デュエル・マスターズ〜カジュアル勢の俺が引きだけでカードゲーム主義の世界を破壊しても良いんすか!?〜 作:社畜ヲタク
今回出てくるデッキはかなりクソデッキです
ですが個人的には好きなコンボですので新カードでどうにかならないかなぁ...とずっと思っているコンボです
青い結界が周囲を包み込み、因縁のデュエルが幕を開けた。先攻を取ったのは藤堂天音。
だが、最初に具体的な動きを見せたのは、後攻のコウだった。
〜2ターン目: 後攻 (コウ)〜
「俺のターン、ドロー! そしてマナチャージ。これでマナゾーンに光・水・自然の3色が揃った。2コストを支払い 《大集合! アカネ&アサギ&コハク》を召喚!!」
可愛い3人組のスノーフェアリーが場に出る。
「登場時効果により、山札の上から2枚を確認し、マナゾーンに置くか手札に加えられる。マナゾーンへ《アーテル・ゴルギーニ》を置く。そのままターンエンド!」
それを見た天音は、冷ややかな笑みを浮かべて鼻で笑った。
「あら、博打ロボの次は、ちゃんとした実用的なカードも使えるのね。少しは見直してあげようかしら?」
〜3ターン目: 先行 (天音)〜
「私のターン、ドロー。そしてマナチャージ。3コストを支払い、 呪文 《ギャラクシー・チャージャー》を発動! 効果により山札の上から3枚を表向きにするわ」
天音の洗練された手つきで捲られたのは
《星門の精霊アケルナル》
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》
《闘門の精霊ウェルキウス》
の3枚。
「3枚すべてエンジェル・コマンド。よって、すべて手札に加えるわ。そしてチャージャーの能力でマナゾーンへ」
完璧なリソース確保。天音の盤石なプレイングに、周囲のギャラリーからは 「さすが藤堂さんだ、無駄がない」「手札を整えながらマナ加速。流石だ」と称賛の声が漏れる。
少しターンは進み
〜5ターン目: 後攻 (コウ)〜
「俺のターン、ドロー! ...よし、ようやく来たか。5コストを支払い《強奪者 テラフォーム》を召喚しターンエンドだ!」
場に現れたのは、現代の環境ではまず使われることのない、異質な能力を持つクリーチャー。
天音はそれを見て、再び冷徹な視線をコウに投げかけた。
「そう...そんな使い道のない過去の遺物カードを引いて喜んじゃってるのね。でも、可哀想だけどもう終わりよ?」
〜6ターン目:先行 (天音)〜
「私のターン、ドロー! 貴方は私の築く鉄壁の壁を、決して乗り越えられない! 6コストを支払
い、最高峰の光呪文 《ヘブンズ・ゲート》を発動!!」
天音の背後に巨大な光の聖門が出現する。
「効果により、手札から《闘門の精霊ウェルキウ
ス》と《支配の精霊ペルフェクト》の2体を同時にバトルゾーンへ展開! さらにウェルキウスの効果でカードを1枚ドローし、そのまま手札から 《審議の精霊フォースオーダー》を場へ! フォースオーダーの効果で山札の上から2枚を確認し、そのうち1枚をシールド化するわ!」
一瞬にして並び立つ、巨大な輝きを放つブロッカーたちの軍勢。それは正しく、誰も突破できな
い「完全なる壁」そのものだった。
「この圧倒的なブロッカー陣を掻い潜り、尚且つ、私が仕込んだシールドをブレイクできるかしら?ターンエンドよ。無駄な足掻きはやめて、早く負けを認めなさ...」
「―――相手のターン終了時、手札にあるこのカードを発動!」
天音の言葉に被せるように、コウが鋭く宣言した。
「このターンクリーチャーが3体以上場に出た為、呪文《真気楼と誠偽感の決断》を発動! 効果は、カードを2枚引いて1枚捨てる効果。そして、墓地からシールドトリガーを持つカードを使用する効果を選択する!」
「なんですって!?」
天音の顔に驚愕が走る。
「2枚ドローし、手札から《ブレイン・スラッシュ》を墓地へ。そして墓地へ送ったその《ブレイ
ン・スラッシュ》を、決断の効果でそのまま発動する! 効果は墓地からの蘇生を選択! 墓地より蘇れ、《ケロディス三郎》!!」
不気味な笑みを浮かべ、巨大な禍々しい剣を携えた未知のクリーチャーがバトルゾーンに這い出て
くる。
「な、何よその不気味なクリーチャーは...!」
天音はそんなカードを見たことがなかった。
「処理終了。そのまま俺のターンをもらうよ」
〜6ターン目:後攻 (コウ)〜
「俺のターン、ドロー! マナチャージ! ―――よし、これで俺の勝ちだ!」
不敵に笑い、カードを2枚叩きつけた。
「5コストを支払い、《怪盗妖精カサブランカ》を召喚! 効果によりマナ加速!さらに5コストで、《宇宙タコンチュ》を召喚!」
「これで勝ち」という絶対の自信に満ちた言葉に、天音の額から冷や汗が流れる。
(ここから一体何が来るの!? 大量展開!? あの不気味なカエルみたいなカードの能力も意味が分からない...。でも、私の場には最強のブロッカー群がいるし、盾には天門もある。突破できるはずがないわ...!)
