孤高の彼女   作:あいうえ

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もう見るやつがない。あぁ!そうだ。あれを見よう。

アビスは布教してきます。宝石の国と共に。ただそれだけだと恨まれちゃうので、追加でもう一つは平和なものに、今見てるやつにしよ……

え、何を見ているのかって?

そ、そんなの教えるわけないんだからね!べ、別に魔法少女が出てきて魔女化する有名なアニメなんて……見てるわけないんだからね!


はい、ふざけました。魔法少女が出てくるやつなんて……山ほどありますからね。教えるわけねぇんだよな〜

私は宝石と奈落で鍛えたんだ。


ループ

 

どういう訳か知らないが、私の目の前には現実とは思えないほどに幻想的で破滅的な少女が一人、こちらに向かって歩いてきていた。それは……なんだ?わからないが、それには触れない方がいいだろう。何があるかわかったもんじゃない。

 

だが……彼女は全てを滅ぼす。最後にこの世界で見たのは……私と同じ恐怖となったシロコだった。

 

 

どういう訳か『先生』は生存していた。死んでいるのに生きていた。意味がわからない。意味がわからないながらも、私は死へと誘われた。

 

目が覚めた時、空が赤く染まっていた。初めて見る景色だ。だけど……前回のループでアリスをどうにかすることに成功した。だから精神的な余裕がある。この超常的な現象の正体を探るためにシャーレへと向かった。

 

 

むかった先で待ち構えていたのは、前回のループでみたシロコだった。しくったなー、ほんと。彼女と目があった時、シロコはとても驚いた顔をして、こちらに近づいてきた。私も悪いんだ。彼女のことを知っている反応をしてしまったから。

 

「ねぇ……君でしょ……君なんだよね……ねぇ、、、」

「……ぁあー何の話か、さっぱりだ」

「嘘つかないで!匂いも恐怖も同じ貴女だよ。騙されないよ」

「だから……違うって」

 

そういい終わった時、私は腹に銃弾を食らっていた。早打ちに縁があるなと思いながら、認めるしか解放される道はないと思った。

 

「……やぁ元気してた。シロちゃん」

「なんで……私を1人にした……の」

「んーとね、別に深い理由なんてない。ただ1人になりたかった。」

「……んで……私は……!見捨てられたんじゃないかって……怖かった」

悪手だったかな〜?そう思いながら話を続けた。

「ごめんよ……シロコ……君のことはずっと思ってた」

彼女は3拍あけて

「うそだ……嘘つかないでよ。そんな簡単なうそ……匂いでわかるの……知ってるよね……」

 

しくじったな……そんな一々君らのことなんて覚えてる暇ない。親愛の情を抱かれているのは知っていた。だからこそ、覚えてやる必要性なんてなかったと思っていた。

 

「許さない許さない許さない許さない許さない許さない!

殺してやる……殺してやるぞ!」

「いや、ごめんね」

「?……いいよ」

「……?」

シロコは狂ってしまったようだ。……元からか?

 

その後は背中に隠していた爆弾を投げ込み、窓から逃げ出すことに成功した。……窓から身投げしたはずの体は予想よりも早く地面に叩きつけられた。

 

 

え、なんで……そう思い、気配を感じたので後ろにゆっくりと振り返るとそこには、恐怖と化したシロコがいた。

 

「ここなら……私と君以外の邪魔は入らない。」

何故だろう、次の展開が予想できてしまった。次にこの子は、私を犯す的な発言をするんだろう?

「君に私を感じさせる。忘れられないほどの……キスと傷を」

……あ、ピュアだ、この子!

 

この後めちゃくちゃ刻まれた。

 

 

一段落が着いた時、シロコの話を聞いた。主観と客観では見ている景色が違うからだ。何やら、無名の司祭が原因で先生が身代わりになってくれたらしい。そこまでは知らなかった。やはり聞いておいて正解だったな。

 

「……なるほどね、それでシロコ。君はここを滅ぼすと?」

「うん、そうしなきゃ先生が……」

「手伝ってあげるよ……私も」

無名の司祭のシナリオ通りにいくのは、私が許さない。内部から……ここぞって時に裏切ろう。全てはキヴォトスの未来のためにだ。

 

 

