名解盗プリキュア!   作:おとともの

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名解盗プリキュア!あとがき

第13話の「嘘よ覆え」を見てから、嘘で覆う……探偵キャラ……とあれこれ考えていたら妄想が膨らんでいって、「あっ、今だったらプロットさえ作れば後はAIに出力してもらえばええやん!」というノリで始めたのですが、まあ思ったより楽ちんという感じではなかったというか。

 

変にクドい文章になったり、逆にこざっぱりしすぎたり、一定のクオリティで出力してもらうって事がなかなか難しくて、結局かなりの部分を自分で修正する事になってしまいました。それでも自分で全部イチから書くより100倍は楽ですけどね。

 

自分で書く時もそうですが、一度「この文章、なんか変じゃない?」って思い始めると何が正解なのか分からなくなってくるんですよね。……まあ小説の文章に正解も何もないと思うし、だからこそ難しいのだと思うのですが。

 

 

それ以外で大変だったのが、”名探偵”プリキュア!っていう作品の性質上、どうしても『事件内容』ってのを作る必要性があって、そこでかなり悩まされましたね……

 

AIをフル稼働させてアイディア出ししてもらいましたけど、多角的な視点やつじつま合わせが必要な謎解き事件をAIに考えてもらうのは流石に厳しくて、自分であれこれ頭を悩ませながら考える事になりました。

 

自分はこれをミステリーとは思ってないですし、そもそもミステリーとして作ってはいないですが、やっぱミステリーを考える人って凄いなあと思います。「あちらを立てればこちらが立たぬ」の繰り返しで、第15話?「完璧な推理のワナ!キュアミステイク!」なんかは全部出力し終わった後に大きな穴に気付いて背筋が凍り付きました。

 

それぞれの話も色々突っ込み所はあるかと思いますが、そもそもの「マコトジュエルが宿る物品をファントムが盗んで、あんなとみくるが推理で取り返す」っていう基本パターンが、成立させるハードルが高すぎるんですよね。

盗み出された後だとあんな達が出来る事がなくなっちゃうし、変装したファントムが隠し持ってるって状況だと手荷物検査したらそれで終わりになっちゃうし(原作でも手荷物検査したらその時点で解決だった事件がいくつかある)。

 

まあそういうパターンから外した内容にするためにゴウエモンっていうキャラもいる訳だし、探偵モノだからって別に謎解きミステリーである必要もない。

それに、そもそもこの小説って「嘘の力に名探偵プリキュアが飲まれる!」って所が描きたい部分なのに、事件内容のボリュームや文章量が多くなるのってどうなの?って自分でも思ってはいるんですが……

 

ただ、今回のコンセプトは「あんなとみくるの内の片方が嘘の力で”偽の探偵役”に変貌して事件を間違った方向に導き、相方が”真の探偵役”として嘘を暴く事で対決に持ち込めるようになる」っていうものなんで、構成のために謎解き要素と事件は必要ですし、

 

そして、悪堕ちストーリーのテーマ的にも、「真実への向かい合い方、探偵としての在り方を突きつけられた二人が、嘘の力に引き寄せられていってしまう」という部分が重要なので、ある程度は説得力のある謎っていうのがどうしても必要だったんですね。

 

 

一番内容に苦心したのが第17話?「名探偵の檻!再びミステイク!」で、第18話?「嘘と過ち、名解盗プリキュア誕生」もある点でかなり悩んでいたのですが、なかなかいいアイディアが浮かばず、う~んう~んと悩んで悶々としていた時に「あんなは母からタイムカプセル盗難事件について聞いていた」というアイディアを閃いて、全身に電流が走るような感覚を覚えました。

 

あんなとみくるの関係が実際の所どうなのか、ってのは分かりませんが、もし二人の関係がアレでソレだとすると、あんなに誤った情報を与えてしまい、絶望のきっかけになったのは……という、最悪の皮肉が完成する訳です。(どちらだとしても成立する内容にはしてあります)

 

そこの部分と、「名探偵プリキュアは本当の歴史には存在しない、歴史の嘘の存在であるために、ウソノワールの嘘との親和性が本質的に高かった」という設定や、「探偵としての自分に自信を失っていたみくるが、最初の依頼人、あんなとの約束だけは守ろうと誓った事が最後の引き金になってしまう」という展開とかは我ながら良く出来たな、と勝手に思っています。

 

 

アルカナシャドウとキュアエクレールについては、今分かってる範囲だと、結構設定は好みっぽいかな、と思ってますし、やりたいシチュエーションもあるので続きを書く(書くのはAIだが)かもしれませんが、事件内容を考えるのがマジできついんで、まあどうなるかは分からないですね。

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