刑事と列車と神々と   作:エアプのハロ

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崩壊スターレイルver.繧キ繝ォ繝舌?繧ュ繝シ PV『畏れよ而して飲まれるな』

「誰しも一度は宇宙の始まりを考えたことはあるだろう?でもその更に前は?気になるよねぇ?」

 

 

HoYoverse

 

 

誰もいない交差点の真ん中で一人の男が現れる。電灯の光をスポットライトのように扱いながら語り続ける。あと僅かに迫った誕生日を待つ子供のように、躍るような口調で。

「星神の力なく進歩した星『チキュウ』、大きな災害もどこそこの使令による侵略とかもない、まさに理想の星。しかし、本当にそうかな?」

顔を上げた男の顔が電灯に照らされ露になる。

少し裾のよれた白衣に身を包んだスッとした鼻に凛々しい目と深く刻まれた隈、まさに『研究者』という風貌だが今その顔には好奇心一杯の少年のように無邪気な笑みが浮かんでいる。

 

「おかしいと思わないかい?かつて存在していた星と同座標に?消滅したはずの星とそっくりな星が偶々生まれた?星神の力なしで?そこから何事もなく発展した?どうやって?」

 

「あぁ、つまり、何かがあるってことだろ?皆避けているってこと、あのスウォームすらも本能的に避けるナニカが。」

 

「気にならない?それほどまでに恐れられているソレの正体が!あぁ、知りたいなぁ…だから聞こう!誰にって?それは勿論、()()に!」

 

 

 

 

列車を降りた面々の前に一人の少女が物珍しそうに近寄ってくる。

「アレ?もしかして君たち外の世界からやってきたの?じゃあ案内してあげる!」

そう()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が笑いかける。

「ちょうどいいタイミングで来たねー。これから本当に面白くなりそう!」

心の底から楽しみでたまらない、というように美しくそしてどこか悍ましくその口を歪める。

 

 

 

 

⸺「皆、集まって。次の仕事よ。銀狼もゲームはやめて。」

薄暗い基地の中で星核ハンター・カフカが呼びかける。普段と変わらないように見えて、その艶やかな声色に焦燥が混じっている。

「今回の脚本はかなり不確定要素が強いけど…絶対に失敗できないわ。」

「もし失敗したら…」

「全部、消えてなくなっちゃう。」

 

 

 

 

 

「星神とは本当に脆い。些細なことで傷つき死ぬことすらある。」

薄暗い部屋の中で大きなローブに身を包んだ初老の男が語りだす。巨大な教会を思わせる内装の中で演説をするように声を張り上げ狂気的な笑みを張り付けている。

「そんな存在が神などと、傲慢だと思わないか?」

部屋の隅には黒い汚れのようなものがこびりついており、時折アメーバのように蠢いたり、「テケリ・リ」と声を漏らす。そんなことには目もくれず男は演説を続ける。

「月に潜む獣、鋭角に潜みし猟犬、海底に眠りし都市の主、赤い深淵の狩人、黄衣の王、無貌の神、塵を踏む者、外なる知性そして!盲目白痴の万物の王!」

昂る男のに呼応するように部屋の隅にいたアメーバ状のナニカが沸き立ち、

いあ! いあ! あざとーと! あざとーと くふあやく

ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ

あい! あい! あざとーと!

と、そう歌い出す。

悍ましいソレへの讃美歌を。

「さぁ始めよう来るべき進化の為に…」

 

 

 

「私の名前はヴェルト・ヨウ。星穹列車に所属する開拓者だ。…キミは?」

 

「⸺俺はギャバン、宇宙刑事ギャバン・バースだ。」

 

ver.繧キ繝ォ繝舌?繧ュ繝シ『畏れよ而して飲まれるな』




アザトースの招来の呪文が分からん☆
因みに宇宙に外なる神とかがいないのは旧神たちがメチャクチャ頑張って隔離したからです。(これ以上狂信者が増えるとガチで手に負えないので)
センキューノーデンス、フォーエバーノーデンス
まぁ、その反動でチキュウではかなりの頻度でどこそこの教団が邪神の招来を試みたり、ミ=ゴが森のくまさんみたいなノリでエンカウントするのでかなり失踪者とかは多いんですけどね。コラテラルコラテラル。
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