超浮かれポンチAIライバー月見ヤチヨは匂わせ配信を辞められない 作:Radrabbit
どうして感想欄のgoodが一日5件しか押せないのよォ〜!我作者ぞ?感想の宛先ぞ?どうしてなのよハーメルン様・・・!
なんておんおん泣きながらいただいた感想を読んでいます。
『ヤチヨの乙女心を誑かし、ツクヨミのサーバーを破壊したからです!』
『あ、あれ?私またなんかやっちゃった?』
『覚悟の準備をしておいてください!近いうちに訴えます、KASSENも行います。ヤチヨの天守閣にも問答無用で来てもらいます!』
『あー・・・これいつものネットミームね』
今すぐこのネットミームを削除しやがれ・・・
磯婆はいい加減慣れてくだち
また浮かれ過ぎてサーバー落としたの?学習しなよ
ツクヨミのつよつよAIとは一体・・・うごごごご
ぷんすかと怒りマークを飛ばしながら眦を上げたヤチヨが私を覗き込む。うおぉ・・・可愛い・・・。
・・・じゃない。また何かお困りごとがあるようだ。
『ほんとに?彩葉、ほんとに自覚ないの〜??』
『う、上目遣いは反則・・・いや、私本当に知らないよ。私何かした?』
いろPは無自覚にやらかすからね
我々としてはヤチヨもいろPもジャブ感覚で大爆発ぶち込んでくるのが怖いのだが?
『じゃあさじゃあさ、今日の朝から順番に何してくれたのか教えて?』
『えぇ?・・・えーと、朝は目が覚めたらヤチヨにおはようの挨拶して、朝食食べてツクヨミに入って勉強してたくらいじゃない?』
『はいストップ!みんな聞いて、ヤチヨ視点で朝の再現するから!』
『これ長くなる感じ?』
お可哀想なこと・・・
ほわほわほわ〜とか言いながら本当に当時の光景見えてくるやつ初めて見た
だがヤチヨの寸劇はレアだぜ
【貴女のヤチヨが午前7:00をお知らせします。彩葉、朝だよ〜】
【・・・ん、んんぅ〜・・・もう朝ぁ?】
画面越しに映るその人が、私の声に反応して身体を揺らす。
ゆっくりもぞもぞと布団から抜け出した彩葉がぼぉっとしながら上半身を起こし、その眠気眼を少し開いた。
それに合わせてカーテンレールを遠隔操作し、暖かな太陽の日差しを彩葉に届ける。
柔らかな光に照らされる彩葉の顔はまるで天使みたいに可愛らしくて、思わず頬が緩んでしまう───表情筋なんて無いけれど、こういうのは気分なのだ───。
【ぁ〜・・・ねむ】
【今日はのんびりしたい気分?珍しいね、彩葉って朝弱くないのに】
【そーねぇー・・・】
いつもの彩葉なら起床後はすぐにシャキッと動き出して着替えも済ませている筈だ。
でも今の彼女は、なんだかとても安らいでいるように見えた。
【ヤチヨが見守ってくれてるから、朝からこんなにリラックスできるのかな?】
【そ、そぉ?・・・いや〜、強すぎるヤチヨパワーが滲み出してしまったのかもしれないねぇ】
あんなにいつも一人で頑張ろうとしていた彩葉が、こんなにものんびりできる日がくるなんて。
八千年前の私だったら想像もできなかったかもしれない。
・・・うぅん、あの頃のわたしなら想像する間もなく、気が付いたら彩葉を巻き込んで色んなものを変えていたに違いない。
どちらにせよ、小さい頃からずっと一人で孤独に耐えていた彩葉を思うと涙が溢れそうになる。
芦花と真実達とも前よりずっと仲良くなれているようだし、彩葉がこんなにも幸せそうにいられてよかった。
・・・あぁ・・・わたし・・・ずっと失敗ばかりだったけど・・・・・・ちゃんと、ここまで来れたんだな・・・
【ヤチヨ】
【なあに?】
【呼んだだけ、ふふっ】
【んぐっ】
──ひ、人が感傷に浸っているっていうのにこの悪女は!!
なんなのその寝起きの柔らかい感じの笑顔!!脳が覚醒してるときは絶対見せてくれないやつ!!
彩葉は私をどうしたいのかな!?誘ってるのかな!?ツクヨミの天守閣に閨でも作って欲しいの!?すぐ作るよ!!?
