愛と正義の名のもとにLCBが神浜にやってくる! 作:ゼロケン
イッシュッシュ。
「幻・討・班は俺に続け。」
「急ごう、いつまでも被験者が生きているとは限らないからな。」
「この結界の主を叩けば良いんですよね?じゃあとっとと探しに行きましょうか。」
私達は三班に分かれて行動を開始した。
まず、良秀、いろは、ももこの幻想体班
次にレナ、グレゴールのかえで救出班
最後にイシュメール、やちよ、そして私の魔女討伐班
それぞれが一番効率的に動けるであろう役割を吟味してこの采配になった。
作戦としては単純でそれぞれが目標を達成しつつ、私達の班が手こずるようなら最悪、黄金の枝による囚人の招集で一気にカタをつけるというわけだ。まぁ私は他の班も遠隔で戦闘を指揮するんだけど…。まず動きがあったのは良秀の幻想体班だった。
「良秀さん!あれ!」
「なんだ…アレ?なんか綺麗な光が浮かんでるな…」
「?!チッ、おいももこ!待て!近づきすぎるな!」
「一体なんでこんなところにこんなもんが…」
「アイツ…、魅・耐・皆無だな…。脚力解放、フッ!」
「させません!」
「!?」
どうやらももこが妖精提灯に魅惑させられ危うく餌食になるところだったようだ。間一髪で黒獣卯良秀が妖精提灯に反撃をしかけ、いろはがクロスボウを当て妖精部位を破壊したおかげでももこは魅惑から回復したようだ。一応事前に特徴は教えていたがそれでも容易かかるあたり、この結界の中ではクリフォト抑止力はほとんど効いてなさそうだ。
「うん?あ、アタシ魅了されてたのか!これはお返しだよ!」
「私だって!」
「や・万だな、俺も負けてられんな。ハァっ!」
〈良秀!二人は魅惑にそこまで耐性がないだろうから早めに決着を付けるよ!〉
「あぁ、了解。」
そうして良秀班は妖精提灯の制圧を進めていった。
それと同時刻…、
「ふむ…、どうやらあそこで掃除をしている少女が君の探している同期…被験者ではないのかね?」
「え?あ!何やってんのよ!かえで!みんな心配していたのよ!レナだって…。」
「あぁ、レナちゃんだぁ…。」
「待ちたまえ。水色の少女、かの者は今目がうつろでまるで12時間以上の長き睡眠から目覚めたような状態である。しかしあの者自身の意識はしっかりしている…、もしや魔法少女という特別な存在であるからかもしれないが…」
「何よ!わけわかないこと言ってないで簡単に言いなさいよ!あと、レナはレナって言うの!次に水色の少女なんて言ったらぶっ飛ばすからね!」
「ふむ、では言い直そうレナくん、彼女は今…正気ではない…もっと分かりやすく言うのならば洗脳されていると考えるのが適切だろう。」
「ねぇねぇ、レナちゃん、一緒に掃き掃除しようよ…、ウワサのもとで罰を受けるのって案外楽しいよ…」
「いやよ!かえではレナがちゃんと連れて帰るんだから!」
「!!!?」 「!!?!」
「ふむ…、レナくん。その言葉は少しまずかったようだ。まるで不適切な管理方法を選んだときのように周りの状況が…」
「もっと分かりやすく!」
「はぁ、つまり…大勢の敵がこちらに向かってきている。」
「それを早く言いなさいよぉ!」
「やれやれ!それを説明しようとしていたのだがね!」
そういいつつ、ロボトミーEGO:ランプグレゴールとレナは魔女の使い魔を相手にしていった。
「どうしてそんなこというの…、ここにレナちゃんが来たってことは私みたいに約束を反故にして謝ったからでしょ?ならそれに見合った罰を受けるのは当然だよぉ!」
「ふむ!話している内容的に中指のようなヤツのようだな!この結界の主というのは!」
「意味分かんないこと!言ってないで!戦いに集中しなさいよぉ!」
そう言いながらレナは使い魔を手に持った槍でなぎ倒しているが、それ以上の量をグレゴールは手に持ったクロスボウのみで相手取っていた。
「レナちゃぁん!!」
「おっと、レナくんに手を出されては困るね。」
洗脳されているかえでは彼女の杖を振りかぶりおそらく、レナに当てようとしたのだろう。しかしその凶刃の先にいたのはレナではなく、幻覚でかえでに自身がレナのように見せかけたグレゴールが立っていた。
