孤高の彼女 作:あいうえ
眠ると全てが変わってしまうので、前回どんな気持ちで書いていたのかも忘れました。ガハハ
結構変わります。ただの恋愛話になっていたので。とりあえずは『彼女』を喋らせずにいくのは、ここが限界っぽいので喋らせます。あとケイに繋げるために、今までのを全て纏めます。思いついたのを雑に繋げているので、原作設定に反している可能性あり
彼女はゲームに毒された。ゲーム開発部部長の私が言うのも変だが……思考回路がゲームを通すようになっていた。
私もそこまでではないし、異常に思えてしまうほどに全てをゲームに関連づけている。聞けば彼女の正体は、アンドロイドだと言う。他の言い方が見つからないから、普遍的な言い方をする。彼女……アリスは記憶喪失だという。アンドロイドに記憶喪失という概念があるのか?私は訝しんだ。だけど、別にいい子そうだし、私たちが作ったゲームを褒めてくれたから……いいか
先生やミドリ&モモイが集まって、ユウカの対策を考えた。ユウカはいい人なのだけども、ゲーム開発部だけを可愛がっている訳ではない。だから、きちんと出された課題を遂行する必要があった。アリスの学生証は既に偽装済み……私に相談……ないんだ。
その後、ユウカが来てアリスのことを訝しんでいた。そして何とかなったと思ったら、実績を作らなくてはいけないらしい……
結局はあの場に、モモイが言っていた物を探すことにした。私も行かなくては格好がつかない。それに私がこれ以上省かれるのは嫌だった。
廃墟に忍び込み、私は色々なところを探し回った。まずは生活感がある部屋に入った。そこにはカップラーメンや栄養補助食品などのミレニアム生徒が愛用している商品があった。
これは一体どういうことだろう。私はそれに触れようとした。しかし、その手が目的場所に届くことはない。腕に圧迫感を感じる。手の細さから女性だと推測。次に感じたのは匂いだった。どこかで嗅いだことがある。どこだっけ……あぁそうだ。この感触は……
「何をしているのかな……ユズちゃん」
あぁ、やっぱり……なぜ彼女がここにいるのか問うのはまた後でにしよう。そう思いながら振り返る。だけどなにかおかしい。彼女の笑みが怖い。この光景は以前……見た……はず。
彼女はまた私の顔に手をかざした。また……?フラッシュバックした記憶に混乱しながらも、逃げる体制をとった。思い出すとは微塵も思っていなかったのか、彼女はぼうっと私がいた虚無を眺めるとすぐに、こちらに駆け寄ってくる。
「ユズ……思いだしたんだね。よかったね」
その一言を私は猟奇的な殺人鬼がよく発する狂気的な発言に聞こえた。これ以上早くなると思っていなかった足がディーゼルエンジンでも積んだかのように馬力が増した。
「……君には悪いけどさぁ!死んでもらうよ……いや情報を吐かせてから……だ」
その言葉が嘘には聞こえなかった。そしてなぜ彼女がここにいる?今はそんなことを考えている暇では無いのは知っている。知っているのに、その考えが頭に染み付いてでもしてしまったかのように離れない。まさかと思った。そんなゲームみたいな、アニメみたいなことがあるのか?
彼女は盗聴器、あるいは発信機を私に取り付けていた……?
待ってくれ。思考が、回りたくもない思考が答えを出してしまう。彼女は私を監視するために近づいたのだと。スパイか、ゲヘナ、トリニティ……あるいはそれ以外?
いや今はそんなことよりも、私の身の安全を守らなくてはいけない。どこなら彼女は追ってこない?そうだ、先生だ。あそこに行けば、守ってくれる。アリスも一緒だったし……武力はあればあるだけいい。彼女を捕らえて尋問をしなくてはいけない。私に近づいた本当のわけを知りたかった。私にとって都合のいい嘘を聞きたかったのかもしれない。
「……『先生』のいる方か……そっちは」
聞き取れるはずも無い声が聞こえる。ざっと100mは離れている。だが、そんなことにあの時の私が気がつくわけがなかった。だから、それを信じて前へ前へと突き進んだ。
瞬間、視界がブレる。浮遊感が私にあった。浮いている?そんなわけ……だが、落下している。それはわかっていた。この絶望的状況はどうするべきだ。
「はははっー!!!馬鹿だね、ユズちゃん。君は急いでいたから気が付かなかったかもしれないけどさ、君がいまさっき聞いた私の声は、君のフードから聞こえただけなんだよ!ハハハ!」
バッと音を立てて落下する。痛みは少なく意外に動ける。しかしそれは間違いだ。私の意識がブラックアウトする。
ユズが中々帰ってこない、何かあったのだろうか。彼女はかなり奥まで捜索範囲を広げていた。私の責任だ、未知の場所で生徒から目を離すべきではなかった。モモイとミドリ、アリスをとりあえずここに待機させる。
彼女を最後に見た場所付近を捜索する。不気味な気配がこの場を支配していた。嫌な予感が止まらない。ナイフを腹部に突き立てられているような気分だ。
その時、たまたま見つける生徒1人分の通り道。行くなと警鐘を鳴らしてくるそれを放っておいて、そこに入り込む。頭をまず入れ、その次に体を入れる作業を開始した時、アリス達のほうから騒ぎ声が聞こえる。どちらに行くべきだ。私はどちらを優先するべきだ!