【ヤチヨ】
【な、何かな?同じ手を食らうヤッチョじゃありませんことよ?】
【だいすき】
【──────ッ!?!?】
ばちばちとオーバーフローした感情値が空間を錯綜する。物理的な肉体を持たない私には、私の裡から溢れ出た感情を『
だから幸福感と高揚感をMIXした電子ドラッグに近しい電気信号が、広大な
前までは何があっても平気だったはずなのに、ただそこに彩葉が関わるだけで私は私の幸福を抑える術を見失ってしまう。
・・・あぁ、またチュートリアル担当のヤチヨがショートしてる。だから作業中の分身は彩葉の情報シャットアウトしようって決めたのに、彩葉が好き過ぎて皆同期してるじゃん。
【な、なん、なに急に・・・びっくり、したじゃんか】
【思ったことは全部言葉にするって言ったでしょ?・・・ほら、ちゃんとこっちむいて?】
【に゛ゃ゛ッッ】
きりと鋭く、陽光に照らされる水面のような美しさを宿す水色の瞳が、溺れるほどの愛を込めて私を貫いていた。
そこに熱なんて無いはずなのに、なぜか灼熱の光線でも浴びたかの如く、その眼差しは私の全身を熱く熔かしてゆく。
・・・私に温度なんて無い。落ち着け。これは全部錯覚。彩葉が好きすぎて私の精神が勘違いしてるだけだから。
【ふふ、すごい表情。せっかくの綺麗なヤチヨの顔が台無し・・・あぁ、でも、こんなヤチヨの表情もかわいくて好きだな】
【────────】
【あ、もっとかわいくなった、ね?】
《管理人AI:月見ヤチヨに想定を上回る負荷が確認されています。状況を報告してください》
◇◇◇◇◇◇・・・・・・・・・
《管理人AI:月見ヤチヨからの返答を確認できません。FUSHI、応答を願います》
【FUSHI】《暫く動けねーって言ってんだろ!ツクヨミのことはそっちでなんとかしろ!》
《サーバー保持システム『ヨミちゃん』に該当する機能は搭載されていません→もしかして:手詰まり?》
【FUSHI】《どうせ彩葉と乳繰り合ってるだけなのわかってるだろ!ログ読み込んでみろ!》
《実行・・・・・・計測完了。管理人AI:月見ヤチヨの高強度の幸福、興奮状態を確認。FUSHIに質問→これは俗にいう発情期ですか?》
【FUSHI】《お前に武士の情けってやつはねーのかよ・・・まぁいい。一旦サーバーの負荷だけ下げてろ。暫くしたらヤチヨも復旧する》
【ヨミちゃん】《了承・・・・・・・・・サーバーへの影響を抑えるため、『KASSEN』『ツクヨミシアター』『ワダツミ広場』を一時閉鎖します》
『《自動音声》ぴんぽんぱんぽ〜ん!神々の皆ごめんね〜。ちょ〜っとメンテナンスしなきゃなので、一部のエリアを一旦閉鎖します!メンテナンスについては随時情報を更新するから、ヨミッター公式アカウントを要チェック!!』
『これどうかなぁ!?ヤッチョが悪いのかなぁ!?』
『えぇ・・・?これ私のせいになんの・・・?』
おで、いろは、すき
ヤッチョ視点のいろP破壊力高すぎる
おかわわわわわわわわ
心臓弾け飛ぶかと思った
俺大規模チートでも検知されたのか思ってめっちゃヒヤヒヤしてたのに・・・
ヤチヨはすげぇよ。たった一人で・・・何考えながらいろPの波状攻撃耐えてたんだ?
『無理だよ!こんなの無理だよ!!ヤチヨのオリハルコン製のハートでも耐えられない!!』
『いやいやいやいや、ちょっと美化しすぎじゃない?私の寝起きもっと酷いでしょ』
『彩葉はいつでも可愛くて綺麗で素敵で私の光だよ』
『お、おおぅ・・・ありがと』
ヤッチョはよく頑張ったよ
助けてヤチマさん!俺いろPのこと好きになっちまう!!
ふふ・・・下品なんですが・・・下品なのでやめておきますね・・・
貴方は全国のツクヨミファンの性癖を破壊しようとしている破壊神です。破壊の神です。そんなことをしているとガチ恋されますよ?
『と!いうわけでね!『いろPが悪いんだよ』って思う神々はこれに投票してねぇ〜』
『なんかでてきた・・・』
私たちの目の前に、ピンク色の謎のボックスが出現した。一見なんの変哲もないただの箱だが、ここはツクヨミの仮想空間。
見た目ではわからない機能が搭載されているに違いない。離れとこうかな・・・ん?
