ハーレムラブコメ系ゲームに転生したけど、BADENDだらけでクリアできる気がしねぇ!?   作:チョコーン

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恋色ダイアリー豆知識②
有名配信者が実況数分でプレイを中断した。


このゲーム碌なヒロインいなくない?

  

 【クソゲー】恋色ダイアリー攻略スレpart54

 

1:名無しのゲーマーさん

未だにクリア者いないってマジ?

 

2:名無しのゲーマーさん

何やってもBADENDになるんやぞ。

あんなんドMしかやらんわ

 

3:名無しのゲーマーさん

【悲報】ワイ ドMなのにまだ8話

 

4:名無しのゲーマーさん

8話までいけてるなら上々やぞ。

ワイでさえまだ5話や

 

5:名無しのゲーマーさん

すまん3話の依のイベントどうしたら切り抜けられるん? 

アイテムプレゼントしても病み度減らんのやけど

 

6:名無しのゲーマーさん

依はもう病んだら諦めろ。

別のヒロインに頼れ

 

7:名無しのゲーマーさん

凪が邪魔すぎる。

今の話だけで3日も沼っとるわ

 

8:名無しのゲーマーさん

>>7 同級生組はなぁ……どの子もめんどくさい子だらけや

9:名無しのゲーマーさん

その点ルナちゃんは立派やね。

未だにBADEND見たことないわ

 

10:名無しのゲーマーさん

真白……糞 ヒロインの病み度上昇の原因ほぼコイツなんや

 

11:名無しのゲーマーさん

ヒロインがシナリオ妨害するのはルールで禁止スよね?

 

12:名無しのゲーマーさん

>>11 恋色ダイアリーはルール無用だろ

 

13:名無しのゲーマーさん

このゲームヒロイン同士で殺し合うくせにそうなったらBAD確定なのなんなんだよ。

早く次行きたいんだからだらだらと続けんな

 

14:名無しのゲーマーさん

そう言えば結局公式は未だに見つかってないん? 

ドリーム・リボルブ社探した奴らが結局見つかんなくって話題になってたけど。

 

15:名無しのゲーマーさん

日本に存在してるって事以外なんも分かってないんだよな 

代表取締役も姿見せねぇし

 

16:名無しのゲーマーさん

>>14

>>15

結局探しに行ってませんでしたか、金積まれましたってオチだろ

 

17:名無しのゲーマーさん

柚×麗てぇてぇ。

一生見てられる

 

18:名無しのゲーマーさん

>>17

とわましもええぞ。

まぁ二次創作でしか見たことないけど

 

19:名無しのゲーマーさん

あいつら仲直りする気ないやん 

ハーレムできてもあの二人の所為で拗れるやろ

 

20:名無しのゲーマーさん

もうワイはあの二人は諦めて他の子達優先しとるわ 

すぐ病むし

 

21:絶賛死亡中

あのー誰か依との出会い方知らない? 何やっても出会えないんだけど

 

22:名無しのゲーマーさん

>>21

新入りか? 依はゲームするか先生から頼まれて家に行くとき会えるぞ

 

23:絶賛死亡中

一度も起きないんだよ……もうこれで21回目だし。後何回死ぬんだろ……

 

24:名無しのゲーマーさん

その位耐えろ ワイはもう131回死んどる

 

25:絶賛死亡中

もう訳わからん……今日真白が家に来て半ば強制的にデートさせられるしなんなんや……

 

26:名無しのゲーマーさん

は?

 

27:名無しのゲーマーさん

えなにそのイベント アイツデートなんか誘うの?

 

28:絶賛死亡中

>>27

おう。因みに今デート先で透羽と真白が喧嘩しとるからこっそり書き込んでるで

 

29:名無しのゲーマーさん

こっそり書き込むも何もポーズできるだろ

 

30:名無しのゲーマーさん

偶に出るポーズ不可イベやろ

 

31:名無しのゲーマーさん

まぁ大変そうだけど頑張れ

 

 

 

 

 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_

 

 

多少修羅場は起こったが、何とか一日目は終了した。

真白にもルナにも詩音にも出会わず、透羽と共に帰宅した。

……次は二日目だ。ただ明日は一年の入学式がある為、俺等自体は休みだ。なので学校で会う事になる五名は無視する事にする。

 

「こういうのって普通カットされるけど……これはパソコンを使う為のイベントだからな」

 

今日、俺が狙うのは二人。結城 依(ゆうき より)彩芽(あやめ) ミコだ。

ぶっちゃけミコの方は簡単だ。出会う方法もまさかの動画を観てコメントを打つだけ。しかも、彼女はなんと俺と同じクラスだと判明するイベントが発生するのだ。

 

もう一人は……うん、分かんね。前にゲームでした時はこんな難しくなかったのに、これもしや色々書き換わってる?

