ハーレムラブコメ系ゲームに転生したけど、BADENDだらけでクリアできる気がしねぇ!? 作:チョコーン
あっちの方は大人しかったんやなって……。
恋色ダイアリー豆知識④
データが飛びやすい。
【攻略】氷室凪について語ろう【不可能】
1:名無しのゲーマーさん
そろそろ攻略できたやつ出たんちゃうか?
2:名無しのゲーマーさん
あいつ何しても惚れないの最早仕様なんじゃねぇの?
3:名無しのゲーマーさん
そんな感じだよなぁ 余計な事しやがって糞ゲー会社め
4:名無しのゲーマーさん
オレただでさえ澪で苦戦してんのに 凪の所為で完全に詰んだわ
5:名無しのゲーマーさん
アイツ追加した所為で当時10話位進めてたデータ消えた奴いるらしいな 俺もデータ全部消えたけど これ当時すげぇ燃えてたよな
6:名無しのゲーマーさん
どこもかしこも愚弄三昧 SNSは毎日その話だったな
7:名無しのゲーマーさん
見た目好みなんで俺は構わないです
8:名無しのゲーマーさん
このゲームにはいなかったクールキャラだったからな 俺も喜んだよ
9:名無しのゲーマーさん
攻略難度は許してねぇからなオイ
10:名無しのゲーマーさん
あれ依よりも難易度高いだろ プレゼント機能が機能してねぇ
11:名無しのゲーマーさん
依だけにってかww
12:名無しのゲーマーさん
ホントに凪も攻略しないといけないの? 元からいた12人惚れさせればクリアでええやん
13:名無しのゲーマーさん
このゲームコミュを埋めればトゥルーエンドらしいけど 凪以外にも透羽と真白も埋まる気しないんだよなぁ
14:名無しのゲーマーさん
あれやっぱ二人を仲直りしないといけんのか? 何やっても二人の中学時代についてを聞き出せないんだけど
15:名無しのゲーマーさん
ここは氷室凪についてのスレやぞ 他所で聞け
16:名無しのゲーマーさん
まぁまぁ そういや10話の凪ってどこいんの? 一度も出会わないんだけど
17:名無しのゲーマーさん
え? 凪消えたん? まぁ何かコソコソしてんなーとは思ったけど
18:名無しのゲーマーさん
やたら心に当たり強かったしあの二人はコミュ繋がってんのかもな
19:名無しのゲーマーさん
心のコミュで時々凪の話よく出てたもんな
20:名無しのゲーマーさん
……つかさ 俺 凪の顔に見覚えあるんだけど
21:名無しのゲーマーさん
まぁモデルになった人はいるだろうし
22:名無しのゲーマーさん
いや違う違う 現実で見たことあるんだよ
23:名無しのゲーマーさん
現実で?
24:名無しのゲーマーさん
ゲームやり過ぎて頭おかしくなったんだろ
25:名無しのゲーマーさん
ちょっと休んどきな
26:名無しのゲーマーさん
ゲームは一日一時間やで
27:名無しのゲーマーさん
えーでも見たことあるんだけどなぁ
28:名無しのゲーマーさん
まぁその話は置いとこうぜ スレを戻そう
29:名無しのゲーマーさん
一々話しててもキリ無いしな
30:名無しのゲーマーさん
あーじゃあ某イラストサイトの凪の絵について語ってもいい?
