愛と正義の名のもとにLCBが神浜にやってくる!   作:ゼロケン

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どっちがいいかなぁなんて考えつつ書いてたら両方ともいいね!となって今回の人格ストーリーは2本立てとなります。(初めてだけど)



番外編:魔法中年 グレゴールの物語

物語:1 グレゴールが曇らない方

魔法少女。

 それは願いを叶える代償に魔女と戦う使命を課された少女たち、その者たちをこの世界ではそう呼ぶんだ。まぁ、実際の目的はそうじゃなくて…

 おっと、これ以上は蛇足になっちゃうかな?まぁつまりは本来なら子供はアイツラと契約なんて間違ってもできなかったんだ。だけど子供の心の不安定さを見越したのかな?奴らは当然のように子供を例外として契約させたんだ。

 まぁ、奴らの目的の前に私が必ず干渉するけどね。子供には魔女なんかよりも素敵な可能性が…

 この話もやめておこうか。さて、そろそろこの子供の物語に集中するとしよう…。

 

 

グレゴール「おいおい…今度は何やらかしたんだよ?」

 

 

 子供はそう言ってとあるゲームセンターで喧嘩をしている子供の後輩達を止めに入ったんだ。

 

 

後輩1「何よ!今さら来たところで遅いわよ!」

 

 

後輩2「ふゆぅ、何がなんでもレナちゃんが悪いんだからね…!」

 

 

グレ「あんまり騒ぎを大きくするなよ…。どうせいつもみたいにしょうもないことだろ?」

 

 

レナ「しょうもなくないわよ!」

 

 

グレ「あ〜、分かった分かった落ち着けって。」

 

 

 子供はかなりズボラだったんだけど、面倒見が良かったからなのかな?子供の周りにはいつの間にか他の魔法少女も集まっていたんだ。

 ある時はチームを結成したり、またある時は心の許せる友人ができたり、そして今は可愛い二人の後輩と一緒に子供はチームを組んでいるんだ。

 そして、いつも子供は後輩達の喧嘩の仲裁をしてたの。だからかな、今回もいつもの通りすぐに仲直りをするのだろうと考えてそこまで深く注意はしていなかったの。

 

 

レナ「もういいわよ!かえで、アンタとは絶交するから!」

 

 

グレ「こら、流石に絶交なんて言葉使うなよ、それにな最近この神浜で…」

 

 

かえで「ふゆっ!?いいもん…なら私もレナちゃんと絶交するもん!」

 

 

グレ「あ〜あ、売り言葉に買い言葉じゃないんだから…っておい!レナ!どこいってんだよ!?」

 

 

 そうして子供は絶交を突きつけた途端どこかへ走り去っていった子供の後輩を追いかけたんだけど、その日は捕まらなかったんだ。

 でも子供は知っていたんだ。いつものことながら絶交は数週間持たないだろうって。そして最近巷ではやっている『ウワサ』についてもね。

 でもそんな『ウワサ』については後輩の一人は知ってたみたいだけどもう一人は知る由もなかったんだ。だからかな?後輩の一人がついにやってはならないあのことを行ってしまったんだ。

 

 

かえで「レナちゃん、ごめんね、私が悪かったよ。ほら、何も起きないでしょ?」

 

 

 そう言った直後だったんだ子供の後輩たちはあっという間に『ウワサ』の結界にとらわれて謝った方の後輩は『ウワサ』の手下に結界の中心部に引きずり込まされそうになっていたんだ。

 

 

レナ「かえでを離しなさいよ!だめ…、どんどん距離が…。」

 

 

 きっとこのまま後輩一人じゃ無謀でしか無かったんだろうね、このまま後輩は手下に阻まれて謝った方の後輩が連れ去られるのをみることしかできなかったんだ。

 

 

グレ「半信半疑だったんだか…、まさか本当だったとはな!」

 

 

 後輩たちが諦めかけたその時だったんだ。連れ去られそうになっていた後輩の方に赤い火球のようなものが落ちてきたんだ。

 それは後輩達が間違いなく知っている子供の姿であり、今まで見たこともないような力を秘めていたんだ。

 

 

グレ「おい、レナ、かえで無事か?右手はちゃんとくっついてるか?」

 

 

レナ「グレゴール…、遅いのよ…!どこで油売ってたのよ…!」

 

 

グレ「よし、まだ元気はありそうだな、かえでのことよろしく頼むな!」

 

 

レナ「はぁ!?アンタ何する気よ!?」

 

 

 そう子供の後輩が聞くと子供は後輩の頭をなでつつこういったんだ。

 

 

グレ「決まってるだろ…!俺の大事な仲間を傷つけようとした代償をしっかり払ってもらうのさ!」

 

 

 そう言って子供は手に持った大剣を使って子供を排除せんとする『ウワサ』の手下を薙ぎ払って倒していったんだ。

 そこには間違えなくいただろうね。魔法少女…、いや魔法中年として契約する前、あの戦争で戦っていたときよりも守るものを得たことでより強く、より激しく敵とぶつかる子供の姿が。

 

 

物語:2 グレゴールが曇ってる方

 

 

 あのとき俺が絶交なんてやめさせておけば、アイツらが連れ去られる前に止められていれば…、最近はそんなことばかり考えている。

 

 

グレ「よう、やってるか?」

 

 

調整屋「えぇ、営業時間中よ。何かご入用?」

 

 

グレ「あぁ、この金で調整とありったけのグリーフシードをくれ。」

 

 

調整屋「!ちょっと何この大金!?いったいどこでこんなもの…。」

 