「な!なんで…庇ったのよ…」
「庇ってはいない。ただ君の負傷は我々の作戦に著しい欠陥を生じさせる可能性があるのだ。つまり私は君のためではなく私のために行動しているのさ。」
「…あぁそう!なら私もいいとこ見せないとね!」
「期待しているぞ、レナくん。」
〈お互い、正直に心の内を言えないのかなぁ?〉
「私には心の内などないに決まっているだろう管理人。私達科学者は情になど流されないのだからな。」
〈うん、じゃあそういうことにしとく。〉
「あぁ、ならば再び指揮を頼む。」
〈うん、もちろん〉
そうして私が指揮をしていたときだった。
「管理人さん、アレ見てください。」
「これは…!」
私達が見たのは間違えなくこの結界の主だった。しかし私達が見たこの結界の主というのは…、
「鐘ですね。」
「鐘ね。」
〈鐘だね。〉
「なんだか2週間に1回くらいはお世話になってる気がしますね。」
〈ね、振動関連のEGOギフトにいそうだよね。〉
「合成ギフトの素材みたいですね。」
〈振動爆発させたら脆弱付与できそうだね。〉
「麻痺も付与できませんでした?」
〈それは別のEGOギフトだね。よくお世話になってるけど。〉
「アナタ達何の話をしてるの!?私を置いてけぼりにしないでちょうだい!?あと周りをもう少し警戒しなさい!」
しまった。ついいつも鏡ダンジョンで見たことのあるEGOギフトと瓜二つだったからイシュメールとコントをしてやちよにツッコミを任せているうちに周りには大量に使い魔が溢れていた。
「甘いわね!」
「!?!?」 「?!!?」 「??!!」
幸いやちよが槍を大量に投擲できる魔法を持っているので数で押し切られることはないけどさすがに本体には有効打を与えられない様だ。
「あなた、組札ですね!」 「ハァ!よし!こいこい…!」 「いい調子ですこのままいけば…」
「ここで雨ですか…、まぁいいですけど!雨四光!」
「!!!!」
だがイシュメールなら話は別だ。定事務所代表イシュメールなら使い魔を相手にしつつ必殺の光斬をあの鐘に打ち込める。だけどそれでもペースは遅い。
〈やっぱりみんなで一気に叩かないとダメだね。〉
「管理人さん!私達はしばらく持ちこたえられます!私達よりも他の班の指揮を優先してください!クソッ!流局。」
〈サラッと光斬失敗しないでよ!〉
そういいつつ私は再び良秀班の方の指揮に集中した。
「チャンス逃してたまるか!」
「当てます!」
「いい加減に鎮圧されやがれ!この呪いに刻まれた剣ぶっ刺されてな!」
クリフォト抑止力が弱いせいか、かなり苦戦しているようだ。だが確実に妖精提灯を追い詰めている。あともう一つ何か手があればいいんだけど…
「ももこさん!」
「ん!?あ〜はいはい、『アレ』ね!」
「行きます!」
「『コネクト』!」
「ストラーダ・フトゥーロ!」
すごい。あの『コネクト』というものおかげだろうか?いろはのクロスボウから放たれた矢はいつも通り光を放つだけでなく、ももこのように炎をまとっていた。
「!?」
これは流石に効いたのだろう。妖精提灯の体力が削られたのがわかる。だったら私のすることは…
〈良秀!いろはさんと『コネクト』できる?〉
「ほう、新・芸・予がするな。」
「良秀さんに『コネクト』ですか!?普通『コネクト』って魔法少女同士がやるものなんですけど…」
「う・と・や。」
「うるせぇ、とっととやれ?ですか?」
「あぁ、俺の準備はもう出来てる。」
「…分かりました!信じてますからね!良秀さん!」
「フッ、新・俺・芸、目・焼・付。」
そうして良秀はいろはの魔力のこもった…EGOを解放した。
『総・燃・阿・う・為(総てを燃やせ尽くせども、アラヤとういの為)』
そして良秀の刀にいろはの魔力と良秀の炎が乗った剣技『新羅炎象』が妖精提灯を縦に叩き切った。
「……」
「やった…のかな?」
「恐らくですけどね。」
「おかしいな、いつもなら幻・卵になるんだが。」
確かに良秀の剣技が妖精提灯を撃破していた。だけど今まで妖精提灯がいた場所にはいつものように幻想体の卵は残っておらず代わりに倒した一瞬、妖精提灯にノイズが走ってまるで今までそこにいなかったかのように消えた。
