レジギガスで行くアリウス生活物語   作:強酸性のTKG

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5話

───数週間後。

見違えた様にアリウスが綺麗になっていた。

ボロボロだった建物はなくなり、新しく建て直され。

それどころか新しい施設も立って。なんなら水道とかも通って。

……いや、数週間だよね?建物ってそんな直ぐ建てられるもんだっけ?

 

『エーエエエエエエッエェーッェェェ!?↑』

「どうでしょう、レジギガスさん。満足して頂けましたか?」

『エエ↑エェ↑エェ↑』

「……うん。大丈夫だって」

「クックック……それは良かったです。では、早速ですが行きましょうか」

 

……どこに……?あっ、実験の話か!完全に忘れてた!

 

『レレジギガガガガガガwww』

「……うん。頑張って」

 

はぁ〜……めんど〜……

 

 

 

────盾を構えている兵士に向けて『メガトンパンチ』を放ち、盾ごと粉砕する。

その後ろにいた数名の兵士は既に銃を構えていた。その中の1人に対し『あやしいひかり』を使い混乱させる。混乱した兵士は他の味方や自分を傷付け始めた。どうやら機械でもちゃんと混乱はするらしい。

そこの敵は一旦大丈夫そうだが、まだ周りには兵士がいる。

……おっと!ロケットランチャーが飛んできた。『まもる』でしっかり防御し『メガトンパンチ』で敵を吹き飛ばす。

更に『じしん』で他の敵も撃破していく。

 

『クックック……素晴らしい力ですね……ただのPMC兵士とはいえここまで簡単に破壊するとは……では、次はこれです。頑張ってください』

 

……さっきから黒服がドローン越しにペチャクチャ喋ってるのが少し鬱陶しい。ちょっと黙ってくれないかな?……ん、なんか出て来た?……あれは……戦車?どこで用意したんだあんなの?

……砲塔がこちらに向いている。確かに戦車砲なら私にもダメージは入るかもしれないが……スロースタートは既に切れている。

体から力が湧き上がってくるのを感じつつ、戦車に向かって走り出す。

主砲に命中しないようジグザグに走り、どんどん近づいていく。

敵は慌てている様で適当に弾を発射しているが完全に明後日の方向だ。

よし、当たる!『ギガントインパクト』ッ!

完全に敵に命中し、辺りには轟音が響く。

……ふう。敵はもういないみたいだ。

 

『お疲れ様でした、レジギガスさん。実験はこれにて終了です』

『ギーガピンピンピンピンwwwピンピンピンwww』

『……次の実験は……10日後にしましょう。その時も迎えに行きますのでよろしくお願いします』

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

 

……ようやく終わった。さっさとアリウスまで帰ろう。私にも予定はあるんだ。

 

 

 

────レジギガスの巨体でも扱える様に頼んだ特注品の黒板を設置し、これまた特注品のチョークを持つ。これで生徒達に授業をする用意が出来た。

……別に私がイカれた訳じゃない。今のアリウスには黒服のお陰で金はあるが人手がない。なので当然先生もいないのだ。だが、生徒である以上勉強は大事な事だ。なので私が授業をしよう!と考えたのだ。私は馬k……じゃなくて少々勉強が苦手だが、簡単な物なら十分教えられる。

……さて、生徒はどのくらい集まっているか……私もアリウスで生活している中でアズサ以外の知り合いも増えたので沢山来てくれると嬉しい。……これでアズサだけだったら泣くぞ?レレジギガガガガガガwwwって。あ、それは泣くじゃなくて鳴くかwww……はぁ。行こう。

……おぉ!大分集まっている。普通に嬉しい!

 

『レレジギガガガガガガwww』

「えーと……こちら先生役のレジギガスだ。私は白洲アズサ。レジギガスがなんて言ったか分からない時は遠慮なく聞いて欲しい」

「……今のはなんて言ったんですか?」

「……『みんな!よろしく!』だって」

「よ、よろしくお願いします……?」

 

何人かの生徒が困惑しながら挨拶をしてくれた。いい子が多くて感動しそう。

……さて、早速授業をするか!

 

 

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

「えーと……『この単語はDirty deeds done dirt cheap。いともたやすく行われるえげつない行為って読む』……レジギガス。これ本当に覚えないと駄目なの?」

『ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』

「そ、そうなんだ……」

 

 

『レレジギガガガガガガwwwギガギガフンフンガガガガガガwwwギーガピンピンピンピンwwwピンピンピンピンwww』

「えーと……『式の展開は()を外す事。例えば(x+1)(x+3)とかならxをxと3、1をxと3にそれぞれ掛ける。するとx²+3x+x+3になる。これで文字の数が同じ数字で計算して…… x²+4x+3になる』……レジギガスって真面目に授業出来るんだ……」

『エーエエエエエエッエェーッェェェ⁉︎↑』

 

 

 

無事に授業は終了し、生徒達は学生寮へ帰って行く。

……う〜ん……とりあえず今日は大丈夫だったけどまだ問題が山積みなんだよなぁ……とりあえず問題をまとめてみるか。

 

・まだアリウスの全生徒を把握出来ていない。

・制服とかない。

・生徒会もない。

・なんなら教員もいない。

・私の言葉の翻訳がアズサしか出来ない。

 

……特に一番上が本当にマズイ。今の所学生寮や学校に来てくれるのは穏健派の生徒やアズサの様にストリートチルドレンになっていた生徒だ。その生徒はほぼ完全に来ているが過激派の生徒はほとんど来ない。

倒壊の危険がある建物は建て直されている筈だからその心配はいらないが病気とかしてないか心配だ。

……まぁ、気長に待っていよう。人の恨みは他人がどうこう出来るものじゃない。

そんな事を考えていると、建物の影からこっちを見ている子供達がいるのに気付いた。服装もボロボロだしもしかしてアズサみたいな生徒か?

 

「……」

『レレジギガガガガガガwww』

「う、うわぁぁん!?気付かれちゃいました!もうおしまいです!私たちはあの大きいのに食べられちゃうんです!」

 

!?すごい喋るなあの子!しかも妄想力もすごい!人なんて食べないよ私!

 

『エーエエエエエエッエェーッェェェ⁉︎↑』

「うわぁぁぁん!!」

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

「お、落ち着けヒヨリ。もしかしたらいい人かも……」

「あれのどこが人なんですか!?うわぁぁん!」

『…ギガギカ…フンフン…ガガガガガガ…』

「……なんか落ち込んでる?」

「あ、あぁ……そうみたいだな……あっ、座って土遊びし始めた……」

「……ヒヨリ。謝った方がいいんじゃない?悲しそうだよ」

「ひ、姫ちゃん!?いや、でも……」

『レレ…ジギ…ガガガガガガ…』

「……ご、ごめんなさい……?」

『レレジギガガガガガガwww』

「喜んでる……?」

「さぁ……」

 

そんなよく分からないノリで、私は4人の生徒と出会った。




ああああああああアリウスの過去分かんねえぇぇぇぇ!誰か教えてぇぇぇぇぇ!
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