ガンダムビルドファイターズ ダテ・ショウコの軌跡 作:わしのシアン
ガンプラ・バー〈サイド7〉には、変な常連が多い。
それはダテ・ショウコも知っている。
自分もたぶん、その変な常連の一人に数えられていることも、まあ、知っている。
けれど、その日の相手は、変さの種類が少し違っていた。
派手な仮面をつけているわけでもない。
世界の歪みを断ち切ると叫ぶわけでもない。
妙なハンドルネームを名乗るわけでもない。
ただ、作業着姿の中年男が、カウンターの隅で湯呑みを手にしていた。
足元にはガンプラケース。
中に収まっているのは、グフカスタムだった。
「タイマン台、空いてますよ」
店員が端末を見ながら言った。
前回、ぽんぽこ号を出撃枠だと言い続けた店員である。
声がもう、少し疲れている。
「タイマンですか」
「はい。参加費は前払い千円。勝ったら千五百円分の店舗ポイント。負けたらなしです」
「塗料代が増えるか、消えるか」
「そういう店です」
ショウコはキャリーケースを足元に置いた。
がら、ごろ、ごろり。
重い音が床を転がる。
キャリーケースの上には、タヌキのぬいぐるみのようなロボットが乗っていた。
ぽんぽこである。
ただし、今日は前足を振っていない。
「ぽんぽこ?」
「推奨機体、ゴーストファイターS」
「まだ何も言ってない」
「タイマン。相手、グフカスタム。市街地想定。推奨機体、ゴーストファイターS」
「先回りしすぎ」
ショウコは苦笑しながら、キャリーケースのロックを外した。
中にはいつもの小さな格納庫がある。
ストライク。
オルトスチールS。
ゴーストファイターS。
ライトニングブリッツS。
ぽんぽこ号。
そして、換装用ドレスルーム。
ぽんぽこが短い前足で、黒い機体を指した。
「ゴースト、勝率、高」
「わかってる」
「市街地、遮蔽戦、地上戦、射撃戦、格闘拒否。ゴースト、適性」
「わかってるって」
ショウコの指は、黒いゴーストファイターSではなく、青い機体へ向かった。
深い青。
黒と白の差し色。
細身だが華奢ではない、未完成の本命機。
ライトニングブリッツS。
そして、その背に接続する高速強襲外装、フォルテストラ。
「今日はブリッツS」
ぽんぽこが沈黙した。
それは、いつものぽんぽこにしては珍しい沈黙だった。
「……何か言いなさいよ」
「非推奨」
「言った」
「強く非推奨」
「強く言わないで」
「ドレスルーム、未展開。ぽんぽこ号、出撃不可。ぽんぽこ本体、観戦のみ。再換装、不可。外部冷却、不可。追加粒子供給、不可」
「うん」
「フォルテストラ、熱限界、短い」
「うん」
「慢心、検出」
「調整確認です」
「言い換え、検出」
「うるさい」
店員が横から控えめに言った。
「ショウコさん、ぽんぽこ号は出せませんよ」
「今日は出しません」
「ドレスルームも、設置物扱いになるので不可です」
「持ち込みません」
「珍しいですね」
「ええ。珍しく素直です」
ぽんぽこが小さく電子音を鳴らした。
「素直ではない。危険行為」
「ぽんぽこ、今日は辛口だね」
「辛口ではない。事実」
ショウコはライトニングブリッツSにフォルテストラを接続した。
左右に張り出した大型ユニット。
ミサイルポッドを兼ねた増設スラスター二基。
中央の高出力推進器。
もともと腰に備えた二基のスラスターと合わせ、推進器は五基。
フォルテストラを纏ったライトニングブリッツSは、鋭かった。
速く、青く、危うかった。
カウンター隅の中年男が、湯呑みを置いた。
「その青いのかい」
低いが、柔らかい声だった。
ショウコは振り向く。
「はい。ライトニングブリッツSフォルテストラです」
「えらく速そうだ」
「速いですよ」
「そりゃ困った」
そう言いながら、中年男はまったく困っていない顔で笑った。
店員が端末を操作する。
「では、登録します。お名前、本名登録のままでよろしいですか」
「ああ。隠すほどの名前でもないからなあ」
店員が端末を叩き、対戦エントリーが仮登録される。
モニターに、ファイター名と使用予定機体が並んだ。
ダテ・ショウコ/ライトニングブリッツSフォルテストラ。
サイヅ・ゲンゾウ/グフカスタム。