〈とりあえず…、幻想体の反応は見られないから急いでこっちに来てくれない?〉
「わかった!今行く!」 「分かったよ。」 「はい!」
そして私は、グレゴール達の方に意識を向けた。
「アンタ達!離しなさいよ!レナをどこに連れてくつもり!?レナにはまだやることが、残ってるんだから…!」
「ふゆぅ、どこって決まってるでしょ?私みたいに約束を破ったレナちゃんは…、ちゃんと罰を受けてずっとこの結界の中にいるんだよぉ?」
「やれやれ…、少し変数が多すぎる実験だからかな…、よろしくない方向へ進んでいってるな…。」
そこには魔女の使い魔によって鎖で拘束され、どこかへ連れて行かれそうになっているレナとおそらくかえでの魔法であろう木の根によって拘束されているグレゴールがいた。
「でも、その前にレナちゃんにきっと何か悪いことを吹き込んだグレゴールさんにはオシオキが必要だよね?」
〈グレゴール、今動けるの?〉
「はは、見てわからないか、管理人?この状態で動けているのならば今ごろどこかの物語の主人公のようにレナくんを助けに入っているだろうさ。」
〈まずいね、なら私達の誰かをそっちに…〉
「ん?いや、その必要はないさ。この実験はまだ取り返しが効きそうだからな。」
〈え…?〉
「誰と話してるかは知らないけどそろそろいい?私もレナちゃんの方に行きたいから。」
「グレゴール…!アンタだけでも逃げなさいよ!アンタはたまたま私達に巻き込まれただけじゃない!早く逃げなさいよぉ!」
「まぁ、確かに俺はただ君たちに巻き込まれただけだ。だけど、私は一度知り合った者を見捨てることはできない…、愚かな人間なのだよ。」
「でも…レナのせいで…、こんなことに…。」
そう言っている間にもレナとグレゴールとの差は大きくなっている。
〈グレゴール!これ以上は!〉
「危険だ、とでも言いたいのか?だから言っているだろう?管理人、この実験はまだ取り返しが効くとね。」
「じゃあ、そろそろ終わりにしよっかぁ?」
「待ちたまえ、少し昔話を聞いてくれるか?もちろんレナくんもね?なぁにただの死に損ないが話だけさ。それくらいなら構わんだろう?」
「何…言ってるのよ…、まだアンタは…生きてられるのに…」
「ふゆぅ、まぁいいよ。その昔話のあとにグレゴールさんを倒したほうが私にとっては良い方に進みそうだもん。」
「感謝するよ。」
「グレゴール…!」
そしてかえではグレゴールの目の前まで来た。今にも攻撃は当たりそうだが、グレゴールの持っていたクロスボウはどこかへいってしまい、攻撃は当てられそうにない。きっとレナは今すぐに逃げろ、言いたいのだろう私もそう思っていた。だけどグレゴールがあそこまで言うのだ。私はその言葉は信じてみることにした。
「これは、俺がある会社で働いていたときの話さ。その会社は魔女を管理する会社というと分かりやすいだろう。だがそんな環境だ、当然愚かにもマニュアル通り管理しなかった、できなかったものがいるものさ。そういうものはたいてい無残な死をするものだが、一部はまだ生きてパニックを起こしたりしていたさ。」
「何が…言いたいのよ…!」
「簡単だよレナくん、会社はその者たちをどうしたと思う?発狂したものなどいらんとすぐに処刑弾なり何なりで殺したと思うか?」
「ふゆぅ、そろそろいいかな?話のオチもなさそうだし、私も待ちくたびれちゃったから。」
「…、もちろん構わないさ。」
「逃げなさい!早く!」
「じゃあねぇ!グレゴールさん!」
「答えは…」
次の瞬間、グレゴールを殺さんとしたかえでの顔が文字通り歪んだのだ。まるで屈折されたように。それと同時にグレゴールを拘束していた木の根は枯れ果てていた。
「White属性のEGOで職員を殴る、だ。今回の実験は魔法少女にもそれが効くかどうかだったが…」
「…、ふゆっ!ここは…、私魔女になにかされて…ふゆぅ!?グレゴールさん!なんですかその怖い格好は!?」
「…結果は大成功だな。」
グレゴールは初めからこれが目的だったのだろう、ロボトミーEGO:回析によるかえでの治療、いったいどこまでグレゴールはこの作戦開始前から考えていたのだろうか?
