欲望のメダルと青春と   作:回いいいいいい

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最初はオリ主の鴻上会長で書いてたんですけど、難しかったので変えました。


メダルとユメと謎の腕

 

 

ここはアビドス砂漠。

昔はここまでの規模では無かったが、年々風に乗ってくる砂の影響でアビドス砂漠は見渡す限りの砂だけの砂漠になっていた。

そして、そんな砂漠で1人干からびかけて死にそうになっている者が居た。

 

「う…うぅ…」

 

彼女の名は梔子ユメ。

この小説を読んでいるブルアカを知っている君たちならば彼女の事は知っているだろう。

アビドス高校の3年生であり、アビドス生徒会の現会長。

そんな彼女は本来の歴史(原作)ではこのまままアビドス砂漠で干からび死んでしまう。

しかし、この世界では歴史が少し違う。

ホシノは早い段階でユメを探しに来ており、このアビドス砂漠に居る。

そして、この世界での最も大きいであろう本来の歴史(原作)との齟齬は、無名の司祭の残した遺産である物の1つに、とあるメダルがあるという事だろう。

そして、そんなメダルには意思が宿りこのアビドス砂漠で目を覚ます。

 

赤いメダルの周りに銀色のメダルが無数に集まり、腕の形を形成する。

 

「…なんだ?ここは」

「オレは確か、…刺されて死んだはず…」

 

彼は目覚める前、通勤帰りに通り魔に会い取っ組み合いになり、刺されて死んでしまったはずだった。

 

「それに砂漠だと?一体何がどうなってる…」

「…ん?コイツは…」

 

「…うぅ」

 

「…丁度いい、何が何だか分からんが、この身体の事なんかは頭に入ってきた。こいつの身体を貰うとするか」

 

そういい瀕死のユメの右腕に重なり、ユメの身体に入る。

そして丁度その瞬間、ホシノがユメを発見する。

 

「ユメ先輩!」

 

必死でユメに駆け寄るホシノ。

しかし当のユメは様子がおかしかった。

髪色は水色から所々に赤いメッシュが入った金髪になり、目付きが鋭くなっていた。

 

「ユメ先輩…?いや、お前は誰だ!」

 

そういい銃を構えるホシノ。

しかしユメは特に意に介さずに言う。

 

「ッチ、この身体…思ったよりも貧弱みたいだな」

 

「おい!無視しないで答えろ!」

 

「ッチ!さっきから煩い奴だな!何だ?この身体の奴の知り合いか?」

 

「その言い方…!やっぱりお前はユメ先輩じゃ無…!」

 

ゴゴゴゴゴ!

 

ホシノがユメに問い詰めようとしたその時、地面が揺れ、大きな地響きが轟く。

 

「!?この音は一体…!」

 

「ッチ、コレは…ビナーだな…!」

 

音と揺れは段々と大きくなり、砂の中から巨大な白い機械仕掛けの大蛇、ビナーが姿を表した。

 

「グアアア!」

 

ビナーが口からビームを放ち、爆発が起きる。

爆風で吹き飛ぶ2人、ホシノはまずビナーをどうにかしようと銃を構える。

 

「クソ!」

 

飛んできた無数のミサイルを何とか避けたが、またもやビームが飛んでくる。

避けるばかりで中々攻撃に転じれない。

 

「アイツ…使えるな」

 

そういいユメがホシノに近寄り、言う。

 

「お前、感心したぞ」

 

「は?」

 

「オレならアイツをどうにか出来る力を持ってる。だがこの身体で使っても焼け石に水だ、だがお前なら力を使ってヤツを倒せる」

 

「そんなの…グッ!」

 

そう話している内にもビナーの攻撃が2人を襲う。

 

「話している余裕は無い!力を使うか、使わないか!どっちか決めろ!」

 

そう言われ、攻撃を避けながら考えるホシノ。

 

(…アイツはユメ先輩の身体を乗っ取ってる。信用なんて全くできない。でも、このままコイツを相手にしてもいつかはこっちがやられる…!)