「……本名登録」
ショウコが呟いた。
ぽんぽこが、横で静かに言う。
「強者、傾向」
「偏見じゃない?」
「ハンドルネームで飾らない個体、危険」
「今日ずっと嫌なこと言うね」
『Please set your GP Base.』
システム音声が流れる。
いつもなら、ぽんぽこがそこで得意げに復唱する。
ぷりーせっちゃ、じーぴーべ。
だが、今日は言わなかった。
ショウコは少しだけ横を見る。
「……言わないの?」
「ぽんぽこ、非推奨戦闘、沈黙」
「そういう抗議の仕方ある?」
サイヅ・ゲンゾウは、グフカスタムをGPベースごと読み取り台へ置いた。
読み取り台の上で、青い装甲が鈍く光る。
モノアイ。
右腕にはヒート・ロッドと、追加された三連装三十五ミリガトリング砲。
左腕の六銃身七十五ミリのガトリング・シールド。
その裏側に収められたヒート・サーベル。
派手な改造は見えない。
ただ、各部のエッジと関節の渋みだけが異様に整っている。
古い機体なのに、古びていない。
工具で何度も調整された道具の顔だった。
ショウコも、ライトニングブリッツSフォルテストラをGPベースごと読み取り台へ置く。
『Beginning Plavsky particle dispersal.』
ぽんぽこは、それも復唱しなかった。
淡い粒子がGBS内部へ満ちていく。
『Field selected. Side 7.』
店名と同じフィールド。
サイド7。
コロニー外壁、市街ブロック、開けた射線と人工物の遮蔽が入り混じる、常連たちの定番フィールド。
前回は、ここでぽんぽこ号と一緒に戦った。
今日は違う。
ライトニングブリッツSフォルテストラが、サイド7の市街地上空へ降り立つ。
いや、降り立たない。
浮いている。
五基の推進器が低く唸り、青い機体を空中に留めていた。
対面にはグフカスタム。
地面に立っている。
ただ立っているだけなのに、重い。
「始めようか」
ゲンゾウが言った。
開始シグナル。
先に動いたのは、ショウコだった。
フォルテストラのスラスターが青白く光る。
ライトニングブリッツSが、一気に上を取った。
「一息に刈り取る……!」
照射型高出力ビームライフルが展開する。
フォルテストラ側のバッテリーから粒子が供給され、銃身の奥に緑の光が集まった。
放つ。
緑の濁流が、サイド7の道路を焼いた。
グフカスタムは、受けなかった。
右腕のヒート・ロッドが射出される。
アンカーヘッドがビル外壁へ食い込み、ワイヤーが巻き取られた。
グフカスタムの巨体が、横へ跳ねる。
照射は、半秒前までグフのいた道路を焼き続けた。
「外した、逃がさない」
ショウコは機体を追わせる。
緑の濁流で道路を塞ぐ。
ビルの谷間を焼く。
上へ逃げるならミサイル。
左右のミサイルポッドが開き、小型ミサイルが連なって飛ぶ。
爆発。
破片。
煙。
だが、グフカスタムはまたいない。
アンカーが次の壁へ刺さっている。
「速いなあ」
ゲンゾウの声が聞こえた。
「けど、速いもんは曲がる時に熱を食う」
「逃げながら言うことですか!」
「逃げとるんじゃない」
グフカスタムがビルの陰へ消える。
「お嬢さんが、追ってきとるだけだ」
ショウコは奥歯を噛む。
照射ライフルの銃口を下げ、角度を変える。
グフが隠れたビルの出口へ、緑の光を置く。
出てこない。
代わりに、三十五ミリのガトリングがビル陰から撒かれた。
ライトニングブリッツSの進路へ弾が散る。
当てる弾ではない。
スラスターを吹かせたい方向へ、吹かせないための弾だった。
「ちっ」
ショウコは上昇する。
その上昇に合わせて、グフカスタムが逆のビルへアンカーを打つ。
地上機のはずのグフが、市街地そのものを支点にして角度を変えていた。
飛んでいない。
だが、曲がる。
フォルテストラは速い。
けれど、その速さは、長く続けるには熱を持ちすぎる。
「フォルテストラ、熱上昇」
ぽんぽこの声が、観客席側から届いた。
「まだいける」
「非推奨」
「まだ!」
「ショウコ、追わされてる」
一瞬、ショウコの指が止まった。
その一瞬で、七十五ミリガトリングが火を吹いた。
ガトリング・シールド。
