愛と正義の名のもとにLCBが神浜にやってくる! 作:ゼロケン
グレゴールのスケベなとこは…
一章でリンゴ倒そうとして情けない声出すとこ。
カワイイね(暗黒微笑)
〈えっと…シンクレア、大丈夫?〉
「ダンテさん!あのストーカー止めてください!」
「まどか!私はあなたのストーカーじゃないわよ!信じて!」
「今まさにストーカーしてんだろうが…。」
私の後ろに隠れたシンクレアはジリジリと寄ってくるこの世界のヒースクリフによく似た少女を見て怖がっているようなので互いの話を聞いてみることにした。
〈何があったの?シンクレア。〉
「えっと…僕が見滝原ってところについて右も左も分からずにワタワタしてたらあの人が近づいてきてどうして僕がここにいるのかとか、まだ契約してないのかとか、ヴァルプルギスの夜について知ってるのかとか色々質問攻めされて怖くなって今日この神浜に逃げてきたんです。」
「だって…あなたは円環の理に…」
「玄関のこだわり?何だそりゃ?」
「円環の理だ。グレゴール。」
「余計に分かんねぇよ。おいロンゲ!ウチのボンボンにそんな力があると思ってんのか!?」
「誰がロン毛よ!でも、まどかにはその力があるの…いや、私のせいで持ってしまったの…。」
「おいヒース、よくわかんねぇけど知らない女の子泣かせんなよ。」
「るせぇぞアンコ!コッチは今大事な話ししてんだよ!」
「誰がアンコだ!私は杏子だって何べんも言ってるだろ!?」
そういうやり取りのあとヒースクリフと杏子はまた喧嘩を始めた。そのせいで仲裁に入ったグレゴールが渋い顔をしている。
そんなやり取りを見ていたとき、泣きそうな顔をしていたほむらにシンクレアが語りかけた。
「えっと…ほむらさん?ですよね?僕について何か知ってるんですか?僕達あって数カ月の間柄じゃないですか。」
「私の話を聞いてくれるの?」
「ストーカー疑惑は晴れてないですけど…、でもあなたをこのまま放っておくわけにもいかない気がして…。」
「あなたは…この世界でも優しいのね。」
〈この世界でも…?〉
彼女が話した内容は驚くべきものだった。彼女はまどかが死ぬ最悪の未来を変えるため何度も何度も同じループを繰り返していたらしく、どんなに絶望的な状況でもまどか…今のシンクレアの様な女の子を救うために奔走していたらしい。
だがそのループは実際は別の並行世界に移動していただけに過ぎず、その過程で因果律とか言うものが作用してまどかには凄まじい魔法少女としての才能が出来てしまったらしい。
結果、ワルプルギスの夜(私が狂喜乱舞するヴァルプルギスの夜とは違うらしい)という魔女に勝つためにはまどかの魔法少女化が必須となり、その後必ずまどかは死ぬか魔女化するとのこと。
そして最後のループでまどかは「全ての魔法少女を救う」という契約で魔法少女になり円環の理になったらしい。
「それで…このリボンはまどかが円環の理になる直前に私にくれたの。」
「…そのまどかってのは以降のループにはいたのか?」
〈ヒースクリフ、喧嘩はもういいの?〉
「アイス買う金渡したからしばらく杏子のやつは帰ってこないさ。」
そういうヒースクリフの顔には少し憂鬱さが醸し出ていた。きっと彼女のことを考えているのだろう。
「いいえ、あのループのあとはまどかは世界から存在ごと消されて円環の理のシステムで魔女も消えて代わりに魔獣って奴らが出てきたの。」
「何言ってんだよ?魔女ならそこら辺にうようよいるじゃん。」
おかしいな?一番近いコンビニでもここから走って10分はかかるはずなのに…。不思議に思っていた私を横目に杏子は話の輪に入ってきた。
