この素晴らしい世界に祝福を!オールマイティ! 作:円卓騎士夫婦別姓
「……あ、カズマさん見えてきましたよ。あの街が『賢者の街』、エルケントニスです」
トントンと肩を叩かれ、俺はレインの指がさす方を見た。
「んー……アレが、エルケントニス……」
アクセルのそれを思わせるような
「賢者の街とか言うから……というか、アイツ
「ええ。ここの方たちは、あまり
「ふーん。…………ていうか、なんだって俺らはこんなオールしてまであの街に行かなきゃならなかったんだ? 別に、
「……それなんですが…………こちらにも、そこまで情報が来なかったんです。先方からはただ『可及的速やかに』としか……」
と、レインは顎に手を当てて不安そうな
ドッキリの口実みたいな呼び出しだが、大丈夫だろうか。
「……まぁでも、それも言えないくらいには緊急事態って話だな。……で、だ……」
言ってから俺はゆっっくりと車窓から視線を離し、
……夜空の月に似つかわしく無い盛り上がりを見せる、丸テーブルの方を見た。
「コイツらはそんなことお構い無しで、未だに
「……あはは……」
結局寝れなかった乾いた目で言うと、同じく寝れなかったレインが気まずそうに
やはりアクアだけはなんの
「ほら見るんだめぐみん、君のパーソナリティである『
「そうですそうです! 私の深い深い理想への
「しかもしかも『過度な理想主義』でもあるし『優柔不断』でもあるし、『メンタル弱者』でもあるし『効率破綻者』でもあるし……! これはかなり、精密なロジックに基づいたものというのも
「……は、はぐぅあっ…………。なんと、容赦の無い……爆裂魔法以上の攻撃力を喰らいました……」
と、幾つかの図星で射抜かれて撃沈する
「人類最強の攻撃手段がすげ変わってんだけど……?」
「そ、それに……! ダクネスの導いた『
「……え、そ、そうか? ……まままぁ確かに? 民の幸福と日常を守る立場ではあるし、細やかな気配りが得意かと言われれば……まぁできないことも──」
「オマケに『頭でっかち』だし『保守的』だし、劣等機能が外向的直感のおかげでとにかく未来が見えない! 可能性を
「……り、利用され尽くされる人生……っ⁉ ……ま、まぁでも……その『利用される』というのが、一体どういった用途で……どれほどまでなのかという……っいや、いや……なんでもない……」
「……良いね、踏みとどまれるという所も踏ん張りのきく擁護者の強みだ!」
「な、何も踏み留まらなければいけないことなんて、無かっただろ……とというか、なんでお前がそれを知ってる、またカズマの入れ知恵か!」
「……え? …………なんだよ、じゃあもう共通認識でデクネスってことじゃないか! オイオイとんでもねぇなこの性格診断!」
「…………っデクネスじゃないっ!」
と、俺も教えてない
「その診断関係ねぇだろ」
クレアの鎧がガチャコンと鳴って、
「そ、それよりロナ殿! 私の『
「あー……。……これ見る限り、可もなく不可もなく、の感じだね。勿論、ビジネスパートナーとして見たらだけど──」
「か……家庭持った時の話で、お願いします!!」
必死の訴えを聞いてロナは、口周り耐えてから。
「……んー、最悪では無い、けど、良くは絶対に無いって感じですわ」
「……ぁ、……あぁ……はい……」
肩を落とすクレアを見下ろすロナの二つの目は、それはもうバニルか悪魔かと言った具合だった。
「……クレア? そう気を落とさないで? 私とクレアはもう家族のようなものでしょう……?」
「……はぁっ! ……はい……その通りでございます! 一生着いて行きますハァイリス様ァァァァアア痛い痛い痛い! そ、そんなに強く締め付けられますと……! ぁああ!」
抱いて迎えられはしたものの興奮しすぎているのがアイリスの気に障ったのか、かなり危ない雰囲気の言葉を吐きながら締め上げられ、満更でも無い赤面で嘆くクレア。
「……ありゃずっとああなのか?」
「……今日は抑えてますね」
「……そうか。……ごめんな」
「というかというかというか、カズマ大英雄! この乙女達がわざわざこんなクソ眠い真夜中にタイパの悪い性格診断に
俺がレインの胃に空いた穴々に思いを馳せていると、スマホをトランプのように指に挟んだロナが眼前に来ていて。
「自覚あんのかよエセ賢者」
「君がこの診断をしなければ、彼女達がその貴重な睡眠時間を賭してまで費やした尊いサンクコストが水泡に帰してしまう! ……ほらほら良い機会じゃないか? 路頭に迷いがちな君の自己認識を見定める為にも、ね?」
「俺は別にそんなナヨナヨメンヘラ男では無いあおいやめろ、俺はチンタラ答えるタイプのはやりたくないんだよ!」
