レジギガスで行くアリウス生活物語   作:強酸性のTKG

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6話

なんとなくリーダーっぽいのがサオリ、姫って呼ばれてたのがアツコ、さっき喚いてたうるさいのがヒヨリ、包帯を巻いているのがミサキと言うらしい。

アツコはロイヤル……ブラットだかブレットだとかでお姫様らしい。

なんでも生徒会長の血筋?なのだとか。他の3人は孤児だとかの様だがなんやかんやあって今まで4人で生きて来たらしい。

そこで此処の噂を聞いてやって来たのだとか。

……恥ずかしい話だが、私はまだアリウスの全生徒を把握出来ていない。

何回か生徒が隠れていそうな場所の捜索も行なっているのだが、それだけで全員を見つけ出せる訳ではない。また、なんとか生徒を見つけても信用してもらえず、簡単に着いてきてもらえない事もあった。なのでこうやって向こうから、こっちを信じようとしてくれるのは結構嬉しい。

 

『レレジギガガガガガガwww』

「えっと……『学校までようこそ!ここなら食料も物資も沢山あるから安心して過ごしてね!』ってレジギガスは言ってる」

「……レジギガガガと言う一言にそこまでの情報が含まれているのか。凄いな」

「……姉さん。今はそこじゃないと思う」

「ご、ご飯が沢山食べられるんですか……!?」

 

……あ、そういえばもうちょっとで夕飯時か。……そうだ、今度炊き出しでもやってみようかな?

 

 

 

────数日後。本日作ったのはカレー!小学生の頃大人気メニューだったカレーだ!

人数が沢山いるから新しい道具も買った!というか黒服に買わせた!頼んだら快く買ってくれた!あとはみんなに手伝って貰って頑張った!玉ねぎが目に染みるとか誰かが喚いてた気もするけど多分気のせい!

 

「お、おいしい……!」

「こんなの初めて食べた……」

「もう食べ終わっちゃった……」

 

おかわりもいいぞ!(善意)まだまだ沢山あるから皆んながおかわりしても何の問題もない。というか作り過ぎたからおかわりしてくれないと困る。……もし残っちゃったら全部ヒヨリに食べてもらうしかないか……

 

「うわぁぁぁん!ご飯が美味しいですぅ!」

「ヒヨリ。もう少しゆっくり食べた方がいいぞ」

 

あっ、もう結構食べてるっぽい。あの調子なら本当に1人で全部行けそうだ。多めに作っておいて良かった。

 

「……美味しい」

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

「……なんて?」

 

 

 

……炊き出しは無事に終わった。生徒の皆んなからの評判も良いのでこれからも続けていこうと思う。まだまだ他の課題は山積みだが、ゆっくりとでも頑張って行こう。

 

 

──それから、色んな事をした。

 

 

『レレジギガガガガガガwwwギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』

「『キヴォトスでは銃を持っていない人よりも全裸の人の方が多いという統計がある。しかし、私は服も着ていなければ銃も持っていない。この時、私はどちらにカウントされると思う?』……レジギガス。もしかしてちょっと疲れてる?」

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

「…………」

 

 

『エーエエエエエエッエェーッェェェ⁉︎↑』

「……レジギガス。日々の運動は大切だ。だからサボらずにやるぞ。ほら、ヒヨリも」

「も、もう休ませて……ください……食べたばかりだから苦しいんです……ハァ……ハァ……」

「……今は朝の10時だ。なぜ食べたばかりなんだ?」

「……ちょ、ちょっとだけつまみ食いを……」

「……」

「あっ、ちょっ、ちょっと待ってください!本当に苦しくて……!」

『エェ↑エェ↑エェ↑ノォォォォ↓』

「……ウエッ」

『「!?」』

 

 

『ギガギカフンフンガガガガガガ?』

「あ、レジギガス。……私?今はお花に水やりしてるの。レジギガスもやる?」

『…レレジギガガガガガガwww』

「……ふふ。綺麗でしょ?」

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

 

 

『レレジギガガガガガガwww』

「……何これ。熊のぬいぐるみ?』

『ギガギカフンフンガガガガガガwww』

「……子供扱いしないで。こんなので喜ぶ年じゃない」

『…ギガギカ…フンフン…ガガガガガガ…』

「……別に要らないとは言ってない」

『…ギーガピンピンピンwwwピンピンピンwww』

「………」

 

 

『レレジギガガガガガガwww』

『クックック……やはり素晴らしい力……あっちょっと待って下さい。このドローンは壊さないで……』ベギィッ

『ギガギカフンフンガガガガガガwwwwww』

 

 

────数年程経った頃だろうか。その日も、私は授業をしに学校まで来ていた。当初に抱えていた問題も、少しづつだが解決できている。それに、後1、2年でアツコが生徒会長になる。ちゃんとした権力者がいればもっとアリウスも良くなって行くだろう。そんな事を考えつつ、私は校舎へ入った。

……?何か、騒がしい?何かあったのか?

すると、たまたまそこにアズサが通りかかっているのを見つけた。ちょうどいい。聞いてみよう。

 

『レレジギガガガガガガ?』

「ッ!レジギガスか!丁度良かった!大変なんだ!」

 

……大変?まさか、生徒達に何かが……いや、違う。生徒達は頑丈なんだ。それに、みんな強い子ばかりだ。あの子達に何か起こる筈がない。きっと、ヒヨリが食料を食い荒らしたとか誰かが喧嘩したとかそんな所だろう。そうだ。そうに決まってる。

 

『ギーガピンピンピンピンピンピン?』

「さっき……大怪我したサオリ達が倒れてて……!」

 

私の淡い期待は、アズサのその言葉によって砕かれた。

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