〈杏子の言うとおり、この世界には魔女がいるよ?〉
「魔女?魔獣?何の話をしてるんですか?」
どうやらシンクレアとヒースクリフは魔女について知らないらしく、私は簡単に説明をした。
「ねじれモドキ…か。戻るのかそいつらは?」
〈いや、グリーフシードってやつになるんだ。〉
「そんな…。」
「アンタ達、魔女が戻るとか戻らないとか何の話してるんだ?魔女を倒したら魔女の卵、グリーフシードに戻るのは当たり前だろ?」
「グリーフシードは魔女の卵?なら魔女は幻想体なんじゃ…?」
私は魔女を見たとき、ねじれと同じような感覚を覚えたんだけどなぁ。〉
「とりあえず私の話はこのくらいよ。でもあなたがシンクレア?とは思えないの。どうしてもまどかに思えるの。だからしばらく行動を一緒にしてもいいかしら?」
「僕は大丈夫ですけど、どうしますかダンテさん?」
〈そうだなぁ…。〉
シンクレアが見滝原に戻るのなら私の指揮が届かない可能性が高い。となると…
〈神浜からは出てほしくないんだけど…。〉
「やっぱりですか?」
「俺はここに残るぞ。杏子は文句あるか?」
「別に〜。私はアンタについてくだけさ。アンタといると退屈しないし、食うもんにもありつけるからな。」
「お前ホントに現金なやつだよな…。」
「文句あるかい?」
「いや、別にねーけどよ…。」
「僕もダンテさんのところに行ってもいいですか?どうやら話を聞いた感じ、もしかしたらこの世界にもまどか…僕がいない可能性もありますし。」
「私の家に泊まってもいいのよ?」
ほむらはシンクレアに向かってカモンカモンと手招きしている。
「あなたの家に行ったら何されるかわかりませんよ!」
「何もしないわよ!」
ひーん、とシンクレアはまた私の後ろに隠れてしまった。
「あ、時計さんここにいらしたんですね。」
〈あ、いろはさん。水分補給はちゃんとできた?〉
「管理人の旦那が休憩はもういいのかって聞いてるな。」
「はい!もう大丈夫です。」
「おい時計ヅラ、こいつ誰だ?」
私はシンクレアとヒースクリフに私たちの現在の状況、いろはに2人とほむらについて話しているときだった。
「ん?なんだこれ?」
「数字のかかれた…紙?でしょうか。」
「あたしのとこにも落ちてきたぞ。」
いろは、ヒースクリフ、杏子のもとに謎の紙が落ちてきた。(ヒースクリフのだけ24?って書いてあるけど)
〈なんだろうね?〉
「さぁな、とりあえずもう戻らねぇか?俺達は野宿でもいいから時計ヅラ達はみかづき荘?に戻れよ。」
「はぁ!?あたしは嫌だよ野宿なんて。雨風しのげる場所で寝たいね。」
「廃教会と野宿の何がちげぇんだよ!」
〈落ち着いて…。ビジネスホテル代くらい出すから…。〉
ムルソーから教えてもらったのだがこの世界でも両替することで私たちの世界のお金が使えるらしい。おかげで一時的に大きな収入を得られた。
「悪いな、時計ヅラ。じゃあ俺たちのこと伝えといてくれよな。」
〈うん、分かったよ。〉
「それじゃあ、まどか…シンクレアって呼んだほうがよさそうね、私と家に帰りましょうか。」
「ヒィッ!クローマー!?」
〈違う違う、ほむらだよ。幻覚だよそのクローマーは。〉
ほむらの進言に対し手に持ったハルバードを構え直したシンクレアを見て私は急いで止めた。
〈シンクレアの分はちゃんとやちよにお願いするから安心して、ね?〉
「…分かったわ。…そのみかづき荘を潰せば…」
なんだかすごく物騒なことが聞こえた気がするけど聞かなかったことにして私たちは別れることにした。
その後みかづき荘に戻ってきてやちよにシンクレアやヒースクリフたちについて相談をしたら厳しい顔ながらもokをもらえた。