 

「色々試すしかねぇか……」

 

とりあえず先ずはミコの配信を観ることにした。

 

「ゲームでは文字だけだったけど……以外と面白いな」

 

元からトークが上手だとかは言われてたけど、思った以上で最初は少し驚いた。一先ず配信チャットにコメントを打ち、俺はパソコンを閉じた。

 

「……ま、もうこれも14回目だからな」

 

これから彼女が何を言うのかも、もう一言一句理解してしまった。この後彼女は俺のコメントを拾い、何故か話題にする。

当初は理解できなかったが、仕様上、彼女のイベントを進める為だろう。

 

 

「少し外に出るか……」

 

と、息抜きしたさで部屋を出ようとすると、インターホンが鳴った。

 

「……透羽か」

 

丁度いいや、俺も透羽と会いたかったし。

と、俺はゆっくりと玄関のドアを開けた。

 

 

「………」

 

「え?」

 

そこにいたのは、天道真白だった。

 

……え? 真白? 何で? 何で真白俺の家に来た? キミ突然人の家に来るタイプじゃないよね? 待って!! 今凄い順調なの!! ちょっと待って!!

 

「……以外か?」

 

「え? ま、まぁ……」

 

「そうか。実は少し謝りたくてな」

 

真白は彼女らしくもなく頭を下げる。……多分、謝りたい事というのは、昨日の喧嘩の事だろう。

 

「すまなかった。私も少し……すこ……し……」

 

……コイツ明らかに謝る気ないな。悪かったと言うだけで良いのに、彼女は吃ってしまった。真白は公式設定で自分が悪だと認めようとするのができないと書いてあった。

思いっきり自分の思想と矛盾してるが、ライターは酒飲みながら考えた? そんなんだからガバガバ恋愛ゲーとか言われんだぞ。

 

「あの事はもう良いよ。で? 謝りたいから家に来たのか?」

 

「……あぁ。だが、それだけでは申し訳無い」

 

と、真白は顔を上げ、俺の目を見て。

 

「だから、デートでもしないか?」

 

と、ハッキリと言い……は?

 

「デっデートですかい……?」

 

「あぁ。嫌、なのか……?」

  Warning!!Warning!!完全初見イベント発生!!

 

え? ウソでしょ? 真白の口からデートって言葉が?

 

 

[嫌に決まってる]

 

[そんな事無いよ]

 

ぎゃああああ!? 選択肢が出てきやがった!!! 絶対上は選ばねぇぞコイツならナイフ位持ってなくても可笑しくねぇ!!

 

「そ、そんな事無いよー? 別に今日暇だしさー?」

 

「! そ、そうか……なら、正午になったら駅前にまで来てくれ」

 

と、流れるままデートが決まり、真白は去っていった。

……あれ、さらっと言っちゃったけど、もしかして当日デートになった? ひえ〜怖いよ〜!! 絶対何も起こらない訳ないじゃん〜〜!!

 

「誰が来る……? 頼むから透羽は止めてくれ! ルナか詩音であってくれ!!」

 

と、自室のベットで嘆きながら、とうとう約束の30分前になった。

 

「……諦めよう」

 

死ぬんだ。また死ぬんだ。あぁ、やっぱり今回もダメだったよ。20代目天馬透は哀れにフラグ管理をミスり、21代目天馬透はデート中に刺されて死ぬんだ。

 

次の22代目に託そう……そう思いながら俺は玄関の戸を開け外に出た。

 

 

 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_

 

「……あれ、天馬? 何処に行くんだろ……?」

 

 

 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_

 

駅前に着くと真白が中央のアーチの側にいた。普段と変わらない白い私服を着ており、明らかに目立っていた。

 

「……来たか」

 