そうして私がそんなことを考えている間にグレゴールは落ちていたEGOランプを再び構えレナを捕らえていた使い魔を全て倒しきった。
「大丈夫かね、レナくん?」
「何よ!最初からそんな計画なら私にも言いなさいよ!」
「この計画には被験者が油断することが必須だ。故にこちらが不利な状況を作り出す必要があった。だから話さなかった、簡単だろう?」
「それでも…、私のせいでアンタが死んだなんて嫌なのよ!バカッ、バカァぁぁ…。」
「レナちゃん…。」
「まいったな、私の天才的な頭脳でもこれは予想できなかったな。」
レナはグレゴールに抱きついて泣いていた。まぁ当然だろうあそこまで心配していたのだ。
「あ、それと言い忘れていたが、」
「どうしたんですか?」
「私が着ているこの服にも幻覚作用があってね、あまり私にこすりついていると…」
「ふわぁ、綺麗な光…」
「…、こうなる。」
「レナちゃぁん?!」
そうしてグレゴールはさっきよりも雑にレナを回析で殴りつけ正気に戻していた。
〈よし!これで私達以外の班は目的を達成したみたいだよ!〉
「とは言っても…これを何とかするのはしんどいですよ!」
「全くね!増援はまだなのかしら!?」
「そんなに欲しけりゃくれてやるよ。ハァッ!」
「やちよさん!貸し一つだよ!」
「時計さん!大丈夫ですか!?」
「!!!!」
ここでようやく良秀班が合流して私達に加わった。
「はぁ、マジ重だな魔・少は。」
〈どういうこと?〉
「俺が一番足・速からな、俺がい・もを抱えてきた。」
〈どうりでこんなに早いわけだね。〉
「重いとか言わないでくださいよ!」
「そうだそうだ!女の子にとって体重の話はデリケートなんだぞ!」
「俺がそんなこと知るかよ!」
どうやらあの3人も一緒にいる間に仲良くなった様だ。おかげでお互い協力しつつ使い魔を退け、『コネクト』を活用し魔女本人にも打撃を与えている。
「おかしいですね、私の光斬もあそこまで有効打は入っていませんでしたよ。」
〈ね、どうしてだろう?〉
「言ってる場合!?一緒に戦ってもらえる!?」
〈イシュメール、もしよかったら…〉
「言わなくても大体わかりますよ。」
そうしてイシュメールはやちよの方に向かった。
「やちよさん!私と『コネクト』できますか!?」
「嫌よ!なんで最近みかづき荘に居候してるよく分からない人と『コネクト』しないといけないのよ!」
「なんか、断る理由おかしくありません?」
「当然!でしょう!?普通『コネクト』っていうのはそう簡単には魔法少女同士でもしないものよ!」
「そうなんですか!?」
〈えっと…そうなの、いろはさん〉
「おい、どうなのか聞いてるぞ?」
「さぁ、私はよく知らないです。私神浜に来るまで一人だったので。」
「私は別にいろはちゃんとなら『コネクト』してもいいなって思ってたからしただけだぞ。」
「私も、良秀は良い人なので『コネクト』しました。」
「マジっぽいですね…、あ、流局。」
〈ねぇ、わざとかな?わざとかな!?〉
「何チクタク言ってるのよ!はっ倒すわよ!」
「ふゆぅ、援護するよぉ。」
そしてついにグレゴール班も合流して私達は全員揃った。
〈あれ?グレゴールは?〉
「待ちたまえ、レナくん、かえでくん。私のEGOは束縛を利用し強化されるといっただろう?私は君たちのように素早く動けないのだ。」
〈その…お疲れ様。人格変える?〉
「はぁはぁ、できればいつもの装備に戻りたいものだね。」
〈分かったよ。〉
そうして私はグレゴールの人格をLCE:EGO AEDDに切り替えて戦闘を続行した。
「レナくん、支援しよう。」
「まぁた変わったわねアンタ…。」
「ふゆぅ、今度電気がビリビリしてるよぉ。」
「触らないほうがいいぞ、このEGOは充電を使うからな下手に触ると…」
「……」
「…、こうなる。」
「レナちゃぁん!?」 「レナァ!?」
〈この流れ、さっきも見た気がするよ。〉
そうしてグレゴールのEGOを触ったおかげで少し気を失い、髪がチリチリになったレナだったがグレゴールとの共闘やずっと一緒に戦ってきたであろうかえでとのコンビネーションで使い魔もそれどころか魔女さえも押して返していった。
