗が結婚して欲しいって言ってるんだから早く婿に来なよ」

 

早苗の強引な押し売りに、背中にいるロリ神からの援護射撃…あぁ、これだからここは苦手なのだ

配達の時は無理矢理逃げることができる、しかし依頼であればそれを完了するまで逃げることは叶わない

俺は久しぶりにズキリと痛む胃を無視して依頼内容を確認する

 

「それで、結婚云々は置いといて…依頼内容は境内の掃除ですね?」

 

「そうですね、その後は葛籠さんと早めの夜伽といきたいのですが…///」

 

「境内の掃除、把握しました…依頼費は既にお支払いしていただいてますので掃除が完了次第お伝えします」

 

「むぅ…少しは反応してくれてもいいじゃないですか」

 

早苗の言葉を無視して、ずっと背中に張り付いているロリ神を無理矢理引き剥がして地面に下ろす

引き剥がす際に何か言っていたが、これ以上胃を痛めたくないので掃除マシンとなるために全て聞き流す

以前教えてもらった納屋から竹箒を取り出し、そそくさと掃除を始めるのだった

帰ったら現代の胃薬、紫さんにお願いしておこう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「葛籠です、掃除が終わりましたので、確認してもらってもよろしいでしょうか?」

 

いくら話し掛けても黙々と掃除をしていたので、邪魔にならないよう本殿の中でゆっくりして暫く経った頃、障子を軽く叩く音が聞こえ、外から愛おしい彼の声が聞こえた

どうやら依頼していた掃除が完了したので目で確かめて欲しいとのこと

 

正直、掃除なんかより私とずっと話していて欲しいと思ってしまうが、私が依頼として出した内容なので何も言えない

うぅ…どうして私との会話を依頼内容にしなかったんだ私!

 

障子を開けると、少し下がった場所に彼が立っており、出る時に邪魔にならないようにしていたようだ

葛籠さんがどこにたっていようと、邪魔になんてならないのに

もし彼が障子の前に立っていたのなら抱き着くだけだ、あわよくば私の床へと連れていってそのまま事を始めてもいいけど

 

「どうでしょうか?尤も、元々清掃されていたのでしょうからあまり掃除する場所がなかったのですが…」

 

そういって彼が掃除した境内を見れば、彼がくる前よりも何倍も綺麗に見える

確かに、私が朝に掃除していた…しかし、朝の掃除では行き届いていなかったであろう場所も綺麗にしているため本当に綺麗だと感じる

そんな境内を見た私は、彼にこれで大丈夫だと伝える

 

「わかりました、ではこれにて帰ります。またのご利用お待ちしております」

 

彼はぺこりと頭を下げ、帰ろうとする

私は振り向いて歩き出そうとする彼の腕をすぐに掴んだ

腕を掴まれ、動きを止めた彼の顔はよく見えないが帰りたいと思っているオーラを感じる

しかし、私はそんなことお構いなしに口を開く

例え彼が私を嫌いでも、私は彼を愛す…だって、彼は私の苦労や悩みを受け止めてくれた存在だから

初めて、私が好きだと思えた人だから

 

「その、よろしければ夕餉を一緒に食べませんか?もう少し遅くなると思っていたので、葛籠さんの分まで作っちゃって…」

 

あはは…と苦笑いしてドジなフリをする

本当は境内の掃除なんかすぐに終わることくらい知っていた、なんせ好きな人に汚い場所を見せたくないという乙女の思考があった私は、いつもよりも早起きして、丁寧に隅々まで掃除していたからだ…元から掃除する場所を減らしていたのだからすぐに終わることくらい簡単に予想できた

だから、私の料理を彼に食べて欲しいがためにわざと多く作ったのだ

 

彼は考えるように顎に手を添え俯き、少ししてから顔を上げる

 

「わかりました、ここで夕餉を食べることにします…紫さん達には夕餉のことを伝えるので、用意をしててもらっていいですか?」

 

「ッ!はい!」

 

こうして、彼は私達と共に夕餉を楽しんだ

寝る時間には帰ってしまったが、帰る時にはいつもの調子に戻っており、今日出会った頃のような嫌そうな顔はすっかりと消えていた

私のことを苦手にしているのは知っている、理由も察しはついている

しかし、我慢できないのだ。この胸に秘める想いを、彼に抱いている恋慕を

何故ここまで彼に固執しているのかはまだ語らない…しかし、今は私が彼を好いていると知ってくれればいい

 

彼に会えた幸せの気持ちで胸一杯のまま、彼の等身大抱き枕を抱いて私は眠りについた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…全く、早苗も不器用だよねー。もう少し距離の詰め方があるだろうに、あれじゃあ愛しの殿方も離れちゃうよ」

 

「早苗の恋路を応援している様だが、お前もあの小僧のことを狙っているんだろう?」

 

「まぁ、そうだね。でも、私よりも早苗の恋が1番だよ…私はそのお零れをもらうだけ」

 

「そうか…しかし、早苗が焦る理由もわからなくはない。あの小僧は人妖様々な奴に好かれているのだからな」

 

「だねー、葛籠も早く身を固めればいいのに。出来ればその相手が早苗だと嬉しいんだけどね」

 

守矢神社の巫女が寝静まった頃、囲炉裏の火だけが明かりとなった部屋では二柱の神が話し合っていたという





彼から見た早苗さんの立ち位置としては

大当たり(癒し枠)
当たり(まともな人、優しい)
普通(まともではあるが、偶におかしくなる)
ハズレ(キャラが濃い…少しなぁ)
大ハズレ(できることならあまり長時間会いたくない)
超ハズレ(ここまでくればもはや尊敬)

における大ハズレに片足踏み込んでるハズレです
ちなみに登場していないレミリアさんはハズレになりかけている普通、さとりは超ハズレです
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