目の前に黒い豆みたいな変なのが立ってる。
先程から何か喋っているのだが明らかにまともな人間じゃない。それに豆みたいな顔だし多分アリウスで無念の死を遂げた豆の怨念か私の幻覚とかだろう。つまり相手にする必要はない。ひとりで考え事でもしてよう。
う〜ん……金稼ぐ方法とかねぇかな……そうだ!銀行強盗すれば5分で1億稼げるじゃないか!そうと決まれば早速……!銀行なんてどこにあんだよ。私場所知らないんだけど?
「……レジギガス。人を無視するのは良くない」
「……えぇ、そろそろ反応して下さると嬉しいです」
……えっ、豆の怨念じゃないの?
『エーエエエエエッエェーッェェェ⁉︎↑』
「……『豆の幽霊だと思ってた。ごめん』だって」
「……豆……いえ、大丈夫です。……それよりも、レジギガスさん。私と取引をしませんか?」
……?何言ってんのコイツ?
『エェ↑エェ↑エェ↑ノォォォォ↓』
「……嫌だって」
「クックック……話だけでも聞いてみませんか?これは貴方にも利益のある話ですよ?」
『…レレジギガガガガガガwww』
「……『とりあえず話を聞いてから判断する』って」
「ありがとうございます、レジギガスさん。では、私が提案する取引ですが……」
そっからは豆の怨ね……じゃなくて黒服というらしい。それでその黒服が話を始めた。ちょっと難しかったから要約するけど「実験受けない?金は沢山出すよ!」って感じ。実験といっても解剖とか投薬じゃなくてロボットと私が戦ったりする感じらしい。それにアリウスに対して支援もしてくれるとの話だ。また、週一くらいで黒服のところまで行けばいいらしいからずっと監禁しておくとかでもない。
『ギガギカフンフンガガガガガガwwwギーガピンピンピンピンwww』
「……『こっちに有利すぎない?』だって」
「……クックック……あなたにはそれだけの価値があるのですよ。金ならいくらでも用意出来ますがあなたの様に珍しい存在は金だけでは手に入りません。つまり私はこの取引を正当な物だと考えているのです。裏も無いので安心して下さい」
……なるほど……普通に良いな。……ん?どうやって私の事知ったんだ?コイツもしかしてヤバい奴か?
『レジレジギガギガフンフンガガガガwww』
「えーと……『なんで私を知ってるの?』だって」
「……先程反応して頂けなかった時にお話したのですが……あなたについての記事を見て、あなたの存在を知りました。それとSNSにあなたについての投稿が大量にありました」
……あー、コレ私が悪いパターンか。てっきり黒服がヤバい奴なのかと……
『…ギーガピンピンピンピンwww』
「……『取引を受ける』って。……いいの?」
『ギガギカフンフンガガガガガガwww』
大丈夫だ。問題ない。……この台詞言うとちょっと不安になってくるな。
「クックック……ありがとうございます、レジギガスさん。では、早速……と言いたい所ですが、まずはここへの支援を優先する事にしましょう。この状態ではレジギガスさんも安心してここを離れられないでしょう」
……黒服ってもしかしていい奴……?
『レレジギガガガガガガwww』
「……『ありがとう』だって」
「……ずっと思っていたんですが……アズサさん。なんで言葉が分かるんですか?」
「え?えーと……なんとなく?」
「……」
……なんでやろなぁ……
黒服ってこんな感じかな……間違ってたらこの小説での黒服はちょっと優しめって事でよろしくお願いします。