焦りを必死に抑え、冷静に盤面を計算しながら、天音は恐る恐るコウの次の一手を待った。
周囲のギャラリーも、息を呑んで2人のデュエルに釘付けになっている。
そして、高らかに宣言した。
「―――ターンエンドする!」
「はぁ!?!?」
あまりにも気の抜けた発言に、天音は思わずずっこけた。
「エンドですって!? 勝ちだとか何だとか大口を叩いておきながら、ただ並べただけで終わりなの!? なんなのよそれ! もういいわ、私のターンで完全に終わらせてあげる!!」
天音が怒りで顔を真っ赤にしながら叫んだ。
〜7ターン目:先行 (天音)〜
「私のターン、ドロー! そして――」
天音が手札からカードをプレイしようとした、その瞬間。
「ストップだ!」
コウが鋭く待ったをかけた。
「藤堂がドローした瞬間、俺の場にいる《強奪者
テラフォーム》の能力が発動する。相手がドローした分、俺は山札の上から1枚をマナ加速できる」
天音はフンと鼻で笑った。
「その程度のマナ加速で、この強固な布陣を前に何ができるって言のよ」
「そのまま効果を処理する。そして、カードがマナゾーンに置かれた時、真のコンボが起動する。 ―――『スペース・チャージ』 発動!」
聞き覚えのない効果名に、天音だけでなく、周囲のギャラリー全員が頭の上にハテナを浮かべた。
「《ケロディス三郎》のスペース・チャージ能力により、多色カードがマナに置かれた時、場にいるクリーチャー1体を破壊するか、バウンスするか、シールド送りにできる」
天音は眉をひそめつつも、毅然と言い放つ。
「1体だけ除去されたところで、私の絶対的な有利
は揺るがないわ」
「俺が選ぶのは――自分の場にいる《宇宙タコンチュ》だ。こいつを破壊する」
「自分のクリーチャーを!? 自殺行為だわ!」
「いや、タコンチュの置換効果が発動する」
コウは冷徹に天音を指差した。
「宇宙タコンチュが破壊される時、代わりに、藤堂、君がカードを5枚ドローしてくれ」
天音の山札(デッキ) 残り: 17枚→12枚。
未だに意図を理解していない天音は、不審に思いながらも強制効果でカードを5枚ドロー
した。 そこで静かに告げる。
「5枚ドローしたね? ドローしたなら、再び《強奪者 テラフォーム》の効果が発動する。君が5枚引いたから、俺は5マナ加速させてもらう」
天音はイライラを募らせて声を荒らげる。
「だから何なのよ! マナが増えるだけじゃない、それだけの能力で何が・・・・・・っ、あ・・・・・・!?」
その瞬間、天音の思考が凍りついた。
「気づいた? 5枚のカードが俺のマナゾーンに置かれた。つまり、 《ケロディス三郎》のスペース・チャージが、一気に5回発動する。対象はすべて、置換効果を持つタコンチュだ。さあ、1回目の破壊処理。5枚ドローしてくれ」
天音の山札残り: 12枚→7枚。
「う、嘘よ・・・・・・」
天音の声が小さく震え出す。
その動揺を容赦なく置き去りにし、淡々とコンボを継続する。
「2回目の破壊処理。タコンチュを破壊。さあ、君の最後の5枚だ。ドローしてくれ」
天音の山札残り:7枚→2枚
「や、ヤダ...」
無慈悲にコウは効果処理を行う
「3回目の破壊処理。タコンチュを破壊。さぁ全て引くといい」
天音の山札︰2枚→0枚
その瞬間、アリーナのデュエル台から無情な電子音が鳴り響き、ホログラムの画面に大きく「DECK OUT」、そして「WINNER: 高咲」 の文字が眩しく発光した。
シールドを1枚もブレイクすることなく、相手の山札を直接消し飛ばす完全なる一撃。
コウは清々しい笑みを浮かべ、右手を差し出した。
「対戦ありがとうございました!」
ちなみにテラフォーム、ケロディスよりも
ドローカードを増やし手札を整えた状態で相手ターン終了時に
ペテンシーやトリガーでアカイブを複数着地させる
↓
イカリノアブラをペテンシー効果で使用しタコンチュ着地
↓
アカイブ効果でタコを破壊し続けてLO
というコンボの方が現実的でもあります...