シロコに案内され、この世界を滅ぼす船の中へと運ばれた。なにか変わるかもしれない。ループが終わるかもしれないという期待を胸に歩をすすめた。カツンカツンと音がする床を走ったり、空高く浮かび上がっているここに恐怖したりしながら、その時を待った。

 

何時間か、余分に余っていた衣服を掛け布団のようにして眠っていると肩を揺らされた。その時間が来たんだと思い、目を開けるとそこにはシロコ……この世界の住人の……恐怖化していないシロコが存在した。

 

「ん、何してるの……敵?」

どう答えるべきか迷っていると、銃口を私に向けてきた。反撃をするべきかと思い、私も銃を手に取ろうとした。が、愛銃はシロコの背後に乱雑に置いてあった。

 

「こんにちは、シロコさん。残念ながら、私は君の敵じゃないよ」

「……ん、嘘は言ってない……けど、怪しい。前、歩いて」

「流石にね……そうだ、シロコって呼んでいいか?」

「ん、別に呼び名なんてなんでもいい」

「じゃあシロコ……聞きたいんだけどさ、先生とは再会できたかい?」

「いや……会ってない」

「ふーん。いいことを教えてあげるよ。彼?は絶対にここに来るよ、あれは狂人だからね。連邦生徒会長と同じ……」

「……?連邦生徒会長と友達なの?」

「互いに愛し合っているよ、ほんと殺してあげたいぐらいには」

「ん……こわい。もっと先歩いて」

 

あれ、あっちのシロコにはウケてたのに。まぁいいか。このまま背中に銃の感覚を教えられているのは、怖いのでとっとと逃げ出したかった。シロコに何を言えば動揺してくれる?今までの経験から最適解を選ぼうと頭を働かせる。あぁそうだ、あの言葉を捧げよう。

 

「シロコ……君には1つ残酷な事実を教えてあげよう。」

「……なに」

「小鳥遊ホシノは……いや君に言ってもしょうがないな。

やっぱなし」

「???」

 

そういえば、シロコの弱みを握っていなかったことを忘れていた。先輩のことを教えられても……はい、そうですかとしかならない。

 

泥濘だ。ここから先、私が有利になり得る手札が何もない。そしてシロコにもこちらをどうこうする手札もない。膠着状態でダラダラとしていても、いずれ先生が来てしまう。

 

突然私は立ち止まり、シロコがこちらに歩き出したタイミングで外側から足払いをする。まさか攻撃されるとは思っていなかったのか、それとも私の足払いが完璧すぎたのかシロコは転けてしまった。その隙をついて銃を回収した。

 

そして走り去った。逃げ出した先には私があの時みた先生がいた。そして目が合ってしまった。警戒した様子を見せた彼は、シロコの居場所を聞いてきた。面倒は避けたい。私が逃げ出してきた場所を指さした時、気がつく。私、ここの道わかんない。

 

「ちょっと待った、先生」

「どうしたんだい?」

「やっぱり案内してやるよ」

「……絶対裏あんじゃんね☆」

 

その後は適当な会話をし、私は先生陣営に潜り込んだ。だってしょうがない。道が分からないのだから。

 

 

 

何やら精鋭を集めて、ここに乗り込んでいる途中らしい。私としても教えてあげたい気持ちはあるが、初見のため何も言えることがない。そして何も言わない方がいい。ループで気がついたことは、私は何もしない方が平和だったということだ。

 

 

 

 

 

 

 

私は……死にかけた。地上へと戻してくれる装置が私の分だけなかったのだ。黒いシロコの方の先生がこちらの世界の先生に思いを託したあと、私は話しかけた。その時の2人の顔は酷いものだった。まるで、私のことを忘れていたかのようだ。

 

「……え、私のは?」

「「…………」」

「お、お、お……終わっ……た……」

 

 

死を覚悟して私は、先生と共に飛び降りた。

 

 

目を覚ますと、病院の一室にいた。とりあえず、ナースコールをしたあと、また枕に頭をつけた。看護ロボットが来たあと、先生を呼ぶというだるいことをされそうになったので、逃げ出すために窓を開けた。窓の淵に足をかけた、あと少しで逃げれる、そう思っていた。今まで気が付かなかったが、窓の外から黒いシロコが……こちらを覗いていた。

