デュエル・マスターズ〜カジュアル勢の俺が引きだけでカードゲーム主義の世界を破壊しても良いんすか!?〜   作:社畜ヲタク

8 / 15
どうも。
今回出てくるデッキはかなりクソデッキです

ですが個人的には好きなコンボですので新カードでどうにかならないかなぁ...とずっと思っているコンボです


第8話︰シールドなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

青い結界が周囲を包み込み、因縁のデュエルが幕を開けた。先攻を取ったのは藤堂天音。

だが、最初に具体的な動きを見せたのは、後攻のコウだった。

 

〜2ターン目: 後攻 (コウ)〜

 

「俺のターン、ドロー! そしてマナチャージ。これでマナゾーンに光・水・自然の3色が揃った。2コストを支払い 《大集合! アカネ&アサギ&コハク》を召喚!!」

 

可愛い3人組のスノーフェアリーが場に出る。

 

「登場時効果により、山札の上から2枚を確認し、マナゾーンに置くか手札に加えられる。マナゾーンへ《アーテル・ゴルギーニ》を置く。そのままターンエンド!」

 

それを見た天音は、冷ややかな笑みを浮かべて鼻で笑った。

 

「あら、博打ロボの次は、ちゃんとした実用的なカードも使えるのね。少しは見直してあげようかしら?」

 

〜3ターン目: 先行 (天音)〜

 

「私のターン、ドロー。そしてマナチャージ。3コストを支払い、 呪文 《ギャラクシー・チャージャー》を発動! 効果により山札の上から3枚を表向きにするわ」

 

天音の洗練された手つきで捲られたのは

《星門の精霊アケルナル》

《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》

《闘門の精霊ウェルキウス》

の3枚。

 

「3枚すべてエンジェル・コマンド。よって、すべて手札に加えるわ。そしてチャージャーの能力でマナゾーンへ」

 

完璧なリソース確保。天音の盤石なプレイングに、周囲のギャラリーからは 「さすが藤堂さんだ、無駄がない」「手札を整えながらマナ加速。流石だ」と称賛の声が漏れる。

 

 

少しターンは進み

〜5ターン目: 後攻 (コウ)〜

 

「俺のターン、ドロー! ...よし、ようやく来たか。5コストを支払い《強奪者 テラフォーム》を召喚しターンエンドだ!」

 

場に現れたのは、現代の環境ではまず使われることのない、異質な能力を持つクリーチャー。

天音はそれを見て、再び冷徹な視線をコウに投げかけた。

 

「そう...そんな使い道のない過去の遺物カードを引いて喜んじゃってるのね。でも、可哀想だけどもう終わりよ?」

 

〜6ターン目:先行 (天音)〜

 

「私のターン、ドロー! 貴方は私の築く鉄壁の壁を、決して乗り越えられない! 6コストを支払

い、最高峰の光呪文 《ヘブンズ・ゲート》を発動!!」

 

天音の背後に巨大な光の聖門が出現する。

 

「効果により、手札から《闘門の精霊ウェルキウ

ス》と《支配の精霊ペルフェクト》の2体を同時にバトルゾーンへ展開! さらにウェルキウスの効果でカードを1枚ドローし、そのまま手札から 《審議の精霊フォースオーダー》を場へ! フォースオーダーの効果で山札の上から2枚を確認し、そのうち1枚をシールド化するわ!」

 

一瞬にして並び立つ、巨大な輝きを放つブロッカーたちの軍勢。それは正しく、誰も突破できな

い「完全なる壁」そのものだった。

 

「この圧倒的なブロッカー陣を掻い潜り、尚且つ、私が仕込んだシールドをブレイクできるかしら?ターンエンドよ。無駄な足掻きはやめて、早く負けを認めなさ...」

 

「―――相手のターン終了時、手札にあるこのカードを発動!」

 

天音の言葉に被せるように、コウが鋭く宣言した。

 

「このターンクリーチャーが3体以上場に出た為、呪文《真気楼と誠偽感の決断》を発動! 効果は、カードを2枚引いて1枚捨てる効果。そして、墓地からシールドトリガーを持つカードを使用する効果を選択する!」

 

「なんですって!?」

天音の顔に驚愕が走る。

 

「2枚ドローし、手札から《ブレイン・スラッシュ》を墓地へ。そして墓地へ送ったその《ブレイ

ン・スラッシュ》を、決断の効果でそのまま発動する! 効果は墓地からの蘇生を選択! 墓地より蘇れ、《ケロディス三郎》!!」

 

不気味な笑みを浮かべ、巨大な禍々しい剣を携えた未知のクリーチャーがバトルゾーンに這い出て

くる。

 

「な、何よその不気味なクリーチャーは...!」

天音はそんなカードを見たことがなかった。

 

「処理終了。そのまま俺のターンをもらうよ」

 

〜6ターン目:後攻 (コウ)〜

「俺のターン、ドロー! マナチャージ! ―――よし、これで俺の勝ちだ!」

 

不敵に笑い、カードを2枚叩きつけた。

「5コストを支払い、《怪盗妖精カサブランカ》を召喚! 効果によりマナ加速!さらに5コストで、《宇宙タコンチュ》を召喚!」

 

「これで勝ち」という絶対の自信に満ちた言葉に、天音の額から冷や汗が流れる。

 

(ここから一体何が来るの!? 大量展開!? あの不気味なカエルみたいなカードの能力も意味が分からない...。でも、私の場には最強のブロッカー群がいるし、盾には天門もある。突破できるはずがないわ...!)

