なんとオニキスの体内にすいせいとみこちの幼馴染がいた。
果たしてどうなる———
■そら視点
オニキス「さぁ......どうする?俺を倒すか?」
あいつは余裕で笑っている。怒りが湧いてくる。でも倒せない。野放しにすることもできない。
「今あなたをここで捕える。」
ロボ子さん「これ以上被害を出させない...!」
オニキス「そう来るか。ならばシャドウの相手でもしてろ。」
彼はそういうと同時に霧になって消え,大人しく待っていた大蛇が動き出した。
すいちゃんとみこちは微動だにしない。今の二人を戦わせるのも無理だろう。
ロボ子さんが大蛇に向かっている間に,レインボーソウルをホロフォンにいれてパワーアップする。
そして大蛇を倒しにかかる。だがこれをどうやって倒せばいいかわからない。
みこちならビームを使えたかもしれないが...
「ロボ子さん!ビーム撃てる?」
ロボ子さん「わかった。15秒ぐらい貯めれば一撃でやれると思う。」
「OK...その間に倒せれば一番いいんだけど...」
虹色のオーラを纏って刀から斬撃を飛ばす。大蛇には傷一つつかない。今までのとは格が違う。
でも15秒は稼げた。ロボ子さんの後ろに下がってビームを撃ってもらう。
ビームを受けながら大蛇は悲鳴をあげている。数十秒後にロボ子さんのビームが止むと,
大蛇は苦しみながら少しづつ消えていく。
今はとにかく二人のところへ———
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えーちゃんにバンを出してもらって桜神社へ向かう。
みこちとすいちゃんはほぼ放心状態だった。ロボ子さんは現場に残ってのどかさんとなにか話していたけど...私はオニキスの今までの行動を思い出していた。何かが引っかかっていた。
そして一つの疑問が残った。
人の命がかかっている脅しがこっちに効くとわかっているなら...なんでロボ子さんと戦ったときには言わなかったのか...?すいちゃんの知り合いだから脅したのだとしても,これを言っていればオニキスが追い詰められることは減っていたはずだ。今の今まで引っ張ったのはなにか理由がある。
おそらくこちらにフブキさんを助ける余地は残っている。あとでロボ子さんに話を———
そんなことを考えていると,突如隣———運転席のえーちゃんが口を開いた。
友人A「...そういえば,すいせいさんのお姉さんに会いましたよ。」
「え?...ああ,そういえば近くだったんだよね。無事だった?」
友人A「ギリギリセーフでした。あ、信号が...」
「ギリギリセーフ...ゾーリ魔?」
信号にギリギリで引っかかったえーちゃんの独り言をスルーしつつ,話を続ける。
友人A「ええ。すいせいさんの話になって...結構心配されてましたよ。あ、歩行者いるなぁ...」
えーちゃんのその言葉に,ようやくすいちゃんが口を開いた。
すいせい「...私,帰国してから連絡しなかったんだ。」
「え?」
すいせい「どこかで私の帰国の話を掴んで探しに来たんだと思う。みこちが神社の手伝いをしてる話をお姉ちゃんにしたならここに来るのは難しくない。」
みこ「...みこ...場所までは言ってない...」
すいせい「え?......じゃあなんでだろ...」
そんな会話をしていると,桜神社にたどり着いた。
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ロボ子さん「やっぱり本人の言う通り中に人間がいるよね...」
のどか「数値的には中に取り込まれている人にも意識があるかもしれません。」
のどかちゃんの乗ってきたバンを止めて,二人で話をする。今日のどかちゃんに使ってもらった装置でオニキスをかなり分析できた。
結果としては,中にいる人間は闇でオニキスに乗っ取られている。
ただ闇とは違うエネルギーの動き的に,そのフブキという人はホロメンの素質がある可能性がある。
その素質で,中でわずかに耐えているかもしれない———ということだった。
しかし,無傷でオニキスから引き剥がすことはできない。あいつの言う通り死にかねない...
「これってみこちのビームで浄化してもだめかな?」
のどか「多分厳しいと思います。中の方を生きたまま引き剥がすとなると...ホロメン5人分ぐらいの力を完全に一致させる必要があるかと...」
「そうなると......新しくソウルと武器を作れば———」
どうにかならないかとのどかちゃんと話をしていると,そらちゃんから電話がかかってきた。
ホロフォンを車に接続し,スピーカーで応対する。
そら『もしもし。ロボ子さん?ちょっといい?』
「どうしたの?」
そら『オニキスって,なんで今更になって中に人間がいるって言ってきたんだろうって思って。』
「それってすいちゃんがいるからじゃないの?」
そら『ロボ子さんと本部の一件で私達が人間を守りたいことはわかってたはずだった。それなのに人間が体内にいるってカードを切らなかった。』
「確かに...」
ボクと本部で対峙したときにそのことを言っていれば...こちらはオニキスに攻撃できなかった。
ならばなぜ———?
そら『ここまで明かさなかったのは,なにかリスクがあるからじゃないかな?』
「そういうことか———ボクももう一回データを見返すよ。」
そら『ありがとう。あっ,ごめんもう切るね!』
そういってそらちゃんは電話を切ってしまった。そらちゃんの意見とデータを交互に頭の中で繰り返し,その場で思いついた案をのどかちゃんと議論して行くのだった。
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■そら視点
「...ここです。」
オニキスと戦った2日後。私はすいちゃんのお姉さんとカフェで話をしていた。
本当はあの日会う予定だったが,さすがにあの日のすいちゃんをお姉さんには会わせられなさそうだったので,今日に日付を変えてもらった。
姉街「...妹は...元気ですか?」
「え?」
お姉さんがすこし俯きながらそういった。正直今はあまり元気ではないだろう。
「...いつも元気な方ですよ!...私もまだ一週間ほどの付き合いですけど...」
姉街「...それなら良かった。でももうひとつ聞いていいですか?」
「なんですか?」
姉街「......妹は...今何をしているんですか?...怪物を倒すような人と関わりがあるようでしたし...」
...そういえば,えーちゃんと遭遇したと言っていた。しかもゾーリ魔がいるときに...
「怪物...って?」
姉街「ワカメみたいな頭をしたやつです......本当に知りませんか?」
隠そうとしてみたんだが,どうやら顔に出てしまったらしく更に追求されてしまった。
「いや...その...」
姉街「やっぱり何か知ってるんじゃ...!」
そんな会話をしていると,近くでスタンバっていたえーちゃんが私達のいるテーブルに来た。
姉街「あ、おとといの...」
友人A「その話はここじゃできません。そら、桜神社に移動しよう。」
そうしてわたしたちは,予定よりも早く桜神社に移動することになったのだった。