レジギガスで行くアリウス生活物語   作:強酸性のTKG

16 / 20
16話

…………な、なんとか……アリウスまで逃げられた……あの子たちほんとヤバい……超追っかけて来た……特に先生とかめっちゃキレてた……

……私って弱いのかな……?はぁ……特訓とかしようかな……うん、そうだ!特訓しよう!黒服あたりに頼んで!そうと決まれば早速……!

 

「レジギガス〜!遊びに行こ〜!」

 

……まあ……明日からやればいいか!休憩も大事だよね!

 

 

 

 

────気がついたらずっと遊んで過ごしてた。チュートリアルで騙してくるガチのクソゲー……じゃなくて死にゲー?をみんなでやったりとか。

アズサとその友達がペ……ペロ……ペロロシェ?とかいうキャラのグッズを危ない場所に買いに行くとか言うから、護衛で着いて行ったらアビドス近くてビビりながら行動してたりとか。そんな感じでダラダラと過ごしていた。

……こんなんだからあの子達にボコボコにされてるんだろうなぁ……

……あ、今日黒服のとこ行く日だ。丁度いいし終わったら相談してみよ。

 

 

 

 

『今日の実験もこれで終了です。お疲れ様でした』

『ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』

 

……気のせいかも知れないけど……今日の黒服ちょっと機嫌良い……?

 

『エーエエエエエエエッエェーッェェェ⤴︎⁉︎』

『おや、どうかされましたか?』

『エェ↑エェ↑エェ↑ノォォオオウ⤵︎』

『……ああ、分かりますか?実はつい先日良い事がありまして……』

 

……なんかろくでもない事な気がするんだけど……

 

『長年狙っていた暁のホルスを漸く手中に収める事ができまして……クックック……実験の結果が今からでも楽しみですよ……』

 

……暁のホルス?超カッコいい名前だけどどなた?

 

『…レレジギガガガガガwww』

『……どうなされましたか?貴方も実験に興味が?』

『ノォォオオウ⤵︎』

『……暁のホルスについてでしょうか?』

『ギガッ‼︎』

『暁のホルスというのは……小鳥遊ホシノの事です。貴方もつい先日彼女と戦ったでしょう?』

 

 

…………???

……ん???待って???暁のホルス=小鳥遊ホシノって事は……今黒服は小鳥遊ホシノを手に入れたから好きに実験できるぜ!って言ってたって事???

……えっ…………キモッ!!!!

 

『エェ…』

『おや、実験の内容に興味が?』

『ノォォオオウ‼︎』

『クックック……それならば喜んでお話ししましょう』

 

コイツ話通じないんだけど‼︎こっちの話聞けよ‼︎……あ、私喋れなかったわ(笑)

 

『私はホシノを実験体として、「ミメシス」で観測した神秘の裏側、つまり恐怖。それを、生きている生徒に適用することができるか──そんな実験を始めるつもりです』

 

………ん?マジで洒落にならん事しようとしてない?

 

『レレジギ…ガガガガガ?』

『……まさか止めるおつもりですか?』

『ギーガ…ピンピンピンピンピンピン』

『……貴方のその行動にはなんの正当性もありません。今の貴方に一体何の権利があってそんな要求を?』

 

……つい先ほどまであったゆったりとした雰囲気は、まさに一発触発といった空気へと変わっていた。

 

『それに……私との関係が切れて一番困るのは……貴方ではなくアリウスの生徒達では?』

 

……!コイツ……!

 

『……貴方が他にもいくつかの収入源を持っている事は知っています。ですが、そのどれもがそこまでの稼ぎではないか、不確実なものであるという事もまた事実です』

 

……確かに、他の収入源全部合わせても、アリウスの全生徒を安心して生活させられるかどうかはギリギリだろう。余計な出費とかがあると更に厳しくなると思う。……ただの他人である小鳥遊ホシノひとりと……アリウスのみんな。

……どちらを優先すべきかは、明白だ。

 

『レレジギ…ガガガガガ』

『クックック……ご理解頂けた様で何よりですよ……それでは、今後とも宜しくお願いしますよ、レジギガスさん』

 

……そう言って、スピーカーからは何も聞こえなくなった。

 

 

 

……本当に、あの選択は正しかったのだろうか。少女が犠牲になると分かっていて、黒服との関係を続けるのは。

……黒服とは、少しだけど友情みたいなものもあったと思ってた。だけど所詮、あいつもゲマトリアだったんだ。何の罪もない子供を食い物にして、自分の欲望を叶える。自らのやっている事が悪事だとは承知の上で、それを実行する事を躊躇わない、悪い大人。

……そして、少女が犠牲になるのを分かっていて、協力関係を続けようとする私もまた、悪い大人なんだろう。ベアトリーチェや黒服と何の変わりもない、ただのクズ。

……それでも、小鳥遊ホシノを助けようとは思わない。私にとって、アリウスの子達が最優先だからだ。

……ひとりで悩んで、悩み続けて、どうにも出来ない現実が苦しくなる。そんな時。

 

プルルルルルル…プルルルルルル…

 

一本の電話が掛かってきた。相手を確認してみると……アズサ?どうかしたんだろうか?

 

『……もしもし?レジギガス?』

『…レレジギ…ガガガガガ?』

『いや、ただの近況報告だ。問題があった訳じゃないから大丈夫』

『…ギガッ』

『……何か、悩んでる?』

 

……こんな話は生徒には言えない。適当に誤魔化そう。

 

『…ノォォオオウ⤵︎』

『それなら良いけど……』

『…レレジギガガガガガ』

『……レジギガス。何か後悔があるんなら、行動するべきだと私は思う』

 

…………

 

『行動出来ずに後悔するよりも、行動して後悔した方がよっぽど良い。やらないで終わる後悔は、多分一生引きずる事になる』

 

……それでも……

 

『それに……この前、レジギガスは私を褒めた。正しい事をしたんだから、胸を張って良いって。レジギガスが何に悩んでいるのかは私には分からないけど……きっと、レジギガスは正しい事をしないと、ずっと苦しんでしまうタイプだと思う。あの選択は、本当に正しかったのかって』

 

…………そうだ。何を弱気になってたんだ?アリウスのみんなを守るんなら、汚い行いなんてするべきではない。みんなの手本となれる様に、みんなが道を踏み外さない様に、一番気を付けないといけないのは私だと言うのに。アズサにそれを教えてもらうなんて、思っていなかった。

 

『レレジギ…ガガガガガwww』

『……?まあ、元気になったのなら良かった。……あ、もうこんな時間か。それじゃあ、また今度』

『ギガッ‼︎』

 

……さて、行くか!

 

『……ズッ‼︎ズッ‼︎』




アリウススクワッドのメンバーとかアズサじゃない喋り方の子は基本的にモブちゃんです。アリウスのモブちゃんかわいい。

レジギガス以外のレジ系のポケモンは出す?

  • 全員(一体当たりの登場は少なくなるかも)
  • 一部のみ(ルビーサファイアの3体とか)
  • レジギガス以外出さない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。