「あぁ来てやったよ。で? 何するんだ?」

 

「これを見てくれ」

 

と、真白は一枚の紙を手渡した。

 

「今日の日程だ。お前の門限である19時まで付き合うつもりだ」

 

「いや、え……? ちょっとギチギチじゃない?」

 

8時間しか無いのに、寄る所は30を超えていた。

 

「一つ4分が限度だと思え。食事は軽い物で済ませる。行くぞ」

 

「あっオイ待てよ!!」

 

真白はズカズカと歩き出し、最初の目的地へ向かった。

 

 

 

あ、今これから30個全部見せる気だと思ったでしょ? まっさか〜〜そんな訳ないじゃん〜〜!

 

 

だって虚無だもん。なんも見れねぇんだから。

店に寄らないカラオケには興味ない定期的にルールを破る一般人に突っかかる。これの何処がデートなのだろうか。

そう考えながら、7時間半の時間が経過した。

 

 

「ここが最後だ」

 

「げっゲーセン……?」

 

「あぁ、少し時間に余裕ができてしまったからここが最後だ」

 

「行くのは良いけど……何をやるんだよ?」

 

「ただ見て回るだけだが」

 

「うそぉん……」

 

走り回ったからか、もう俺の足は限界だった。フラフラとしながらゲーセンに入ったその時だった。

 

「待って、真白ちゃん」

 

「ッ!? 透羽……!?」

 

何と、俺達が自動ドアを通った時、何処からともなく透羽が割り込んで来た。

 

「な、何でここに……!?」

 

「最初からだよ。……何回か見失ったけど、ようやく追いついた」

 

透羽はズカズカと真白へ近づく。

 

 

「真白ちゃん……キミはデートをしてるみたいだけど、こんなのデートなんかじゃないよ。キミの独り善がりなだけだよ」

 

「……!」

 

「キミはこれが楽しいと思ってるの? 天馬の顔、全然楽しそうじゃなさそうだけど」

 

「えっ……!?」

 

真白は目を開き驚く。俺も透羽がここまでキッパリと言うとは思ってなくて、少し固まった。

 

「デートって言うのはね、お互いがお互いを知る為の事なの。キミは今日これで天馬の事が分かったの?」

 

「……私は」

 

真白は拳を強く握りしめ、奥歯を噛み締める。どうやら、自分がやった事に対して正しい事だったのかと脳を巡らせてるようだ。

 

 

やっやべぇ……これが長く続けば、確実にBADENDに入る……!

この二人は喧嘩して修羅場になる事が多く、それに巻き添えになったり片方がもう片方を殺す事がある。

 

「……ッ! キミはいつもいつも……! どうして邪魔をするんだ!!」

 

突然、真白が大声で叫ぶ。

 

「キミだって!! 私達の跡をつけていたみたいだが!! それは立派な、ストーカー行為だ! 犯罪行為だぞ!!」

 

「えっ……!?」

 

オイオイオイ真白まで荒くなりだしたら手に負えねえぞ。選択肢も出てこないしこれはもう突っ込むしかないのか。

 

「ふっ二人共! 少し落ち着い……」

 

「「天馬(天馬透)は黙ってて(ろ)!!」」

 

 

\(^o^)/ あーこれ詰んだわ。そろそろ死ぬかもな俺。

ふらふらと近くの小さめなソファに座る。そうだ次の周に向けて掲示板の人達に質問するナリ! 何故かこの世界、このゲーム自体の掲示板とだけ繋がってるみたいだから、ここに質問すると大体の事は答えてくれるんだよな。

 

こっそりと掲示板を開き、一つのスレに書き込む。

まぁ……うん。有益な情報は一切無かった。

でもやっぱ真白のデートイベントは今まで見つかってないんだな。まー次は気を付けるか、なるべく二人を会わせないように……。  

 

と、遂に現実逃避をしだしたその時だった。

 

 

「おい……うるせぇぞオメェら!!」

 

「「「!?」」」

 

突然、ゲーセン内に怒号が響いた。

 

近くの筐体から、一人の少女が近づいてきた。

 

「ったく……おちおちゲームもさせてくんねぇのかよ。甲高い声響かせやがって……」

 

「あっえっと……すいません」

 

「チッ……おいそこのお前!」

 

