……黒服曰く、仲間が迷惑を掛けたお詫びとの事だ。普段の支援とは別に金も出すらしい。
私はマダム……ベアトリーチェを殺そうとしていたのに良いのかと思ったけど黒服にとっては別にいいらしい。普通に実験対象である私の方が重要だし、それにベアトリーチェが今回やった行動はゲマトリアで禁止されている互いへの過度な干渉に該当するらしい。黒服が研究している私に手を出したのがこれに当たるのだとか。なので今回の件はベアトリーチェが完全に悪いとの事だ。
……そこまでしてくれるんなら喜んで行く……と言いたい所だが、数日間街中で監督者が私ひとりしかいないのは普通に不安だ。もちろん生徒達だってしっかりしてる子ばっかりだが、キヴォトスは銃社会だ。何があってもおかしくはない。申し訳ないが旅行は断らせて貰おう。
『ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』
「……あぁ、何処に行くかでしょうか?私が提案するのはアビドスという場所です。かつてはとても栄えていた自治区でしたが、現在砂漠化が進行しており住民も減少し続けているという土地です」
……コイツ修学旅行先の提案してるんだよな?もしかして実はベアトリーチェボコったの怒ってる?あと微妙に伝えたい事ズレてるし……
「治安維持部隊なども存在していないので、貴方が居たとしてもそこならば騒ぎになる事もないでしょう」
……あっ、私に気を遣ってたのか。てっきり嫌がらせかと……
「もちろん砂漠だけというのは少々つまらないでしょうし、アビドスに行った後、別の観光地に行くというのはどうでしょう?それならば様々な所へ行けるので私としてはこれがおすすめです」
……なるほど……私は良いとは思うが、まずは生徒に聞かなければならないだろう。実際に修学旅行へ行くのは生徒なんだから。……砂漠なんてダルいとか言われちゃうかな……
───意外にもこの計画はみんなに好評だった。何故だろうと思ったが、みんなアビドスの星空に興味があるのだと。……原因は不明だけどアリウスの空は常に曇っている。だから、ベアおばとの戦いの時に使用した『にほんばれ』で初めて青空を見た生徒もいるくらいらしい。そのまま晴れていれば良かったのに、少し時間が経つとまた直ぐに曇りになってしまった。
……もしかしたら、この土地自体に何か仕掛けがある……?今考えても仕方ないけど、今度調査をやってみようかな?
……まぁ、今は修学旅行についてだ。とりあえず班と係決めて……お小遣いも必要だな……あー、やる事多いよ〜……楽しみだけど……
────すげぇ!超砂ある!砂漠だ!
『ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』
「……レジギガスは暑くないの?」
『ギガギガフンフンガガガガガwww』
「そっか……」
とりあえずテント張ろう!ミレニアムって所に売ってた馬鹿みてぇにデカくて良く分からん機能付いてる奴!沢山買ったからみんなしっかり入れる!
「……なんでこんな大きなテント売ってたのかな……?」
「……さぁ……?」
「……絶対広すぎますよね……?」
…………ミレニアムってすごいんだなぁ…………
───ご飯食べてから、皆んなでUN○をやる事にした。
『レレジギガガガガガwww』
「レジギガス、○NOって言ってない」
『エーエエエエエエッエェーッェェェ⁉︎』
「……あ、U○O」
「……私も、UN○』
『ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』
「レジギガス、またUN○って言ってない」
『エェ↑エェ↑エェ↑ノォォォォォ↓』
「くっ……何故カードが増え続けるんだ……!?」
「うわぁぁぁぁん!カードが減りません!なんでですかぁぁぁぁ!?」
『エウエェェ↓エエエェェ(´Д` )ェェエエエ⁉︎』
「レジギガス、UN○って言ってな……」
『ノォォォォォォォォ↓』
……結果は私の惨敗だった。……私UN○って言えないんだけど……?なんでコレ参加したんだ?