鼻先に液晶を押し付けられたので、俺は全力でロナの腕を掴もうと抵抗する。
「ねーほら良いから良いからーん、みんなみんなやって欲しそうにしてるよーん?」
「っあぁ分かった分かった、分かったからやめろその蛸みたいにウニウニ腕動かすの! 掴みずらい上に気持ち悪ぃ!」
俺が唾飛ばして
「矛盾塊?」
そんな性格診断ごときに何を
「…………はーん、外交官、分析家、番人、探検家……。16タイプで分かれてんのか、案外結構しっかりしてそうな感じだな……で、コレは結局幾つ答えたらなんちゃらタイプってのが分かるんだキュージュサンッ?! …………スマン、やっぱパスだわ」
そう去なすと、テーブル側からいくつか不満の声が聞こえて来る為かなり
言わんこっちゃないというため息をついたロナが、
「…………ね、言ったでしょ。カズマがこういうのやる訳ないんだからさ……。はい、ということでもうこうなったら推定分析家の……というか、初見にしてこの性格診断のシステムをほぼほぼ理解してしまった大賢者ブレーンの私が、簡単に英雄様の性格型を分析して差し上げようかな?」
「……自信満々の様子ですけど、本当にちゃんと理解できているんですか、アナタは。しっかりと構造を伴った分析でないと意味が無いでしょう」
と、前髪バサバサの大演説と共に豪語した賢者をジト目で諭すめぐみん。
なんだよ、みんなそんなムキなのかよ。
いやまぁ、この異世界にはちょっとでも信憑性のある性格診断なんてバニルの水晶くらいしか無いもんだろうが、それ程人気のコンテンツなものなのだろうか。
「勿論……外内向は割とその時々で変わるとして、現在か未来か感情か論理か、判断的か知覚的か……。少なくともこの中じゃ一番、今見た限りの大体の要素を掴めているハズだよ、私は。感性工学なんてはっきり主戦場だからね」
「……ほほう、ではその勢いの試しに、アクアの性格を診断してみて下さい。アナタがどれだけ緻密な理解を為しえているか、見てみようじゃないですか?」
「……んっふぅ……ん実に……ん面白い……」
と、めぐみんの挑戦の視線を受けて再び丸テーブルの方に戻ったロナ。
アヒル口で人差し指を立てて、
「まず、アレに内向の瞬間なんて存在しない。かつ、抽象的な概念に想いを
「……まぁ、そうだな。アクアはアクシズの教義がなんだと語る事が多いが、先行してるのはいつも快楽の方だな」
「そうですね、合ってますね。理想もクソも無く、とりあえず酒と肉との人ですから」
「合ってるな。アイツが内向きになにか考えたりしたとこを見た記憶が無い」
「……なんだか、とっても……愛されてる方なんですね、アクアさんは……」
等身大の俺達の酷評を耳にして、なけなしのフォローを差し出すレイン。
「……優しいね。……そしてここが肝。アクアの脳味噌には理屈が無い、存在しない、一片たりとも……! コレだけは真実だ」
「そうですね」
「そうだな」
「その通りだ」
「……ねぇクレア、この人達はあの子に何か恨みでもあるのかしら?」
「……いえ。ただ……問題がある方がどちらかというのは、私にも分かりかねます
天使のアイリスまでもが、その応酬に耐えきれず耳打ちしている。
「……そして極めつけに、彼女には計画性なぞ
言われたので俺は、手元の『探検家』の欄の『エンターテイナー』の概要を。
「……エンターテイナー。……周りを楽しませるのが非常に得意で、明るく心優しいアクティビスト。時に、計画性や集中力を求められると弱く、衝動性で動き過ぎると破綻が積み重なり、身動きが取れなくなるような弱点もある。…………うん、アクアの挙動そのまんまだな。コイツの
俺の読み上げを聞いて、納得した様子のめぐみんとダクネスも、
「なるほど……この正確さなら、アナタの分析も信用できますね」
「衝動性が行き過ぎて身動きが取れない、というところ……なんだかハッとさせられたぞ」
「いえいえ、とんでも
「……眠りこくっていて良かったな、ダスティネス
冷たいクレアの視線を浴びながらアクアを看破したロナは、丸テーブルからふっと腰を上げ。
「と、いうことで……? ……次は君の番だねカズマ」
「……お、おい待てロナ。……俺の前に、そう言うお前は何タイプなんだよ。お前だけずっと外野から石投げやがってずりぃぞ、口出すんだったらまずは自分から開示しやがれよ……そうだろ?」
歯に一切の布を着せない物言いを浴びる準備が無かった俺は、猶予を引き伸ばそうと指をさして言う。
一瞬キョトンとしたロナは直ぐに噛み砕いて、再び気持ちの悪い笑みを浮かべて。