ソファに座る俺を、彼女はガンを突けながら呼んだ。

 

改めて彼女の顔を見る。グレーの髪色に少し黄緑色のメッシュが入っていて、目つきの悪い少女。

 

ようやく見つけた。何周もやって一度も会えなかったヒロイン。『黒鉄 狼花(くろがね ろうか)』だ。

 

「今度オレの目の前で喧嘩なんて起こしたらタダで済むと思うなよ……!」

 

「はっはい!」

 

怒られてはいるが、俺はようやく出会えた彼女に対し少し興奮気味だった。

そしてそのまま、狼花は自動ドアへと向かい、ゲーセンを出た。

 

「……」

 

「……」

 

正気に戻ったのか、透羽と真白は少し落ち込んでいた。

このままじゃ埒が明かないと考え、俺達はゲーセンを出て、そのまま帰路に着く事にした。

その際一切会話は無く、気まずい空気が流れていくのであった。

 

(まぁ今回は結果的に得したし、また同じ事が起きたら積極的に行くか)

 

と、現状を前向きに考えていると。

 

「ごめんなさい」

 

と、真白がボソッと呟いた。

 

やっぱり、思う所はあったみたいだ。……まぁ大変ではあったけど、楽しくないって事は無かったから。俺も小さく、「別に良いよ」と呟いた。

 

「……!」

 

聞こえてたのかと言うように、真白は驚いた顔をした。そして、小さく微笑み、俺の顔を見た。

 

……あーやっぱ顔良いなぁ。まぁ仕方ないよ、俺もこのゲームを買ったのも、透羽と真白を見て買う気になったんだもん。公式ビジュを見た瞬間、俺の手は購入ボタンへと伸びていた。

 

当時はこんなゲームだとは思わなかったけど、もしシステムがまともな体を成していたら、真っ先に俺はこの二人のルートに向かっていたと思う(実際それやろうとして何回かやり直した)。

 

「え、えっと……それじゃあ僕、そろそろ家に着くから……またね」

 

「私もだ……また、明日な」

 

気付かない内に、二人の帰路の前まで着いていた。俺もこの先の角を曲がれば家に着く。二人にしっかりと「また明日な」と別れを告げ、まっすぐ家へと帰った。

 

「しっかし……ここまで死なずにいると、明日が怖くなって来たな……」

 

明日から出会える少女達は、どいつもこいつもクセがありすぎる。下手な事はせず、最適解をしっかり選ばないと。

 

けどこの調子なら依を含めた三人もすぐ会えるかも知れない。そう思い、俺は明日の禁断の9ヒロイン攻略を胸に誓った。

 

「明日が楽しみだな~」

 

と、俺は上機嫌でまたパソコンを開き、オンラインゲームを起動させる。

 

||こんちわ~闇夜の帝王さん。今日も訓練お願いしますね~。

||おぉ来たなペガサスケルトンよ。今日も我の力を借りたいのだろう。

 

最近友達になった闇夜の帝王さんは、このオンラインゲームでもトップランカーに入る実力者。初心者の頃(昨日会っただけ)は、相当お世話になった。いつの間にか上手くなりすぎて驚かれるようになったけど。

 

||聞けば今日は我らが世界も蝕む脅威が力を増幅させ迫る来る様だ。まぁ我と貴様の実力なら余裕だろう。

||そっすねー一日で装備も増やしましたし。

||もしもの時は頼っていいぞ? なんたってこの闇夜の帝王に敵など皆無だからな!

 

……若干イタいけど、頼りにはなるんだよなこの人。

 

 ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_

 

「……」

 

「このペガサスケルトンって人、上手だなぁ……」

 

「今度オフ会誘おうかな……でも嫌われたくないし……」

 

「うぅ……! しっかりしろ『結城 依』! もしかしたら変われるチャンスかもなのに!」

 

「……とりあえず、明日にしよう。うん、我は学校に行かないんだから考える時間は山程ある」

 

「変わるんだ結城 依……我の第二の人生を始めるのだ……!」




キャラ紹介その3
染谷 ルナ(そめや るな)
いつも元気で中心人物でいる事が多い褐色ギャル。
誰とでもタイプでかなりのムードメーカ。

……と、現在は思われている。

好きな言葉は『人生楽しんだもん勝ち』
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