「レナくん!かえでくん!少しさがり給え!今度は髪がチリチリになるだけじゃ済まないぞ!」
「ふふっ、もしかしたらマンガみたいに爆発頭になるかもねレナちゃん。」
「それだけは何としてもゴメンよ!」
「充電完了…、出力一点集中…、放電!」
「!!!!」
そしてグレゴールはEGOに溜まった電気を全て解放し魔女に大打撃を与えた。
「最後は私が決めさせてもらいますね!」
そうしてイシュメールはついにアレを使った。
「鶴。」
まずは魔女に向かい縦に切り裂き、
「桜。」
次に魔女をささえを切り倒し、
「芒と雨…。」
そして魔女の本体であろう鐘に十字に切れ込みを入れ、
「五光!」
最後に一閃を叩き込んだ。
「!!?!!?!!?」
そして魔女は声にならない断末魔をあげ倒された。そしてそれと同時に私達のいた結界は消え、いつの間にか日の暮れた工業地跡に私達はいた。
「どうやら戻ってきたみたいですね。」
「やれやれ、今回は面白いものを見れたな。それだけでも管理人に協力した甲斐があったか。」
「ふっ、言ったろう?いろは、俺に食めない草はないってな。」
そうやってついにかえでもみんなが戻ってきたことを喜び、人格を戻し終わりみんなで少し休んでいた時だった。
「おい、レナさん、かえでさん、なんか忘れてねぇか?」
「ふゆ?何かって何ですか?」
「何よ、アンタまさかレナたちにたかるつもり?」
「違うってば…」
「?あぁ!そういうことね!」
そうしてももことグレゴールはレナとかえでの間に入って、
「ほらほらいつもは手、つないでるんだろ?」
「別に恥ずかしがらなくてもいいじゃんか、ね?」
そしてレナとかえではついに、
「レナちゃん…ゴメンね私がレナちゃんと絶交するなんて言ったせいでこんなことになっちゃって…」
「レナだって、かえでにあんなことにしなかったらこんなことにならなかったのに…。」
「「本当にごめんなさい!また私/レナと友達でいてください!」」
「ふぅ、ようやくこれで一件落着、だな。管理人の旦那。」
〈君もなんだか憑き物が取れたみたいに晴れ晴れしてるね。〉
「…、フッ、まぁな。」
そしてレナとかえでの方から光の塊が現れ私のPDAに吸い込まれた。
『さぁさぁ、ほらちゃんと手を握ってぇ、仲直りしよう、な?』
魔法中年 グレゴール
新たな人格牌が私のPDAに現れた。
きっとこれからも今回のような事件がこの神浜で私達に襲いかかるのだろう、でも…
「じゃあな、帰り道気をつけろよ?」
「グレゴールさんもね。」
「かえで、明日アンタの家に遊びに行ってもいい?」
「もちろん!あ、でも家庭菜園勝手に食べないでね?」
「ふわぁ、今日の晩御飯は外で食べません?奢りますよ?」
「あら、いいの?イシュメールさん?」
「まぁ、今回は助けてもらっちゃいましたしね。」
「じゃああそこに行かねぇか?ファ・レってやつだ。」
「まぁ、あまり高い店でも困りますしね。」
「時計さぁん!早く帰りましょう!」
〈うん、分かったよ。〉
きっと私達ならまだ前を向いて歩い行ける。そんな気がするんだ。
オマケ
「なぁ、いろは。今回なんで俺以外に『コネクト』しなかったんだ?」
「だって…、私は良秀さんなら『コネクト』してもいいなって、いや良秀さんだからこそ『コネクト』したいなって思ったんですもん!」
「…。(これが愛・重ってやつか?)」
長くなった。びっくりするぐらい。
これでとりあえず絶交ルールのウワサ編は終了です。(まどドラではないんすね、この話)
あと作者のリアルが忙しくなってきたので毎週土日のどちらかには更新しますが一週間に一回にの頻度になりそうです。(いけそうならもう少し早くなります。出たらラッキーくらいに思っていてください。)
感想、評価、誤字脱字報告、お気に入りなんでもお待ちしています。
あと次回の投稿時に現在のアンケートを締め切らせていただきます。また新しいアンケートを作っていますので今のものも次回のものもたくさんの投票よろしくお願いします。