『この箱の前面に描かれてる
【簡単で
す!】
ってのは何?うわ、なんか私歪んでない!?』
『あぁそれ、そこは改行してあるから二行になっちゃうの』
『なんて?』
よく見たら裏に【色違いいろPゲット!】って書いてんじゃん
ツクヨミのセーブデータ消えたら日本政府くんが泣いちゃうよ
投票先見たら【いろPが悪い】【いろPはヤチヨのお願いを聞くべき】【ヤチヨは悪くないよ】の3択になってて草
残念だったな ヤチヨからは逃げられない!
どうやらこの投票は出来レースであるらしい。
別に困りはしないけれど、特に悪いことした覚えないのに悪役にされるのはなんかもにょるし・・・そうだ。
『ヤチヨ』
『なななに!?もうその手は食らわないんだから!』
『おいで?』
『ぐぅ・・・』
口では嫌がっていてもヤチヨは正直だ。こうして私が近付いても離れようとしない。
手を伸ばして待っていれば、ずるずるとヤチヨは私の腕の中へやってきた。そんな素直な良い子には、ご褒美のなでなでをプレゼント。
『いいこ、だね?』
『んぅ〜〜〜、えへへ』
『ぎゅってして欲しい?』
『ほしいっ!』
エッッッッッ
これ放送していいんですか!?ありがとうございます!
うおおおおおお!待ってくれよオラの心臓!!
これが、最後のふじゅ〜、です・・・受け取って・・・ください、伝わって・・・ください・・・
流石ガチ恋勢を焼き尽くした女だ、火力が違いますよ
勝ったな。
お兄ちゃんを参考にしてそれっぽくやってみたけど、対ヤチヨの最適解を見つけてしまったかもしれない。
・・・にしても可愛いな。ヤチヨは。普段からこれくらい甘えてくれればいいのに。
『さて、そういうわけで投票は無効ってことに』
『・・・・・・あっ、今のナシ!ナシ!!』
『ぎゅってしたくない?私はしたいよ?』
『すりゅ〜〜〜♡♡♡』
あきらメロン
勝てんぜ、お前は
もう終わりだよこのAI
俺ヤチヨのこんな姿見たく・・・可愛いからいっかぁ!
狂喜乱舞するヤチヨがすりすりと私に頬擦りしてきん゛可゛愛い゛!!うわ顔近垂れ目良すぎしぬ。
ぎゅってする?私もぎゅってする〜〜〜♡♡
『えへへへへ・・・♡』
『ゔぇへへ・・・』
てぇてぇ・・・いやなんか片方怪しいな
素直に尊いと言えないこの気持ち、わかりますか?
オタク出しても可愛いの、やっぱ美少女ってズルやなって
おっと危ない。結局本題を忘れるところだった。
ヤチヨから仕掛けられたこの謎の裁判擬きの審判はどうなるのだろうか。ていうか有罪だったら私どうなるのさ。ヤチヨヨシヨシの刑とか?
『で、結局この茶番って何したかったの?てか私有罪?』
『茶番言わない。でもそうだにゃ〜〜・・・うーん、このままだと有罪だけど〜・・・でも?いろPがどうしても嫌って言うなら?』
『嫌なら、なあに?』
腕の中でもそりと動いたヤチヨの、深海のように揺らめく透き通るほど綺麗な瞳。
それが私だけを見つめているこの状況を至福に思いながらも、彼女のいじらしい
『今日の夜までずっと二人きりで一緒に居てくれたら、許してあげる』
『・・・今日だけでいいの?』
『んもぉ〜それ禁止!ズル♡これから天守閣にぶち込まれる楽しみにしておいてください♡いいですね!』
『そのノリまだ続いてたんだ』
たとえヤチヨがどんな配信をシヨーが、絶対にイチャつかず終わることはない・・・コレが、いろヤチ・カップリング・レクイエム!!
俺のそばでイチャつくなァァァァァァ!!
俺たちはこれから無限にこれ見せ続けられるってこと?いいぞもっとやれ
ヤチヨがワザップネタ振るせいでギャングわらわらじゃん
恥ずかしくてネットミームに逃げるヤチヨが愛おしくて、でも私からは逃げようとしない彼女をすっと抱きしめる。
バタバタと手を振って暴れる素振りをしているけれど、脚は引っ付き虫みたいに私に巻き付けてるの自覚してるのかな。
『いろはのバカ・・・』
『こんな私は嫌い?』
『好きぃ!!!』
このあと私たちは二人仲良く
ヤッチョ回想に反転文字を入れてみました。一回やってみたかったんですよね。
あと独自解釈のタグが仕事をしていますが、フレーバー的なもんなので深く気にしなくていいです。いいんだよ、忘れて。