「いよいよ、今日は帝国学園との練習試合だ!」
そう、ついに今日は帝国との練習試合なのだ。あれから、みんながやる気を出してくれて練習もできたし、何とか部員を11人集めることができたんだ。しかもなんと、円堂くんの友達で陸上部の風丸くんが助っ人として入ってくれたんだ。これでピッタリ11人だ。そんなことを考えてたら、ついに帝国学園が来たみたいだ。
「みんな!あれみろよ」
そうして誰かが言った方を見てみると、校門に大きな車が止まってた。しばらく見ていると、突然ドアが開いてレッドカーペットがしかれる。そしてたぶん帝国学園のサッカー部の人たちが出てくる。先頭を歩いてる赤いマントと不思議なゴーグルをつけた人が多分キャプテンなんだろう。そうしてグラウンドに入ってくる。
「雷門中サッカー部のキャプテン円堂守です。練習試合の申し込みありがとうございます」
円堂くんが挨拶をした
(円堂くんってそんなちゃんとした挨拶できるんだ)
「初めてのグラウンドなのでね、ウォーミングアップをしてもいいかな?」
「え、ああどうぞ」
そして帝国の人たちがウォーミングアップを始めた。ただのウォーミングアップだけでもすごさが伝わってくる。
(キック力もスピードもすごい!こんな人たちと練習試合とはいえサッカーができるんだ!)
そんなことを考えてたら相手キャプテンの人が、円堂くんに向かってボールを蹴ってきた。円堂くんは何とか止めれたけど、グローブが少し焦げになっちゃった。
「面白くなってきたぜ!よーし、一週間の練習の成果をこいつらに見せてやろうぜ!みんな!」
「そうだね。頑張ろう!みんな」
「はぁ。変わらねぇなお前ら」
そんな会話をしながら帝国学園のウォーミングアップの終わりを待ってると、木野さんがだっれか連れてきた。
「木野さん、この人誰?」
「僕は、目金欠流。このサッカー部の救世主となる男です」
「彼サッカー部に入ってくれるって」
「え?そうなの?でもごめん。もう11人いるから最初はベンチでいい?」
「え!?僕が11人目じゃないんですか!?そんな…僕が颯爽と現れて弱小サッカー部を救うはずが…まぁいいでしょう。ヒーローは遅れてやってくるとも言いますからね」
なんだかよくわからないけど納得してくれたみたいだ。そんな話をしてたらいよいよ、試合開始の時間になった。
「これより、帝国学園対雷門中学の練習試合を始める。両キャプテン、コイントスを」
審判がそう言うけど、帝国学園のキャプテンはポジションにつこうとする。
「鬼道くん、コイントスを」
「必要ない。好きに始めろ」
(へぇ、あの人鬼道って言うんだ)
コイントスがなかったからこっちボールで始めることになった。今回は4-4-2で僕と染岡くんのツートップでやる。ほんとは僕はFWよりMFの方が好きなんだけど、今回はいないからFWに入ってる。
「ピーーーー!!」
そうして試合開始のホイッスルがなる。まず染岡くんが上がっていく。帝国のスライディングをジャンプで躱わしたりとしっかり動けている。風丸くんやマックスくん、宍戸くん、半田くんがパスなどでうまくゴール前まで上がっていき、染岡君がいいところにシュートを打つ。だけど相手ゴールキーパーは簡単に止める。
「鬼道、俺の仕事はここまでだ」
そして鬼道くんにボールを渡す。
「ああ、始めようか。帝国のサッカーを。行け」
鬼道くんがパスを出す。パスを受け取った選手がそのままロングシュートを打つ。僕もさすがに予想してなくて、間に合わなかった。円堂くんが何とか止めようとするけど、止めきれずにボールごとゴールに押し込まれた。そしてそのまま、前半戦は全く歯が立たずに10-0と大量得点を許してしまった。僕もボールに触れることすらできずに、体力だけがどんどん減らされてしまった。
「どうなってんだあいつら。誰一人息が乱れてないぜ」
「そりゃあそうさ。奴ら走ってないからね」
「僕ら、ずっと遊ばれてるって感じですよ」
「くそ!このまま終わってたまるか。後半は奴らを走らせて消耗させるんだ」
「そんなことしたら、僕たちの方が先に倒れちゃうよ」
「うっ…だけど、俺は最後までやるぞ!勝利の女神がどっちに微笑むかなんて最後までやってみなくちゃわからなじゃないか!」
「そうだね。後半も頑張るよみんな!」
僕たちがそう呼びかけるけど、みんなもうヘトヘトで誰も声を上げない。
「後半戦を開始します。集まってください」
そうして後半戦は帝国ボールでスタートした。ボールは鬼道くんに。
「いくぞ。デスゾーン開始。そしてやつを引きずり出せぇ!」
そう言ってボールを空に向かって蹴る。そして前にいた3人がそのボールのところの飛んでいきその周りを回転しだした。そして紫色のオーラを纏いだし3人が一斉に蹴った。そのシュートは円堂くんに向かっていく。そのまま止めることもできずに11点目が入ってしまった。
「続けろ。奴をあぶりだすまで」