六つの銃口から吐き出された弾が、空中の進路を塞ぐ。
直撃はしない。
だが、ライトニングブリッツSは避けるためにさらにスラスターを吹かざるを得ない。
警告表示。
背部接続部、過熱。
「……っ!」
ショウコは照射ライフルを構え直す。
出力を上げる。
焼く。
逃げ道をなくす。
そのはずだった。
けれど、ゲンゾウはまた別の壁へアンカーを打っていた。
グフカスタムが市街地を滑る。
ガトリングで道を細め、アンカーで自分だけ抜ける。
緑の濁流は、サイド7の道路を焼く。
焼いているのに、届かない。
「フォルテストラ、限界接近」
ぽんぽこの声が、今度は少し硬い。
「わかってる!」
「強制パージ、準備」
「まだ終わってない!」
ショウコは、トランザムを起動した。
「ライトニングブリッツS、トランザム!」
青い機体が赤く染まる。
粒子の色が変わる。
推力が跳ねる。
すでに熱を持っていたフォルテストラが、さらに悲鳴を上げる。
ぽんぽこは復唱しない。
「ショウコ、非推奨」
「知ってる!」
ライトニングブリッツSが、赤い粒子を引いて突っ込む。
サイドスカートのビームサーベルが抜かれる。
最大出力。
緑の刃が、十倍の長さに伸びた。
ビルの角を削る。
道路の影を裂く。
グフカスタムの逃げ道を、横から断つ。
それでも、ゲンゾウはそこにいなかった。
ヒート・ロッドのアンカーが、また別の壁を噛んでいる。
グフカスタムの機体が半歩、いや、一機分だけ横へ消える。
最大出力のビームサーベルが、空を切った。
「なんで……!」
「長い刃は、根元を見ればいい」
ゲンゾウは、淡々と言った。
「振る前に、肩が教えてくれる」
ショウコは、二本目のサーベルを抜く。
赤い粒子。
緑の長大な刃。
青い機体。
その全てが、届かない。
グフカスタムは速くない。
だが、そこにいない。
サイド7の市街地が、ゲンゾウの手の中の工具箱みたいに使われている。
そして。
赤い粒子が途切れた。
トランザムの終わり。
ライトニングブリッツSの姿勢が、空中で沈む。
フォルテストラの推力も落ちる。
警告表示。
背部接続部、過熱。
フォルテストラ、出力低下。
照射ライフル、発射不能。
「強制パージ!」
ショウコが叫ぶ。
背部のロックが外れた。
左右の増設スラスターが火花を散らし、青い機体から剥がれ落ちる。
中央ユニットが外れ、照射ライフルの供給ラインが途切れた。
ライトニングブリッツSが軽くなる。
否、軽くなったのではない。
武器を失ったのだ。
「ドレスルーム、なし」
ぽんぽこが言った。
「……知ってる」
「再換装、不可」
「知ってるって」
ライトニングブリッツSが地面へ降りた。
フォルテストラを失っても、素体はまだ動く。
頭部バルカン。
ブレストバルカン。
サイドスカートビームサーベル。
左腕のシールドスタン。
まだやれる。
ショウコはそう思った。
ブレストバルカンが火を吹く。
大口径の弾が、近距離でグフカスタムの正面を叩く。
ビームサーベルへつなぐための射撃。
格闘の入り口をこじ開ける、ショウコの戦い方。
右腕のビームサーベルを振る。
その直前だった。
グフカスタムの右腕が上がる。
三十五ミリではない。
ヒート・ロッド。
アンカーヘッドが射出され、ライトニングブリッツSの右前腕へ突き刺さった。
「しまっ……!」
ショックパルス。
電流が、青い機体の右腕を走る。
振り上げかけたビームサーベルが、空中で固まった。
ロッドが巻き取られる。
グフカスタムが寄るのではない。
ライトニングブリッツSが、引きずり込まれる。
処刑台へ乗せられるみたいに。
ゲンゾウは、その時になって初めてヒート・サーベルを赤熱させた。
それまで鈍い鉄色だった刃が、赤く灯る。
振りかぶらない。
追いかけない。
ただ、巻き取られてくる軌道に置いた。
ライトニングブリッツSの右腕が、その刃へ吸い込まれる。
抵抗は、ほとんどなかった。
青い装甲が、熱で柔らかくなったもののように削り取られる。
右腕が、ビームサーベルごと落ちた。
切断面だけが、赤く焼けていた。
店内の誰かが、小さく息を呑む。
ショウコは止まらなかった。
右腕を失っても、左腕がある。
シールドスタンがある。