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「今日もいい日だ!」
目覚めて早々大声を叫ぶ。 気は狂ってるから特に気にしなくていい。
あと三日。それまでに二人と会わなければ死亡が確定する。
折角狼花と会えた周回だ。死んでたまるかこのクソゲーが。
「いやーでも昨日は大変だったなぁ〜やっぱ俺には大人数攻略は向いてないのかもな〜」
あ、でも透羽の家で飲んだ紅茶は美味かったな。好感度次第じゃまた行くか。
……で、今日なんだが、氷室凪捜索を進めていこうと思う。
既に学校内のマップはあらかた記憶している。だから昨日はヒロイン達が現れる事になるエリアを重点的に動いてみた。その結果6人と出会えたが、結局氷室凪はいなかった。
「まだ行ってないのは……渡り廊下の近くか?」
ええい他にも心当たりが多すぎる。もう総当たりで行くしかねえ。
「あ、天馬おはよ!」
「よっす透羽」
最早日常と化した透羽との登校。最近は好感度も出ないので、少し気を楽にしながら歩き続ける。
……筈なんだけど。
「……いるな」
「いるね……」
真後ろに天道真白が歩いている。
普段早くに登校する彼女がこんな時間に登校するのは珍しい。
「ねぇ……話しかけた方が良いのかな?」
「いや、話しかける方が後々面倒だし……」
一昨日のアレだったりその前のアレだったり。話しかける……と言うか、会話が始まった時点で、彼女の機嫌は変動する。
(何を考えてるか分からないが……今は放おっておくか)
俺達はなるべく真白を見ないようにしながら、学校へと向かった。
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「はぁ? 氷室凪? 誰それ」
「あーうん……やっぱり知らないよなぁ」
「はぁ!? 勝手に期待しといて何落ち込んでのさ!?」
一度彩芽ミコに、凪について聞いてみる事にしたが、予想した通り、ミコは何も知らなかった。
まぁそもそもミコに期待した俺が悪かったのかも知れない。彼女は別に学校の情報屋では無いのだから。
「お前ちょっとウチの事馬鹿にしてね?」
「してないしてない」
「目が泳いでんぞオイ!」
なら別の人に……あれ、でも凪の知り合いっていなくね? 誰かいた?
「あの……天馬さん」
「ん? 心?」
突然、背後から心に呼ばれ、俺はその方へと振り向いた。
「その……隣のクラスの天道さんが、天馬さんの事を呼んでいるのですが……」
「え!?」
真白の名前が出た途端、俺は咄嗟に教室のドアへと目を向けた。
……真白が腕を組んで待機していた。
「真白ちゃん……? どうかしたのかな……」
「透羽。ここで待っててくれ話してくる」
「え!? ……大丈夫? 僕も言った方が良いんじゃ……」
「あ、いやえっと……とにかく待っててくれ」
心配で着いてこうとする透羽をなんとか留め、俺は真白の元へ向かった。
「……」
「おい、なんか用か真白。用件は早めに行ってくれないか?」
「……会わせたい相手がいる」
「会わせたい相手?」
「あぁ……それと、聞いたぞ。キミは昨日色々な女生徒を誑かしていたらしいな」
「え゛っ……何でお前が知ってんの?」
「その会わせたい相手から聞いた。本来ならそこを咎めてやろうかと思ったが……そんな時間はない。今は不問にしておく」
相変わらず凛とした顔で、真白は俺の手を掴み、廊下を歩く。
「……昔のキミはそんな人じゃ無かったのに」
「……なんか言った?」
「何でもない、早く行こう」
真白が小さな声で呟いた言葉が気になりながら、俺は彼女に引っ張られ、目的地へと連れられていく。
「ここだ」
屋上前のドアに辿り着くと、俺は掴まれた手を離され、真白はゆっくりとドアを開く。
「……は?」
「やっと連れてきたのね」
「愚痴は良い、言われた通り天馬透を連れてきたんだから別に良いだろ」
「そうね……初めまして、天馬透、私は『氷室凪』」
……ひ、ひひひ氷室凪!? 何でいんの? え? どゆこと?