 

グレ「どこでだっていいだろ?アンタは金さえ払えば調整もグリーフシードの売買も魔法少女の斡旋もやってくれる…そうだろ?」

 

 

調整屋「それにこの調整内容…、あなたにあってないものも多いじゃない!こんなのまるで何かを倒すためだけに調整するみたいな…」

 

 

グレ「駄目か?おかしいな、ここは金がありゃあなんでもやってもらいる場所だとずっと思ってたんだが…。」

 

 

調整屋「確かに…それが私のモットーだけど…、それでも…!」

 

 

グレ「ならとっとと始めてくれ。時間はあるけど一刻も早く俺はケリをつけたいんだ。」

 

 

 あの時の俺は完全に油断しいてた。そのせいでアイツらは俺のかわりに犠牲になったんだ。あの時の風の噂で聞いていた『絶交ルール』を詳しく調べとけばアイツらがあんなことになるのは防げたのかもしれない。あの時俺がアイツらのそばにいたのなら今ごろアイツらはまたいつもみたいに喧嘩でもしながら遊んでるのかもしれない。

 

 

後輩「クソッ、離れなさいよ…!私まで連れ去られたらどうしようも…」

 

 

後輩?「早くこっちに来なよ、一緒に罰を受けよう?」

 

 

グレ「おい!かえで!レナ!戻ってこい!」

 

 

後輩「どうして?」

 

 

グレ「は?どうしてって何だよ?さっきまであんなに抗ってたじゃ…」

 

 

後輩?「そうだよ。どうしてグレゴールさんは今ごろ私達の仲間みたいな顔をしてるの?」

 

 

後輩「あの時、かえでがさらわれてるときいなかったクセに。」

 

 

後輩?「レナちゃんが連れ去られるのに何にもできなかったクセに。」

 

 

後輩達「「私達を見殺しにしたあなたがどうしてそんなこと言えるの!?」」

 

 

???「…ール、グレゴール!起きなさい!」

 

 

グレ「ハァッ!はぁ、はぁ。寝てたのか俺。」

 

 

調整屋「えぇ。調整中にね、うなされてたけど大丈夫なの?」

 

 

グレ「あ、あぁ。心配しなくて大丈夫さ。」

 

 

調整屋「ならいいけど…、それと言われた調整、全部やっておいたから。あと残金で渡せるグリーフシードはこれが全部よ。」

 

 

グレ「…、そうか。ありがとな調整屋。」

 

 

調整屋「グレッグ、本当に大丈夫なの?何かに困ってるなら私かやちよに相談を…」

 

 

グレ「いいんだ!これは…俺がやらなきゃならないことだから。」

 

 

 そう言って俺は、ありったけの財産のかわりに得た調整とグリーフシード、マギウスの翼?とかなんとか言う奴らから脅して奪い取った情報を用いて作戦を立てた。全てはアイツらが報われるように…。

 そして作戦当日、俺はレナが独りでかえでを救うために来ていた工業地跡に調整屋を呼び出していた。

 

 

調整屋「何かしら?こんな人気のないところまで私を呼び出して?まさか私をエッチな意味で襲おうとしてる…、なんて雰囲気でもなさそうね。」

 

 

グレ「まずはこれを持っておいてくれ。これは俺が持ってていいもんじゃないから。」

 

 

 そうしていつかにとった仲直りの写真とクレーンゲームでとったお揃いのキーホルダーを調整屋に渡した。

 

 

調整屋「何よ…まさかあなた死にに行くわけじゃないでしょうね!?」

 

 

グレ「さぁな、どうなるかは俺にも分からん。」

 

 

調整屋「グレゴール、あなた…」

 

 

グレ「みたま!俺はお前が嫌いだ絶交してやる!…ここまで色々迷惑かけて悪かったな。そして、俺はここで今絶交したことを謝罪する!俺を友達だなんてもう思わなくてもいいさ。だけどアイツらのことは忘れないでくれよな。」

 

 

調整屋「グレ…」

 

 

 俺は調整屋…みたまが結界に巻き込まれないように調整された力で大きく突き飛ばした。

 そしてそれと同時に俺を捕まえんとする奴らが現れた。

 

 

「!!!」 「!?!」 「!??!」

 

 

「失せろ!」

 

 

 俺は変身して、炎を宿した剣と共に奴らに突っ込み剣を振るい続けた。奴らが一匹残らず灰になるまで。俺の復讐心が途切れるまで。アイツらの分の恨みが晴れるまで。

 

 

「はぁ、どっかの誰かが言ってたな。不幸と幸運は等しいのが当然…だったっけ?まぁいいさ、今の俺にはこの復讐と苦痛しかのこっていないから。」

 

 

 俺には苦痛しかありません。

 それ以上の何物も望みませんでした。

 

 

 それはそれでこれはこれ、そう片付けられればいいんだろうがそうもいかなかった。

 だってそうだろ?ここは【都市】なんだから。

 

 

ストーリー読了後…

 

 

〈…、あれ?人の心どこ行った?〉

 

 

「炎拳事務所の時もそうだったろ?管理人の旦那。」

 

 

私はグレゴールの時はいつもこんな感じだなぁ、と思ってしまった。




本当は前半のような物語にしたかったんです。本当です信じてください!
でもある日突然オレの筆はグレゴールを曇らせていた。(オマケに某9級フィクサーみたいなこと言ってるし)
多分後半の世界線のみたまさんは未亡人みたいになってんじゃないかな?なってたらいいな。
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