「あーまぁ? 私の場合は圧倒的な論理的思考力に加えて分析力があることですし? 外界への代謝も欠かさない臨機応変が得意な
ロナがやけに顎を尖らせて言うので、俺は再び液晶に視線を落とす。
「……討論者。……高い論理的思考力と瞬発力を持ち、言語的な理解力や発想力に長け議論において無類の強さを誇る」
「あぁもうまんまよ、私の権能そのまんまじゃないの」
というふうに、また化粧品コマーシャルの髪上げを執り行うロナが憎たらしいので、俺は更にスクロールして。
「……が、共感力や気配りに
「……ああ……。まぁ、ロナには悪いが……少し納得してしまった自分が……」
と、丸テーブルで気まずそうに俯きながら
「……本当に書いてあるやつそれ」
「あぁ書いてある、続けるぞ」
「…………迷い無いじゃない」
迷い無い俺は。
「加えて、発散的な思考を持つため集中が持続しずらく、長期のルーチンワークや単純作業には弱い部分がある」
「……いやまぁ、筋トレ続いてるから──」
「加えて、ポジティブ思考が行き過ぎると、論理的思考が燃料となって自信過剰となりナルシシズムに転換する事も多々。加えて──」
「ぃぇあっテレポートッ! ふぅ……」
「……協調性がって、あおい返せよ、今良いとこだったのに!」
「いやいや、次は君の性格型を診断する番だからね、私のターンを不用意に長引かせる必要はそもそも無い」
壁に寄りかかって天井にスマホを掲げるロナの、届かない手首が恨めしい。
「……流石はカズマ、人を貶める事に関しては右に出る者はいませんね」
「で、君の性格型は多分、倫理と常識が無いから取り敢えずは下二つ私と同じだよね」
「おい待て、なんでお前と同じだ。……このパーティの中じゃ俺が一番常識持ってる人間だろうが!」
「であと、私が哲学とかの抽象的で概念的な話をすると大体、無視してくるか下ネタで切って来るかだから、絶対に直感のタイプでは無いよね」
「……は、おおおい、そういうことあんまデカい声で言うんじゃねぇよ、このノンデリ賢者!」
と、内部告発を聞いた女性陣の視線が隣からもテーブルからも痛い痛い。
眉を上げ下げ上げ下げするロナが、
「……となると外内向は中間として、『
「ううるせぇ、俺は地に足着けた
と、そこまで言って流石に恥ずかしくなって席に戻った俺を、肩を竦めて笑うロナが。
「机上の空論と放禁ワードだったらどっちのがマシだろうね」
「お前もタマ〇ンキッカーだのなんだの言ってただろ! 別に俺だけ特別下品じゃ無いわ!」
「
「は?! お前も思いついてんじゃねぇかエロガキ!」
「流石……倫理と常識の無い二人ですね」
「あぁ。会話のレベルが実年齢よりマイナス十歳は低いな」
磨りガラスの二人の目線が俺たちを突き刺していて。
「あぁ、お前らまで! ……いやいや考え直せお前ら、俺とコイツは全然違ぇからな、深夜に胡散臭い性格診断パーティ開催する気狂いだぞ、どう見たって頭のおかしい賢者と常識ある大人の男だろ、勘違いすんじゃねえよ!」
「あれ、カズマも賢者の称号持ってるんだっけ?」
「は?! ……はぁぁあ?! ……俺が頭おかしいだと?! 青龍撃退でチンコ狙うやつより俺の方が頭おかしいだとぉ!? テメェの脳ミソはめんどっちぃこと以外なんにも考えられねぇってのかよぉ!!」
と、ふと後ろの方で席を蹴る音、
「……っるっさいわねぇ……。ムニャムニャ……早く……もう一本シュワシュワ、持って来なさーい……もーじゅっぽーん」
「お前は黙ってろぉあ!!」
……生産性皆無のその会話に肺の空気を使い切った俺が息を整えていると。
「まあまあ……こ、これでカズマのタイプも分かった事だし……その、あれだ。……タイプの相性、とやらをだな……」
「そうですよお兄様、なんのために私達が徹夜したのか思い出して下さい……!」
「……そ、そういえば、そうでしたね、それを調べる為にこんな夜中まで起きていたんでした……」
俺を推している三人からの照れ混じりの言葉を受けて俺は、何故かは分からないが急激に気分が良くなった。
席にドカンと座り直して、
「……あぁそうだったな、ロナ。その『起業家』とやらと相性の良いタイプってのは、一体どんなタイプの子たちなんだ?」
一瞬鼻で笑ったロナは液晶を擦ってから、
「そうねぇ……この中の三人、まぁ一応四人で言うと……」
「三人で良いぞぉ?」
口を縦に開けて、
「……おー、『仲介者』がめちゃくちゃ相性良いっぽいね。この三人の中でとかじゃなくて、全タイプでトップだ」
……と、軽快にロナが言うと、バサァッという音がして。