 

焦りを必死に抑え、冷静に盤面を計算しながら、天音は恐る恐るコウの次の一手を待った。

 

周囲のギャラリーも、息を呑んで2人のデュエルに釘付けになっている。

 

そして、高らかに宣言した。

 

 

 

「―――ターンエンドする!」

 

 

 

「はぁ!?!?」

 

あまりにも気の抜けた発言に、天音は思わずずっこけた。

 

「エンドですって!? 勝ちだとか何だとか大口を叩いておきながら、ただ並べただけで終わりなの!? なんなのよそれ! もういいわ、私のターンで完全に終わらせてあげる!!」

 

天音が怒りで顔を真っ赤にしながら叫んだ。

 

〜7ターン目:先行 (天音)〜

「私のターン、ドロー! そして――」

 

天音が手札からカードをプレイしようとした、その瞬間。

 

「ストップだ!」

コウが鋭く待ったをかけた。

 

「藤堂がドローした瞬間、俺の場にいる《強奪者

テラフォーム》の能力が発動する。相手がドローした分、俺は山札の上から1枚をマナ加速できる」

 

天音はフンと鼻で笑った。

「その程度のマナ加速で、この強固な布陣を前に何ができるって言のよ」

 

「そのまま効果を処理する。そして、カードがマナゾーンに置かれた時、真のコンボが起動する。 ―――『スペース・チャージ』 発動!」

 

聞き覚えのない効果名に、天音だけでなく、周囲のギャラリー全員が頭の上にハテナを浮かべた。

 

「《ケロディス三郎》のスペース・チャージ能力により、多色カードがマナに置かれた時、場にいるクリーチャー1体を破壊するか、バウンスするか、シールド送りにできる」

 

天音は眉をひそめつつも、毅然と言い放つ。

 

「1体だけ除去されたところで、私の絶対的な有利

は揺るがないわ」

 

「俺が選ぶのは――自分の場にいる《宇宙タコンチュ》だ。こいつを破壊する」

 

「自分のクリーチャーを!? 自殺行為だわ!」

 

「いや、タコンチュの置換効果が発動する」

コウは冷徹に天音を指差した。

 

「宇宙タコンチュが破壊される時、代わりに、藤堂、君がカードを5枚ドローしてくれ」

 

天音の山札(デッキ) 残り: 17枚→12枚。

 

未だに意図を理解していない天音は、不審に思いながらも強制効果でカードを5枚ドロー

した。 そこで静かに告げる。

 

「5枚ドローしたね? ドローしたなら、再び《強奪者 テラフォーム》の効果が発動する。君が5枚引いたから、俺は5マナ加速させてもらう」

 

天音はイライラを募らせて声を荒らげる。

「だから何なのよ! マナが増えるだけじゃない、それだけの能力で何が・・・・・・っ、あ・・・・・・!?」

 

その瞬間、天音の思考が凍りついた。

 

「気づいた? 5枚のカードが俺のマナゾーンに置かれた。つまり、 《ケロディス三郎》のスペース・チャージが、一気に5回発動する。対象はすべて、置換効果を持つタコンチュだ。さあ、1回目の破壊処理。5枚ドローしてくれ」

 

天音の山札残り: 12枚→7枚。

「う、嘘よ・・・・・・」

天音の声が小さく震え出す。

 

その動揺を容赦なく置き去りにし、淡々とコンボを継続する。

 

「2回目の破壊処理。タコンチュを破壊。さあ、君の最後の5枚だ。ドローしてくれ」

 

天音の山札残り:7枚→2枚

「や、ヤダ...」

 

無慈悲にコウは効果処理を行う

「3回目の破壊処理。タコンチュを破壊。さぁ全て引くといい」

 

天音の山札︰2枚→0枚

 

その瞬間、アリーナのデュエル台から無情な電子音が鳴り響き、ホログラムの画面に大きく「DECK OUT」、そして「WINNER: 高咲」 の文字が眩しく発光した。

 

シールドを1枚もブレイクすることなく、相手の山札を直接消し飛ばす完全なる一撃。

 

コウは清々しい笑みを浮かべ、右手を差し出した。

 

「対戦ありがとうございました!」




ちなみにテラフォーム、ケロディスよりも

ドローカードを増やし手札を整えた状態で相手ターン終了時に
ペテンシーやトリガーでアカイブを複数着地させる

イカリノアブラをペテンシー効果で使用しタコンチュ着地

アカイブ効果でタコを破壊し続けてLO

というコンボの方が現実的でもあります...
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。