■そら視点
AZKiちゃんが来てから3日。特にゾーリ魔が現れることもなく,みんなで和気あいあいと
桜神社で過ごしていた。私は在宅の仕事があるんだけどね...
ロボ子さん「...むむむ...完成しないなぁ...」
「やっぱり難しい?」
そして今はロボ子さんと二人でお茶を飲みながら話をしている。他のみんなは買い物。
会話の話題は...Zソウル...あの真っ白なソウルについて。
ロボ子さん「データも不足してるんだけど...やっぱりエネルギーが足りない。」
「エネルギー...」
ロボ子さん「ホロメン5人分...と同じぐらいの力を一つのソウルに込める必要があって...」
「じゃあ全員でオニキスを同時に...」
ロボ子さん「全員のタイミングを完全に同時に合わせるのは難しいよ...」
万事休すか...と思っていると,ホロフォンのアラートがなり,私達二人は現場に向かった。
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■すいせい視点
みこ「いっぱい買ったねぇ〜」
AZKi「そらちゃんたちのお土産も買ったし!早く帰ろー!」
みこちとAZKiちゃんと一緒に買い物をした帰り道。たくさん袋をもって歩いていると,
何やら様子のおかしい人が前にいた。苦しそうな素振りをしている。
「...あの人,大丈夫かな?」
みこ「なんかくるしそーだね...」
そんなことを言っていると,その人の胸元から黒い光が溢れ出し...カンブリ魔に変化した。
AZKi「何あれ...!?」
しかも周囲にゾーリ魔も現れだした。一体何がどうなって———
そら「みんな!」
そらちゃんとロボ子さんがやって来た。おそらくアラートを聞いて駆けつけたんだろうな...
ロボ子さん「早く止めよ———」
みこ「あのカンブリ魔,人から変身した。」
ロボ子さん「えっ!?」
そういうと,ロボ子さんはカンブリ魔を見ながら目を光らせている。おそらく分析しているのだろう
「でもこのまま止めなきゃ被害が出る。」
そら「———みんな、行こう。」
そういって全員ホロメンソウルを取り出す。ロボ子さん以外はだけど...
「「「「ホロメンソウル!セット!」」」」「システムスタンバイ!」
「「「「「レッツ!!!ライブオン!!!」」」」」
全員が変身してゾーリ魔に向かっていく。ロボ子さんはその場に留まってゾーリ魔を注視...
しようとしたのだが———
カンブリ魔が地面に棍棒を叩き付け,コンクリがひび割れる。
それと同時に周囲のゾーリ魔が霧になってカンブリ魔に吸い込まれていく。
「あれは...仲間を吸い込んでパワーアップしてる?」
ロボ子さん「どうやら正解みたいだよ...すごいエネルギー...!!!」
カンブリ魔がみこちの方へ向かっていく。とにかくみこちを守らなきゃ...!
みこ「こっち来んな!みこちゃんビーム!」
「だめだ!」
みこちがビームを打つ前にカンブリ魔の前に立ちはだかり,棍棒を斧で受け止める。
「...こいつを倒した場合...中に入ってる人がどうなるか...わからない以上は...!」
棍棒が前に戦った個体よりかなり重い。戦うたびにパワーアップしている...?
とにかく倒すわけにはいかないので,斧で棍棒を押し返してそのままカンブリ魔ごと数メートル後退させる。ロボ子さんの分析が終わるまでは時間を稼ぐ...!
AZKi「武器だけでも...!」
AZKiちゃんがカンブリ魔に向かっていく。カンブリ魔が棍棒を振りかぶるまえに両断してしまった。あのマイク剣...どういう切れ味してるんだ...
ロボ子さん「みんな!!!あいつはそのまま倒せる!気にしなくていい!」
分析の終わったロボ子さんの声と共に,五人でカンブリ魔に向かっていくのだった。
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■そら視点
「はぁぁぁぁああ!!」
武器を失ったカンブリ魔を刀で斬りつけていく。でもなんで人がカンブリ魔に...?