(やつをあぶりだす?…!まさか豪炎寺くん?練習試合を申し込んだ時期的にも全然あり得るな)
そして試合が再開される。僕たちは帝国の必殺技を受けてボロボロになっていく。次々にシュートが決まっていく気づけば点は18-0とかなりの点差がついていた。もう円堂くんしかたっていない。僕も体力切れや相手の必殺技を何回か受けたことによって、立てなくなっていた。
「出て来いよ。出てこなければ、あの最後の一人を、あいつを「叩きのめす」」
そうして円堂くんにボールを蹴って、それを何度も繰り返す。
「ああ、あいつら」
「ゴールを決めることが目的じゃない。円堂をつぶすことが目的」
(!早く立たないと円堂くんが)
「ふざけるな。…こんなの……こんなのサッカーじゃねぇ!!」
そういって風丸くんは円堂くんに向かって蹴られたシュートを頭で防いだ。でもかなり反動があってゴールに吹き飛ばされてしまった。
「風丸!!」
「うぅ…円…堂」
「お前の気持ち確かに受け止めたぜ。絶対このゴールは守って見せる!!」
「ふっ一度として守れてはいないが」
そう言って円堂くんは帝国の必殺シュートを止めようとしたけど止めきれなかった。そして19点目が入ってしまった。
「無様だなぁ」
「お前らには俺たちから1点を取ることすら無理だな」
「まだだ!まだ、終わってねぇぞ!」
そうして円堂くんは立ち上がったが呆気なくシュートが決められて20点目が入ってしまった。
(円堂くんが頑張ってるのに僕はここで何をしてるんだ!早く立ち上がらないと)
「誰だ?あいつ?」
「あんな奴うちの中学にいたか?」
周りが騒がしくなった気になってそっちを見たら豪炎寺くんが、いつの間にか逃げ出していた目金くんの来ていた10番のユニフォームをきていた。
『おや?彼はもしや?昨年のフットボールフロンティアで1年生ながら、その強烈なシュートで一躍ヒーローになった、豪炎寺修也!その豪炎寺くんが、なんと雷門のユニフォームを着て、我々の前に登場!!』
実況がそう紹介した。
(この試合実況いたんだ。全然気づいてなかった)
「待ちなさい!君はうちのサッカー部では「いいですよ、俺たちは」」
冬海先生の言葉を遮りながら鬼道くんがそう言う。
「そ、それでは、帝国学園が承認したため!選手交代を認める!」
「豪炎寺!やっぱり来てくれたか!」
「大丈夫か?」
円堂くんが倒れそうになったのを受け止めながら言う。
「遅すぎるぜ。お前」
『さぁ、雷門はケガをした風丸に代わって新たな10番豪炎寺が登場です。』
風丸くんのところに少林くんが入り、少林くんのところに僕が、そして僕のところに豪炎寺くんが入った。僕たちは何とか立って試合が再開した。けどすぐに宍戸くんがボールを奪われてしまった。
「行け、デスゾーン」
「よし」
デスゾーンが蹴られたと思ったら豪炎寺くんが走り出した。
『ああ!走ったぁ。豪炎寺まったく円堂をフォローせず、1人帝国ゴールに向かっていく!』
「なに!?」
『目金と同じ敵前逃亡かぁ?』
(違う!豪炎寺くんは円堂くんが絶対にシュートを止めるって信じてるんだ!そのボールが必ず来ると信じて!)
すると円堂くんからすごい力を感じる。見てみると円堂くんから金色のオーラのようなものが見える。円堂くんはその力で大きな右手を出して帝国のデスゾーンを止めた。
『止めたぁ!ついに帝国のシュートを止めました!』
「円堂くん!」
「っ!頼むぞ神風!」
そうして円堂くんからボールを受け取って走る。豪炎寺くんにこのボールを届けるために。
「行かせるかぁ!」
そう言って2人がかりで僕を止めようとしてくる。
(このボールだけは絶対に繋ぐんだ!絶対に奪わせない!)
「アグレッシブビート!」
「なに!」
『なんと神風が必殺技で帝国を抜き去った!』
そうして僕は2人を抜き去る
「豪炎寺くん!」
そうして豪炎寺くんにパスを出す。豪炎寺くんはボールを高く蹴り炎を纏いながら高く飛んだ。
「ファイアトルネード!」
そうして炎を纏いながらキーパーに止められることなく点が決まる。これで1点返すことができた。
「たった今、帝国学園から試合放棄の申し出があり、ここで試合終了!」
『なんと!帝国学園は試合を放棄!これは実質的に雷門イレブンに勝利ともいえる事態です!』
(よかった。何とかこれで廃部の話を何とかなったかな)
「豪炎寺ありがとな。これからも一緒に「今回限りだ」! ありがとな!ありがとう!」
みんなが豪炎寺くん止めないのかと聞く。でも円堂くんはいいんだと答える。
「それよりさぁ、みんな見ろよ!この1点!この1点こそが雷門の始まりさ!この1点が俺たちの始まりだ!」
「「「「おーーーーーー!!」」」」
(それにしても何とかなってよかったな。これからはいろいろと大変だ!明日も頑張ろう!)
サッカーやる描写書くのって難しいですね。もっとわかりやすく書きたいです。次からも頑張ります。