掴めば、電流を流せる。
流せば、爆破まで持っていける。
「まだ……!」
ライトニングブリッツSが片腕で踏み込む。
左腕のシールドが開く。
グフカスタムを噛もうとする。
ゲンゾウは、半歩下がった。
「徒手格闘かい?」
グフカスタムの右腕、三連装三十五ミリガトリング砲が火を吹く。
小口径の弾が、ライトニングブリッツSの足元を叩き、左肩を叩き、踏み込みを乱す。
「付き合わんよ」
グフカスタムの左腕が上がる。
ガトリング・シールド。
六つの銃口が、ライトニングブリッツSの胸部を向いた。
近い。
近すぎる。
けれど、そこはもうショウコの間合いではなかった。
ショウコの左腕が届くより早く、七十五ミリ弾が吐き出された。
青い胸部装甲が弾ける。
警告表示。
胸部損傷。
戦闘継続不能。
『Battle ended. Winner, サイヅ・ゲンゾウ』
GBSの光が薄れていく。
店内が静かになった。
ゲンゾウはグフカスタムを回収し、ヒート・サーベルの刃を指で軽くなぞった。
もちろん、熱はもうない。
「速かったなあ」
ゲンゾウは言った。
「でも、速いもんほど、止まる場所を選ばんといかん」
ショウコは、返事をしなかった。
ライトニングブリッツSを見ていた。
右腕が落ちている。
胸部装甲が砕けている。
背部接続部は焼け、フォルテストラは強制パージの衝撃で外装各部が歪んでいた。
前払いの千円は、戻らない。
勝利ポイントも、ない。
そして、修理がいる。
ぽんぽこがキャリーケースの上から、静かに言った。
「ショウコ」
「……なに」
「相手得意距離、侵入」
「……わかってる」
「危険距離、滞在時間、長すぎ」
「わかってるって」
「フォルテストラ、過熱。照射ライフル、発射不能。右腕、喪失。胸部、損傷。収支、赤字」
「最後の言わないで」
「推奨機体、ゴーストファイターS」
「それはもっと言わないで」
店員が、気まずそうに端末を確認した。
「ショウコさん、修理スペース……使います?」
「……使います」
「塗料と補強材、出します?」
「……お願いします」
「サイド7ポイント、足ります?」
ショウコは少しだけ沈黙した。
「前回の勝ち分が、消えます」
「お労しい」
「店員さんまで言うんですか」
「見てたので」
「見ないでほしかった」
ゲンゾウが湯呑みを持って立ち上がる。
「いい機体だよ、その青いの」
ショウコは顔を上げた。
「……負けたんですけど」
「負けても、いい機体はいい機体だ」
ゲンゾウは笑う。
「ただ、相手の仕事場に入る時は、気をつけた方がいい」
「仕事場」
「間合いとも言うな」
そう言って、作業着姿の中年男はカウンターへ戻っていった。
サイヅ・ゲンゾウ。
本名登録の変なおじさん。
グフカスタムで、青い稲妻を地面に縫いつけた男。
ショウコはライトニングブリッツSの右腕を拾い上げた。
切断面は、赤く焼けていた。
「……修理するよ」
ぽんぽこが、短い前足を上げる。
「ぽんぽこ、手伝う」
「今日は怒ってるんじゃなかったの」
「怒っている。手伝う」
「そっか」
「ぽんぽこ、重要」
「うん。重要だった」
ショウコは小さく息を吐いた。
ぽんぽこと一緒なら、青い稲妻でいられる。
そう思っていた。
けれど今日は、一人で飛んだ。
飛べると思った。
飛べた。
けれど、落ちる場所を決められなかった。
サイド7の奥で、また別のGBSが起動する音がした。
誰かが笑い、誰かが機体名を叫んでいる。
ここは公式競技場ではない。
公式競技場ではできない戦いが、ここではできる。
そして、公式競技場では味わえないような負け方も、ここではできる。
ショウコはライトニングブリッツSを修理トレーに置いた。
青いいなづまは、まだ稲妻になりきれない。
そのことを、右腕のない青い機体が、静かに教えていた。
第3話 登場武装簡易カタログ
ショウコの使ったガンプラ及び、対戦相手の使用ガンプラの元ネタを知らない方向けの補足です。
本文中で使用された武装と、その役割をまとめています。
ライトニングブリッツSフォルテストラ/ダテ・ショウコ