「…分かった!力を使う!」

 

「ふん、それでいい。ふん!」

 

そういい腕を元に戻してビナーに光弾を発射するユメ、ビナーは突然の攻撃に対応できず命中し、隙が出来る。

その隙にホシノへ近づくユメ。

そして腕から長方形っぽい石と赤、黄色、緑の三枚のメダルを出す。

そして石をホシノの腰に当てると石が光だし、オーズドライバーへ変化した。

 

「!?コレは?」

 

「さっきも言ったが、助かるにはヤツを倒すしか無い。メダルを三枚、ココに嵌めろ。それで力が手にはいる」

 

そういいオーズドライバーの三つの穴をを指し、三枚のメダルをホシノに渡す。

 

「…分かった。でも、アイツをどうにかしたらユメ先輩の事を聞かせてもらうぞ」

 

そういいメダルを嵌めるホシノ。

左のメダルを嵌めた時、そのままドライバーが傾く。

そしてユメがドライバーのベルト右側から丸い円盤の様なもの、オースキャナーを取り、ホシノに渡す。

 

「ふん…コレを使え」

 

ホシノは受け取ったオースキャナーをベルトにスライドさせるようにし、メダルをスキャンする。

そしてホシノの頭に1つの言葉が浮かび、それを口にする。

 

キン!キン!キン!

 

「…変身」

 

そういうとホシノの頭周り、胴回り、足周りにメダルが出現しする。

 

タカ!トラ!バッタ!

 

バ!

バ!

 

するとホシノの身体が変化し、三色の戦士、仮面ライダーオーズへ変身した。

 

「ふっ、期待通りだ」

 

「何?今の歌?タカトラバッタって…コレが!?」

「歌は気にするな!それはオーズ。どれ程の物かは…戦って見ればわかる」

 

「グアアア!」

 

そういい変身したホシノに向けてビームを放つ。

 

「!はぁ!」

 

ホシノはバッタレッグの力で高く跳び、ビナーのビームを避ける。

そしてそのままの勢いでビナーに近づきトラクローで攻撃する。

 

「やぁっ!」

 

「グアアア!?」

 

トラクローの斬撃でダメージを受けるビナー。

すると傷口から銀色のメダルが飛び散る。

しかし負けじとビナーも至近距離でビームを放とうとする。

 

「!?不味い…!」

 

「おい!左のメダルをこいつに変えろ!」

 

そういいホシノに目掛けて黄色のメダルを投げるユメ。

ホシノがそれをキャッチし、バッタのメダルと入れ替える。

 

キン!キン!キン!

 

タカ!トラ!チーター!

 

メダルを変えると下半身の色が変わる。

ホシノがビームを避けようと地を蹴ると、見た事のない速さで砂漠を駆け抜ける。

 

「!?これ、速い!?」

 

トラクローを使いブレーキをかけ、止まる。

 

「でもコレなら…!」

 

ホシノはチーターレッグの力でビナーの周りを高速で駆け回り、タカヘッドの視力で高速の中ビナーを捉え、トラクローで何度も斬撃を与える。

 

「グアアア!?」

 

高速で動き回るホシノを捉えることが出来ず、なすがままに攻撃を受けるビナー。

するとユメがホシノに言う。

 

「おい!メダルを元に戻してトドメをさせ!」

 

「はぁっ!」

 

チーターメダルをバッタメダルに戻し、再びタトバコンボに戻るホシノ。

そのままオースキャナーで再びメダルをスキャンする。

 

キン!キン!キン!

 

スキャニングチャージ!

 

「はあぁぁぁ…!はっ!」

 

バッタレッグを変化させ、高く飛び上がる。

すると空中に赤、青、黄色の輪っかが出現する。

 

「セイヤー!」

 

跳び上がったホシノが輪っかを潜る。

赤いタカの翼のオーラを纏いビナーに向けて蹴りを放つ。

 

「グアアア!?」

 

ドガーン!