「嘘でしょ…これ以上は日々の食費が…」
なんだか少しやちよがやさぐれてた気がした。
「そういえば、その紙なんです?」
「1時間おきくらいに落ちてきてるわね。」
「数・一・減。」
「数が一つずつ減ってるな。ですか?」
「フッ、や・こ・シン・翻・だ。」
「あの…良秀さん?剣がガンガンあたって痛いです…。」
「でもホントに不思議ですね。どこからともなく謎の紙切れが…もしかしてウワサですか?」
「さぁね、少なくとも該当するウワサは神浜ウワサファイルにはなかったわ。」
「ファウストさんなら何か知ってそうだよな。」
「な・ね。」
「ないものをねだるな…ですね?」
「あれ?いろはさんもできるですか?」
「フッ、万・短・至・芸は日々数・増のさ。」
「えへへ、良秀に褒められると少し幸せなんです。」
「良秀さんに褒められて喜ぶなんてすごいですね。」
「く・へ・希?シン。」
「ヒィッ!剣を持たないでください!」
夕飯のときみんなで情報をいつもみたいに集めていたのだがどうしてもいろはに落ちてくる紙が気になるので明日が休みなこともあり、みんなで調査に行くことにした。
「お、時計ヅラ来たな。」
「あなたがヒースクリフ?そしてそっちが杏子さんね。」
「お、説明が早くて何よりだよ。」
〈ん?ヒースクリフ、首のところに赤いのできてるよ?〉
「ん?なんだこれ?痒くはねぇし、虫刺されじゃなさそうだろ…?」
「おい、とっとと探しに行こうぜ!アタシを早起きさせたんだ。ボウズだったら許さねぇからな!」
「それもそうね。早く探せたらそれに越したこともないし…。」
そうして待ち合わせ場所にいたヒースクリフと杏子(と呼んでないのにいつの間にかいたほむら)と合流することに成功した私たちはその日の早朝から手がかりを探すことにした。どうやらヒースクリフたちも1時間おきに紙が落ちてきているらしく、最後に紙が落ちてきたとき、数は10を示していた。今が朝の8時だから、もしこれが何かのタイムリミットだとしたら今日の18時になるようだ。
でも何だか杏子の様子が少し変な気もする。少し顔が赤いような?そんなことを思いながら私達が捜索を続けている時だった。
「環いろは、七海やちよだな?」
「え?はい、そうですけど。」
「あなた、その服装…!」
よく分からない服装をし目深に黒いフードを被った女性?が2人に話しかけてきた。
「これ以上、ウワサに関して調査をするのをやめてもらいたい。これは魔法少女の解放のために必要なことだ。」
「魔法少女の解放?なんだいそりゃ?」
「お前は誰だ?」
「アタシは佐倉杏子。風見野の魔法少女だよ。」
「魔法少女?なら君も『マギウスの翼』に入らないか?」
「『マギウスの翼』?」
「そうだ。私たちは魔法少女の解放のために活動している君も入れば必ず救われ…」
そう彼女が言い終わる直前だった突如彼女の後ろから彼女の脳天に向かって金属バッドが振り下ろされ、カァン!と気味のいい音と共に謎の女性はドサッと倒れた。
「魔法少女の解放とか知らねぇけど、怪しい宗教の勧誘は他所でやれ。」
〈ヒース!魔法少女じゃなかったら死んでるよ!〉
「あん?だからいいんだろ?こうやってこの世界で裏路地のチンピラボコしたら財布だけ残して消えんだから。ん?なんかおかしいな、なんで消えないんだ?」
〈反省イス!〉
それから私はしばらくヒースクリフに説教をしたのは言うまでもない。
一体誰がヒースにキスマ残したんでしょうね?きっと相当ヒースのこと気に入ってるんだろうね。
■■■■■「全ての■■■■■を呼べ。あの女狐始末してくれる。」
デミアン「はーい、一旦頭冷やそうね(七望)」