ライトニングブリッツSの高機動・高火力空戦パッケージ。照射ライフルとミサイルで逃げ道を焼く制圧力は高いが、熱管理と補給をぽんぽこ号に依存しており、単独運用では継戦能力に大きな不安がある。第3話では市街地を使うグフカスタムを追い切れず、トランザムで限界を早めた結果、強制パージに追い込まれた。
照射型高出力ビームライフル
フォルテストラ側の出力供給を前提とした高火力ビームライフル。広い射線を焼き、相手の退路を潰すための武装。フォルテストラを強制パージすると出力不足で使用不能になる。
バックパックミサイルポッド
フォルテストラの左右増設スラスターに内蔵されたミサイルポッド。照射ライフルと合わせて逃げ道を塞ぐために使われる。
サイドスカートビームサーベル×2(フォルテストラ装備中)
腰部左右に装備されたビームサーベル。トランザムによるリミッター解除で、最大出力での刃長延長が可能。第3話ではトランザム中に長大な刃を形成したが、ゲンゾウに肩の動きから軌道を読まれ、空振りさせられた。
トランザム
ライトニングブリッツSの一時的な高出力モード。第3話ではフォルテストラ装備中に使用され、速度と攻撃出力を引き上げた。だが、ぽんぽこ号とドレスルームによる冷却・補給がない状態での使用だったため、フォルテストラの熱負荷をさらに悪化させた。グフカスタムを押し切るための奥の手だったが、逃げ道を潰しきれず、強制パージ後の素体戦へ追い込まれる原因にもなった。
ライトニングブリッツS/ダテ・ショウコ
フォルテストラを失った後の素体状態。頭部バルカン、ブレストバルカン、ビームサーベル、シールドスタンを備え、近接戦そのものは可能。ただし第3話では空戦装備を失った直後に相手の得意距離へ入ってしまい、近接武装を振る前に右腕を拘束・切断され、最後は胸部を撃ち抜かれた。
ブレストバルカン×2
胸部に内蔵された大口径バルカン。近接戦で踏み込む際、ビームサーベルへのつなぎとして使われる。第3話ではフォルテストラを失った後、グフカスタムへの接近をこじ開けるために使用された。
シールドスタン
左腕のシールドに仕込まれた拘束武装。敵機を掴み、電流を流して行動を止める。第3話では発動前に距離を拒否された。
サイドスカートビームサーベル×2(素体状態)
素体状態での主近接武装。トランザムによる最大出力時は長大な刃を形成できるが、今回はトランザム解除後のため通常サイズのみの運用となった。武装としては近接戦に持ち込めば十分に機能するが、第3話ではフォルテストラ喪失直後の姿勢不利と間合いの悪さを突かれ、右腕で振る前にヒート・ロッドで拘束、右腕ごと切断された。
グフカスタム/サイヅ・ゲンゾウ
市街地戦と間合い管理に特化した実戦派のガンプラ。標準装備のガトリング・シールドに加え、右腕にも3連装35mmガトリング砲を追加しており、左右どちらを向けても牽制弾を撒けるのが非常に厄介。第3話ではヒート・ロッドで移動と拘束をこなし、ガトリングでライトニングブリッツSの進路を削り、フォルテストラの熱限界を引き出した。
ヒート・ロッド
右腕に装備されたアンカー式の電磁鞭。壁面へ打ち込んで自機の軌道変更に使うほか、敵機へ突き刺してショックパルスで動きを止める。第3話ではライトニングブリッツSの右腕を止め、巻き取りで処刑位置へ引き込んだ。
3連装35mmガトリング砲
右腕に追加装備された近距離牽制火器。火力そのものよりも、相手の踏み込みや回避方向を制限するための武装。第3話ではライトニングブリッツSにスラスターを吹かせ続け、フォルテストラの熱限界を早めた。終盤ではシールドスタンの成立を咎め、75mmガトリング掃射への布石にもなった。
ヒート・サーベル Type-DIII
ガトリング・シールドの裏側に収められたグフカスタムの実体剣。ゲンゾウは常時赤熱させず、必要な瞬間だけ熱を入れる。第3話ではヒート・ロッドで引き込んだライトニングブリッツSの右腕を削り取った。
シールド/ガトリング・シールド/6銃身75mmガトリング砲
左腕に装備された大型複合武装。盾として距離を拒否し、75mmガトリングで近距離の決定打を担う。第3話ではシールドスタンを狙うライトニングブリッツSの胸部へ突き付け、掃射して決着をつけた。