迷う暇などはなかった。私はアリス達を優先した。もしここに、もしここが知れた場所だったら、ユズを優先した。だが、ここは未知の領域。下手なことなど出来なかった。アリス達が騒いでいたのは、目的としていたゲーム開発の極意が入っているブツを手に入れられたから。その時に、色々とあったらしいが、今はそんなことよりもだ。
先程の洞穴に皆を連れていく。しかしそれは既に塞がれていた。銃で壊れるまで打ち込んでもいいが、またあのロボットが来るに違いない。迷っている暇などあるものか、私は指定した場所を打ち抜く指示を出した。
ぶち壊れた壁の先には空洞が、想像していたよりも大きい部屋があった。地下へと続いてく階段、生活感溢れるゴミの散乱、先程まで誰かがいたような形跡。間違いがない。ユズの靴のサイズをモモイから聞き、そのサイズと一致している。そして、もう1つ。それは誰の足跡か、それはわからない。だが、こいつが犯人だと、まだユズが事故に巻き込まれた可能性もあるのに、私はどうしてか、そう確信していた。
「皆、ここからは臨戦態勢をとっておいてくれ。最悪な予感がする。」忠告をせずにはいられない。私は早く助け出すべく、駆け足で散策する。
10分程経過した時、仮面をつけた誰かが私の目の前に姿を表す。そいつは笑いながら、自己紹介をした。
「初めまして、先生。おっと、そう睨まないでくれよ。……その様子だと私が犯人だと思っているんだね。……正解っ!」
「口を慎めよ、ユズはどこだい?優しく聞くのはここまでだ。」
「まぁまぁ、待ってくれ。なんで君が他の生徒と離れた時を狙ったと思っている。君とは取引をしたいんだよ。私がユズを返す。その代わり…AL-1Sをよこせ、あれは危険だ。こちらで処分をしておきたい。」
「断る……彼女達は私の生徒だ。」
「ハハッ!面白い。それでどうするの?ユズは返さないけど」
「……ユズを返さないといったね。それは間違いなんではないかな?」
「はぁ?気でも狂ったか、幻覚でも見えちまったかよ」
「違うよ、返さざるを得ない状況にしたらいいんだろう?」私は彼女を壁側に追い詰めるように歩き出す。彼女は私から一定の距離をおくように逃げていく。
「……面白いな。救世主である貴方でも狂うものなんですね。」彼女は壁を背にそんなことを言う。
私は彼女に歩を進める。彼女は距離を取ろうと後ろへと歩き出す。しかしもう壁に追い詰めていた。アロナが展開するバリアで壁に押し付ける。不意打ちだ、卑怯かもしれない。彼女も生徒自身かもしれない。だが、そうするしか方法がないように思えた。
苦しそうな声、メキメキとなる体、崩れていく壁を眺めながら、尋問を続ける。しかし、そう簡単には居場所を吐かない。
その時、足音が聞こえた。正体はモモイ、どうやらユズが見つかったらしい。良かったと思いながら、彼女の拘束は終わらせた方がわからない。モモイは彼女の拘束に意を申していたが、こいつが犯人だと言うと大人しくなった。そしてこう言った。もうそろそろいいんじゃない?