「皆んなー!空すごい綺麗だよー!」
あっ、そういえばみんな星空見たいって言ってたんだ。私も見に行こう。
テントから出て、最初に目に入ったのはキラキラと輝く星々だった。
……周りに遮る物も、街灯の光もない。だからここまでしっかりと星が見えるんだろう。
「わぁ……綺麗……」
「……あぁ、そうだな……」
……本当に、美しい。なんだか感動して来たけど、今此処で喋ったらふざけた空気になりそうだから喋れない。
「……レジギガス」
『…レジッ』
「……本当に、ありがとう。今皆んなでこうしていられるのは、間違いなくレジギガスのお陰」
『…レレジギガガガガガ』
「……そっか」
……今、此処に皆んながいるのは、紛れもなく皆んな自身の頑張りだ。あの環境で生まれて、ずっと苦しい思いをして来た。……それでも、必死に生きて来てくれた。私がやったのはただマトモな環境にしただけだ。それだって、皆んなが協力的じゃなかったら出来なかった事だ。
……だからこれは皆んなのお陰だ。皆んながいてくれたから、私は今こうやって過ごせている。
「……そろそろ戻ろう。風邪を引いたら大変だ」
「……うん、そうだね」
「……もうちょっとだけ、駄目ですか?」
「これ以上いたら風邪引くよ?」
「それは嫌ですぅ……」
ゾロゾロとテントに戻って行く。さて、私も戻って寝よう……
……なんて言うと思ったか!?私は黒服から聞いたんだ!
『……アビドス砂漠では、稀に珍しい物が見つかる事があります。なので時間がある様でしたらぜひ宝探しでもしてみて下さい』
ってな!だから私はひとりで宝探しだ!ヒャッハー!宝を見つけたら皆んなで山分けだぜ!
皆んなが寝静まった頃、こっそりと外に出る。色々道具を詰めたバックも持ったから仮に迷っても安心だ。さぁ、行こう!
『ズッwwwズッwwwギーガピンピンピンwwwピンピンピンwwwギガギガフンフンガガガガガwwwズッwwwズッwww』
うおおおおお!!宝見つけるぞおおおおぉ!!
────ここ、何処……?
夜が明けて、朝になった。だから視界も良くなったと思ったんだけど……いきなり砂嵐吹いて来て、道分からんくなった……
……しょうがない。砂嵐は消させて貰おう。
『あまごい』!
さっきまでほとんど見えないレベルで吹いていた砂嵐だったが、いきなり雨が降り出し、砂嵐は消え去る。
……ふぅ、正直ズルっぽいけど迷っちゃったので許して欲しい。
さて、テントは……あっちか。さっさと帰ろう。
「あ、レジギガス。おかえり。散歩にでも行ってた?」
『レレジギガガガガガwww』
「……宝探し……?あれ、そういえばレジギガスが使ってたバックは?」
…………あっ!
『…エェ↑エェ↑エェ↑ノォォォォォォ↓』
「え、無くした……?大切な物とか入って無かった?」
『ノォォォォォォォ↓』
「……それなら良かったけど……」
……多分爆走してた時砂漠に落として来た。コンパスとかちょっとの食料しか入って無かったから別にいいんだけど……バック無くしたのは悲しい……はぁ、諦めるしか無いか……
……しょうがない!気分切り替えて行こう!皆んなの支度が終わったら次の観光地だ!
???「ひぃん……も、もう駄目……ごめんね、ホシノちゃん……私は此処までみたい……」
ザァァァァ
???「……あ、雨……?……雨だ!やったー!水だ!……でも……お腹が空いて力が出ないよ〜……」
ダレカノバック
???「……ん?あれは……?バック?なんでこんな所に……もしかしたら、食べ物とか入って無いかな〜……うわっ!沢山入ってる!え!?コンパスもある!?……やっぱり、奇跡ってあるんだね……!ホシノちゃん!私、絶対生きて帰るからね!」
レジギガス以外のレジ系のポケモンは出す?
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全員(一体当たりの登場は少なくなるかも)
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一部のみ(ルビーサファイアの3体とか)
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レジギガス以外出さない