二世ライダーって知ってますか? 作:財閥B一般会員
梔子ユメはキヴォトスにあるアビドス高等学校の生徒会長である。
「アビドス高等学校?アビドス自治区?うーん、聞いたことがないな…」
「キヴォトス?日本とは違うんだよね?ごめんね、わからないや」
アビドス高等学校とは、キヴォトスのアビドス自治区にある自治区を治める高等学校であり、昔はマンモス高校として有名だった。しかし、ユメが話しかけた人達はキヴォトスもアビドス高等学校のこともしらないで居た。そんな筈がないと、ユメが思って早2年…それもその筈、ここはキヴォトスではなく日本。この日本に住む殆どの人はキヴォトスなんて土地のことは聞いたことがなく、アビドス高等学校なんて学校も聞いたことがないのだ。
「うう…ホシノちゃぁぁぁん…柴関のラーメン食べたいよ~」
アビドス自治区にあるアビドス砂漠で遭難し、どういう訳か日本国に流れ着いて2年の歳月が経とうとしているユメ先輩。残念ながらユメ先輩は帰還の方法がわからず、この日本で行政に頼りながら手懸かりを探って生活している。
キヴォトスの治安は超悪く銃弾が飛び交う世紀末である。それに比べて日本国は実に良い……基本的にだが。どうして基本的にはと着けたかと言うと、日本は度々、悪の組織だったり、怪物だったり、怪人などが現れては大暴れしたり、行方不明者が出たりするためだ。グロンギだったり、アンノウンだったり、ミラーモンスターだったり、仮面ライダーの力を悪用する悪人だったり、オルフェノクだったり、超能力を悪用する人だったり、ワームとかいう宇宙人だったり、ファンガイアだったり、インベスだったり、上げればキリがない。
警察だってG3システムをはじめとしたパワードスーツを装着したり、通りすがりの仮面ライダーと呼ばれる人達がめっちゃ強かったり、色々だ。そんな、日本は行政がしっかりとしており、ユメは行政のサポートを受けて支援施設で暮らしながらアルバイトを行って暮らしている。
「ごめんね、ユメちゃん。私達も手懸かりを探してあげてるんだけど、キヴォトスへの手懸かりは見つかってないの」
「そんな~」
今日とてバイト前に役所の人に話を聞きに行ったが、残念ながら手懸かりはなし。役所のお姉さんは溜め息を吐き出して、ユメは一向に見つからない手懸かりで落胆してしまう。
しかし、役所の皆さんもユメが嘘を着いていないことを理解している。なにせ、役所の皆さんは不思議な力で見返りを求めずに人々を救う『仮面ライダー』という存在を知っており、この世が不思議でいっぱいでキヴォトスも何処かにあると判断しているのだ。現に、仮面ライダーという存在が居るためか頭の上に天使の輪っかのような物…ヘイローがあるユメを不思議がらない。
「警視総監なら何か知ってそうだけど、私じゃ繋がらないし。
あっ!何でも屋を営んでる、城戸さんなら何か知ってるかも!昔はジャーナリストだったし!!」
だが、役所のお姉さんが何かを思い出したのか、手懸かりに繋がりそうな人物を教えてくれた。
お姉さんが教えてくれた人物は城戸真司。買い物や掃除などの日常生活で多岐に渡るサービスを提供する便利屋…或いは何でも屋を営む男性である。十数年前までOREジャーナルというニュース配信会社という有名だったが、SNSの普及で時代に合わなくなり閉鎖された所に務めていた元ジャーナリストでもある。
「城戸さんですね!」
「うん。今は都内の住宅街で奥さんと息子さんと暮らしてるわ。息子さんは確か、ユメちゃんより少し年下の現役高校生ね」
序でに城戸さんの家族情報も教えてくれた。そしてお姉さんはユメに近づくように手で合図して、耳打ちする。
(実はね…城戸さん…仮面ライダーかも知れないの)
(仮面ライダー?)
(簡単に言ったら、正義のヒーローね。もちろん、その力を悪用するヴィランのようなライダーも居るけど)
(城戸さんがカーブミラーに映ったとき、赤いドラゴンが見えたの。その赤いドラゴン…ある仮面ライダーが連れているドラゴンと同じ見た目だし…)
仮面ライダー?…初めて聞く言葉に、ユメは疑問を持った。キヴォトスには存在しない存在である。
「仮面ライダーは誰にも感謝されなくても、誰にも知られなくても、誰かを守るために、自分の意思で戦う正義のヒーローよ!私も昔、助けて貰ったのよ!!」
『ファイナルベント』
その音声が何処かで響き…蜘蛛の怪人が、漆黒の炎を纏ったライダーキックの一撃で消し飛んだ。
その一撃を放った仮面ライダーは蝙蝠と騎士を彷彿させるナイト。しかし、そのナイトは約20年に確認されたナイトと比べて背丈が少し小さく、オトモとして蝙蝠だけではなく、漆黒の龍も連れている。
東島ライダーは出そうか迷う…もうね、東島さんにG3装備させるべきだと思う(笑)
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