カンブリ魔の拳を避けて後ろに下がる。それと同時に後ろからすいちゃんが出てきて斧で
攻撃する。斧にはピンク色のオーラ...多分みこちの力かな...
ロボ子さん「二人同時キックなら多分確実に倒せるはず!みこちとそらちゃんで!」
ロボ子さんはマンタンガンをカンブリ魔に向けて連射する。カンブリ魔はそれで
なかなか動けない。だったら今のうちに...
「みこち!一緒に!」
みこ「おっけー!」
「レインボーソウル!」
みこ「エリートソウル!」
「「セット!」」
みこちと二人でパワーアップ変身をする。この姿で決める!!!
ロボ子さんやあずきちがカンブリ魔の身動きを封じているうちにエネルギーを貯め,飛び上がる。
二人同時キックで—————————
すいせい「私もやる...」
そういってすいちゃんはマンタンガンを取り出し,知らないソウルをセットする。
「「そらみこキーック!!!」」
すいせい「マンタンガン!スターショット!」
私達のダブルキックが当たると同時に,すいちゃんの銃撃があたり...動かなくなった。
とりあえずカンブリ魔から離れると,徐々にカンブリ魔の体が霧になっていき...
中から人が出てきた...と同時に何かがその人から飛び出した。
近づいていってそれを拾うと,黒いホロメンソウルのようなものだった。
「これって...ホロメンソウル...?」
ロボ子さん「まさか...そんなはず...!?」
みこ「倒れてる人が先でしょ!」
そういってみこちとあずきちは倒れている人に駆け寄っている。
すいせい「えーちゃんに連絡しよう。COVER支部までその人を連れてく。」
そういってすいちゃんが連絡を入れ,えーちゃんの車で倒れた人を連れて行くのだった。
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■ロボ子さん視点
「えーちゃん。状態は?」
友人A「なんの問題もありませんでした。意識こそありませんが,明日にでも目を覚ますかと。」
AZKi「よかったぁ...」
COVER支部の会議室で全員集まって話をする。カンブリ魔になった人は無事だったけど...
みこ「なんで人がカンブリ魔に...?」
すいせい「多分オニキスの仕業だろうね。自分と同じように...」
全員で推測をしていると,そらちゃんが言いづらそうに口を開いた。
そら「...一度オニキスと一対一で話をしたときがある。」
みこ「えっ!?」
すいせい「...なんで言わなかったの!?」
そういってすいちゃんが大きい声を出した。まぁ幼馴染の件もあるし無理はないけど...
「ボクが口止めした。」
みこ「...え?」
「内容が内容だっただけにみこちとすいちゃんに話すべきじゃないと思った。」
オニキスの一件で二人は幼馴染を取り返す方法を考えていた。そこに余計な心配をさせたくなかった。
そら「...オニキスは,人間をシャドウの核にできるって言ってた。」
すいせい「...フブさんと同じような状態にできるってことか...!」
そう言ってすいちゃんは机を叩いた。空気がすこしピリつく中,のどかちゃんが部屋に入ってきた。
のどか「...皆さん大丈夫ですか?」
お茶を6つお盆に乗せて持ってきてくれた。私達全員分———
とりあえずみんなでお茶を飲んで落ち着く。こんなときにピリついてもしょうがない...
すいせい「気になるのは...シャドウじゃなくてカンブリ魔だったのと...あのホロメンソウル...」
ロボ子さん「あれを分析した結果,私達と違って闇の力がこもってた。」
マンタンガンやCOVER支部の機械を使って調べた結果,そもそもCOVER製ですらなかった。
恐らくはオニキスが私達のものを真似して作っただけのまがい物...
それがあれだった。
ロボ子さん「...でも,あの状態なら私達の力で元に戻せる。戦うことは限らない。」
すいせい「そうだね。」
そう言って私達はこの件をここまでにした。
このときもっと警戒していればよかったのかもしれない—————————