「……当然です。……無論私とカズマは他に比肩する者の居ない絆を築き上げて来ましたが、逢うべくして逢う二人だったという事は私も感じていましたからね……!」
「っだぁっ、おい! おおお前もそんなにストレートに言うんじゃねぇよ、アイリスの前だぞ!」
「ふん、なんですか。……さっきまでは、MVPがなんだの放送禁止ワードがなんだの言っていた男が! 結果が出たんですから、それ以上の事でも以下の事でも無いでしょう!」
「っそういう問題じゃねぇよ、もっとその……オブラートに包み込むってもんがあんだろうがよ!」
俺が必死の弁舌で宥めていると、アイリスの小さな体がテーブルを抑えながら。
「……ねえ賢者様、私のタイプは、お兄様とは相性が良くないのですか?」
「っそうだロナ、私達のタイプも……その、悪いという訳では……。……いやそれとも、シンプルに普通に悪いのか?」
言われたロナは、かなり気持ち悪いニヤけた顔で液晶を覗き込み、
「……んー、二人共そこまで悪かないけど、仲介者が圧倒的だね。……あ、因みに、擁護者と討論者って真逆だから、相性最悪らしいよ。だからこの前のアンデッドの群れの時も逃げられちゃったのかな」
「そ、それは関係無いだろ!」
「…………あ、ほら皆さん、もうすぐ着くみたいですから、お席に忘れ物無いか確認しましょう? それに、ただの性格診断ですから、そう重く受け止めなくても大丈夫ですよ」
ロナの巻き起こしたこの台風のような惨禍を、女神のように収めてくれたレインに俺は勲章を授与したかった。
──四者四様の全員がもとの席に着き、満足気なロナの声が。
「まぁ……今の性格診断はあくまでその時点でのモノだからね、私が次やった時には討論者じゃないかもしれない、カズマが次やった時にはもう起業家じゃないかもしれない。……一番良くないのは、この結果が
「……散々場荒らした
「ン
「……倫理と常識……」
「まぁまぁ……」
と、またもや俺とロナの諍いを宥めようとするレイン。
「んー、もしレインがこれやったら
「……あぁ、あれですか? あれはまぁ、素人の趣味みたいなものですから」
「ふーん。……それにしてはかなりだったけどねぇ……。ねぇ、カズマさん?」
急なあっけらかんのその名指しに、俺は適当に。
「あんだよノンデリ賢者」
「…………椅子、倒しても良い?」
「……は? ……いやいや、俺に聞くことじゃねぇだろ、見えないもの考えすぎて現実見えなくなってるぞ。めぐみんに聞け」
「いやいや、カズマはイイ? ダメ? どっち?」
と、一際大きい声で。
「……いやだからめぐみんに」
「カズマが良いかどうか聞いてるんだよ?」
「…………はぁ? ……いやまぁ、俺は別に倒されたとこでなんにもねぇから、好きにしろとしか言えねぇけどさ……。……っつーかそれ以外ねぇだろ」
「どうしました? 私は別に構いませんよ」
そのめぐみんの助け舟もあり、ロナの
「……ふーん、ありがと。……じゃあまあ、遠慮なく倒させてもらおうかね」
……何言ってんだコイツ。
というかこの偽新幹線こだまみたいな車両、わざわざ椅子にリクライニング機能とか備えるレベルで再現してたのか
「ドリリャアアアアアアアアアッッッッ!!」
「……ッダアアアアアアアアアッッッッ!!」
「ブッッッッフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッツッッッッ!!」
「「「……っええええええええええええええぇぇ!?」」」
……と、いくつかの悲鳴とともに、俺は後方座席からのあり得ない玉突き事故を食らった……。
「っおおいっロナてめぇ! ぶっ飛ばすって意味の椅子倒すだったならそう言えや! いや言われても別に許さねえけど──」
「いやああああああああ待ってええええええええ! お願いだから、初めては奪わないでえええええええええ!」
……え?
知らない声での知らない展開に誘われ、俺がちょいと声の方を向くと……。
「おおおいロナっ! さ流石にそれはあんまりだろう! くせ者だからと言って……そんなっ……いきなり、無理やりにっ剥いてしまおうだなんて……なんて外道の仕打ちを……!」
「剥かないし息が荒くてキモい、同じ目遭う?」
「っひぅん……っ!」
容赦ない変態処理にあたるロナは、玉突き事故の拍子に出てきたのであろう、小柄で控えめボディな少女の衣服を……あろうことか積極的にはだけさせようとしている……。
今にも泣きそうな顔の少女が、
「剥かない……の?」
「……なんで剥くのが当たり前な流れなの、ここは」
と、ロナが入念に服をまさぐる音とダクネスの抑えた吐息の中で、俺たちは賢者の次の行動を待つしかなかった……。