 

「何してるの……ん、戻って」

「……換気したくてね」

「そうなんだ……あ、先生来たよ」

 

そう言ってシロコは部屋に土足で入った後、私の腕にがっちりと組み付いてきた。

2人いることに先生は驚いていたが、こんなことじゃ驚いていられないのか、そのまま話を進めてくる。

 

「それで……君は何者なんだい?」

息を整えたあと、私はこう言った。

「私は……連邦生徒会長と敵対関係のタイムリーパーかな?」

シロコは驚いた表情を浮かべ、先生は納得した表情を浮かべた。

「……なるほどね。……あの先生が言っていたことは事実なんだね」

「……あの人は気づいていたんだ。」

「君が来る、少し前に話したんだ。そしたら、君のことも頼まれた。そこで2人して目を合わせたよね。あれ、あの子下ろしてなくねって……あっち目ないけど」

 

先生と話したあと、身分もない私にシャーレに所属しないかと聞いてきた。が、私はやっと自由になれたんだと知った。アリスもエデン条約も全てが解決していたらしいこの時空だったら、私は青春を謳歌できると思った。

 

 

 

 

退院をしたあと、金を先生から揺すって手に入れたため、この金で好きに生きようと思ったその時。

「まって!」

シロコがこちらに向かって声を張り上げていた。なんの用かと聞くと一緒に生活しないかというプロポーズに似た言葉を受け取った。しかし、それは出来ないと断った。踵を返して、去ろうとすると頭に鉛玉が撃ち込まれた。

 

 

目が覚めた時、メルヘンチックな雰囲気のホテルだろうか。そこで手足を拘束されていた。思考が上手くまとまらない。前に執着心の暴走により拗れたことがあるからだ。逃げ出そうとどうにか細工していた時、獣耳がみえた。あの耳は、この匂いは、

シロコだ、絶対。

 

覚悟を決めて、甘い声を出す準備と感じている振りをする準備をするために、少し練習をする。とっとと解放されるにはこれが一番早い。こういった行為は、相手に満足させればいいからな。

 

シロコの全身が見えた時、彼女が手に持っていたのはスマホだった。調べながらやるのかなと思っていたら、私の予想を超えた行動をする。

 

カシャ

 

写真を撮った音が聞こえた。それは今の社会……致命傷となり得る程の凶器……この子は、いつでも私を社会的に殺すことができるようにした。自分の手中に確実に収めるために、私の痴態を……っ!

 

「一緒に住もう?」

狂気に満ちた笑顔でこちらに向かって歩き出した。

「くっ……そ……卑怯だぞ!」

そのまま抵抗できない私に覆いかぶさった。

「ん、敗者は勝者に従うべき」

……このまま問い問答を繰り返しても、どちらも1歩も引かないことをわかっていた。

「その写真を消してくれるなら……いいよ」

満足気な彼女は私に接吻をしたあと、私の銃と先生から貰った金とスマホを奪い去ったあとに、私を解放した。

 

「じゃあ、行こっか」

「はぁ、どっか行くあてはあるの?」

「……いこう」

 

行くあてのない私たちはそこからぶらぶらとアビドスまで歩き続けた。このまま過ごしてもいいかもなと思いながら眠りについた。

 

 

 

 

 

目を覚ますと、電車の中で揺られていた。そこにはお淑やかに座っている会長がいた。

 

「久しぶりですね、今回のループはいい感じでしたね」

 

「なんで……お前は……キヴォトスが平和になるのを祈っていたんじゃないのか!」

 

「ええ、最初はそうでした……でも……時間は人を狂わせます。何十何百何千何万回のループで壊れてしまった……」

 

「ふざけるなよ……なんで私を巻き込むんだ……」

 

「前にも言ったじゃないですか……貴女は私と同じ苦しみを持って、私になって欲しいと……」

 

「狂ってる……狂ってるぞ……」

 

「だから……あと九千三百五十六回のループ……頑張ってくださいね、ダーリン」

 

 

 

 





正直、描写はしようか迷ったんですけど、‪✕‬‪✕‬‪✕‬‪✕‬‪の描写が下手だから……

あれ、英語圏だと女性に対しても使った気が……?
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