 

大きな爆発が起こり、銀色のメダルに大量に飛び散り、辺りが砂が舞い上がる。

次第に砂煙が収まると、そこにはボロボロになったビナーがいた。

 

「!アイツ、まだ…!」

 

「グアアア!」

 

不利を悟ったビナーは再び砂の中に潜り、その場から姿を消す。

ビナーが居なくなった事を確認して、ホシノが変身を解除する。

 

「アイツは一体…?ってそうだユメ先輩!」

 

そういいユメの方へ走るホシノ。

しかしユメはビナーから飛び散ったメダルを回収していた。

 

「おい!アイツは居なくなった、ユメ先輩はどうなったんだ!」

 

「ッチ、落ち着け、まずはアビドス高校とやらに帰るぞ。ここじゃ落ち着いて話もできん」

 

「…逃げたら許しませんよ」

 

「はっ!誰が逃げるか」

 

丁度メダルを全て回収し終えたユメ。

そうしてアビドス高校に戻ってきた2人、するとホシノは再びユメを問いただし始める。

 

「それで、ユメ先輩は無事なのか?」

 

「あぁ、オレがこうしている間はな」

 

「どういう事だ…!」

 

そういい説明し始めるユメ。

 

「オレがコイツを見つけた時、既にコイツは瀕死だった。オレがこうしてコイツの身体に入ってなきゃ、コイツ、10分も持たないぞ」

 

「なっ!?」

 

「そしていい加減お前って呼ぶのをやめろ。オレの名は…アンクだ」

 

アンクはホシノにこの身体の名前を名乗る。

 

「…そんな、ユメ先輩が」

 

「っは!安心しろ、オレがこうやって」

 

アンクは冷蔵庫の中にあるアイスキャンディーを食べる。

 

「偶に食わせてやるからな」

 

「食わせてやるって…!その体はユメ先輩のだ!」

 

「だがこうしてオレが食わせてやらなけりゃコイツは死ぬ」

 

「お前…!」

 

ホシノがアンクに掴みかかろうとするが、アンクはそれを躱す。

 

「ふんっ、まぁいい。コレからはお前にも働いてもらうぞ」

 

「…どういう事だ?」

 

「アイツを攻撃した時に飛び散ったメダル、このセルメダルをお前には集めてもらう」

 

そういい腕からセルメダルを1枚出し、ホシノに見せる。

 

「何でそんなものを…」

 

「お前がそうして働けば、オレもコイツの身体が回復したら返してやる」

 

「…本当だな?」

 

その言葉に一瞬固まり、本当か聞き返すホシノ。

 

「あぁ、もちろんだ」

「…そうだな、コイツを手切れ金としてやる。どうせオレには必要ない」

 

そういい懐から緑色の手帳を取り出すアンク。

アンクはその手帳をホシノに投げる。

 

「!おい、投げるなよ!」

 

何とかキャッチするホシノ。

そしてホシノがその手帳を見ると、そこにはバナナの皮の中に独特な表情の鳥と、たのしいバナナとりと書かれていた。

 

「…これ、ユメ先輩の」

 

「お前が持っとけ、オレが持ってるよりもその方がいいだろ。詳しい事はまた明日話してやる、今日はもう帰ってろ」

 

「…分かった」

 

そういい手帳を持ち、ホシノは教室から退出する。

 

「…ッチ、何故だ…何故他のコアは全てあるのに、オレのコアだけが揃っていない…!」

 

そういい体内から色の着いたメダルを出すアンク。

しかし全てのメダルは色ずつにそれぞれ9枚あるのに対し、赤色のメダルだけが4枚しか無かった。

 

 

 

「ユメ先輩…」

 

家に着き、恐る恐る手帳の中を見るホシノ。

内容を見て、涙を流すホシノ。

 

「うっ、うぅぅ」

 

しばらく泣いた後、ホシノは言う。

 

「ユメ先輩はまだ死んだ訳じゃ無い。アイツ…アンクがユメ先輩を生かしてる」

「…なら、きっと先輩ならああしますよね」

 

そういい眠りにつくホシノ。

 

 

 

 

カウント ザ メダルズ!

現在仮面ライダーオーズが使用できるメダルは

 

タカ×2

クジャク×1

コンドル×1

 

クワガタ×3

カマキリ×3

バッタ×3

 

ライオン×3

トラ×3

チーター×3

 

シャチ×3

ウナギ×3

タコ×3

 

サイ×3

ゴリラ×3

ゾウ×3

 

コブラ×1

カメ×1

ワニ×1




最後まで読んでくれてありがとうございます!

このアンクは前世の記憶はありますが、感性とか諸々がグリードの体に引っ張られてます。
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