喉を抑えながら、ゴホゴホと咳をし、逃げ出そうとしながらも、酸素が足りないのか倒れ伏した。それを優しく運び出す。とりあえず、仮面を外す。あっ!とモモイが驚きの声を出した。私も気がついた。彼女の正体を。ではなぜこんなことをしたのか。それがわからない。
彼女をミレニアムへ持って帰っていいのか?その疑問もとれない。彼女は様々の人物を毒牙にかけている。私に対しての情報戦を仕掛ける可能性もある。仕方がないのでアロナに頼み、ここに車を持ってきてもらう。適当にブルーシートでぐるぐると巻く。傍から見れば死体を運んでいるようにしか見えないが、今はそんなことを気にする場合ではない。
モモイに黙っておくように伝えたあと、すぐにでもシャーレへと戻った。そしてここに備え付けられている医療設備で自動的に治すことに成功する。縄で逃げられないようにし、手錠で逃げられないようにし、部屋に鍵をかけ逃げられないようにし、身体検査で何も出来ないことを確認した。そして彼女は目を覚ます。
「……くそが。何が聞きたい?」やけに物分りがいいな。それに不信感を抱いていると説明が飛んでくる。「……私は捕まった。私の作戦は失敗したのも同然だ。」
「君のその作戦とは何かな?」
「AL-1Sの排除だ。3年間まえか?……いや違うな。5年前だ。あの日に私は全てを知った。……私達の世界はどこかが歪でどこかが汚かった。生徒会長って居ただろ?あんたは知らないかもだけどさ、あの人は生徒会長になる前から頭角を表していたんだ。あれは未来でも知っているかのようだった。知っていたんだろうな。でなくては説明がつかないんだ。」
私は黙って話の続きを促した。
「それで……だ。それに恐怖を抱いた私は未来を知る方法を得ようとした。未来視とかの類はトリニティのシスターフッド共が知っているかと思って、変装をして何度か古文書を読み漁った。でも、そんな記述は微塵もなかった。失望……ってよりかは諦めの感情が芽生え始めた。そこから2,3年間は燻っていたよ。色んな奴の家を転々として過ごしていた。」
「……噂にそぐわないね」彼女はそれに笑う。
「そうかもな……それで続きだ。シスターフッドに入り浸っていたおかげでな、いいことをするようになった。自警団だ。だけどな、そこで何かが私の目に入ってきた。白装束で白い仮面を被った奴らだ。警戒したよ、それは当然だ。このキヴォトスで、ネットの発展した今、そんなことをしたら目立つったらありゃしない。なのにな……誰もそれを気にしてなかった。」
そこからは白装束を追ってある話を聞いてしまったらしい。それがアリスが無名の司祭達の産物、世界を滅ぼしてしまう力を持ったアンドロイドだと。そしてそこから2年が経った時、世界が暗黒に満ちたと。
「びっくりしたよね。急に世界が終わりを迎えたんだ 。仲の良かったやつの死体とかさ、そんなのを見ちまったからな。でもそこからが驚き……死んだと思ったらここにいた。走馬灯かと思ってふざけた行動をしたよ。そしたら動けちまうんだ。自分の思い通りに。そこで気がついたよ。ここは別世界なんだと。この世界の私もいる。だから、私は要らないやつだと思った。でもこの世界の私すら存在しなかった。存在しないやつとして扱われた。」
絶句した。別世界からきたという事にも驚きを隠せなかったが、そこから立ち直った精神力に絶句したのだ。
「私はそれから色々と調べるようになったよ。無名の司祭についてね。でも限界があった。だから自信のある恋愛技術で色んなやつを堕としまくった。で、リオに辿り着いたんだよ。それでリオ経路で色んなことを調べた。」
「……え、打算があっての関係!?」私はもっと純愛物語を期待していたのに。
「まぁ悪いとは思っていたよ……まじで。そんな目で見るな。」生徒のことを悪く見ようとは思ってもいないが、人道に反する。無意識だった。
「えぇーーちょっと先生…ショックだわ。えー……引くわ〜」
「うるっさいな!私も良くないと思ったから姿を消したんだよ!」
「いやいやいや、そっちの方がダメでしょ。え、でしかも他の生徒も同じようなことやってんでしょ?……叱るべきなんだろうけど、それよりも……えーショックだわ……」私は中々にショックを受けていたようだ。
「チッ!話を戻すぞ。リオに近づき、あの惨状はAL-1Sが作り出したと推測した。だから、また姿を表したんだよ……」
世界の滅亡を止めるために行動しているのは理解ができた。だがしかし、アリスを殺させる訳にはいかない。殺すで思い出したが、この子は確かアビドスとも関係を持っていたはずだ。
「へぇー、そうなんだ。……あ、そうだ。アビドスのやつ聞いていい?」
「えぇー関係ないだろ、それ。」
「いやいや、あるって」
「仕方ないなぁー。私とユメの物語を語ってやるよ。」
「ごめん、やっぱいいや。」
「……ころ……お前が聞きたいのはユメとどういった形で知り合ったかだろ?身分も銃も家もなかった私に、身分以外をくれたのはあの人だからな……」
「……それさ……ホシノに言った?」
「……いや、言ってないな。てかなんなら、突き放すようなこと言ったし。あの子には自立して欲しいからね」
「お前のせいかよぉ」
私の初仕事が大変だった原因が目の前にいる。正直、許せないが許すしかないのだろう。
またも話を戻す。
「……アリスを殺さないで欲しいな」
何も代価を出せないが、私はそう頼む。アリスが原因で世界が滅んだとしても、私の生徒が生徒同士で殺し合わないで欲しかった。これは私のエゴだ。
「……別にいい。それでもな。但し条件がある。私にアリスを見張らせろ。」
2章の記憶は大体の流れや輪郭は覚えているのですが……少し朧気なところがあります。
殺天おもろぉぉぉ!え、新たに本売ってんの……買おうかな。え、アニメもあんじゃーん。まだ終わってないけどワクワクしますね、
ネタバレくらったぁぁぁ!!!オーマイガー SHIT!fuck!spoiler spoiled it!
だが、そのネタバレを見た……わたしの……くっ、責任だ
あぁーだからチャイルドリプレイが話題になってたのか、納得