「動揺してるみたいだけど、大丈夫?」
「彼が情緒不安定になるのは何時もの事だ。大方、キミと会えるとは思わなくて少し理解が追いついていないのだろう」
「成程ね……」
真白は固まっている俺の背中を『ほれ』と押し、氷室凪へと近づける。
「……私は帰る。後はゆっくり話せ」
「ええ、ありがとう」
真白は屋上のドアを開き、この場を離れた。
今、屋上には俺と氷室凪の二人きりとなった。
「……」
「……あーえっと、はっ初めまして。俺は――「天馬透。知ってるわ」」
あ、まぁ真白から名前を聞いてるだろうしな。無理に名乗らなくても……。
「――朝比奈透羽」
「え?」
「染谷ルナ、星乃詩音、黒鉄狼花、白雪柚葉、宝城麗華、久遠澪、皇玲央、彩芽ミコ、水瀬心、結城依、天道真白……そして私、氷室凪」
「大方ヒロイン全員と知り合って、第一話を始めようとしてる……って所かしら」
「な、何を言ってるんだ……? 俺は――」
「改めて、私は氷室凪。『探偵』氷室凪。」
「――貴方と同じ世界から来た存在よ」
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「………」
天馬透と氷室凪を会わせ、私は一人教室へ戻る。
氷室凪が、彼に何を聞くのかは聞いていない。そこまで踏み込むのはやめてほしいと釘を差された。
(……まぁ、聞かれたくないのならそれに従うまでだ)
私のやるべき事は終わった。盗み聞き等せず、私は屋上のドアへ背を向けた。
(……にしても、本当に彼は前と変わったな)
中学の始め、私は彼と知り合った。大人しくも少し変わった奴だった。いつも無表情で、無害を装ってる風に毎日を過ごしていた。
ただ、それを気に食わない者もいた。彼に対しその連中は毎日いじめを行なっていた。
……あれ? そうだったか? 何か違うような……。
頭が……痛い。何か忘れてる様な……いや、忘れているというよりは……。
「あっ! 真白ちゃん!」
突然、聞き覚えのある声がして、私は振り向いた。
「こんな時間になにしてるの? おさんぽ?」
「……あぁ、詩音か」
私に声を掛けてきたのは、同じクラスの星乃詩音だった。
……そう言えば、氷室凪は、彼女の名前も出していたな。
「少しな、友人同士の話し合いの場を設けさせてきただけだ」
「ふーん」
「それより、詩音はどうして此処に?」
「あ〜えっとね、おさんぽしてるのもあるけど、プリント取りに行ってあげてるの」
「プリント?」
「うん、詩音達のクラス。一人来てない子がいたでしょ? その子がさっき教室に来たの。でもふらふらとしてて歩けそうにないから、代わりにプリントを取りに行ってるんだ」
「来てない子……?」
咄嗟に脳を働かせる。脳裏に浮かんできたのは、あのサボり常習犯の結城依だった。
元々身体が弱く、学校に来ることさえ稀な生徒であるが、噂によるとゲームで夜更かしして学校に来ていない等と聞いた。
娯楽に現を抜かし、学業を疎かにしているのはあまり褒められたモノではない。
今度会ったらその事について話し合いをしようと思っていたから、都合がいい。
「結城依の事だな。なら、私がそのプリントを持っていくとしよう」
「えー。でも詩音、自分から取りに行くって言っちゃったし、約束破るのは良くないよ」
「む、そうか……なら、二人で取りに行くとしよう」
「うーん、それならいいよ」
無理矢理な形となったが、なんとか結城依に近づく口実を作る事ができた。
「……ねぇ真白ちゃん」
「なんだ?」
「真白ちゃんの言ってた友人ってさ、天馬くんの事?」
「ッ!?」
突然、詩音の口から天馬透の名が出た事に驚き、私は足を止めた。
「……どうしてそう思ったんだ?」
「えー? だって真白ちゃん。よく天馬くんの事追いかけてるじゃん。だから何となくそう思ったの」
「そ、そうか……」
「天馬くんね、とっても優しいんだよ。この間詩音がジュース買うの手伝ってくれたもん!」
「……」
恐らく、始業式の日の事だろう。天馬透はあの日ジュースを2本持っていた。自分用と透羽用だったんだろう。それを買う最中、詩音に会ったと言う所か。
「……言っておくが、別に私は天馬透の事など興味が無い。その辺にしてくれないか? 今はプリントを取りに行くのだろう、時間が無いから早く行こう」
私は逃げ出すが如く、速足で職員室へ向かった。
「あ! 待ってよ~! ……もう」
「……あの感じ、真白ちゃん何か隠してるね。やっぱり天馬くんの事で何かあったのかな?」
「詩音も気になってきたなぁ……今度また会ってみよ♪」
今回はキャラクター紹介はお休みです。
色々ゴタついて投稿頻度が下がりそうですが、今月には第一話に行けそうなのでひっそりと応援してくれるとありがたいです。また、誤字報告等も受け付けています。拙い文章なので見かけたら報告してくれるとありがたいです。(対応は先になるかも知れません)
……早いけど今の内に人気投票でもするか。
まだ始まったばかりですがどのヒロインが気になってます?
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朝比奈透羽
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天道真白
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染谷ルナ
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結城依
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星乃詩音
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彩芽ミコ
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黒鉄狼花
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白雪柚葉
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宝城麗華
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水瀬心
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皇玲央
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久遠澪
-
氷室凪