孤高の彼女   作:あいうえ

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鬱展開で終わらせるか迷ってます。が、私はハピエン厨の側面もあるので、どうしようかなって。ハピエンにいけるのにいかないのは、怠慢かなって


アビドス

どこに行ったら、見つかる?どこに向かったら、会える?どこを調べたら、声が聞ける?

 

わからない。死んだあの人は、もういない。だから、あの人の元に行こうとした。冥界に、軽快に死へと飛び込もうと思った。けど、それは許されない。私には……ユメ先輩から託された人がいた。

 

私はいまどんな顔をしているのだろうか。涙も声もでなかった。でも、生きようとする意思はあった。いつまでも、ここでうずくまる必要はない。足の感覚がないながらも立ち上がった。そして、あの人を探し出さなくては……いけない。

 

 

 

 

 

黒服の元に行かなくては……だが、その前に……いつの日か探すのを諦めた、あの人を見つけなくては……いけない。どうしてみよう、祈りを確かめる。感情を意志が存在することを確認する。

 

 

 

 

見つけ出すことは叶わない。都合の良すぎた私の勝手な思いに、自分のエゴを思い出してしまった。忘れたままなら、気付かないふりをしていた時が1番楽だった。後輩達と借金の返済をしていた時が楽しかった。私はあの場所に帰りたい。気づいた、私はあの場所が好きなんだと。皆と一緒にいるあそこが好きなんだと。

 

 

やっぱり、黒服の元にいくのはやめようかと考えていた時だった。突如として砂嵐が吹き荒れる。真夜中にこれは、気分が悪い。嫌な記憶が、嫌な予感が、嫌な何かがくると思った。

 

そして、現れたその人影に動悸が荒くなった。なんで、今になって。そんな思いが心を支配する。今になって、どうしてだ!どうして今になって現れる。先程まで考えていた思いが全て吹き飛んだ。怖くなった。理由は簡単だ、見つからなければいいと思っていたからだ。

 

 

 

私がユメ先輩を殺した時に、決別をした。ユメ先輩が死んだ時に、悲しむ様子を見せなかったから。いや今になって思えば……

 

 

「ふぅー……久しぶりですね。」

 

「!久しぶりだね、ホシノ……元気にしてたかい?」

 

「……ええ、元気にしてました。あなたは?」

 

「……私はね、うん。それなりかな……」

 

「そうですか。では、来てください。ユメ先輩から託された貴女を探し出すために来たんですから……」

 

「……前から思ってたことをいうね。ホシノはさ、私を見ていなかったよね。」

 

何を言っているんだ、この人は。私は貴女をユメ先輩から託された貴女をずっとみていたはずだ。なのに、どうしてそんなことを

 

 

 

 

「ユメ先輩から託された。その事実を見ていたホシノはさぁ、ユメ先輩が死んで、自分が一番可哀想だと思っているでしょ。違うよ、私も悲しかった。でも、君はそれを認めてはくれなかったよね」

 

息が詰まった、一瞬が永遠に感じられた。何故か、怒りが湧き出た。真実を伝えられた、それだけなのに殺してやる、そんな感情が湧き出た。続けて彼女は

 

「だから、君のもとへは帰れない。今日ここに来たのだって、何となくだし……私は君のことが嫌いだよ」

 

 

そこからの感情を……いや理性が抑えられなかった。消してやる、私のユメ先輩への感情を否定するやつを、思い出を馬鹿にするやつをという狂気に陥った。冷静に冷酷に銃弾を何発も叩き込んだ、彼女のヘイローが消えゆく感触を感じた。殺してはいないはずだ。だから今は気を失っているだけだ。私よりも軽い彼女を抱え込んで、そこら辺の廃れた家に運び込む。

 

そして、指紋認証を勝手にやり、通話履歴などを確認する。彼女の今までの2年間をみた。酷いもので、2年前のメールを無視していた。既読をつけて、内容を遡る。恐らく親しい間柄だったのだろう。問題はそれが何人もいることだ。

 

 

私のものだ。ユメ先輩からの贈り物である彼女は……私のもの。

全ての連絡先を消す、個人情報となる情報を私のスマホに移す。逃げられないようにして、ユメ先輩の愛を……感じていたい。私のこれを、周りから見たら、なんというだろう。狂気と呼ぶのだろうか?

 

 

だが、これは私にとっての愛なのだ。ユメ先輩を忘れないようにする代わりに、住処を与える対価交換のようなもの……だから

 

 

 

でもどうしてだろう。涙が止まらない、自分が間違っていると知っている。だけど、彼女に嫌われていただなんて知りたくなかった。確かに私は、最初はユメ先輩を通して彼女をみていた。

 

いつしか、ユメ先輩というフィルターがなくても、見れるようになった。新しく甘えられる相手ができて嬉しかった。だから、否定された時……傷ついてしまった。

 

 

 

私を1人にしないでほしかった

 

 




最近、こんな人をみたので……
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